-のちにブレイクする英国俳優があれこれと-
2001年 米/英 HBO/BBC

日本での初放映はWOWOWだったこの戦争ドラマ。「ROME」などに先駆けて、アメリカのHBOと英国BBCがタッグを組んで制作した大予算投入のミニ・シリーズである。これが日本で初放映される少し前にWOWOWを解約していた事もあり、今年まで未見だった。何せワタシはスピ・アレルギーがある上に、特に好きな俳優が出ているわけでもない戦争ものの群像劇を観たい気分でもなかった、というのもある。でも、今振り返ってみると、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、トム・ハーディ等、そののちにブレイクしたUKの若手俳優がちょい役であちこちに出ていて、意外に「バンド・オブ・ブラザース組」って多いのである。彼らがどこにどんな風に出てくるのかをチェックするという興味もあって、イマジカの一挙放映を録画してみた。
-2011年はゴスリング・イヤー-
2011年 米 グレン・フィカーラ監督

昨年までは全くノーマークだったので気づかなかったが、2011年は
ライアン・ゴスリングの当り年だったようだ。出演した映画は主演も脇もみな話題作だった。今年になってから日本で封切られた「ドライヴ」を観て、お!と思ったところで、同時期に公開されていた「スーパーチューズデー」も観た。そんなわけで、ついでのことに、彼の2011年度の快進撃の一翼を担うこのコメディも一応観ておこうか、ということでDVD観賞。ゴスリングは6パックの腹筋を持つ遊び人のイケメン役もスムーズにこなしていた。…それにしても、いつの間にこうもイケメンになっていたもんだろうか。さっぱり気がつかなかった。基本的には好みのタイプではないのだけれども、とにもかくにも勢いに乗っている人の華がある。
-俺の手は汚れている-
2011年 米 ニコラス・ウィンディング・レフン監督

なんとなく公開終了前にもう一度ぐらい見ておこうかと、先日、「ドライヴ」を再見した。
今回は話の流れはもう分かっているので、前回見て好ましく感じたシーンなどをじっくりと観賞。再見して耳に残ったのは、効果的で印象深い音楽だった。オープニングに流れる"Nightcall"や、アイリーンとベニシオを乗せて寄り道するシーンの背後に流れる"A Real Hero"、亭主の出所パーティ・シーンで流れる"Under Your Spell"、そしてひときわ印象的な使われ方をしていた"Oh My Love "など、折々スローモーションになる映像とあいまって、忘れ難いBGMの数々が映画を引き立てていた。
-新旧ないまぜキャストが興味深い-
2009年〜 米 USAネットワーク

異色医者ドラマとして「Dr.HOUSE」の対抗馬と言われているこのシリーズ。現在WOWOWでシーズン3が放送されているらしいが、ワタシはビデオ・オンデマンドでシーズン1を観た。このドラマの存在をさっぱり知らなかったし、他に観たいものがない時になんとなく観てみたら、意外に面白かった。
-そして観客も裏切られた-
英・仏・独 トーマス・アルフレッドソン監督

これが映画化される事を知ったのは一昨年の夏だったか秋だったかで、トム・ハーディがマイケル・ファスベンダー降板のあとを受けて出演することになったというニュースを見た時だったと思う。原作はジョン・ル・カレの有名なスパイ小説だが読んだ事はなかったのを、昨年秋、本国イギリスで本作が封切られたところで興味が湧き、読んでみたのだった(
原作のレビューはこちら)。そんなこんなで随分前から封切りを待っていた本作がいよいよ日本でも封切られたので、珍しくも初日にお馴染みの日比谷シャンテで観賞してきた。
(これから観る方が多いでしょうけど、観賞前には本文を読まない事をお薦めします(笑))
-理想を失って怪物が生まれる-
2011年 米 ジョージ・クルーニー監督

実は先週これを観るつもりだったのだけど、ふとした出来心で「アーティスト」を観に行ってしまったので、今週はわき見をせずに大統領選の裏側を見物する事にした。
今回は久々の大劇場で、大スクリーンでの観賞。視線を左右に動かさないと画面が目に入りきらない程の距離で映画を見たのはかなり久しぶりの事だけど、「映画館で見ている」という気分としては満点だった。シネコンの中でも小さなシアターだったりすると家で観てるのと大差なかったりするものね。
-運命の逆転-
2007年 米 グレゴリー・ホブリット監督

アンソニー・ホプキンスと
ライアン・ゴスリングががっぷり4つに組んだ日本未公開のクライム・サスペンス。けっこう面白いのに何故日本で公開されなかったのかは不明だが、今のところDVDも日本では出ていないので、ツタヤにもない本作。では何故ワタシが観られたのかというと、契約しているビデオ・オンデマンド・サービスのサスペンス・カテゴリーに入っていたから。最近、未公開作品で、DVDも日本では出ていないという作品がちらほらと入ってくるようになり、少し前までジェイクの「Rendition」も「国家誘拐」というタイトルで入っていた(これは数年前に海外版のDVDを入手しているのだけれど)。未公開作品の掘り出しなどが入ってくるようになるとビデオ・オンデマンド・サービスの付加価値も増すというもの。昨今ゴスリングへの興味が増している折柄、タイムリーだった。
-原点回帰か、ノスタルジアか-
2011 仏 ミシェル・アザナヴィシウス監督

ワタシは賞を獲った映画は必ず観に行くというタイプではないし、これは、やたらにあっちこっちで賞を獲っているのだけど、予告編を観る限りは格別惹き付けられるものもなさそうに感じていたので、基本的にはスルーしようと思っていた。けれど、21世紀に撮られた無声映画という事で何となく気になり始め、もしかするとチャップリンの「街の灯」のラストでじんわりと感じるようなあの感触を、2011年に制作された映画で味わえるかもしれないなら味わってみたい、と思えてきたので、予定を変更して観てみることにした。