-Her dazzling golden hair-
2010年 米 ネイサン・グレノ監督
近年のディズニー・アニメの中では傑作であると呼び声高かった本作。アニメはどうも映画館に行く気にならぬし、3Dは割高で癪に障るので見送ったが、これは映画館で観た方が一段と映像の美しさが際立ったかもしれない。(しまったな…)このほど、ビデオオンデマンドのラインナップに入ってきたので観賞してみた。昨今のアニメーションは3D時代に突入し、セル画ではなく全面的にCGアニメになっているようなので、キャラクターも立体的で、本作のヒロインもバービー人形のようであるが、CG時代の賜物で、手描きアニメの時代では表現不可能だったであろう、ヒロインの長い長い黄金色の髪の質感と艶がどのシーンでも見事に表現されており、金色の髪の陰翳と艶というものにディズニーの「眠れる森の美女」の絵本で幼稚園時代に目覚めたワタシとしては、実に再び、ディズニー本舗により、黄金の髪の眩い質感の表現というものに魅せられたのだった。
The shadow of your smile
このほど、ジェイク&マギー・ジレンホールの父である映画監督スティーヴン・ジレンホールが、ハワイはオアフ島のノースショアで近親者だけのこぢんまりとした結婚式を行い、姉弟は父の再婚を祝うためにハワイを訪れた。
ジェイクとマギーの両親は長い間おしどり夫婦と言われてきたが3年前に離婚。両親の熟年離婚にジェイクは少なからずショックを受けていたらしい。そのせいかどうか父の再婚を寿ぎつつも、パパが幸せならいいんじゃない?という表情のマギーと較べると、ジェイクの笑顔にはそこはかとなく翳がさしているように、ワタシには見受けられた。
「青いパパイヤの香り」 (L'ODEUR DE LA PAPAYE VERTE)
-べトナムのエッセンス-
1993年 仏/ベトナム トラン・アン・ユン監督
昔、一度観たきりだったのだけど、最近、映画チャンネルで放映されたのを録画しておいて久々に観賞。
何本か撮っているけれども、結局、トラン・アン・ユンはこれに尽きるのではないかと思われる。(全作観ているわけでもないのにナンだけれど…)ベトナム系フランス人であるトラン・アン・ユンの頭の中にエッセンスとして紡ぎ出された故国ベトナムの文化と風物。実際のベトナムよりも美化されているのは確かだけれど、改めて観てみると、ワタシがハノイを旅してベトナムに感じた魅力は、本作の中に間違いなくエッセンスとして漂っている。暑い暑いと映画の中で登場人物も言っているが、緑の多い家の中で、常に葉陰を涼しい風が吹き抜けてくるような映像には不思議な清涼感がある。
1993年 仏/ベトナム トラン・アン・ユン監督
昔、一度観たきりだったのだけど、最近、映画チャンネルで放映されたのを録画しておいて久々に観賞。
何本か撮っているけれども、結局、トラン・アン・ユンはこれに尽きるのではないかと思われる。(全作観ているわけでもないのにナンだけれど…)ベトナム系フランス人であるトラン・アン・ユンの頭の中にエッセンスとして紡ぎ出された故国ベトナムの文化と風物。実際のベトナムよりも美化されているのは確かだけれど、改めて観てみると、ワタシがハノイを旅してベトナムに感じた魅力は、本作の中に間違いなくエッセンスとして漂っている。暑い暑いと映画の中で登場人物も言っているが、緑の多い家の中で、常に葉陰を涼しい風が吹き抜けてくるような映像には不思議な清涼感がある。
映画の中の印象深いブロンド
前から折に触れて書いてはいますが、ワタシはブロンドの艶というものが好きでして。男性はブロンドよりダークヘアの方が個人的には好みではありますが、それとは別に、ブロンドが似合って印象的だなぁと思う俳優も勿論、居りますのね。ひと口にブロンドと言っても色艶、質感など様々ですが、今回は映画の中に登場した印象的なブロンドについて、本物、偽者、性別を問わず、思いつくままにピックアップしてみました。
「ティファニーで朝食を」 (BREAKFAST AT TIFFANY'S)
-名刺の住所は旅行中-
1960年 米 ブレイク・エドワーズ監督
あまりにも定番なので別にいいかと思ってきたのだけど、オードリー・へプバーン作品ついでにちょこっと本作も。これは一種の雰囲気映画であって、もはや古典ではあるが名作とかそういうシロモノではない。あくまでも、ジバンシーのシックな衣装をとっかえひっかえ出てくるオードリーとニューヨークの取りあわせを楽しむ映画である。こういう雰囲気映画が成立するのは、ヒロインに格別の雰囲気がないと茶番にもならなくなってしまうわけで、本作で鉄板のファッションアイコンになったオードリーだけに、ゴールドディガーズでディトリッパーでもあるホリー・ゴライトリーに、シックでクラス感漂う衣装を着せたそのセンスや、軽やかさを失わずに見事にシックな衣装を着こなして現れる彼女の洗練のされ方には毎度ニンマリとする。何度見てもバッグと帽子と服と靴の取りあわせが完璧だと思う。黒い衣装が殊に良い。
1960年 米 ブレイク・エドワーズ監督
あまりにも定番なので別にいいかと思ってきたのだけど、オードリー・へプバーン作品ついでにちょこっと本作も。これは一種の雰囲気映画であって、もはや古典ではあるが名作とかそういうシロモノではない。あくまでも、ジバンシーのシックな衣装をとっかえひっかえ出てくるオードリーとニューヨークの取りあわせを楽しむ映画である。こういう雰囲気映画が成立するのは、ヒロインに格別の雰囲気がないと茶番にもならなくなってしまうわけで、本作で鉄板のファッションアイコンになったオードリーだけに、ゴールドディガーズでディトリッパーでもあるホリー・ゴライトリーに、シックでクラス感漂う衣装を着せたそのセンスや、軽やかさを失わずに見事にシックな衣装を着こなして現れる彼女の洗練のされ方には毎度ニンマリとする。何度見てもバッグと帽子と服と靴の取りあわせが完璧だと思う。黒い衣装が殊に良い。
「暗くなるまで待って」(WAIT UNTIL DARK)
-傍に居てくれない貴方だけれど…-
1967年 米 テレンス・ヤング監督
オードリー・へプバーンの60年代後半の映画の中では、一番好きな作品。
何故好きなのかというと、映画として上手くできているという事もあるが、オードリーの夫を演じるエフレム・ジンバリストJrがちょっと好みだからだ。他の映画では観た事がないのだが、この人は同名の有名ヴァイオリニストを父に持つ渋い二枚目で、うちの母は彼が主演のTVシリーズ「FBI」を昔よく見ていたそうな。オードリーはオシャレコメディの他にサスペンス系の作品にも出ているが、案外サスペンスも合う。本作のプロデューサーは当時夫だったメル・ファーラー。メルが夫役じゃなくて良かった。
1967年 米 テレンス・ヤング監督
オードリー・へプバーンの60年代後半の映画の中では、一番好きな作品。
何故好きなのかというと、映画として上手くできているという事もあるが、オードリーの夫を演じるエフレム・ジンバリストJrがちょっと好みだからだ。他の映画では観た事がないのだが、この人は同名の有名ヴァイオリニストを父に持つ渋い二枚目で、うちの母は彼が主演のTVシリーズ「FBI」を昔よく見ていたそうな。オードリーはオシャレコメディの他にサスペンス系の作品にも出ているが、案外サスペンスも合う。本作のプロデューサーは当時夫だったメル・ファーラー。メルが夫役じゃなくて良かった。
「The Kennedys」
-野望の果て-
現在、NHKBSプレミアで今「ケネディ家の人びと」という8回シリーズのドラマを放映中だ。ワタシはドラマだと思わずにタイトルだけ見てドキュメンタリーだろうと思って留守録しておいたら、脚本ユル目のドラマだったので忽ち観る気が失せてしまった。そういえばケイティ・ホームズがジャッキー・ケネディを演じるドラマを撮影していると前に読んだ事があったのを思い出した。なんだか高校生の学園祭芝居のようなおままごとジャクリーンである。JFKを演じるのはグレッグ・キニア。まぁ、なんとなく似ていなくもないけどちょっと気弱そうでイマイチでもある。そんなこんなでドラマには興味が湧かなかったので、昔観た英米のTV局が合作したドキュメンタリーの「The Kennedys」を思い出した。ユルいドラマより出来のいいドキュメンタリーの方が数倍面白いのは言う間でもない。それにしても、このケネディ家というのは、どうしてこうもドラマティックで過剰なんだろうか…。
現在、NHKBSプレミアで今「ケネディ家の人びと」という8回シリーズのドラマを放映中だ。ワタシはドラマだと思わずにタイトルだけ見てドキュメンタリーだろうと思って留守録しておいたら、脚本ユル目のドラマだったので忽ち観る気が失せてしまった。そういえばケイティ・ホームズがジャッキー・ケネディを演じるドラマを撮影していると前に読んだ事があったのを思い出した。なんだか高校生の学園祭芝居のようなおままごとジャクリーンである。JFKを演じるのはグレッグ・キニア。まぁ、なんとなく似ていなくもないけどちょっと気弱そうでイマイチでもある。そんなこんなでドラマには興味が湧かなかったので、昔観た英米のTV局が合作したドキュメンタリーの「The Kennedys」を思い出した。ユルいドラマより出来のいいドキュメンタリーの方が数倍面白いのは言う間でもない。それにしても、このケネディ家というのは、どうしてこうもドラマティックで過剰なんだろうか…。
ビアンな女優たち
少し前まではレズビアンの女性というと、何か独特の雰囲気をかもし出している人が多かった気がしますね。そうだろうな、というような雰囲気とでもいいましょうか。
しかし、昨今では 「え!この人がレズビアンなの?あら…」とちょっと残念な気持ちになってしまう美女もちらほらと出てきたりして、端倪すべからざるものがある世界でございます。