「ベイマックス」(BIG HERO 6)

-あたたかなマシュマロの神癒力-
2014年 米 ドン・ホール監督



原作はマーベルコミックものなんだそうだけれど、原作をベースにディズニーが巧くアレンジして別物に仕上げた作品、という感じらしい。「アナと雪の女王」には1mmも興味がなく、何が良くてそんなにヒットしているのかサッパリ不明だったワタクシなれども、これはトレーラーを観た時から、漠然と行かなければ、と思っていた。ストーリーとしてはありがちな話ではあるけれども、構成が巧いし展開もスピーディ。主人公の少年をはじめとするキャラ達もキュートだし、何よりぷわぷわでユーモラスなベイマックスには大いに癒される。原作コミックでは、ああいうぷわぷわした白い風船みたいなロボットじゃないらしいのだけど、いやぁ、さすがデズ本舗。脚色も一級品です。

「ブライズヘッドふたたび」(BRIDESHEAD REVISITED)

-斜陽のロマネスク ある家族の肖像-
1981年 英 グラナダTV マイケル・リンゼイ=ホッグ他 監督



イマジカは、放映する映画の作品チョイスでは、折々、ライバル?のザ・シネマの方が面白い事も多いのだが、昨今、TVドラマの放映にも力を入れ始め、最新のものでは米ドラマの「ハウス・オブ・カード」や「ボードウォーク・エンパイア」、過去の名作ドラマ枠では、英国iTV制作のレアな作品や、名作ドラマを放映してくれるようになり、新たな特異性が出て来た。そのiTV枠の中で、ワタシがおお!と膝を叩いて予約録画をセットして収集しているのが、30代前半のうら若きジェレミー・アイアンズの繊細なハンサムマンぶりを鑑賞できる「ブライズヘッドふたたび」だった。

健さん死して「生き様」を残す?

-イメージを全うするということ-



今年(2014年)の11月10日に高倉 健が亡くなっていたと知ってびっくりしていたら、幾ばくもなく菅原文太の訃報も飛び込んで来て、かつての任侠映画のスターが相次いで鬼籍に入るという事になってしまった。高倉 健は芸名だが、菅原文太は本名であるらしい。そこに何やら、この二人の俳優としての現れ方の違いが象徴されているような気もするが、今回は二人の対比ではなく、謎に包まれた私生活を押し通した高倉 健についての雑感。

「6才のボクが、大人になるまで。」(BOYHOOD)

-流れ去る時と、積み重なる時間と-
2014年 米 リチャード・リンクレイター監督



今年は、観たい映画が殆ど無いので、ここ数年で最も映画館に足を運ばなかった年(観ても何も書く気にならなかった映画も2本ほど観た)だと思うけれども、食指が動く映画があれば見に行くのはやぶさかではない。まえに劇場に映画を見に行ったのは10月の初めだったと思うけれど、久々に封切り映画で観たいものが出て来たので、映画館のシートを予約した。