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ケネディ駐日米国大使の着任

-ケネディ王朝の悲劇は終止符を打つか-



今年の春さきから、オバマさんは新しい駐日大使にケネディ女史を指名するのでは、と取り沙汰されてきたけれど、それが実現して、このほどキャロライン・ケネディ女史が駐日米国大使として、日本の土を踏まれましたわね。やはり、あのケネディ大統領の忘れ形見の娘さんが50代になって、大使として日本に駐在されるという事は、歴史の一部としてしかケネディ大統領を知らないワタクシにも、なにやら感慨深い出来事でした。

写真やニュースフィルムで見るキャロライン女史は、お母さんのジャクリーヌ・ケネディによく似た面差しですね。四角い顔の輪郭とか、両目がちょっと離れている感じとか。体型も痩せ型の長身で、お母さん似の娘さんなのだねー、と思いました。


若い頃はあまり似ていなかったようだけれど…


年を取ってから母親に似てきた感じのキャロライン女史(左)

彼女は父、母、弟と較べて、地に足が着いているというか、これまでさほど派手にマスコミに取り沙汰されることもなく、堅実に歩んできた人、というイメージがあります。10歳にも満たない頃に、突如あんな形で父親を奪われ、その後は、あの毀誉褒貶の激しいセレブの母親に、とにもかくにも守られて成長。その間にも一族の悲劇は幾度か繰り返されたものの、それらが過去の話になった頃、波乱万丈の母、ジャクリーンは64歳で静かに病死。


世界一有名でドラマティックなパパと


その後の1999年、モテモテのハンサムマンで、女好きの性癖も父親から譲り受けた弟のジョン・F・ケネディJrは、そろそろ政界に打って出るのでは、と取り沙汰されている中、38歳で自ら操縦する小型飛行機の墜落事故により妻とともに死亡。暫く忘れられていた「ケネディ家の悲劇」が、人々の脳裏に甦ることになりました。「空中ブランコ乗り」のような無鉄砲さも父親譲りだったのか、ジョン・ジョン。とにもかくにも、セレブとしての華やかさやオーラは両親譲りで、しかもオヤジさんよりずっとハンサムマンだっただけに、40前での死が惜しまれるケネディ・ジュニアでした。


早世が惜しまれるハンサムマン JFKジュニア

暗殺された父、病死した母、事故死した弟…それぞれ、派手で華やかな存在感を持った3人の親族を次々に見送ってきたキャロライン女史。彼女はジョン・F・ケネディの家族の最後の一人になってしまったわけですが、彼女が今日まで、さしたる波乱もなく(多分)、着実に歩んできた事の裏には、やはり派手ではない堅実な生き方が、人生の危険な淵から身を遠ざける事のできた要因であるのかな、と推察いたすワタクシ。これまではさして政治には関わらずに来たキャロライン女史ですが、ヒラリー・クリントン上院議員の後継者というポジションには意欲を見せたとか。やはりカエルの子はカエルというわけでざんしょうかしら。これまでにも、たびたび駐英大使にどうか、という声はあったようですが、そんな彼女が駐日大使として日本に来てくれた事は、ワタクシは何となく嬉しい気持ちが致しますわ。素直にね。

大使としての手腕は未知数とのことだけれど、頭のいい人だし、あの両親の娘だもの。きっとそれなりの仕事をしてくれるだろうと思います。国際的な表舞台への初登場の場として、そして足慣らしの場としては、駐日大使って頃合のポジションなんじゃないかしらん。柔らかいバランス感覚と、生まれながらのセレブとしてのオーラを存分に活用して、日米の間を上手く繋いでいただきたいものでございます。



駐日大使をそつなく勤め上げたら、満を持して上院議員への道を進むのだろうかな、とも思いますが、政治家になっても堅実に活動し、そののちも無事に、弟の分も長生きして、天寿をまっとうして欲しいなぁ、と切に思います。彼女は故ケネディ大統領の家族の最後の人ですが、ケネディ一族の悲劇の伝説をかわす最初の人にもなってほしいものです。
本当に、心の底からそう思う。

Welcome to Japan キャロライン・ケネディ大使 
日本のためにも、あなたのためにも、これからのご活躍に期待しています。

コメント

  • 2013/11/20 (Wed) 01:00

    初めまして。
    いつも映画感想楽しみに読ませて貰ってます。

    私もキャロラインさん、初めて見たときあ、お母様似だなと思いました。
    あとお子様もなかなか良い感じかと、、、
    政治はわからないですが日米の為に尽くして欲しいですね。

    ケネディブームが来そうですね。

  • 2013/11/20 (Wed) 05:41

    えみりぃさん こんにちは。
    いつも読んでくださって、ありがとうございます。

    キャロラインさんは、お母さんにも似ているし、ケネディ大統領の妹さん(キャスリーン)にも、ちょっと似ている気がします。
    息子さんは、これまたなかなかのハンサムマンらしいですね。ふふふ。

    彼女の着任は、日本の為にもアメリカの為にも悪くない事のような気がしています。よく分らないけれど何となく、ね。
    ケネディ・ブーム、もう静かに来てるのかもしれませんね。

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