あえなく撃沈

この週末は久々に実家に帰ったワタクシ。遅く起きて、天気予報など一切聞いてもいず、普通の雨だろうと外に出たら、まぁ風が強い強い。ただの雨じゃなく、ちょっと猛烈な気配だ。なんだ、台風来てたのね。ちっとも知らなかったわよ、アテクシったら。本格的に猛烈になる前には実家に着いてひと安心。
恐ろしく足の速い台風だったようで、来たのも唐突なら、また猛烈な速さで駆けぬけて行き、台風一過の本日は絵に描いたような美しい秋晴れ。
いや?、毎度、台風の去ったあとというのは、カラリと晴れて余分なものが吹き飛ばされて非常に爽快なお天気になるものですねぇ。めでたし、めでたし。
家に帰ると母とワタシの間ではもっぱら自分が見た映画の話。特に母が地上波の映画について、こんなのを見たあんなのを見たとあれこれ楽しそうに話してくれる。ワタシもCSから録画したものなど、母が好きそうな映画をVHSに落として持って行く。(母はCSはあれこれ予約が面倒そうだし、録画もビデオなら操作できるがDVDはちょっと…)というので、実家は旧来のシステムでいまだ運用中なのである。
「でも、この方が気楽でいいわよ」と母。
「まぁね」とワタシ。

今回ワタシは、ちょっと母の反応を見るのが楽しみだった。
というのも、今回のVHSにはダニエルの「レイヤー・ケーキ」とGサマの「DEAR フランキー」を落していったからだ。この2本の映画を観て、そして、主演の二人を観て、母がなんと言うかとても興味があったのだ。
何しろ、ウチの母は映画が大好きで、いい男も大好き。
今でも覚えているが、ワタシがまだ子供だった随分昔の晩秋の頃、映画雑誌だか何かの付録の翌年のカレンダーを母と、同じく映画好きの叔母が二人でキャーキャーと騒ぎながらめくっていた。
1月のブロンソンに始まり、確かレッドフォードも居たと思うし、ベルモントだのイーストウッドも居た。いわゆる70年代末ごろの人気海外俳優が総登場のカレンダーだった。11月まできて「12月はきっとあれよ」「そうよね、あれしかないわ」と母と叔母は盛りあがり、めくってドロンが出てきて「やっぱり!きゃ???!」と大騒ぎで喜んでいた。アラン・ドロンがまだ日本でかなり人気があり、ダーバンのCMに出ていた頃の話である。…脱線。

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D'urban, c'est une elegance de l'homme moderne. 

娘のワタシが言うのもナンだけれど、わが母は映画の出来の善し悪しを嗅ぎ分ける鼻の鋭いことはかなりのものなのである。映画の好みも多岐にわたっていて、どこの国の映画でも面白そうだと思うとチェックする。ワタシがあまり観ないイランだのインドだのの映画でも、「面白そうだ」と思うとチェックして録画している。
そんな母は前にも書いたけれど、「ブロークバック・マウンテン」を観た時、開始1分もしないうちに、「これはいい映画だね」と言い、ジェイクが登場すると身を乗り出して最後まで見ていた。「骨折り山」鑑賞以降はすっかりジェイクのファンになった母のために「ジャーヘッド」もVHSに落して持っていった。大喜びだった。
そんなわけで、今回のダニエル物とGサマ物の反応はいかに?とワタシとしては興味津々にならざるを得なかったのである。

そして、結果は…?
勿体つけずに書くと、無残や、撃沈である。
ダニエルもGサマも枕を並べて討ち死にとあいなった。

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ほ、討ち死に?

目を輝かすとかそういう事はなくずっと観ていて、観終わると「ふぅん」といった。 え、それだけ?
「どうどう?この2本の映画の二人のオノコは?」と聞くと
「まぁ、ね。悪くないわよね」  …悪くない、程度すか。

レイヤーケーキはスジが分りにくい事もあるかもしれないが、分り易いフランキーの方がまだ少し身を乗り出しつつ観ていたものの、最後まできて「これからどうなるのか、というところなのね…ふぅん」と言った。
「女性監督の作品なんだよ」と言うと
「あぁ、そうだろうね。いかにもそんな感じ」とのたまった。
悪くはないけれど、物凄く良いというわけでもないという反応で、
これはダニエルとGサマ的には「撃沈」である。
ハラホロヒレハレ…。

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撃沈かよ…

その前に、最近観た映画の話で、「あの、ウルウル眼のあの子ね(ジェイクのこと)あの子が出た映画やってたのよ。あの宇宙飛行士の自伝みたいな…」
「遠い空の向こうに でしょ?」
「そう、それそれ。途中から観始めて、全然知らなくてみてたら、あの子が出てきたじゃないの。あの口元とか眼とか特徴あるじゃない。あら???!あの子だ?と思ったんだけど、もう40分ぐらい過ぎちゃってたから録画はしなかったのよ…。あなた、今度CSで放映したらあれ、絶対に録画してちょうだいね。頼んだわよ」

わが母にあっては、ダニエルとGサマが束になってかかっても、ラブリー・ジェイキーには勝てないらしい。好みの問題ではあるが、それにしてもジェイキーの幅広い年齢層を虜にすることは、特筆に価する。うちの母までもギレンホリックにしてしまった眼差しパワー、恐るべし!

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またホリックにしちゃった?

ジェイクの「レンディション」は日本ではいつ封切になるんだろうか。
そろそろジェイクの新作も観たいし、Gサマの新作はもう、見たくてジタバタしちゃう感じだけれど、今年中はお預けだ。来年になっても一体いつ公開になるのやら…。
その他正月第2弾の「色戒」も楽しみだし、もう、とにかく早く早く!待ちきれなくってよぉう!!とろくろっ首になってしまいそうなkikiでございます。

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