「月曜日のユカ」

~ハマと港と小悪魔と~
1964年 日活 中平 康 監督

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中平 康といえば、本当の意味での太陽族映画の第1作目である「狂った果実」で仏のヌーベルヴァーグの監督たちにも影響を与えた映像作家として有名だが、(あれはなんといっても主演1作目の裕次郎よりは既に大スターだった北原三枝のクールながらシュワっとひらめくような鋭い色気を堪能する作品だった。ここでの裕次郎はまだまだ小僧で何がどうというものではない)

「ジャッカルの日」

~そして闇に消えた~
1973年 英/仏 フレッド・ジンネマン監督



97年にアメリカでリメイクされた「ジャッカル」は、話を現代に持ってきてIRAガラミになり、ジャッカル役のB・ウィリスがさまざまなトッピング(ヅラ)をとっかえひっかえしてシャビーな変装を繰り広げ、なかなか笑わせてくれたが、やはり「ジャッカル」といえば本家のこれに尽きる。背は高くないが、ジャッカルを演じるエドワード・フォックスの英国人然とした佇まい(結局何人なのか判らないのだが、常に紳士的な装いと物腰で、アスコットタイが印象的)、その取り澄ました無表情と、由緒正しい英国発音の英語、やけに波打った砂色の金髪と、髪の色に合わせたかのようなベージュ系のスーツ姿でヨーロッパを股にかけて移動し、請け負った暗殺の準備をする様子は、俳優が殺し屋を演じているというのではなく、殺し屋の日常を隠し撮りしているような感じがする。

「かもめ食堂」

~ごはんを食べて元気になろう~
2005年 日本 荻上直子 監督



これも長らく話題なのに未見だったのだけど、ようようこのたびCSにて鑑賞。
フィンランドでおにぎりという唐突。群ようこの原作らしいなぁと思う。この原作に小林聡美の主演、もたいまさこ共演、片桐はいりも洩れなくついてくるとあっては、あまりにもハマリ過ぎであるが、そういうある種の「まったりの図式」にハマったスタイルを楽しむのも心地よいものだな、と思った。逆に、そのマッタリが気分じゃないときには、なかなかこのテの映画って観られないのである。 

「ノーカントリー」

~アメリカの闇、ベトナムの影~
2007年 米 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン 監督

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のわ????!

さて、「ノーカントリー」。原題が「NO COUNTRY FOR OLD MEN」というだけあって、映画のはじめと終わりにはトミー・リー・ジョーンズ演じる老保安官のモノローグ(というか、ぼやき)が入る。アメリカがいかに「血と暴力の国」であるかという事を描き出そうとしたのであろうこの作品。4分の3までは手に汗握る展開で、息をするのも忘れて見入った。しかし、最後の4分の1になると、トーンが変わり、テンポも変わり、作品としてのメッセージ(の、ようなもの)がトミー・リーの口から綴られるという作りで二段階の構成になっている。

少女時代

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桃井かおりの歌に「少女時代」というのがある。
作詞はモモイ自身で、作曲は当時彼女のアルバムをすべて
プロデュースしていた荒木一郎(女優・荒木道子の息子)だったと思う。
そのころ、シャンプーか何かのCMにモモイが出ていて、
その背後にこの「少女時代」が流れていたのだった。
その歌詞と、さりげなくダルそうなヴォーカルが耳に残り、
ワタシはモモイのアルバムを2枚ほど買った。
親からお小遣いを貰っていた小娘の頃のお話だ。