ずっとあなたを愛してる (IL Y A LONGTEMPS QUE JE T'AIME)

~私は、ここにいる~
2008年 仏 フィリップ・クローデル監督



なんだか、ついこの前2009年が明けたと思ったら、瞬きする間に師走も晦日になりましたねぇ。…早い。
毎度の事ながら、夏が終わるとあっという間に暮れが来る、という感じ。さて、今年劇場で見る映画は、テアトル銀座にて「ずっとあなたを愛してる」で締めくくり。地の利を活かして、初回の空いた劇場でノンビリ観ようかなんて師走の銀座一丁目に降り立ったはいいが、いざ劇場に行くと「残り20席となりました。末尾の方はお入りになれない可能性がございますぅ」なんて係員が叫んでいる。え?、そうなの?今年の仕事も終わってほっと一息、ちょうどサービスデーだし、銀座でランチや買い物の前に映画でも観ようじゃないか、という人がワタシ以外にもたんと居たってことですね。チケット購入の列に並ぶ人の数を数えて、とりあえず入れそうだなと分かったのはいいけど、最前列で映画を見るなんていつ以来かしらん。

修羅場の弥勒菩薩  藤 純子



久々のMy favorite Stars、その第7弾はついに、というか何と言うか、藤純子で参ろうと思います。
この人を知ったのは、小学校の3年か4年かそのあたり。親戚が集まったおり、オジサンたちが女優談義を始め、「いや?、藤純子はよかったよねぇ」などと噂していたので、フジ ジュンコって誰だろう?と思ったのがその名の聞き初めである。実際にTVで映画を見たのはそれから1年ぐらいしてからだと思うのだけど、日曜の午後にフジ系でやっていた邦画劇場の枠で、かの有名な「緋牡丹博徒」ではなく、平行して撮っていたシリーズの「女渡世人」という作品で、お初にお目にかかった。(その後、この枠で緋牡丹博徒シリーズも殆ど観た)この枠は前にも書いたが、植木さんの無責任シリーズや加山雄三の若大将シリーズ、勝新太郎の「兵隊やくざ」および「座頭市」シリーズ、市川雷蔵の「眠狂四郎」シリーズ、大映の「大魔神」シリーズ、はたまた日活無国籍アクションなど、いわゆるシリーズもののプログラムピクチャーをよく連続放映してくれていた、なかなか貴重な枠だった。そんなレアな枠を毎週見ていた小学生なんて、ワタシぐらいなものだったかもしれない。

「ロバと王女」 (PEAU D'ANE)

~キッチュでシュールなお伽話~
1970年 仏 ジャック・ドゥミ監督



童話というのは、「ほんとうはコワイ話」が多いというのは定説だが、これも妻を失った悲しみを妻と同じくらいに美しい自分の娘と結婚することで埋めようとする王様が登場して、さもありなんと思うわけである。原作はシャルル・ペローの「ロバの皮」。王様にジャン・マレエ。父親に求婚される王女にカトリーヌ・ドヌーヴ。このコンビがなんの捻りもないただのファンタジーに出るわけもない。ロバの毛皮を被り、嬉々として走り回るカトリーヌ・ドヌーヴジャック・ドゥミが撮るドヌーヴは常に遺憾なく美しいが、コンビ作4本(他は「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」「モン・パリ」)の中で、ワタシはこれが一番好きかもしれない。


ワタシの好きなジェーン・オースティン・ワールド



秋に入って久々に「いつか晴れた日に」(分別と多感)を映画チャンネルから高画質で捕獲したので、久々にじっくりと観賞し、あぁやはり何度観てもアン・リーの構築するジェーン・オースティン的世界(というか脚本も書いたエマ・トンプソンのこの作品への想いの強さだろうか)は心地よいわ?、と目を細めていたら「ジェイン・オースティン 秘められた恋」が封切られて、一応それも劇場に見に行った。そんなこんなでジェーン・オースティンね…と思い出した感じで、久々にキーラとマシューの「プライドと偏見」も観たし、師走に入って2年半ぶりぐらいにコリンのBBC版「高慢と偏見」も再見した。

「パブリック・エネミーズ」 (PUBLIC ENEMIES)

~Sooner or later~
2009年 米 マイケル・マン監督



ここ最近、どうもいまひとつ劇場まで引っ張られる映画が殆ど無いのだけど、これはまぁ、とりあえずチェックしとこうかな…という感じで東宝シネマズへ。なんとなく一応ね…、という気分が濃厚な観賞。
さてさてジョニデのデリンジャーはいかがな具合でしたでしょ?

「おしゃれ泥棒」 (HOW TO STEAL A MILLION)

~ほそながーい二人~
1966年 米 ウィリアム・ワイラー監督



この作品は随分前に一度深夜映画枠で観たきりだったのだけど、ふと思いだして再見。オードリー・へプバーンの作品ではスタンリー・ドーネンとのコンビ作が結構好きなのだけど、オードリーはウィリアム・ワイラーとも3本コンビを組んでいる。デビュー作「ローマの休日」からしてワイラー作品ですものねぇ(2本目は「噂の二人」)。「ローマの休日」の清楚なお姫様から随分たって、この作品でのオードリーは30代も後半。猫目のきつい化粧で、ちょっと年を取ったなぁと思うが、ピーター・オトゥールとの細長?いコンビは似たもの同士でよく似合っていた。二人ともひょろっとノッポで、少し枯れ始めているような風情まで共通していた。

「愛の神エロス」より 若き仕立て屋の恋 (EROS )

~満たされざる想い~
2004年 アメリカ/イタリア/フランス/中国 ウォン・カーウァイ監督



前からこの3篇のオムニバスの中でウォン・カーウァイの一篇だけはいい、という評判は聞いていたのだけど、どうも、コン・リーが苦手だもので、ずっと見送りにしてきた本作。このつど映画チャンネルで放映されたので捕獲して、ようよう観てみた。2年ほど前にやはり映画チャンネルで流れていたのをちらっとだけ横目に観たきりだったのだけど、今回じっくりと観てみたら、やはりウォン・カーウァイの一篇だけは良かったと思う。

「坂の上の雲」を見て思うこと



司馬遼太郎の代表作である偉大な明治の群像劇「坂の上の雲」の
第一部が放映されてますわね。
ワタシは原作を未読なのだけど、周辺では殊に弟がこの小説の大ファンで
一昨年あたりから、秋山兄弟がどうしただの、日本海海戦がどうこうだのと、
時折会うと夢中で語っていたざます。
日本海海戦のくだりは、何度読んでもスカっとするとするんですと。
そりゃスカっともしましょうよ、なんたって勝ち戦ですものねん。

「台所の聖女」

~足袋つぐや ノラともならず 教師妻~
1988年 NHK 深町 幸男演出



井沢 という脚本家の作品に「お!」と思った最初が鈴木清順主演の「みちしるべ」。
次に「とっておきの青春」が来て、その次がこの「台所の聖女」。ここまでは全部NHKのドラマ。その後、民放で永井荷風を描いた森繁久弥主演の「ロマンの果て」も見たが、これも良かった。

「チェンジリング」 (CHANGELING)

~永遠のわが子~
2008年 米 クリント・イーストウッド監督



前にも書いたけれど、イーストウッドの監督作品はヘビーでしんどいものが多いし、アンジェリーナ・ジョリーにはかなりアレルギーのあるワタシなので、これも話題にはなっていたが、どうも食指が動かずにスルーした。
ところが最近、ふとしたことから友に付き合って観賞することに。観始めてすぐに、アンジー先生のいつもの“アンジー臭”がさっぱり無い事に気付き、そうこうするうち、いつしか話に引き込まれて観入っていた。
やはり実話のパワーというのは理屈抜きだ。

肩コリは南の楽園の夢を見る



さして寒くない日があるかと思えば、急に気温が下がったり、
空気も乾燥しているので風邪をひきそうになりつつ、
ひく一歩手前あたりで踏みこたえている今日このごろ、
ワタシはグワッシと肩こりに掴まれております。