「パイレーツ・ロック」(THE BOAT THAT ROCKED)

~60's Pops~
2009年 英/独  リチャード・カーティス監督



これが封切られた頃、「ラブ・アクチュアリー」の監督が放つ!みたいな謳い文句とともに散々トレーラーが流れたのだが、なんだか引っ張られなくてスルーしてしまった。「ラブ・アクチュアリー」ってやたらファンが多い映画だけれど、ワタシはどうもそこまとは思えませんで(コリンが出ていたので観たというのが実際のところ)。ゆえにこれも、その惹き文句では引っ張られないなぁという感じになったのだった。でも、食わず嫌いもなんなので今ごろ観てみたら…あはは、いいですね。ちと長いけど。「ラブ・アクチュアリー」より好ましかった。それにしても、ちょっと観ない間にケネス・ブラナーがヒットラー顔になっていることときたら…。

「狂った果実」

~夏と海と殺意~
1956年 日活 中平康監督



オレサマ都知事・石原慎太郎原作の映画化で、言わずと知れた太陽族映画の代表作。オレサマ都知事の出世作「太陽の季節」の映画化は長門裕之の主演で、これで太陽族とか言われてもねぇ…という感じらしいが(まぁちょっと資質的にムリがあるわね)、これは本家本元、原作者の弟で太陽族の空気をスクリーンにそのまま持ち込んだ石原裕次郎のヤンチャクレでハツラツとした姿と、なんといっても日本の誇るクール・ビューティ北原三枝の魅力を存分に堪能するための映画である。そしてフランスのヌーヴェルヴァーグにも影響を与えたというスタイリッシュな中平康の演出。この作品には、他の同時代の日本映画に共通な、貧しくゴチャゴチャした日本古来の土着的な風景や雰囲気が全くない。戦後僅かに11年。まだまだ戦争の影を引き摺っている筈の時代に、湘南の有産階級のこの脳天気はどうしたことか。

「アナザー・カントリー」(ANOTHER COUNTRY)

~うら若きコリン・ファース
1983年 英 マレク・カニエフスカ監督



少し前に映画チャンネルで放映されたのを録画して、先日、超・久々に観賞。
ルパート・エヴェレットはどうでもいいワタシにとっては、うら若いコリン・ファースを観賞するための作品ということになる。昔、封切り当時に観た時には、あまりコリンは印象に残らなかったのだけど、今観るとコリンしか印象に残らない映画。ひょろりと長細く、手前勝手なルパート・エヴェレットのガイに対して、筋がね入りのコミュニストでマルキシズムにどっぷりと浸っているコリンのジャドは、シャキっと芯が一本通っていて、頑固一徹なそのキャラと若々しいルックスは、シャープなイギリス発音の英語のキレとともに「やっぱりナイス」というに尽きる。コリンは何といっても「高慢と偏見」が一押しではあるものの、本作におけるコリンも捨て難い味わい。(というかこの映画はコリンとパブリック・スクールの雰囲気以外に観るべきものはない)

ちょっと気になる女優たち 2010



ワタシは基本的に女優はクール・ビューティが好み。クールで、Classがありつつ、独特のコケットリーをちらっと閃かすタイプの女優が好きだ。だからやっぱり、古今東西のさまざまな女優たちの中でワタシの不動の女神はグレタ・ガルボということになる。ティッピ・ヘドレンやグレース・ケリー、70年代限定でドミニク・サンダも好きだし、60年代限定でアヌーク・エーメ、90年代までのカトリーヌ・ドヌーブなども好きだが、いくら古い映画も愛好しているからといって、毎度、大昔の女優について語っているのもナンなので、そのへんは割愛して昨今の女優で気になる人を挙げると…

「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」

~運命と兄弟愛~
2010年 米 マイク・ニューウェル監督



ずっと日本での入りが悪い事についてぼやいてきたワタシですが、ブラッカイマー作品としては北米であまり伸びず、特に日本では揮わなかった感じなれども、その他の国と地域も含めた全世界興収では既に3億ドルを突破したとかで、ゲームがベースの映画としては「トゥームレイダー」を抜いて1位らしい。欧州で稼ぎましたかね、筋肉王子。今後DVD化されるとその収益も加算されて、更にいいセンまで行くでしょね。となると、ジェイク自身も意欲を燃やしているという続編もアリになってきたかしら。きゃ?、楽しみ。ただ、その折のヒロインはもっと華のある女優にお願いしたいかな。ティピカルな冒険活劇には、ティピカルな美貌のヒロインが望ましいのは、やはり動かぬ本音。
(これまで珍しくネタバレを避けてきたワタシだけれど、もうじき公開も終了なのでちょっと内容を変えてネタバレもあり)

「孤高のメス」 

~そして、受け継がれていくもの~
2010年 東映 成島出監督



今年に入ってから新作の日本映画を劇場で見たのは「今度は愛妻家」以来2本目。日本映画好きのワタシとしては低調だが、とにかくどれもこれもサッパリ食指が動きませんで…。当初、これもあまり関心はなかったのだけど、ふと観てみようかしらという気になったので、観てみることにした。経験的に、そういう思いつきは大事にした方がいいと分かっているので。

「アイアンマン2」 (IRON MAN 2)

~とにかくスカヨハ!~
2010年 米 ジョン・ファヴロー監督



前作からもう2年も経ちましたかねぇ。1作目は劇場で観たきりなので話を殆ど忘れていたのだけれど、トニー社長と秘書ペッパーだけは覚えていた。前作のレビュー末尾に「面白かったが次回作は観ないかもしれない」というような事を書いたのだけど、配役が発表になったらやはり観たくなり、ちょっと楽しみにしていた本作。
だってスカヨハにミッキーだもの。これはやっぱり行かなくちゃね。

「マリオネット・ゲーム」 (BUTTERFLY ON A WHEEL)

~キツイお仕置き~
2007年 カナダ/英 マイク・バーカー監督



ジェラルド・バトラーピアース・ブロスナン共演の未公開サスペンスをDVDにて観賞。
僅か3年前だというのにジェラルド・バトラーがスマートで若い。ピアース・ブロスナンも従来のイメージとは異なる役で登場。殆ど期待せずに観てみたら、意外に面白かった。

「マイ・ブラザー」 (BROTHERS)

~兄よ!~
2009年 米 ジム・シェリダン監督



今、ジェイキー・ファンは忙しい。筋肉王子にばかりうつつを抜かしていられないから。
というわけで、この程封切られたジェイキー出演作の第2弾「マイ・ブラザー」をみゆき座にて観賞。

「リベリオン」 (EQUILIBRIUM)

~What a wonderful world~
2002年 米 カート・ウィマー監督



以前に垣間見た事のある作品を、大画面、高画質で再見すると印象が変わることがある。これも、ブラウン管TVの時に地上波放送で放映されたものをちらっと見たのだが、あちこちカットされた吹替え版だった事もあり、あまり印象に残らなかった。が、先日の夜遅く、寝る前に映画チャンネルでたまたま始まったのをなにげに観ていたら、映像の美しさにほぉぉ、と惹き込まれた。シンメトリーな近未来都市のひんやりとした無機質な美しさ。そして青いフィルターのかかった画面の沈静なトーンは深夜という状況にしっくりと馴染んでいたせいか、とても印象的だった。無機質な背景の中、ハイカラーの黒い衣装を着て無表情に現れるクリスチャン・ベイル、そしてショーン・ビーン
…そうか、こんなに映像にこだわっていた映画だったのね。

劇場にジェイクを観に行こう!

~プリンス・オブ・ペルシャ 筋肉王子キャンペーン~



エキゾティックで、ロマンティックで、けっこう面白かったし、何よりジェイクがあんなに体を張って頑張っているというのに、事前にあまりにも宣伝しないもんだから(宣伝しなさすぎよ!)、ロケットスタートにはならなかった感じの「プリンス・オブ・ペルシャ」。ご贔屓ジェイキーがあんなに頑張ったのに報われないなんて本当に気の毒。公開後は段々面白いという声も上がってきてますが、PR不足が祟って日本ではかなり苦戦気味。ゆえにワタシ的に、ささやかに「筋肉王子キャンペーン」を展開させていただきまする。(ちょっと写真を追加しました)