「天城越え」 

~トンネルの中、藪の中~
1978年 NHK 和田 演出



最近、「ゼロの焦点」がまたもや映画化されて封切られているみたいだけど、なぜ今、大々的に「ゼロの焦点」を映画化するのかな?とちょっと首を傾げた。時代を経ると古くなってしまってキツいものと、時の篩いに耐えうるものと、松本清張原作といえども、やはり分れると思う。
この「天城越え」は、1983年の映画化作品(三村晴彦監督)も田中裕子の主演で有名だが、ワタシはNHKのドラマスペシャル枠で制作されたドラマ版の「天城越え」が印象深い。

「シャロウ・グレイブ」 (SHALLOW GRAVE)

~浅墓な企て~
1995年 英 ダニー・ボイル監督



95年?96年頃のユアン・マクレガーは「トレイン・スポッティング」で人気急上昇だった。
あの頃は、友達に会うと「トレスポ、観た?」というのが挨拶がわりになっていた。
そして、このあたりから、ハリウッドに行ってスター・ウォーズに出る前の数年間が、
ワタシがユアンを最も好きだった時期だった。

「きらきらひかる」

~僕、男と付き合う人なんだ~
1992年 ヘラルド=エース 松岡錠司監督



この映画が封切られた頃、ワタシは少しだけ筒井道隆が好きだった。彼の映画デビュー作「バタアシ金魚」に、まるきり子供な顔で(当時、中学生ぐらい?)脇で出ていたのが浅野忠信だった。懐かしい限り。筒井道隆は、続くこの映画でボーンとステップして翌年はあのドラマ「あすなろ白書」に主演した。その後、もっとグイグイ出てくるかと思いのほか、活動はわりと地味になってしまったが、最近この作品を久々にDVDで見直して、やはりこの頃の筒井道隆は良かったなぁと改めて思った。そして、まだ若いトヨエツに何かこっちもテレ笑い。眉毛が薄いのでちょっと描いているのがこそばゆい。角川アイドルを脱した薬師丸ひろ子の情緒不安定っぷりが意外に達者だったことや、彼女の両親役で津川雅彦&加賀まり子が出ていたりするのも妙に印象に残っている作品。

妖しい砂漠 悩ましい金髪 ?アラビアのロレンス(完全版) おうち上映会?



機会があれば、劇場でのリバイバル上映を是非観たい作品に「アラビアのロレンス 完全版」がある。
最初の劇場公開版と、この88年の完全版を比べて何が違うかというと、上映時間が長すぎるのでカットされてしまった部分を復元し、62年の撮影当時にはなかったドルビーサラウンドシステムで音響効果を付けなおしている点。そんなに見た事もないカットが延々と出てくるというわけでもなく、ラストが違う、という事でもない。お馴染みのシーンの間にちょこ、ちょこと見覚えのないカットが挟まってくる、という感じで、映像と音響がグレードアップしているのが、「アラビアのロレンス 完全版」なのだ。

追悼 森繁久弥 「夫婦善哉」

~おばはん、頼りにしてまっせ~ 

1955年 東宝 豊田四郎監督



さきごろ、日本映画界の大長老、韜晦術の帝王ともいうべき森繁久弥氏が96歳で大往生。あの人の事だから、きっと100歳まで生きたかったんじゃなかろうかと思われるけれど、そのちょっと手前でみまかった。80歳前後あたりから、人前に出ると、時折ちょっとあざといほどにボケ老人振りをわざと演じて面白がっていたように思う。(ナンシー関はコロリと騙されて森繁の術中にはまっていた)
俳優として第一線に躍り出たのが40歳を過ぎてから。以降、その才能と才覚は縦横無尽に映画、演劇、TV界を席捲した。ワタシは向田邦子の書いたTVドラマ、「だいこんの花」や「七人の孫」には間に合ってなくて観ていない。最初に森繁久弥を見たのが何だったのか記憶にないが、追悼記事として、これまでに観た森繁の出演映画やドラマの中で、やはりピカ1だったと思われる出世作「夫婦善哉」について書いてみたい。

アステアとMJ



「THIS IS IT」のレビューの中でもちょっとふれたが、マイケル・ジャクソンを観ていると、その細身でシャキっとした体型、きゅっと短い胴(ウエストの位置が高い)に長い手足、体の割に手がとても大きい事など、身体的な特徴の類似や、音の切れ目にピタっと動きをシャープに合わせるキレの良さ、そして完璧主義のパフォーマーという性質的な点で、ワタシはなんだか、しきりとフレッド・アステアを思いだしてしまうのだ。


「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

~伝説の証明~ 

2009年 米 ケニー・オルテガ監督



とにもかくにも行く先々の映画館で流れていたトレーラー。トレーラーの編集などもキレが良かったので、ふぅん、とは思ったが、マイケル・ジャクソンのファンなわけでもないワタシゆえ、格別行こうとも思っていなかった本作。しかし、例のhちゃんを始め、周囲の友人知人が口々に「観に行く」と言い、観て来ると「良かった」と言うので、そぉか、それじゃ公開中にやはり劇場で観ておくか、と行って参りました。

さくっと瀬戸内 倉敷編



さて、前日は四国の上の方を右往左往してせわしなかったので、翌日はのんびりと朝寝をし、
ゆっくりとホテルをチェックアウト後、市電に乗って駅へ。


さくっと瀬戸内 四国編



秋。とにもかくにも秋になると旅心もはやりますわね。今年の秋は殆ど行った事がない東北などどうだろう?というので秋田は角館などを狙ったものの、秋田は飛行機の便が総体に少ない。ワタシも相棒も新幹線より飛行機が大好き派。できれば羽田からさっと飛んで1時間以内で移動はすませたい。電車でノンビリ移動そのものを楽しむ旅はもっと年がいってからでもできるものね、というわけであれやこれやと検討の末、双方行った事がない山陽及び四国方面に行ってみよう、という事になった次第。

「ジェイン・オースティン 秘められた恋」 (BECOMING JANE)

~お金が無くては幸せにはなれない、お金だけあっても幸せにはなれない~

2007年 英・米 ジュリアン・ジャロルド監督



今年はなんだか伝記物映画が多い。今度はジェーン・オースティン。(映画タイトルの表記にならうとジェイン・オースティンなのだが、ジェインという表記は何か鬱陶しいのでここではさらっとジェーンでいきます)演じるのはアン・ハサウェイ、その生涯一度の恋の相手を演じるのがジェームズ・マカヴォイ、顔合わせ的に悪くなさそうなので、一応観ておこうかしらん、と劇場へ。

日光ケッコウ



夏の終わりごろから今年の秋の紅葉見物はどこに行こうかねぇ、とあれこれ考えていたのだけど、どうせ行くなら温泉もセットじゃないとね、という事で、温泉といえば伊豆だの箱根だのはなんだかんだでよく行くけれど、北関東の方へはあまり行っていない。そうだ、久々に日光&鬼怒川だ、と膝を叩いて行き先が決まったところで、紅葉シーズンの日光は、いろは坂や帰りの高速など激混みで運転も疲れるだろうので、自分たちは何もせず、時折うたた寝しつつも乗っていれば勝手に運んでくれるバスが楽でよいでしょう、という事でバスツアーに決定。あまりバスツアーに行った事が無かったせいもあり、何かと新鮮な小旅行になりましたざんす。