ロータスティーをもう一杯



7月に入り、梅雨があけても湿度の高い日が多く、
不快指数もちょっと上がり気味ではあるけれど、
エアコンのドライを廻しているだけで部屋は快適に冷え始め、
部屋がさらりとしてくると、冷たい飲み物より暖かいお茶が飲みたくなる。

というわけで、のんびりとした休日の午後などには、
北ベトナム特産の蓮茶を淹れてマッタリと。
蓮茶。
そんなものの存在も知らなかったアテクシなのだけど、
ハロン湾を見物しての帰り道、休憩で立ち寄った土産物店で
試飲サービスがあり(勿論売り込みのため)
一口飲んだとたんに気に入り、3袋ばかり買ってみた。
日本に帰って快適にエアコンの効いた我が家でくつろぎ、
バッチャン焼きの茶器セットに蓮茶を入れて湯を注ぎ
ほっこりと飲むと、またひとしお旨味が沁みる。
あぁ、3袋なんかじゃなくて、店員が勧めた通りに
5袋買ってくれば良かったなぁと後悔しきり。

しかし、まぁ買おうと思えば通販などで入手することも可能なようなので
あまり考えずに飲みたい時に飲んでマッタリとすることに。


やはり、この小さな茶碗に注いで飲むのが一番美味しい



この蓮茶。効果は安眠にリラックス、体全体のバランスを整えること、だそう。
蓮茶を飲まなくても安眠は問題ないワタシだけれど、
その瞑想的な味と香りには、優しい癒し効果を感じる。
そもそも蓮という植物には惹かれるものがあるワタクシ。
見た目も美しく、お茶にしても美味しいなんて
良妻賢母の上に仕事の出来る美人の妻、みたいなもの
じゃなかろうか。


1袋にけっこう入っている        茶葉はこんな感じ

蓮のうちでもことに睡蓮を愛好するワタクシ。
大体、睡蓮という言葉の響きからして好ましい。文字面も美しい。
睡蓮に想いをはせつつ、蓮茶を口に含むと
また、ひとしお瞑想的な味わいが濃くなる気がする。

***
先日、土産の菓子を会社で配っていたら、
釣りと焼酎にしか興味がないオッサンが
「ベトナムとは、また凄いところに行って来たねぇ」と言った。
このオッサンの言う「凄い」はとんでもない所という意味である。
…ふぅ、やれやれ と思いつつ
「あはは、別に紛争地帯に行ってきたわけじゃないですので」
といなしておいたが、
このオッサンみたいな感覚の人はまだ居るのかもしれない。
まぁオッサンといってもそんなに年じゃないのだけど(笑)
精神的にオッサンな奴は年齢に関わらずオッサンと呼ばせて貰いましょ。

ベトナムに興味のない人にとっては、アメリカの戦争映画でさんざん
流布された忌むべきジャングルの姿しか思い浮かばないのかも
しれないが、
そんなつまらない先入観に捉われて実際の姿が見えないのは
損なことだなと思ったりする。

男女を問わず、個人的な友人や会社の旅好きな知人関係には、
ベトナムよさげだよね、一度行きたい、と言っている人が多数。
ホーチミンに行った事がある人は、ハノイは雰囲気が違うと言って、
興味深げに写真を見ていた。

前述のオッサンより年長者だが旅好きな男性は、
ベトナムか。どこに行ってきたの?北?南?と訊くので、
ハノイですよ。本当はフエかホイヤンに行きたいんだけど
今回はハロン湾見物絡みでハノイ と答えると
北から入ったかぁ、やるねぇ。 (いえ、そんなことは…)
今度酒でも飲みながらベトナム話を聞かせてよ と興味深々のご様子。
この人は先月、奥さんと上海に旅行して来たらしい。
この際だから、こちらは最新上海情報でも聞かせてもらっとこうかな。



ともあれ、
ベトナムから戻って、ワタシはより一層、蓮および睡蓮の花が好きになった。
ベランダに大きめの陶器の水盤を置いて、そこで睡蓮を咲かせてみたい
という野望がむくむくと頭をもたげてきている今日この頃。
ぽん!と音を立てて睡蓮が花開くところを観てみたい。
まず素敵な図柄の古い瀬戸の大火鉢を探して求め、
次によさげな温帯睡蓮をどこかで入手しなくては…。

ベランダの睡蓮を眺めつつ、蓮茶でマッタリ なんて
夏の自宅での過ごし方としては最高じゃないかしらん、などと
蓮のうてなで夢を見ている気分のkikiなのでございます。

コメント

  • 2009/08/06 (Thu) 22:10

    今晩は.ベトナムへ旅行されたのですね.私も昨年度,ベトナム人の留学生と友人になってから,いつかは行ってみたいと思っています.お土産にジャックフルーツ(ドライ)を貰って「ウッ...ちょっと苦手」と思いましたが,蓮茶は優雅な香りで好きです.睡蓮,そういえば昔,祖母の家の庭に有りました.直径,長さ各1m位のコンクリートの筒を地面に立てて,水が張ってありました.花は見たことが無いけれど,アパート住まいだった私から見ると「こんなものがあるなんてお祖母ちゃん家の庭は広いな.」と思っていました.ベトナムに実際に行けるのは,まだあと10年か20年先だと思います.今回の旅行記を読んで,自由に行動できるkikiさんのエネルギーが羨ましいなぁと思いました.

  • 2009/08/07 (Fri) 07:30

    tamaさん。蓮茶っていい香りですよね。味わいも好きです。なんというか、優雅で、やはり瞑想的な味と香りだと思います。お茶好きには堪えられない味わいですよね。そういえば、小さな池のある庭があるような家では、その池に睡蓮を浮かべたりしていたなぁ。小学校時代の友達の家の庭に、そんな感じの睡蓮がありました。お祖母様の庭の睡蓮は、それ専用にコンクリートの水槽みたいなものを用意されたんですね。いずれにしても素敵です。 ところでtamaさんがベトナムに行かれるのは10年以上先になるんですか?なぜそんなにも先に?…って人にはそれぞれ事情がありますものね。10年、20年先だとベトナムも大分発展して農業主体の国ではなくなっているかもしれませんね。ただ、そうなってもアジア諸国の中でもぬきんでて国民性の穏やかな国であり続けてほしいなと思います。ベトナムの良さは人の良さだと思うので…。ワタシは我儘で身勝手なので自分だけの都合で好きなように生きておりまして、思いたってすぐに動ける身軽さが身上なんですよ。ふふふ。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する