夢と眠りと雨の弓

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眠ると誰でも夢は観ているものらしいけれど、私はここ15年ばかりは、寝ている間に見たであろう夢を朝になるとさっぱり覚えてないんですね。
とにもかくにも、アテクシ、猛烈に寝つきが良くて「あ?、眠くなったな」と思って枕に頭を置くと殆どすぐに眠ってしまい、朝は大体決まった時間にピッと目を覚ますのだけど、目覚めた時に、いつも夢のかけらも残っていないんですのよね。昨夜からずーっと気持ちよくぐっすりと眠っていて、朝が来たので目覚めましたという感じ。その間はただただ眠りのみ。たまには明け方にトイレに起きる時もあるのだけど、そんな時でもそれまで見ていた夢を中断して起き上がり、用を足して戻ってきて、う?ん折角いいところだったのになぁ…また夢の続きが見られるかしらん、むにゃむにゃ、なんてことはなくベッドに入ると、再びコテンと気持ちよく眠りに入ってしまうんですよのよねぇ。いやはや、実にロマンティックじゃないですね。

昔、感受性の柔らかなティーン・エイジャーの頃はワタシとてそんな事はなかった。松枝清顕にも負けぬほど多彩な夢を見て、覚えておいて日記に書こう、なんて思った事もあったりなかったりだったけれど、とにかく、空を飛ぶ夢だの、友達が宇宙人だった夢だの、あれやこれやと色々見て、それをなんとなく覚えていた。いつから夢を見ない(というよりも見た夢を覚えていない)状態になったのかとつらつら考えてみるに、やはりここ10年ばかりの間じゃなかろうかと思うんですね。夢を覚えていないのは年齢とか記憶力の低下と関わりがあったりするかしらんと思ったりもしたけれど、そういう事でもなくて、ワタシの場合は、おそらく夢だという自覚がないほど日常の延長のようなリアルな夢を見ていて、それが日々の中に溶け込んでしまい、夢を見たという感じが残らないんじゃなくってかしらん、などと自己弁護的に思ったりしてます。…う?む、どうだろう。(苦)

まぁ、そんなわけで普段から非常に寝つきがいいのだけど、旅行に行ったりすると、この寝つきの良さに更に拍車がかかるんですね。大体、普段以上にあれこれと行動して体力も使うし、旅先の飲食は大きな楽しみの1つゆえ、食べる事も飲む事も大いに楽しむ。結果、満腹になってほどよくお酒も廻ったら、もうとてもじゃないけど目など開いていられない。上と下の瞼の間につっかい棒をされたって寝てしまいますね。確実に。
でも一緒に旅行に行った相棒が寝つきが悪い上に眠りが浅く(寝つきが悪い人は大抵眠りが浅い)、しかもごく短い時間しか眠っていられない、みたいな人だと、殆ど一晩中起きていて、ワタシが気持ちよく眠っているのを恨めしげに(でもないか)横目にみつつ、輾転反側を繰り返すという事になるらしい。翌朝、「夜中にむにゃむにゃ独り言を言ってたよ」とか「時々軽い鼾をかいてたよ」とかシタリ顔で言われると、そんなもん聞いてないで寝ろよ!と思うわけですが。(こっちが無意識の時にアリアリと覚醒していられるのはイヤなもんですね)一度ぐらいは同行者より後に眠って、寝言だの鼾だの聞いていてやろうと思うのだけど、旅先ではワタシの「枕に頭をつけるなり爆睡」度は殆どスイッチオフ→バタン!というぐらいに極端になるので、毎度むなしく野望は潰え去ってしまうのである。むぎゅう。

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話は変るけれど、今年のはじめに何かの占いで今年の運勢を見たら、虹の夢や虹を見る事があったらそれは吉兆で、人生が思う通りの方向に向かっているというサインだ、というような事が書いてあった。そんな事はすっかり忘れていたところ、この前とても大きな虹をかなり間近に見ちゃったんですねぇ。その日は朝から曇りや雨だったのが、夕刻になって雲の切れ目から夕日が差し、外が妙に明るくなったのでふっと窓から外を見たら、ドーンと大きな虹が二重の半円を描いて中空に懸かっておりました。ドライブをしている時に、遠くの山の間にかかっているのを見かけたり、滝を見物している時に小さな虹を見たりした事はあったけれど、ベランダから間近に虹を眺めたのは生まれて初めての事。夕刻、まだ止まない小雨が天気雨のようになり、沈みゆく夕日が水滴をプリズムとして虹を描き出したという事なんでしょうね。夕刻に出る虹は大きな半円になるんだとか。いやいや、本当に大きかったですねぇこの虹は。

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大きすぎて虹の全容がカメラに収まりきらないぐらい 
距離も近く感じたので余計にカメラに全容が収まらなかった…


涼しい風に吹かれて、ベランダから暫し口を開けてRainbowを見物。郊外や自然の中ではなく、街中の夕空に懸かった虹は、それゆえか余計に神秘的な感じもして、輪郭がやや薄らいでくるまで飽きずに見上げて喜んでおりました。はからずも実物の虹が見られて良かったわぁ、夢で見たってきっと覚えてなかったし、などと思いつつ。でも、わりに肌寒いのをおしてベランダで虹を見ていたせいか、その晩、少し喉と頭が痛くなり風邪気味に。虹は吉兆か凶兆か…。
でも葛根湯を飲んで早めに就寝したら翌日はもう平常通り。
このへんは寝つきの良さの功徳かしらん。
ともあれ、虹は夢で見るよりも実物を見た方が、よりご利益があるに違いなひ、などとニマニマしている、どこまでも脳天気なkikiでございます。

コメント

  • 2009/06/19 (Fri) 16:37
    タイトルについて

    こんにちは。kikiさんは寝つきが良いのですねぇ。羨ましいです。私はやらなきゃいけない案件が増えると、ナカナカ眠れなくなります。そういう時ほどサクッと寝て、スッキリ起きたいのですが。夢もよく見ますよ。多分ほぼ毎日です。kikiさんと比べると眠りが浅いのかも知れません。今朝はファンでもないのにオードリーの春日が夢に出てきて、「うぅ、しんどい」と思って目覚めました。
    虹も綺麗だけれど、今回のタイトルはもっと素敵です。“英国式庭園とムチムチのスカヨハ”(←全くその通り!!)と“そのままの君でいけ”(←元々クリスティーナ・リッチにはこう言って応援したい個性が有る)、この2つは私が好きなサブタイトルです。どちらも、特別新しい言葉を使っている訳ではないのに、組み合わせによってフワリとユーモアが生まれている感じがします。“雨の弓”もハッとさせられます。...って私、何だか偉そうでゴメンなさい。

  • 2009/06/20 (Sat) 10:56

    なかなか眠れないという方は、けっこう多いですよね。tamaさんは神経が繊細なタイプでいらっしゃるのでは?色々考えると食欲が無くなる人とかもいますね。ワタシはいつでもモリモリ食べられてよく眠れます。なんか鈍いみたいですが、体質ってものだと思っております。それにしても、オードリーの春日に夢に出てこられてはイヤでも起きてしまいますねぇ。目覚まし代わりに丁度良かったかもですね、便利。(笑) さて、タイトル(サブタイトル)を褒めていただいてありがとうございます。ワタシ、似顔絵とモノマネとキャッチフレーズを考えるのは特技なんですよ。たむさんという方はワタシがコピーライターをしていると思っておられたそうです。(違いますが)映画レビューを書くようになって、いつか自然とサブタイトルをつけるようになったんですが、これが結構楽しみのひとつですね。記事を書くのもそもそも趣味だから楽しいわけですが、サブタイトルはもっと純粋に言葉遊びができるので楽しんでやっています。tamaさんにも楽しんでいただいて何よりです。

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