ちょっと気になる女優たち 2010



ワタシは基本的に女優はクール・ビューティが好み。クールで、Classがありつつ、独特のコケットリーをちらっと閃かすタイプの女優が好きだ。だからやっぱり、古今東西のさまざまな女優たちの中でワタシの不動の女神はグレタ・ガルボということになる。ティッピ・ヘドレンやグレース・ケリー、70年代限定でドミニク・サンダも好きだし、60年代限定でアヌーク・エーメ、90年代までのカトリーヌ・ドヌーブなども好きだが、いくら古い映画も愛好しているからといって、毎度、大昔の女優について語っているのもナンなので、そのへんは割愛して昨今の女優で気になる人を挙げると…
去年あたりからちょっと気になっているのはタンディ・ニュートン
ワタシが彼女を初めて見たのは「ロックンローラ」の女会計士ステラ役だ。その前に「ミッション・インポッシブル2」で女盗賊の役で登場していたらしいので、この前ちらと観てみたが、映画もアレだし、タンディも魅力的ではなかった。(M:I-2かぁ、とイヤな予感はしたのだけど、やっぱりだった)「ロックンローラ」ではジェラルド・バトラーが体調不良で生彩を欠いていたものの、危険な女会計士役のタンディ・ニュートンと、ハンサム・ボブを演じているトム・ハーディが光っていた。余談だが「ロックンローラ」にはまだ垢抜けないドスンとした感じでジェマ・アタートンも顔を見せており、この作品のハンサム・ボブで目だっていたトム・ハーディは「レイヤー・ケーキ」に、ダニエルとともにドラッグをパック詰めするインテリのクラーキー役でちょろっと出ていた。はっきりと顔が映るシーンが殆ど無いので全く印象に残らない。みんな色々な作品に足跡を残しつつ世の中に出ていくのだね、と微笑ましくなったりして。
…脱線したが、タンディは久々に新しくちょっといい感じの女優をみつけたな、という気分になった。彼女はコケティッシュでアンニュイ。アングロサクソンとアフリカンのハイブリッドで血の混ざり具合がいい。鼻や唇にアフリカンの特徴が出ていず、適度に浅黒い肌も優美で、エチオピアとか、そのへんの空気も感じさせる。



「ロックンローラ」では目元に倦怠感を漂わせ、人生に退屈しきった雰囲気がハマっていた。煙草のサマになる女でもある。「美は無慈悲な女神ですわ(ビューティ イズ ア クルーエル ミストレス)」とロシアの富豪に言う時の「クルーゥェル・ミストレス」といういい廻しがコケティッシュだった。ジェラルド・バトラーとのラブシーンも別撮りで超アッサリ。当初は普通にベッドシーンがあるはずだったのだが、この映画の撮影時、何かのウイルスで咽喉を痛めて、時折高熱を出しては撮影に参加できなかったバトラーとキスするのをタンディが拒否したらしい。彼女には幼い子供がいるので変なウイルスを貰いたくなかったのだろうけど、Gさま、肘鉄ですよ。ふふふ、小気味よし。
タンディはアメリカ映画よりも、やはり欧州系の映画が似合うし、そっちに出て欲しいと思う。油断がならない謎の多い女を演じたらピタリとハマるタイプ。
この人も次回出演作が楽しみな一人だ。

インデペンデント系の出演作が多く、まだ決定打には欠ける気がするが、クロエ・セヴィニーもルックス的に好きな女優。「ゾディアック」にも出ていたが、「ブロークン・フラワーズ」でのビル・マーレイ演じる主人公を非常にいけすかなく思っている受付嬢など、ちょっとしか出て来ないが印象に残っている。脚が綺麗で見ていて清々しい。




そして、女優としては未知数ながらルックスではアンバー・ハードという女優がかなり好み。ブロンドでクールな美人。目元に魅力があり、いい役に当れば忽ちブレイクしそうな気配。彼女のこれまでの出演作は残念ながら日本未公開のものばかりなのでどういう演技をする女優なのか分らないが、ルックスは非常にいい感じ。例えば、チャンドラーの「ロング・グッドバイ」に登場する、マーロウを惑わす「夢の女」アイリーンなどにはうってつけのルックスだと思う。今のところB級映画にばかり出演しているみたいだが、このルックスを埋もれさせては勿体ないので、早目にブレイクしてほしいものだと密かに思っている。


アンバー・ハード ドラマティックな役で早くブレイクしてほしい美女

セクシー系では、スカーレット・ヨハンソン。やっぱり女優は出てくるだけで嬉しくなるようなオーラがないといけません。華というやつである。で、最近の女優で華があると言えば、やはりこの人じゃないかと思うのである。スカヨハは小柄なトランジスタ・グラマーで、肌が綺麗で独特のムードを持ち、フォトジェニックでもあり、芝居もできる。インデペンデントなアート系映画にもハマれば、ブロックバスター・ムービーも華やかにサクッとこなす。一時期「体だけが取り得の女」みたいなタイプキャストにはまりそうになったが、スタックしないで抜け出した模様でなにより。この先、ますます楽しみな女優だ。彼女の婿さんはライアン・レイノルズ。ワタシはスカヨハが結婚したというニュースを読んだ時、婿さんの名前にさっぱり聞き覚えがなかったのだが、「あなたは私の婿になる」の、あのヌボーっとしたボクであったか。ヌボーっとしてても、芯に自分をしっかり持ってる「アラスカン・ケネディ」的一族の長男を演じていたっけ。前に付き合っていたジョシュ・ハートネットと少し似たくさい空気もありやなしや。スカヨハはあの手が好みなのだね。うふふふ。仕事は華やかに活躍し、私生活は地味な農場でカントリースタイル。切り分けもうまく出来ている。賢い感じ。いいですね、スカヨハ。長く輝いていてほしい女優の一人だ。


ブロンドもOK ブルネットもOK 小柄だがメリハリボディでシリアスもコメディもアクションもいける 演技力も定評のある前途洋々のスター女優


ついでのセクシー系では、好きではないがなんとなく面白いと思っているのがメーガン・フォックス。今のところロクな映画には出ていないのだが、ルックスが記号的というか、アメコミから抜け出してきたような、またはリキテンシュタインのポップアートが動いているようなメーガン・フォックス。なかなかビッチらしいので冷やかし半分で眺めているが、ルックスだけでは生き残れない世界ゆえ、仇花と消えるか意外や生き残るか、今後に注目したい。




個性のある、ちょっと不思議ちゃん系のキュートな女優としてはゾーイー・デシャネル及び「17歳の肖像」でブレイクしたUKの新星、キャリー・マリガンなども良いですね。今後が非常に楽しみ。ゾーイーは「(500)日のサマー」よりも「イエスマン」での方が魅力爆発だった。ワタシが男だったらこういう彼女と付き合いたいな、という感じの素敵な彼女っぷりだった。歌も上手いし、ユニークでキュートなゾーイーは要チェック。


ゾーイー・デシャネル

またキャリー・マリガンはアカデミー賞授賞式にブロンドのベリー・ショートで登場し、久々の妖精系出現という雰囲気を振り捲いていた。ワタシは「17歳の肖像」にはあまりノレなかったのだが(だからレビューも書いてないのだけど)、オジサンと恋愛する小娘、というあたりオードリー・へプバーンのラインも行けそうな感じ。長い間、オードリーの後継は空位だったし、二番煎じにならないように独自のカラーを出しながら、若いうちにオードリー・テイストのロマコメに出てもいいかもしれない。そんなこんなで、キャリー・マリガンの今後の出演作も要チェックだな、と思っております。


ショートヘアがよく似合うキャリー・マリガン 童女のようでもあり、老女のようでもあり…

と、あれこれ勝手な事を書き連ねておりますが、今回はこのへんで。
日本の女優については、昨今の女優で気になる人材が皆無のため、全部昔の人になっちゃいますのね。それゆえ、これはまた別の機会にでも。

コメント

  • 2010/06/22 (Tue) 18:48

    kikiさん、「ちょっと気になる」シリーズ、おもしろ企画ですね。
    (大昔の女優・男優シリーズ(邦画限定)もぜひお願いします!!)
    キャリー・マリガンとは今このようなヘアスタイルなのですね。ほんと、子供っぽくもあり、老女っぽくもあり・・・。ほにゃほにゃとした、美人とも思わないし、ブサイクちゃんでもないし、摩訶不思議な顔立ちに思えます。わたしも彼女の今後が気になります。出演作品を選べばいい具合にいい女優さんになりそうな気がしますね。
    タンディー・ニュートンはその昔「シャンドライの恋」というベルトルッチ監督作に出てましたね(当時は「サンディー・ニュートン」と言ってた気がします)。この静かな作品、割に気に入って、タンディー・ニュートンの華奢な感じと小顔、クリクリヘアーが素敵だなと思ってました。それ以降どうなったか追ってもいませんでしたが、今も活躍中なのですね、よかったよかった。
    スカーレット・ヨハンソンはわたしも好きな女優の一人かな。「真珠の耳飾りの少女」が大好きでした。女優オーラが非常に出ていて、今の時代の女優陣の中では稀有な存在では??出演作が楽しみな人でもありますね。動く彼女ももちろん可愛いけれど、写真写りも抜群にいいと思うので、同性ながらウットリしてしまいます(笑)。
    わたしはキーラ・ナイトレイもいいなと思います。出演作じたいはさほど好きなものもないけれど、あの薄っぺらい体とちょっと受け口な口元がなかなか好みです。「シャネル(ココ・マドモアゼル)」のCMがとっても好きです。「つぐない」のグリーンのドレスがとても印象的でお似合いでした。

  • 2010/06/22 (Tue) 22:31

    ふふふ、「おもしろ企画」ですかしら?では邦画編(限定なの?)もそのうちに。
    キャリー・マリガンは童顔の典型ですね。極端に童顔の人というのは何故かほどよき年齢に見えるときがなくて、やたらに幼いか、妙に老人のように見えるか、どっちかなんですね。それも不思議な個性のうち。植物的な体つきも顔と合ってるし。彼女はアート系の小味な作品や荒唐無稽なロマコメなどにハマると思うし、「勝手にしやがれ」みたいなスタイリッシュな欧州の映画に出たら、かなりいいセンじゃないかと思いますね。いい作品に当ってほしいですね。くれぐれもハリウッドで磨耗しないようにご用心。
    タンディ・ニュートンはそういえば「シャンドライの恋」もあったんですわね。ワタシは未見なんですが。彼女を初めて観たのが「ロックンローラ」で良かったような気がします。彼女の名前はタンディが正解なのだけど、サンディと間違って呼ばれたり表記されたりしていたので、ことあるごとに訂正していたようですね。努力が実ってきたようで何より。
    スカヨハはいいですね。小柄だけどスケールの大きなものを持ってるし。何より華があって、どんな役をやっても光ってますね。演技も上手いし、好きですわ。最初に観たのは「ゴースト・ワールド」だけど、その時からなんだか光ってました。「ロスト・イン・トランスレーション」も彼女が出ていたから最後まで観られたようなもの。そろそろまた「真珠の耳飾りの少女」みたいな陰翳の深い作品に出てほしいもんですね。ともあれ作品を慎重に選んで、ずっと活躍してもらいたい女優です。言われなくても活躍するだろうけど(笑)
    キーラはね、ワタシはどうも、顔がシャクレで体つきが貧弱だし、全般的にちょっとギスギスしすぎてる感じがあまり好きじゃないんですね。キライでもないけれどね。顔がきつすぎて時折品がなく見える時もあったり無かったりで…。彼女があまり好きじゃないので「つぐない」にもさしてビビっと来なかったかな、という感じもなきにしもあらずです。それなりに雰囲気のある女優だとは思いますけどね。それにしても横顔が花王石鹸過ぎ(…ってワタシも何だか言いたい放題ですね 笑)

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