美の巨人たち 「迎賓館赤坂離宮」

-素晴らしいけど住み辛い、華麗にして不幸な宮殿-
TV TOKYO



ワタシは地上波を見ないので、たまに必見モノの番組を見逃して「う!!」という事がある。地上波を見なくなってからも、基本的に「美の壷」とか「情熱大陸」とか「美の巨人たち」など、幾つかのドキュメンタリーはピンポイントでチェックする事にしているのだが、やはり忘れてしまいがちだ。ところが昨今では有難い事にキー局がいくつものチャンネルを持つようになったので、地上波の放映を見逃してもBSで暫くすると見られる、という事がある。ずっと内部を見たい、見たいと思っていた赤坂離宮が「美の巨人たち」で特集されたことを知った時には、地上波の放映は既に終わってしまっていた。「きゃ~~~!しまった!!」と地団駄を踏んだものの、BS JAPANで後日放映される事が分かったので、満を持して予約録画し、明治を代表する建築家・片山東熊の畢生の大作である「赤坂離宮」の特集をゲットした。…ふ~。マルチ・チャンネル時代に感謝、である。

やったぜジェイク!「End of Watch」全米初登場首位!!



このところ、出演映画が中ヒットばかりで、ドーンと当る、という事のなかったジェイク・ジレンホールの新作「End of Watch」が9月の第4週の全米興収で初登場首位に輝いた。ここ数年は試行錯誤が続いた観のあるジェイクだが、ポリス・アクションで一発当てた事は今後のキャリアにもいい影響を及ぼしそうである。まずは、おめでとう、ジェイク。

2012 Emmy Awards 結果速報

-Not Britain's night at the Emmy awards-



さて、全米放送業界でもっとも権威ある賞といわれるエミー賞の授賞式が、ロサンゼルスで9月23日に開催された。64回目となる今年のエミー賞の司会はジミー・キンメル。
今年は「ミニシリーズ/TVムービー部門」に「Sherlock」が作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞など13部門にノミネートされたため、結果がとても気になっていた。また、「ドラマ・シリーズ部門」では「MAD MEN」が連覇するのか、それとも他の作品がそれを阻止するのか、という興味があり、エミー賞はちょっと楽しみにしていた。ともあれ、既に結果は出ております。日本では「2012 Emmy Awards」の模様はこの土曜にAXNで放映されるけれども、ひとまずどんな結果だったかチェックしてみると…。
※バッチ君とマーティンは会場に来ていたらしいので、一応、授賞式をチェック。2枚ほど写真を追加しました。いや~、それにしても、あまりの映らなさに驚いた。

クラシックホテル憧憬 「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」

-東西文化の優美なる融合-



チェンジ・オブ・ペースということで久々の「クラシックホテル憧憬」。
ワタシがこの番組に気づいたのは、「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」の放映を初めて見た時だった。その時でも既に再放送だったらしいのだが、ホテルの外観も内装もあまりに徹頭徹尾好みのホテルなので、ひたすらに眺めていて録画を忘れた為、その後3度目の放送を待っていたのに、何かと取り紛れているうちに3度目を見逃してしまい、この次の放映はあるのかしらん…と訝っていたら、いつからか日テレプラスで過去の回が不定期に放送されている事が分かった。BS日テレでは精力的に新しく取材してきたホテルを放送し、過去分は日テレプラスでさみだれ式に放送する、というスタイルになったようだ。そんなわけで、日テレプラスにより、「もう一度見たい!」と思ってから約8ヶ月ぶりで、漸く再び「メトロポール・ハノイ」を観る事ができたのだった。

「女王陛下の007」(ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICE)

-ティモシー・ダルトンで観たかった"ロマンティック"ボンド-
1969年 英 ピーター・ハント監督




欧米ではあまり人気はないものの、隠れファンの多い作品であることは、日本が舞台の「007は二度死ぬ」といい勝負の作品。(IMDbでは二度死ぬの方がポイントが0.1高い)尤も、昨今ではわりに評価が上がって来ているようで、日本においては、本作がボンド映画で一番好きだという人もけっこういるらしい。主役はともかく映画としてはなかなか面白いという感想が多いので、先日、IMAGICAでの放映を録画しておいたのをようよう観賞。一応二度目だが前回殆どまともに観ていないので今回が初のようなもの。観ているうちに、原作も読んだ事があったのを思い出した。

「シャンハイ」(Shanhai)

-我々のような男には、二度目の恋が危険なのだ-
2010年 米 ミカエル・ハフストローム監督



「上海」というタイトルは気になるものの、出演者の顔ぶれに殆ど引っ張られなかったので、ワタシ的にはスルー系の作品と位置づけていたのだが、戦前の上海の空気はそれなりに出ているらしいという話を聞いたので、一応、観てみる事にした。1941年といえば、日本とアメリカが遂に戦争を始めた年である。開戦前夜の上海でうごめく男と女。はてさて、いかがなことになっているやら。

久々の敏ちゃんLOVE

-IMDbにおける三船敏郎-



先日、IMDbで調べ物をしていた時にふと思いついて、そういえば「用心棒」ってどんな評価かな、と久々にチェックしてみると、2012年9月現在、IMDbユーザー達のつけたポイントの平均は8.4だった。ふむふむ。「七人の侍」は8.8(相変わらず一番高い)、「椿三十郎」は8.1、「隠し砦の三悪人」は8.0、「羅生門」は「用心棒」と同じく8.4、これらと並んで意外に頑張っていたのが「蜘蛛巣城」の8.2だった。総体に、黒澤といえばすぐに名前の出てくる作品は8ポイント以上の高評価である。(余談だが、「Sherlock」Series2の#1と#3はそれぞれ9.2という猛烈高評価である。9ポイント以上というのはあまり見かけない)
ワタシは自分では観た作品にポイントなどはつけないし、他のブロガーや批評家などの個人のつけたポイントにも興味がないが、映画データベースなどで、ある作品について大勢の人がつけたポイントの平均というのは割に興味がある。主観も数が集まると客観的データになるからだ。

「HOMELAND」 Season 1

-彼は、何を胸に秘めて還って来たのか?-
2011年 米 Showtime



Season2が現在USで放映中のようだが、今年のゴールデングローブ賞のTVドラマ部門で、作品も最優秀ドラマ賞を獲り、クレア・デインズが主演女優賞を獲ったので「ふぅん」と思っていたが、FOX CRIMEで「HOMELAND」Season1の放映が始まると、出演者は地味ながら、その緊迫感と展開の読めない脚本の出来の良さ、演技、演出のレベルの高さであっという間に引き込まれた。クレア・デインズは本作のCIAアナリスト役のオファーを受けた時に、少し前にオーディションを受けていたイーストウッド監督作「J.エドガー」の秘書役も受かったが、「HOMELAND」を選んだ。デインズが断った秘書役は似たような感じの女優ナオミ・ワッツに流れたが、結果的にピリっとしないぬるい映画だった「J.エドガー」を断ったのは大正解だったようだ。7年の契約で長丁場になり、外したら大損だったかもしれないが、「HOMELAND」を選んだデインズは女優の勘でキャリアのかかった博打に勝った。それにしても「HOMELAND」は出演者が7年縛りの大作であるらしい。先々どういう展開になるんだろう。非常に興味深い。

ミステリーの主人公とアスペルガー傾向は相性がいい



昨今、話題のミステリーの主人公は、アスペルガー障害的傾向を持つキャラクターが流行りのような気がする。ワタシはミステリーに特に詳しいわけではないので他にもいるのかもしれないが、そういうキャラクターの嚆矢はスティーグ・ラーソンが創造した北欧発のベストセラー・ミステリー「ドラゴン・タトゥの女」のリスベットではないかと思う。そして、2010年にBBCが放った21世紀のシャーロック・ホームズ像もまた、アスペルガー傾向を持つ「ハイ・ファンクション・ソシオパス(高機能社会不適合者)」というキャラ設定が、ビクトリア朝末期の私立探偵のキャラを現代に再構築する際に、非常に効果的に作用していると思う。並外れた特異な能力を持つが極端にコミュニケーションスキルの欠如した人格とミステリーというのは、相性が良いらしい。

「コバート・アフェア シーズン2」(Covert Affairs Season2)

-逢いたくなった時に、君はここにいない-
2011年 米 Open 4 Business Productions制作



さて。今年前半は「Sherlock」Series2で明けて、その後も海外ドラマで面白いものが沢山あったので、帯録画しておいて時間がある時にまとめて観る、という感じだった。中でも楽しく観たのは「ボルジア 欲望の系譜」および「HOMELAND」、そして「コバート・アフェア」シーズン2だった。どれも最終回まで放映が終わって一段落。なかんずく「HOMELAND」のシーズン1は、実に見応えがあった。これはそのうちレビューを書くつもりだけれど内容がヘビーなので先送りして、今回は「コバート・アフェア」シーズン2の後半エピソードについて。