踊る敏ちゃんを見たか! 「三船敏郎」

またも、ふと語りたいスターの顔が浮かんだのでMy Favorite Stars の第2弾を行ってみようと思う。さあ、このイケメンは誰でしょうか?

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竹之内 豊じゃありませんよ

晩年は眉間にシワを寄せて、何かといえば唸ってばかりいる気難しいオヤジ、という印象しかなくなってしまった三船敏郎であるが、この人こそは、かつて一世を風靡し、ミスター・ニッポンとして海外にその名と勇姿をとどろかせた日本の誇る男前No.1だった。「生きる」を除く黒澤 明の傑作は悉く、この人あって初めて作り得たものである。よく、世間では逆の言われ方をしているけれど、ワタシは断固としてこう言い切る。三船敏郎なくして黒澤 明は無かったのだ、と。

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三船敏郎はつくづくと過小評価されていると思う。上原 謙の例を引くまでもなく、やはり人間、女問題で晩節を汚すと影響は大きい。仰ぎ見るような輝かしい業績も、日本映画界に果たした貢献も、なんだか何割引にも過小評価されているようで不当極まりない。日米合作のドラマ「将軍」に出たあたりまでが世界の三船としての栄光を保った最期の時期であったろうが、その後はどうも愛人問題でミソをつけ、かつての輝きは過去のものになった。(その愛人が例の三船美佳の母親である)そして、今や三船敏郎は「三船美佳のオヤジ」というところまでその存在は小さくなってしまった。まあ、三船美佳もあっけらかんとして可愛いと言えなくもないが、世界のミフネの娘としてはあまりにも小粒である。下手に面差しが似ているだけに、バラエティに出てきて品性も知性のかけらもないバカトークを披露しているのを見るにつけ、「ああ、敏ちゃん…」と遣る瀬ない思いにとらわれてしまう今日この頃である。

そんなこんなで、昨今の若者にはロクなイメージはないであろう敏ちゃんなのだけど、この人の若い頃の二枚目ぶりときた日には、本当にもう、単に二枚目であるだけでなく、野性的で、セクシーで、バイタリティに溢れ、かつ凄みと愛嬌を兼ね備え、締めくくりとして苦みばしってさえいる、という日本人離れのしたスケール感を持っていた。
ワタシもご他聞にもれず、クロサワ物のチョンマゲを乗せた浪人姿や、侍姿の時代劇に出た敏ちゃんあたりから見始めたので、初めて前髪パラリで背広を着た姿を見た時には本当にたまげた。

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あまつさえその男前ぶりでワタシを登場した瞬間に圧倒した敏ちゃんであるが、なおかつ、ナイトクラブでジルバを踊るという更なるオドロキを提供してくれ、さすが世界のミフネ!と恐れ入った。

ジルバを踊る敏ちゃんという珍しいものを鑑賞できるのは黒澤 明の「酔いどれ天使」。焼け跡闇市時代の話で、敏ちゃんは結核に侵された若いヤクザの役。血気盛んな時から、段々病勢が進んで衰え、終にはヤクザ同士の争いの中で犬のように死んでいくまでを描いた作品。

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敏ちゃんはいきなり上半身剥き出しで登場。筋肉質で胸板の厚い、いいカラダを披露してくれる。この戦後すぐくらいの時代は日本人は軒並み貧弱な体をしていたと思うのだけど、敏ちゃんが日本人離れしていたのは、背は高くないが均整の取れた体つきと、厚い胸板に太い腕という非常に筋肉質のいい体をしていたことも大きい。踊りはご愛嬌といった程度のものだが、しかめッツラしか観たことがない人には、踊る敏ちゃんというだけでも大変なインパクトだろうと思う。

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敏ちゃんの代表作は黒澤黄金期の傑作群のほかに、稲垣 浩の「無法松の一生」や、岡本喜八作品などもあるが、ワタシ的にオモテのベスト1はズバリ「用心棒」(1960年・東宝)に尽きると思う。

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ベスト1の当たり役

同時に、異論もあるだろうがこれが黒澤のベスト1だとワタシは思う。「七人の侍」を押しのけ、輝けるベスト1である。もう、本当に「用心棒」の敏ちゃんは痺れさせてくれる。後期にはしかめツラで常に苦虫を噛み潰したような顔に終始する敏ちゃんだが、この全盛期には「愛嬌」というものを持っていた。用心棒でも飄々とした味わいと、独特のユーモア、愛嬌があり、キャラクター設定も敏ちゃんにピッタリとはまっていて、何度観ても痛快なカタルシスを覚えずにはいられない。古臭いからとか時代劇なんて、とか言ってこれを観ないのは本当に勿体ない事である。映画の面白さに徹頭徹尾満ち溢れているし、何よりもピカレスクロマン的な、薄汚れたヒーロー・桑畑三十郎の魅力にどっぷりと浸ってほしい。敏ちゃんの三十郎が画面に出てきてテーマ音楽が流れたとたんに、「用心棒」世界の虜になること請け合いである。「カジノ-」にハマった人は少なからず「用心棒」にも心踊ること間違いない。映画でヒーローを見ることのカタルシスをこんなにも感じさせてくれる映画は他にいくつもないだろう。本当にカッコいい。途中、敵の手に落ちて散々やられて痛い目をみつつも復活し、包丁一本を手に「刺身にしてやる!」と向かっていこうとするシーンなど、名場面、名セリフは枚挙にいとまがない。映画スターとしての敏ちゃんの魅惑はこの1本に余すところなく集約されていると言える。

この敏ちゃんのいかにもなオモテの顔と別にワタシの裏ベスト1というのがある。それは成瀬巳喜男監督の「妻の心」(1956年・東宝)である。これは現代劇で、地方都市の商店街で店を営む夫婦の機微を描いた佳作。高峰秀子主演で、敏ちゃんは秀子の夫役、ではなく彼女の女友達の兄で、密かに秀子を好きだった男、という役。30代半ばぐらいの男盛りの色気が漂う、穏やかで知的で紳士的な銀行マンの役を敏ちゃんは自然な演技でさらっと見せる。とにかくはにかんだ笑顔とか、りゅうと着こなした背広姿とか、量の多い漆黒の髪の艶とか、うっとりホレボレする男前っぷりである。そして、どうも結婚生活が上手くいっていないらしい秀子を目の前にして、それなら別れて俺のところに来い、と言いたいけれども一線を越えたものかどうか迷う男の慎みやたゆたいが、淡くさらりと表現されていてとてもいい。黒澤作品での豪傑よりも、この「妻の心」の銀行員役がベスト1だという人も少なくない。ワタシもそのご意見には賛同するけれど、やはり用心棒は捨て難いので、ベスト1をオモテとウラに分けてみた。

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高峰秀子と

*****
女に迷って晩年少し男を下げたとはいえ、敏ちゃんは不滅の大スターである。彼が残した仕事の見事さは、そんな些細なスキャンダルなどで曇らされるようなシロモノではない。そして常に彼が海外に示してきた、日本人としての堂々たる佇まいはもっと評価されていいものだ。
そんなわけで数多い敏ちゃんの写真の中でも、ワタシが密かに気に入っているのは、これ。

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この国際的男振り!

ベネチア映画祭で主演男優賞を取った時の写真だが、敏ちゃんはキリリとした紋付袴姿で腰に扇子をたばさみ、イタリア人の間に入って些かも臆するところなく実に堂々の二枚目ぶりである。カッコイイ。日本人は公式の場に出たら伝統の着物スタイルを着崩さずにきちんと着て出て行くのが一番決まるとワタシは思っているけれど、この敏ちゃんの威風堂々の晴れ姿などは、まさにその代表格であろう。日本にはかつて、こんなにもカッチョいい国際スターがいた。日本人として、彼をもっと知っておかなくてはなるまい。「三船美佳の父」だなんて敏ちゃんの存在を語る上で氷山の一角とも呼べない瑣末なことである。

      -旧ブログのコメント(2)-

コメント

  • 2013/05/10 (Fri) 20:14

    「踊る敏ちゃん」!を見ました!
    ビックリしました~、
    でも『野良犬』ではなく、まだ回り道中の私は『ジャコ万と鉄』を見たのです。
    歌い(?)、踊る(?)敏ちゃん。かわいかった。この映画はそして、なんて爽やかで愛らしい映画なのでしょうか。話は荒々しいところもあるのに、登場人物が、それぞれ思いやり、人間としての含羞のようなものがあり、皆がとてもいとおしく思えました。
    いとおしいと言えば、『石中先生行状記』。見終わった後、うっとり幸せな気持ちになりました。昔の映画って、暖かいですね。登場シーンの三船さんは少しグレゴリー・ペックに似ていませんか!???
    『激流』も興味深い。大学出のインテリ技師(腕っ節はもちろん強いが、その事実は隠している)という役も結構似合っていました。何より、寝顔で登場、というのがポイント高し。

    その他、迂回中のご報告を、、、
    『サラリーマン忠臣蔵』元々、社長シリーズも好きなので、めちゃめちゃ楽しみました。「うちのじじが…」なんて発言する三船さんもステキなら、激高する三船さんに「ごもっともです」と言い続ける志村さんも最高です!『続・社長洋行記』では中国語を話す三船さんが見られました~。感激。
    『1941』いや、三船さん、ご立派です。ご自分のパロディを堂々と出来るのは、大物中の大物の証拠です。その意味では、『独立愚連隊』も面白かった。(もっとも、岡本監督はDVD特典映像のなかで、こっちが普段着のミフネだと言っていましたが。)『1941』では、英語だけでなく、ドイツ語を話す三船さんも。ロバート・スタック(彼もセルフパロディは得意)も出ていたので嬉しかった。この映画を見た後に『蜘蛛巣城』を見てハッとしたのですが、あの、動くクリスマスツリーは『蜘蛛巣城』の動く森のパロディなんでしょうか?ひょっとして???
    『顔役無用/男性No. 1』『男対男』どちらも三船さんはカッコいいです。話としてはNo.1のほうが面白いでしょうか。『戦国無頼』画面が暗くて長くて、見るのが大変だった。。。(でも、この作品、羅生門や、その頃の黒澤作品よりも、ずっと素晴らしいと小林一三が絶賛していたので見たのです。)三船さんがおじいさんの頭を剃ってあげるシーンがあって、手先が器用なところが見られるし、月を見上げるシーンの三船さんの横顔は、素晴らしく美しかった。白黒(しかも画像はかなり悪い)なのに、瞳の色が薄い茶色のように見えて、どういう効果なのか分かりませんが、息をのむほどきれいでした。
    本当は、先週、「真打」?の一本と思われる『下町』を見たので、そのことを書こうと思っていたのですが、こんなに長くなってしまったので、取り敢えず、ここまで。。。
    (心のなかでは、『ジャコ万』『石中先生』は三船さん「真打」作品、と私は思います。)
    読んでくださって有難うございます!三船さんの映画の話ができるのが嬉しい。。。

    PS : Kikiさんの遠足なさったときの写真、とても美しくて楽しんでいます!

  • 2013/05/10 (Fri) 22:34

    ごめんなさい!踊る敏ちゃんは、野良犬ではなく、酔いどれでしたね。。。どららも見ていないので勘違いして前のコメントを書いてしまいました。

  • 2013/05/11 (Sat) 22:01

    WENさん

    「ジャコ万と鉄」の時は、何か若くて純情で爽やかな青年を演じてますよね。ジャコ万が月形龍之介でちょっと迫力不足だったけれども、敏ちゃんはとにかくからっとした青年の役が合ってましたね。あれはのちに東映でリメイクされて、高倉健が鉄を演じているようです。ジャコ万は丹波哲郎だったような…(笑)
    「激流」というのは未見です。「1941」も未見なので何とも言えません。「男対男」は見ましたが、あれは池部良の方が影があって美味しい役を演じてましたね。敏ちゃんは真面目ないい男なのだけど、あまり真面目ないい人をやると詰らないわねぇ、と思ったりして。星由里子が可愛かったです。「戦国無頼」も未見です。よく色々なものをご覧になってますねぇ。そういえば、この前「日本誕生」見たけど、飛ばし飛ばしでざくざくと見てあっという間にHDから消去しました。いくらファンでもどうでもいいものはどうでもいいなぁ、と(笑) ワタシは、何を見ても楽しめるというタイプのファンじゃないもので。見てないものが多くて申し訳なし…。
    ただ、敏ちゃんの目がモノクロでも薄い茶色に見える、というのは分る気がします。そうそう。目がとても綺麗なのよね…敏ちゃん。ふぅ。「下町」もご覧になったんですね。あれは凄く良かったでしょう?ラストに漂う無常感が何ともいえないですよね。

    「遠足写真」も見てくださってありがとう。また、あれこれとUPしていきます。

  • 2013/05/13 (Mon) 21:15

    Kikiさん、ご丁寧なお返事、有難うございます!
    『ジャコ万』は大好きな映画になりました。確かに、月形龍之介が、どうしてあんなに恐れられるのか、説得力なかったですね。鉄のまわりの人たち、おとうちゃん、おかあちゃん、姉ちゃん、兄さん、大学、なんていう人も、とっても良かったのに。若い三船さんが鉄、年取った丹波哲郎がジャコ万だったら、面白かったかも。
    『男性No.1』はそれなりに、面白いです。三船さんの役は「ビュイックの牧」だったかなー、トレンチコート姿が多くてカッコいいので(強そうでいて中はややマヌケです)Kikiさんのお目にもかなうかも。
    『激流』は、社長シリーズではいつも森繁社長をやりこめている久慈あさみが三船さんを好きになったりしていて、私は楽しみました。これは新宿の大きなレンタル屋でビデオを借りました。早く見ないとそのうちビデオも取り扱いがなくなってしまうのでは、という恐怖心で、手の届くものはどんどん見ています。(事実、『男ありて』や『妻の心』は、そのレンタル屋では今はもう取り扱いがないのです、涙~。東宝にも問い合わせしましたがVHSは廃盤との返事。テレビ放送がない限り、見られないみたいです。)
    『日本誕生』う~ん、そうでしょうねぇ。何となく、わかる。私も多分、あんまり興味ないような気がします。
    『1941』も、別に見なくても、、、とも思います。香港のおバカ映画も私は好きですが、『1941』のセンスは理解できず。ですけど、「ヘンな日本人を見せられん!」と三船さんが努力して、色々な間違いを直した映画だとのことなので、一度は見ようかと思った次第です。
    あぁ。今日も『下町』へ行き着けなかった。ごめんなさい。

  • 2013/05/14 (Tue) 18:54

    kikiさん、

    『下町』の記事にコメントしようと思ったのですが、コメント欄が見つけられなかったので、こちらに書かせていただきます。
    本当にすてきな作品でした。京橋の国立フィルムセンター(初めて行きましたが、キレイな良い劇場でした、こういう劇場が充実しているのが日本ならでは)で見ることが出来ました。kikiさんのサイトで『下町』について読み知っていなかったら、一生見なかったかもしれません。(なんという、損失でしょうか!)この作品について紹介してくださって有難うございました。心から、お礼申し上げます。
    三船さんの若い頃の作品を集中的に沢山見ているので、この映画でお姿を見たとき、ややトウが立っている?とチラッと思いましたが、すぐに慣れました。自然な現代髪スタイル(って言うかな~?)の三船さんが大好きです。動く山田五十鈴さんを見るのは恐らく、初めてでしたが、本当に美しい方。荒っぽい「セクシー」なんていうものではない、女性の「色香」を感じました。雨の中で「どこかでお蕎麦でも食べてから、嬉しい顔で別れたい」でしたっけ、堂々としていてステキでしたねぇ、あんなこと言いながらも(しかも相手は三船さん)、清らかな感じがするのは五十鈴さん、ならではですね。三船さんには死なれてしまう女主人公ですが、明日からはまた、しっかり生きていける、と私は感じました。二人の恋が、あまりにも優しく美しいものだったからでしょうか。。。お互いを穏やかに思いやる、という感情がしみじみ、すばらしいな、と思いました。
    戦後すぐという設定を反映してか、かなり生々しい情景もあるのに(生きるためには男に世話にならねば、と迫られたり、それに絡んで金銭のやりとりがあったり)、全編通して爽やかなのは、登場人物の心根が清潔なことが感じられる(真ん中の二人だけでなく、淡路恵子なども)せいでしょうか。感情に流されず、まっすぐに物語を進める構成が良かった。
    劇場にはチケットを買う前に長い列ができるほどで、中高年の方が多かったです。(私も立派な中年ですが。)三船さんが、お弁当の魚の切り身(鮭かなぁ?)をぐいぐい、っていう感じで2つに分けて、五十鈴さんにあげるシーンでは、何とも言えない、暖かい笑いがそこここで起きました。
    繊細で優しく、頼りになる三船さんを堪能した、楽しい映画でした。
    フランス生活の長い友人と見に行ったのですが、何かフランス映画っぽい、と言っていました。
    あぁ! またすぐに、どこかで見たい映画です~。

  • 2013/05/15 (Wed) 00:15

    WENさん
    「ジャコ万と鉄」かなり気にいられたみたいですね。ふふふ。
    >若い三船さんが鉄、年取った丹波哲郎がジャコ万だったら、面白かったかも
    確かに、そういうキャスティングで観てみたいかもですね。あの映画については、鉄がラストで、教会で賛美歌を歌う少女をじっとみつめて、肩の荷物を背負い直して去っていくシーンを覚えています。鉄の淡い初恋だったかな。
    「男性No.1」は見てみたいんですけどね。未見ですわ。まぁ、そのうちなんらかの方法で見られるとは思いますが、いつになるかなぁ。「激流」というのは、それこそタイトルも聞いた事ありませんでした。そんなレアな映画がビデオ化されていたというのが驚きですわ。DVD化はされないのかな。そうそう。レアな日本映画をみようと思ったら、やはりCSの日本映画専門chを押えておくといいかもしれません。「妻の心」も「男ありて」も何度か放映されてますよ。それと神保町シアターの特集はさりげにチェックしておかねば、かもですね。(笑)

  • 2013/05/15 (Wed) 00:23

    WENさん
    あぁ、すみません。「下町」記事のコメント欄、あけてなかったですね。このブログは1回移転してるので、古いブログの記事でコメントが入っているものは、こっちに移殖した時に新たなコメント欄を閉じたんですよ。
    京橋のフォルムセンターでご覧になったんですね。あそこ、綺麗ですよね。ワタシの記事が「下町」観賞に役だってなによりでした。
    「下町」は山田五十鈴と案外、スクリーンの相性が良かったですね。1時間ちょっとの映画なんだけど、登場人物の人生や溜息が如実に伝わってきて、本当に、こんな映画はもう今では作れないとつくづく思いますね。
    彼女は、やっと見出した頼れる男を失って、またしっかり生きていけるんでしょうかね。まぁ子供もいるし、ウダウダしてダメになっていくわけにもいかないだろうけど、辛いだろうねぇ…どうするのかしらん、と感慨深いですわ。確かにフランス映画っぽい感じもしますね。ジャン・ギャバンの「ヘッドライト」なんかにも通じるものがあるような、ね。
    フィルムセンターのチケット売り場に長い列が出来てましたか。何か嬉しいですね。最近、古い日本映画はけっこう人気じゃないかな、と思います。席数がそんなに無い事もあるけど、神保町シアターでも、けっこう満席だったりしますしね。

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