それぞれのアイリーン・アドラー

-グラナダ版、ロシア版、BBC版におけるthe woman-



少し前に、かねてより噂に聞いていたロシア版のホームズ物「シャーロック・ホームズとワトソン」で、「ボヘミアの醜聞」の入ったエピソードを観た。その後、それだけ録画しそこねていたグラナダ版の「ボヘミアの醜聞」を無事に録画することができたので、久々に見てみた。ワタシはこのグラナダ版の「ボヘミアの醜聞」がけっこう好きなのだけど、ロシア版もかなりマッタリとしたテンポで淡い作りながら悪くはなかった。そして、BBCの現代版「「A Scandal in Belgravia(べルグレイヴィアの醜聞)」。これについては既にもう、さんざんあれこれと記事を書いたけれども、勿論とても好きである。それぞれのドラマに登場するアイリーン・アドラーはそれぞれに味わい深い。今回は、この3人のアイリーン・アドラーについて。

SAVE THE BEST FOR LAST

-葛西紀明 不撓不屈の「愛の人」-



屈辱をバネに昔の自分を凌駕できる人がいる。
諦めないという事も、ひとつの才能だ。

葛西紀明、16年目のリベンジ。
長野の借りを、ソチで返した。

10代のワンダー・ボーイズに見る新しい日本人像

-ソチ五輪の若い日本人メダリストたち-



なんだかんだと言いつつも、いざ始まると折々見ている五輪中継。
今回、日本のメダリストは10代が主流。先が長くて頼もしい。特徴的なのは、顔は子供の頃から同じ顔の、アッサリ、サッパリのかわいい顔だちでいて、あっけらかんと世界最高峰のワザを決め、結果を出しても舞い上がる様子もなく淡々とマイペースというところ。フィギュアの羽生王子は勝負のFPで、さすがに極度の緊張から彼らしくもないミスをしてしまい、五輪の重圧は格別なのだねぇと思ったのだけれども、SPまでの自信に溢れた様子は、これまでの選手とはメンタル面の強さが違うなと感じた。また、スノボーの平野・平岡コンビの淡々としたあっけらかんさは子供のうちから広い世界に出る事に馴れ、「自分の好きな事を楽しんでやっているけど、幼い頃からプロである」という透徹した自意識も影響しているように思う。日本の10代のメダリストたちの姿に、新世代の日本人像を垣間見た気分になった。

「小さいおうち」

-届けられなかった一通の手紙-
2013年 松竹 山田洋次監督



これは、パンフレットを見かけた時から何となく気になっていた作品だった。山田洋次のファンでもないし、松たか子にも興味がないのに、この映画が気になったのは何故だろうとつらつら思ってみるに、「小さいおうち」というタイトルに何かしら郷愁を感じたからかもしれないと思い当った。子供の頃に母がシリーズで揃えてくれた岩波の絵本の中に、「ちいさいおうち」という本があった。岩波の絵本シリーズは挿絵の美しいものが多かった。絵本の「ちいさいおうち」は、アメリカの赤い屋根の小さなおうちの話だったっけ…。この映画は赤い屋根の小さな家で暮らしていた戦前の東京の人妻のささやかな秘密の物語らしい。戦前の東京の小さなおうち…か。 ワタシは随分久々に、邦画の新作を映画館に観にいくことにした。

ソチ五輪開会式

-外は大雪 ソチでは五輪-



いつも、始まるまではサッパリ関心がなく、どうでもいいなぁと思っているオリンピック。今回は更に輪をかけて興味がなく、ふぅん、もう開会するの?ソチってどこ?などという浦島状態なワタクシでしたが、開会式が迫ってくると周囲が話題にし始めるので、あら、もうじき始まるのね。みんな関心持ってるんだねぇ…ということで、どうせこの週末は大雪に降り籠められてどこにも出られないし、一応中継録画で開会式を見物。 ソチってロシアだったのね。

「アメリカン・ハッスル」(AMERICAN HUSTLE)

-オフビートな“ハッスル”コメディ-
2013年 米 デヴィッド・O・ラッセル監督



話題作だし、キャストの顔ぶれも面白そうだったので久しぶりに映画館へ。
実話をベースにした、オフビートなコメディとでもいうべきか。確かに主演と助演、二人の女優の演技が物凄く目立つ作品だった。男優陣もかなり頑張ってはいるのだけど、女優二人の演技と存在感が強烈なので、なにやらかすんでしまっていた印象。
俳優陣のモサいヘアスタイルとダサい衣装に思わず笑みが浮かんでしまう。
70年代ってこんなにダサクサ大行進だったのかなぁ。ふふふ。

「コバート・アフェア シーズン3」(Covert Affairs Season3)

-愛、裏切り、そして愛-
2012年 米 Open 4 Business Productions制作



このブログでは、ワタシの好みを反映して、海外ドラマでは恋愛モノやコメディについての記事は皆無で、スパイ物やサスペンス、ミステリー系のドラマの記事が多いのだけど、中でもダントツの人気なのが、「Sherlock」関連記事と並んで「コバート・アフェア」の記事。「コバート・アフェア」関連記事への検索がかなり多いのをみても、このドラマが愛されている事が分かる。勿論、ワタシも好きだけれど。だって確かに面白いものね(笑)
シリアスで辛いスパイ物も多いが、「コバート・アフェア」のポイントは娯楽スパイ物というスタンスを崩さないところだろうと思う。シーズン3では、アニーの女007化が加速している。任務とロマンス、愛と裏切りのドラマがスリリングなストーリー展開の中で効果的に花開いている。それにしてもモサドのエイアルは出過ぎだなぁとは思うけれども…。