「Dracula 2000(原題)」

~白塗りのドラGさま~
2000年 米 パトリック・ルシエ監督


黒髪にグリーンアイズ

いやいや。半額を利用してやはり一応観ておくか、というわけで観てしまいましたわよ。Gサマのヴァンパイア。雰囲気としてはキアヌ・リーブスがやりそうな雰囲気のドラキュラを、若いGサマが真面目にやっておられる、という感じで、ちょっと微笑ましかった。なんたってもう、ロンゲに白塗りで、ワタシ的には原則チ、チ、チ!のお姿なわけではあるが、総体にほっそりとしてロンゲも似合っていた。しかし、なんでドラキュラなのに、邦題は「ドラキュリア」になっているんだろうか。面妖である。"リア"って、なに?

「ナイロビの蜂」

~蟷螂の斧と愛の成就~
2005年 英 フェルナンド・メイレレス監督



邦題がうまいな、と思ったら原作本の邦題が「ナイロビの蜂」だからだった。映画よりは翻訳小説の方が、やはりうまい邦題をつけるものである。ジョン・ル・カレの本は「寒い国から帰ってきたスパイ」を辛うじて斜め読みしたぐらいなので、「ナイロビの蜂」についてはさっぱり知らなかった。
レイフ・ファインズが、事なかれ主義でそよそよとガーデニングにいそしむ事が楽しみの外交官を演じている。もう、はまり役というもおろか。その彼が惹かれるのは、激しい正義感と情熱を持つラテン系の女性テッサ(レイチェル・ワイズ)。おかしい!間違っている!!と思うと、その場で激しく糾弾し、徹底究明しなくては気の済まない直情径行の女性である。自分にないものに惹かれるといってもお互いに両極端。そして、彼女には彼に秘密の活動があった。


「スターリングラード」

~一発必中 魔弾の射手~
2000年 米 独 英 アイルランド ジャン=ジャック・アノー監督



随分前に見たので色々なシーンをすっかり忘れていて、ジュード以外誰が出ていたかもあまり覚えていなかったが、季節柄、第2次世界大戦特集で放映されたので久々に鑑賞したら、エド・ハリスだの、ジョセフ・ファインズだの、ボブ・ホスキンス爺やまでご出演になっていた。
昨今、ヤニ下がった色男の役でしか見かけないジュード・ロウであるが、この時は若々しく、純粋なウラル出身の狙撃兵を演じていて新鮮である。「スターリングラード」では良かったなぁという記憶は漠然と残っていたが、やはり良かった。そして今回、再見したらジュードもよかったが、エド・ハリスが非常に良かった。こんなにシブいエド・ハリスを、再び見るまで忘れていたなんて一体どうしたことだろうか。ジュードがレイチェル・ワイズと抱き合うシーンしか覚えていなかったとは。…不覚。

「トゥームレイダー2」

~虚虚実実 宿命の男と女~
2003年 米 ヤン・デ・ボン監督



劇場公開時には全く興味がなく、春頃スタチャンでダーダーと「トゥームレイダー2」を流していた時も、またこんな物を何度も流しおってと悉くスルーしたのだが、Gサマにハマった今チェックしてみると、なんと出ておられたじゃないですか。Gサマが!全く、油断もスキもあったもんじゃない。そうそうスミからスミまでチェックしていられるもんじゃなし。というわけでまたかよ!と思うほど流れていた時には一度も見ないで、今頃になってクルーカットのGサマを見たいばかりに、半額でもないのにレンタルしてくるハメになってしまった。

「ショーシャンクの空に」

~必死に生きるか、必死に死ぬか~
1994年 米 フランク・ダラボン監督



オープニングのタイトルバックで、妻が殺されて被害者側の筈の主人公が容疑者にされ、裁判で有罪になり、刑務所に送られるいきさつが手際よく紹介されるのは「逃亡者('93)」の手法を踏襲したのかもしれない。原作では、きわめて冷静な性格のアンディが取り乱さずに平静に受け答えをしたために陪審員の印象を損ね、冷徹な殺人犯というイメージを持たれてしまったのだろうと説明してある。ともあれ、被害者なのに、殺人犯にされてしまうとは。冤罪で投獄されるというのは、どんな気持ちのするものだろうか。確か「パピヨン」も冤罪なのである。やはり、無実の自分が何故ここに!!という思いが夜毎日毎脳裏をへめぐり、何がどうあっても娑婆の空気を吸わずに死ねるか!という執念が芽生えてしまうのはやむを得まい。


殻の中のヒヨコ 「エッグ・スタンド」

middle_1186586586.jpg

70年代に傑作の全ては出尽くしたと思っていた萩尾望都にガツンとやられた作品。この人の最盛期の作品は、そのままヨーロッパ映画の出来のいいものを見るような感じがする、というかヘタな映画よりよほど余韻が深かったりするのだが、これもそんな風情を湛えた作品である。

「300」

~腹筋、腹筋、また腹筋~
2005年 米 ザック・スナイダー監督



「Dear フランキー」で気持ちよくGサマの男気に酔ったので、観るつもりのなかった「300」も、まだ渋谷で今週末まで公開していたのでこの際、どうせなら劇場で観ておこうと、観てきた。

「Dear フランキー」

~スコットランド港町版・男と女~
2004年 英 ショーナ・オーバック監督



「ムービープラス」で偶然始まったのでなにげなく見ていたら、小品ながらほんわりと良い映画だった。「300」も観ていないワタシではあるが、初ジェラルド・バトラーはかなりOKだった。なかなかである。まさしく、「男」という感じ。この役ピッタリだった。