「ブレードランナー(完全版)」

~永遠の強力ワカモト~
1982年 米/香港 リドリー・スコット監督



このほど「ファイナル・カット」版が劇場公開になった「ブレードランナー」。劇場で観るチャンスだし、行こうかどうしようかと迷ったが、何しろ東京では新宿三丁目でしかやってないんですわね。まぁ、府中とかで上映されてるよりは全然行き易いわけですが、なんだか微妙に億劫になっちゃって。(相変わらずヘタレなワタシ)レディースデーもないシネコンだし。銀座か六本木だったら行ったかもだけど…。そんなわけで劇場でみるのは断念し、久々に通常の「ブレードランナー(完全版)」を鑑賞してみた。

「ボーン・アルティメイタム」

~The ultimate end~
2007年 米 ポール・グリーングラス監督

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ワタシ的には格別観る予定はなかったものの、「カジノ最後の鑑賞」以降、新たに映画の友になったHちゃんが「ボーン」を見に行きたい!としきりに言うので、行って参りました、観て参りましたよ「アルティメイタム」。

「マイ・プライベート・アイダホ」

~それぞれの自分探し~
1991年 米 ガス・ヴァン・サント監督



懐かしい「マイ・プライベート・アイダホ」をFOXlifeチャンネルが放映してくれたので、久々に鑑賞した。これは封切時に楽しみに見に行った作品。リヴァーもキアヌも特にファンだったわけではないが、この二人の顔合わせで題材も題材だし、食指は動くってもんですよ。それにトレーラーに映った乾いたアイダホの一本道が妙に印象に残ったせいもある。
CMが深夜のTVでよく流れていたっけ。

「ドニー・ダーコ」

~ジェイキーの三白眼~
2001年 米 リチャード・ケリー監督

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終始、この目つき

とにかく不思議なトーンの映画である。いろいろなテーマ性を含んでいるし、カルトな匂いもぷんぷんするが、私がこの作品から強く感じるのは高校生の時期に特有のモワリとした憂鬱感である。その言葉には出来ない形のない憂鬱、漠然とした不安、体だけは育ち、立場的には大人でも子供でもない曖昧さ、周囲や自分への苛立ち、等々を表現するのはジェイクの上目遣いの三白眼である。この作品では眉が薄めなので、余計に三白眼のドンヨリ感が増している。一般的には明るいアメリカンボーイという印象のジェイキーではあるが、こういう精神的に澱んで闇を抱えたキャラの表現も巧い。澱んだ青年を演じる時は死んだ魚のような平板な目になり、男心をもゆさぶるような、あの切なげなウルウル目は跡形もなく消えてしまう。さすが演技派。主演3本目にして早くも眼の表情を自在に変化させる術を身につけている。