「ミレニアム2 火と戯れる女」 (FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN)

~原作から読むか、映画から観るか~
2009年 スウェーデン/デンマーク/ドイツ ダニエル・アルフレッドソン監督



さきごろ「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を観て面白かったので、2と3は原作を先に読んだのち、「ミレニアム2 火と戯れる女」を見てきた。小説を映画化した作品の場合、原作を先に読むか、映画を先に見るか、という命題がつきまとうわけだが、それについて、久々に考えさせられた。

「約束された場所で」 

~何があなたをそうさせる?~
村上春樹著 文藝春秋刊



メインで読んでいる小説の合間に全く別な種類の本を読みたくなって、刊行時から興味がなくずっとスルーしてきた本書を今ごろになってふと読んでみた。これはいわゆる1995年の3月20日に起きた地下鉄サリン事件を引き起こしたオウム真理教の信者だった人々に村上春樹がインタビューしたもので、事件の被害者にインタビューした「アンダーグラウンド」と対をなすノンフィクションだ。

いつも手元に筋肉王子



今年は9月の後半にやや遅めの夏休みをとり、旅行をして戻ってくると、家に「プリンス・オブ・ペルシャ」DVDが届いていた。ちょうどその頃かなぁとは思っていたけれど、旅行を楽しんで帰って来たら、ひっそりと筋肉王子も待っていてくれた、というのは二重に嬉しい事だった。

「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」 (THE SAVAGES)

~家族がほんとうに家族になるとき~
2007年 米 タマラ・ジェンキンス監督



フィリップ・シーモア・ホフマンローラ・リニーの顔合わせで描くファミリー・ドラマ。日本未公開作品ながら、この顔合わせにそそられてDVDを観てみたら当りだった。ずっと疎遠だった父親が認知症になり、独身でそれぞれに生活していた息子と娘は否応なしに好きではなかった父親と向き合うハメになる。兄にホフマン、妹にリニー。こういうテーマは国境を飛び越えた普遍性を持つ上に、女性監督タマラ・ジェンキンスのきめ細かい視線が等身大の物語に極めて日常的な細かい襞を与えていて、演出も脚本も秀逸。
これを観て、ワタシはますますフィリップ・シーモア・ホフマンが好きになった。
デブちんだけど知的でとてもキュートだ。

トム・ハーディ大売出し&ドロン特集情報



インデペンデント系の映画でちょこちょこといい味を出してきたトム・ハーディ
「インセプション」でビッグバジェットの大作に出演を果たし、ついにブレイクチャンスを鷲掴んだご様子。今後の出演作は目白押しで、マックG監督の新作にサム・ワーシントンに代わって主演することになったのを皮切りに、「マッドマックス4」にマックス役で出演する他、またまた代役で(マイケル・ファスベンダーが降りたらしい)「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」に出演が決定したとか。いや?、売れ出しましたね。うふふ。ご同慶のいたり。

「ナイル殺人事件」 (DEATH ON THE NILE)

~ドロドロの愛憎と壮大な風景と~
1978年 英 ジョン・ギラーミン監督



昔、何曜日のだったか忘れたけれど、TVの懐かしい洋画劇場枠で何回か観た本作。
でも、その折はさほど面白いと思わなかった。でも、このつどBSのアガサ・クリスティ特集で再見。久々に観たら、ほほぉ、なるほど悪くなかった。今回の特集では「アガサ 愛の失踪事件」や「オリエント急行殺人事件」なども高画質で録画しなおす事ができて嬉しかった。(こういう機会を待ってましたのよ)また、未見だった「地中海殺人事件」も捕獲したし、一挙に大漁節って感じである。

読書のジレンマ



小説でも他のジャンルのものでも、面白い本を読み始めると
早く先に読み進みたいという欲求と、
そんなにドンドン読むとあっという間に読み終ってしまうから抑えなければ
という二律背反する感情の狭間に落ちる。

「オーシャン・オブ・ファイヤー」 (HIDALGO)

~ヴィゴと砂漠とけなげな馬と~
2004年 米 ジョー・ジョンストン監督



19世紀末、全長4800キロに及ぶアラブの灼熱の砂漠を駆けるサバイバルの長距離レースに参加した一人のカウボーイと彼の愛馬の活躍を通して語られる「民族の誇り」とアイデンティティに目覚める男の物語。実話がベースだというからオソレ入る。「カウボーイ」と呼ばれる男にヴィゴ・モーテンセン。いや?、魅力爆発のハマリ役。ヴィゴってこういう役をやらせると、ほんとに良い。バッチリのピッタンコである。アラブの老シーク役でお約束のオマー・シャリフが登場。出てくるだけでも嬉しいが、ちゃんといい味を出していた。そして、あの雄大かつ過酷な砂漠。その陽炎の立つ砂漠をひたすらに駆けて行くけなげな馬たち…。どうも砂漠の登場する映画に弱くってねぇ、ワタクシ。

なかなか観られない映画たち

色々な作品が高画質で労せずして観られるようになった昨今だけれど、それでもなかなか観られない作品というものも、ちらほらと存在してますね。ワタシには、数年前から折に触れて観たいと思っているのだけど、未ソフト化作品だったり、一度はソフト化されたものの廃盤になっていたりして、昨今なかなか観賞できない映画が数本ありますのね。それらは、前に観た事はあるのだけど現在なかなか観られないものと、一度も観た事がない上に未ソフト化(または廃盤)なので観られない、という作品に分かれてまして。