「ジャージの二人」

~すずやかな脱力感 ゆるやかな連帯感~
2008年 ザナドゥー 中村義洋監督



とにもかくにも毎日暑いので、なにかこう、涼しい高原の風景を見てぼわっとしたくなった。
そんなわけで、恵比寿ガーデンシネマにて「ジャージの二人」を鑑賞してきた。
34度の東京から始まった映画。Tシャツも汗で張り付いた 雅人がコンビニの冷蔵ケースの戸をあけて涼む。サングラスの父、鮎川 が現れ、「せば」と言って車に乗り込み、高速を飛ばして群馬の高原へ。

「世にも怪奇な物語」

~情熱と怪奇と不条理と~
1967年 仏/伊 ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ 監督

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最初にエドガー・アラン・ポーの作品を読んだのは例によって10代の頃。「アッシャー家の崩壊」「大渦巻き」「黒猫」「黄金虫」などが特に印象深かった。アラン・ポーの作品のイメージを増幅する挿画がとても印象的で、強い印象を受けたワタシは一時期、挿絵画家になりたいなぁと思っていた時期もある。

「ショーケン、マカロニそして傷だらけの天使」



CSファミリー劇場で「傷天」こと「傷だらけの天使」を放映していたことに気づいたのは
もう最終回の1歩手前ぐらいなところでだった。
それと前後して、図書館に予約を入れていた「ショーケン」の順番がやっと廻ってきたという
お知らせメールが届いた。予約入れたのいつだっけ?もうゆうに3ヶ月はたってそうである。

そんなこんなで、今回はショーケンについてちょっぴりと。



「ベニスに死す」

~真夏の死~
1971年 伊/仏 ルキノ・ヴィスコンティ監督

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なんだかむしょうにヨーロッパな香りのする映画を観たくなり、久々に「ベニスに死す」を鑑賞。
何をいまさら、というのは百も承知でやはりちょこっと書きたくなってしまったので、レビューというよりもこの作品についての雑感を少々。

「レベッカ」

~大いなる幻影~
1940年 米 アルフレッド・ヒッチコック監督

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これについては17ぐらいの頃、原作の方を先に読んだ。
学校の図書館にあったのでなんとなく手にとってみたのだった。
既にこの世にないながら、圧倒的な存在感で登場人物全ての上に絶大な影響力をふるうレベッカ。スラリと細身で背が高く、この世ならぬ美貌を持ち、知性と機知に富み、優雅な女主人でありつつ、悪魔のように自己中心的であるというレベッカについての描写を読むうち、ワタシの脳裏にははっきりとレベッカについてのイメージが浮かんだ。