またも無念な証明写真



免許証の写真って、どうしてああも不本意な写真写りなのだろう、と
思った事おありじゃないですかしらん。
なぜかマトモに撮れないというのか、微妙に前科顔に写ってしまうというのか…。
アテクシは、自慢じゃないけど、ここ数年、パスポート写真でも免許証写真でも、
1枚も「これならまぁまぁ」と思った写真は撮れたためしがない。なにか毎回、無念な感じである。
今のパスポートも去年の夏にふと思いたって10年パスポート取ったのだけど、
夏の暑い盛りに有楽町の交通会館に申請に行った時、その中の写真屋で安直に撮ってしまった写真は、暑さでホテって赤らんだ顔に目つきもドンよりして、割高だったのにロクでもない写りだった。今後、この写真で10年もパスポートを使うのかと思ったら心底ゲンナリした。


さきごろ、免許証更新案内のはがきが舞い込んできたので、今度はパスポートのテツを
踏まぬようにしようと事前にちゃんと免許証用の証明写真を撮って行った。
証明写真って不思議だけど、駅構内の片隅にあるスピード証明写真のマシンで撮るやつが
案外写りがいいように思う。街のDEPO屋でおじさんが撮ってくれる写真よりも
あの音声ガイドに従っての全自動マシンの方が仕上がりがいいような気がするのだ。
で、数日前の会社帰りに最寄のJR駅構内の証明写真マシンで写真を撮って(まずまずな写真が撮れた)行ってきたんですわ、免許の更新に。鮫洲の試験場まで。  
…鮫洲。免許関係の事でなければ来る事もない場所であるが、なんというか
相変わらず京急沿線が醸す独特の空気に満ちているところである。
鮫洲試験場も免許の学科試験を受けに来て以来のような気がするが、久々に見た試験場は
イメージよりもこぢんまりと小さく、一段と古びてすすぼけていた。

私は数年ペーパードライバーだった事もあるが、ずっとゴールド免許だった。
スピードなど折々違反もしていたにも関わらず天網恢恢疎にして洩らされていたのか、
一度も捕まらずにスイスイと来ていた。だから免許の更新はいつも管轄の警察署で
チャチャっと済ませて終わり。簡単至極だったのだが、
数年前、横浜を引き払って東京に戻る直前、もう明日は車も処分するという日に、ついに駐禁を取られてしまった。これまで何事もなく来て、なんで明日はもう車を手放すという日に駐禁の切符なんか切られてしまったのかしらん。あぁうあぁう。アテクシたら…。 
気が緩んでいたのか、ウンのツキだったのか。
ともあれ、そんなこんなでついに人生初の違反切符を切られて、
今回の免許更新では「優良」から「一般」に格下げとなり、管轄の警察でノンビリと更新、
という事ができなくなって、よんどころなく古くて汚い鮫洲に行くハメになっちゃったのである。
でも、行ってみると、あぁそういえば昔、教習所で実技試験は終えて、
学科だけここに受けに来たっけな?、なんて免許取得時を思いだし、妙な感慨も。
そういえば父が「鮫洲に免許の更新に行くと誕生日が近いのか、よく田中邦衛に出くわしたんだよな」と言っていたのも思いだした。
邦衛氏は父が視力検査の列に並んでいると、なぜかいつも何人か前に立っていたそうである。

視力検査を終えたら写真コーナーに有無を言わさず誘導された。
「あの、写真用意してきたんですけど」と言うと
「用意してきた写真は使えませんよ?。写真はここで撮ったものしか使えませんから、撮ってください」とにべもなく言われて、今度こそ気に入った写真で5年は免許を使うぜ、と思っていたワタシはあえなく目論み破れ、すっぴんの上、不機嫌限りない仏頂面で写真を撮られ、
またまた無念な「前科1犯」的写真で免許を更新するハメになってしまった。 …脱力。
パスポートは自前で用意していってもいいのに免許はダメなんだっけ?

写真を用意するのは失効手続の申請をする場合だけらしい。ニョロロロロ???ン。カックン。
前回までは手続き時に無造作に警察署で撮った写真を使ってきたため、持込については
考えなかったので、ダメというのもハッキリとは知らなかったのだった。

その後、脱力したまま1時間の講習。これも「優良」だと30分なのだけど、「一般」は1時間となる。
しかも、今回講習を担当した試験場のおじさん、なんかもの凄く訛っちゃってて
愛嬌はいいのだが、半分以上聞き取れない。…聞かなくても差し支えないってことかしらん。

一応、道路交通法の改正された部分や、旧来の普通免許の区分が「中型」になるというあたりは
ちゃんと聞き取った。「中型」になっても乗れる車の範囲はこれまでと変わらぬのだけど。
そして今回から偽造を防ぐためにIC免許証になるという事で、本籍は記載されなくなった。
ICチップを読み取るための暗証番号を忘れぬようにご用心、なのである。
…そりゃそうと、結局のところ
免許は向こう5年、パスポートは向こう9年、不本意な写真が貼られたものに耐えていかなくてはならぬのである。…とほほのほ???。せめてパスポート写真はもっと配慮すべきであった。不覚。 と、まぁそんなこんなで、今度こそはと思うたに、なんだかツメの甘いkikiでございました。

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