「レス・ザン・ゼロ」 (LESS THAN ZERO)

~弱さという泥沼~
1987年 米 マレク・カニエフスカ監督



タイトルだけは知っていたが、つい最近まで一度も観た事はなかった作品。
80年代の青春スターというのは、ワタシにとっては魅力に乏しい俳優ばかりでいずれにもあまり興味が湧かなかった。アンドリュー・マッカーシーってどんな顔をしてたんだっけ?という感じで漠然と眺めていたら、若い若いロバート・ダウニーJrだの、若い頃から毒ダミのような役をやらすと存在感の光るジェームズ・スペイダーらがわらわらと登場して、ほほぉ、とちゃんと観る気になった。よくあるブラットパック物だろうと思っていたのだけど、次第にロバート・ダウニーJrの痛々しさから目が離せなくなった。
…そうか、こういう映画だったのね。

「Dr.パルナサスの鏡 」 (THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS)

~Dr.ギリアムの幻想館~
2009年 英/カナダ テリー・ギリアム監督



殊更にヒース・レジャーの遺作だからという思い入れがあったわけではなかったのだけど、ちらっと見かけたトレーラーに何となく引っ張られるものを感じたので、あちこちで上映しているけれど、一番行き易い六本木ヒルズTOHOシネマズにて観賞。

「シャネル&ストラヴィンスキー」 (COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY)

~白と黒のエクスタシー~
2009年 仏 ヤン・クーネン監督



あれこれと作られたシャネル映画の真打ちとの評判高い本作。時代設定も衣装風俗も建築も美術も、どれを撮っても絵になる時代だけに、いやが上にも期待は高まる。殊に、昨年観たシャネル前期がテーマの「ココ・アヴァン・シャネル」とは異なる“大人の”シャネルが観られるに違いないのでとても楽しみに待っていた。楽しみはもう1つある。デンマークのリーディング・アクター、マッツンことマッツ・ミケルセンがストラヴィンスキーを演じるとあってはいやがうえにも期待しないではいられない。都内では銀座、新宿、渋谷のミニシアターで公開されているが、ワタシはもちろん銀座のシネスイッチへ。

「今度は愛妻家」

~墓に指輪ははめられず~
2009年 東映 行定勲監督



東映の直営館で映画を観るなんて、一体いつ以来の事なのか忘れてしまったほどに久しい事なれども、まぁ一応観ておこうかなというわけで丸の内東映へ。ここは地下鉄が通ると劇場内までその音が微かに響いてくるとか、椅子の座り心地が悪いとか、居心地のいい劇場の増えた昨今では、場所も銀座3丁目だというのにかなり珍しい劇場ではある。噂の地下鉄の通過音はあまり気にならなかったが、椅子の座り心地は確かにちょっときびしかった。1時間を過ぎるとかなりお尻が痛くなってきて何度も体勢を変えつつの観賞となった。

「無法松の一生」

~男の純情~
1958年 東宝 稲垣 浩監督



これは戦前の1943年に、稲垣 浩監督が、かの坂東妻三郎の松五郎で撮った「無法松の一生」の戦後のセルフ・リメイク版である。戦前版はバンツマが無法松か無法松がバンツマか、というぐらいに有名なバンツマの当り役なのだが、軍国主義真っ只中の戦前のこととて「帝国軍人の未亡人に車引きフゼイが懸想するとは何事か!」というわけで、殊に後半を検閲でズタズタに切られてしまった。稲垣監督は無念でならなかったのだろう。戦後になり、三船敏郎という好素材を得て、戦前のまま伊丹万作(伊丹十三の父)の脚本を使い、カラーフィルムで執念のリメイクを果たしたのが本作。その執念がベネチア映画祭のグランプリという勲章まで引き寄せた。手元にはまだ異様に単価が高い頃に買った製品版VHSがあるのだけど、昨今、日本映画専門チャンネルの三船敏郎特集で久々に本作を見かけたので、ふと、敏ちゃんファンとしては「無法松」についてもちょっと書いておかなくては、という気になった。

「(500)日のサマー」 ((500) DAYS OF SUMMER)

~運命じゃない人~
2009年 米 マーク・ウェブ監督



年明け1本目の封切り映画観賞はこれだな、と思っていた本作。売り出し中の若手女優の中で一番いいんじゃない?と思っているゾーイーちゃん(あちらでの発音通りに表記するとズーイーなのだろうけど、響きがあまり好きじゃないので当ブログではゾーイーでいきます)の主演作だし、トレーラーを観ても外れなさそうだったので公開になる年明けをお待ちしておりました。そう思っていたのはワタシだけじゃなかったのだろう。サービスデーの日比谷シャンテは満員ソールドアウト。勿論ネットでチケットは押さえてあったのだけど、発券機も1台しかない有様で相変わらずのシャンテである。当る映画がかかる確率が高いんだから、チケット売り場の構造や発券機の台数について見直しが必要よ、と行く度に思う。マジでちょっと考えましょう、シャンテさん。

「許されざる者」 (UNFORGIVEN)

~男には、やらなきゃならない時がある~
1992年 米 クリント・イーストウッド監督



どういうものか男騒ぎのシブいアクション物が観たい気分になり、「アパルーサの決闘」(2008)を観てみたのだが、監督も兼ねる主演のエド・ハリスの顔で(?)ヴィゴ・モーテンセンや、ジェレミー・アイアンズなどいい俳優を揃えているので期待したものの、なんかイマイチぴりっとしないユルい作品で期待はずれだった。演出にメリハリがないという事もあるし、知合う男をみんなその気にさせるようなそそる美女という設定の役で、なぜにレネー・ゼルウィガー?という巨大なミスキャストもありで(レネはブサかわいいのが売りだとは思うのだが、この映画ではただひたすらにブサな上にウザい「構って女」であった)なるほど日本未公開にはワケがあるな、と納得した。あまりに拍子抜けだったので、もっとピリっとした映画はないのかねぇ、という事でふと思い出したのが「許されざる者」。随分前に民放の吹替え版をちょこっと観ただけで一度もちゃんと観ていなかったので、この際だから、ちゃんと観てみることにした。

今ごろ観ちゃった「デスパ妻」



前から話題になっている事は知っていたが、子供の頃を除いて、ワタシが熱心に毎週アメリカ製のドラマを見たのは「ER」ぐらい。それもセカンド・シーズンあたりまでで、その後は海外ドラマにあまり興味がなくなり、たまにちょこちょこと話題のドラマを見ても格別ハマらずに来た。この「デスパレートな妻たち」(長いので以降略して「デスパ妻」)についても、友人から面白いよ?、と推薦されていたが食指が動かないので生返事をして数年がたっていた。その友人が師走に引っ越しをしたので、ある週末に新居訪問がてら遊びに行ったところ、雑談しているうちにいつの間やら「デスパ妻」鑑賞会がスタートしちゃいまして。とうとうシーズン1を見ちゃったワタクシ。

ワタシはこれで落とされた ?この俳優のこの作品?



mayumiさんちでお見かけした「この俳優のこの作品」という記事。自分が贔屓の俳優にどの出演作品で惚れたのか、を列挙した楽しい内容で、あ、それは同じ作品、あ、その人はワタシはこの映画だったなぁ、なんて書きこもうとコメント投稿してみたのだけど、何が引っ掛かってしもうたのか、どうしても投稿が受け付けられずに敢えなく断念。そこで、mayumiさんからバトンを貰ったというつもりで自分ちで展開してみることにしました。(mayumiさん、コメントの代わりに記事で出させてもらいまする…)

謹賀新年 2010



2010年が明けましたね。2010年なんて一体どんな未来だろうと子供の頃には
思ったものですけど、なんてことない感じで2010年はやって参りました。
みなさまにはいかがお過ごしでしょうか。