醜聞〈スキャンダル〉

~敏ちゃんパパラッチと闘う、の巻~
1950年 松竹 黒澤明監督



前に見た時は何だかやたらにユルい話だなぁと思って今ひとつ好きになれなかったのだけど、久々に見直してみると、ところどころに盛り込まれた笑いや、ズルズルと弱さに引き摺られる志村のおっちゃんの弁護士、スキャンダル雑誌社長の小沢栄太郎やパパラッチの三井弘次、絵画モデルの千石規子などのクセキャラが味を出しているし(でも志村のおっちゃんのキャラがウザすぎ)、何といってもバイクにまたがる若い敏ちゃんこと三船敏郎が文句なしにステキングなので、映画としてユルい部分はさておいて、まぁ敏ちゃんだけを観ていればいいか、と思い直した。


山で写生をしていた画家が、一人で静養に来ていた声楽家をなりゆきでバイクに乗せて山を降り、同じ旅館に投宿して、たまたま談笑しているところをスキャンダル雑誌に写真を撮られてしまい、二人が恋愛関係であるかのように書き立てられて大騒動になる。憤慨した画家は雑誌を相手に訴訟を起こすが…というお話。
昭和25年という時代を考えると、映画スターでも歌手でもない対象に、あんなにマスコミが群がったり世間の話題になったりするかしらん、という気もするのだけど、有名人は昔も今もパパラッチに悩まされるものと相場が決まっているらしく、随分のどかではあるが、こんな時代から萌芽はあったのかな、と思ったりもする。今ほど鵜の目鷹の目で見張られたりはしなかったには違いないけれど。

敏ちゃんはバイクを乗りまわす若い画家で、奔放でダイナミックな絵を描きそうな雰囲気。梅原龍三郎みたいなタッチじゃなかろうかと推察。あの山はそんな色じゃない、という見物人に「僕の頭の中に赤い山があるんだよ」と答える。山で絵を描く彼を取り囲む見物人の木こりオヤジたちに高堂国典、上田吉二郎など。名もない役でいい俳優が出てくる。パパラッチの三井弘次なんて「カメラマンA」ですよ。画家の敏ちゃん(役名は青江一郎)は郊外の無造作な広いアトリエの中にバイクを引き込んでいる。そんなところが微妙に今風だったりするのが興味深い。ヘルメット着用が義務付けられてなどいない時代とて、敏ちゃんは長い前髪が落ちて来ないようにバンドみたいなものをかぶっている。ウインドブレーカーにごつい手袋。頭の上に風防のゴーグル。それなりにキマっている。


きゃ~!

きゃ~!!

きゃ~!!!

きゃ~!!!!

本作は、バイクに乗った姿やどてら姿、背広姿、アトリエでパイプをふかす姿など、色々な敏ちゃんを観賞できるという点ではポイントが高い。そして、若い敏ちゃんは遺憾なく男前で、どのシーンでも本当にステキングだ。志村のおっちゃん演じる蛭田弁護士のほったて小屋事務所で彼の娘の写真をみつけた時の横からのショットなども、横顔のラインが実に綺麗で今更に惚れ惚れする。金田一耕介のように髪をかきむしりつつも、怒涛のような勢いでケーキを食べたり、はにかみつつオルガンを弾いたり(ペダルを小刻みに踏んでいる足元が可愛い)、映画としてはイマイチでも敏ちゃんファンとしては観ているだけでニコニコしてしまう姿があれこれと収められている。


クリスマスツリーを背負って走る敏ちゃん この空いた道路を見よ


きゃ~!!!!! なんと美しい横顔か

李香蘭こと山口淑子は声楽家という設定。満州で女優としてデビューした後も、声楽家になりたくてレッスンを受けていた、というのを伝記で読んだ気がする。この人の人生は猛烈に長い。まずは戦前の満洲で国策女優として売り出し、生粋の中国人という触れ込みで日本の対中宣撫政策映画に数多く出演。終戦後、漢奸(戦犯)として裁判にかけられたが、れっきとした日本国籍があったので釈放された。この時、同じく日本の手先として活動したかどで捉えられた女スパイ川島芳子こと金璧輝は、日本人川島浪速の養女になっていた筈が正式な日本国籍がなく、処刑を逃れる事ができなかった。二人の“よし子”の明暗は1枚の紙切れで分かれた…。
李香蘭の戦後は日本で山口淑子としてスタートする。イサム・ノグチとの結婚、離婚を経て、1958年に外交官と結婚、映画界を引退した。その後は長く参議院議員を務め、1992年に引退。現在90歳。なんともパワフルで長い人生である。


広い額と大きな眼 ザッツ李香蘭

そんな李香蘭の波乱万丈人生を踏まえた上で本作の声楽家の役などを観ると、ちぉっとカマトトが過ぎてよ、と思わないでもないけれど、まぁいいか。山口淑子はかなり小柄で、身長のわりに顔が大きく、その大きな顔の半分は額である。つまり、相当なデコッパチなのだ。デコッパチの淑子が、人目を忍んでサングラスに小さなマスクをして画廊に来るシーンでは、余計にデコッパチが目だってよ、と笑いを堪えた。

志村のおっちゃん(志村喬)は、週刊誌沙汰になっている事件に首を突っ込んでドサクサ紛れに示談にして甘い汁を吸おうと考えているおしかけ弁護人蛭田の役。ダメそうで実は切れる弁護士ではなく、正真正銘のダメ弁護士だ。本作は途中から、この、病気の娘を抱えて年中貧乏をしているので、めっぽう金に弱い薄汚れた弁護士が、自分の弱さの泥沼であがく話になってしまい、「パパラッチと闘う敏ちゃん」という主題はとんだ茶番になってしまう。



ここにカナメとして出てくるのが蛭田の娘・正子(桂木洋子)で、彼女は若い身空で結核で寝たきりになっているのに朗らかさを失わない「お星さまのような」娘だ。この娘の存在を知り、どうにも胡散臭いと思っていた蛭田を敏ちゃん画家は弁護士に雇う事に決めてしまうわけであり、被告の雑誌社社長に買収された情けない蛭田が懺悔をするのも、このお星様のような娘の枕辺なのである。冴えないオヤジの更正物語なんか観たいわけじゃないんだが…という気分になってくるのはいかんともしがたい。裁判が始まってもダメダメ弁護士はしどろもどろで何も言えない。そのダメっぷりに辟易しつつも、「お星様のような娘」に免じて動向を見守る敏ちゃんの画家は、クリスマスの夜に蛭田の不在の家で、声楽家と集って正子のためにパーティを開く。


浮世離れた笑顔をみせる桂木洋子

オルガンを弾く敏ちゃんは必見

その様子を覗き見し、慙愧の念に耐えずに飛び出した蛭田を敏ちゃんが追っていって一緒に飲むのだが、バーの中でみんなで「蛍の光」を歌うシーンがあったりして、もうゾワゾワ。ワタシは、昔の映画でどうにも馴染めないのは「みんなで歌おう」とか言って円陣を組んだり、肩を組んだりして歌うシーンである。あ~ぁ、歌っちゃってる…という気分になってしまう。他人事ながら気恥ずかしい。本作も途中から、「瀕死の結核の娘によって呼び覚まされるケチな弁護士の良心」みたいなところに焦点が合ってしまっているので、「蛍の光」の合唱のくささ加減に代表されるエセなヒューマニズムが中盤からぷんぷんと鼻を衝き(ワタシが思うところの黒澤の欠点のひとつ)、折角若くて二枚目の敏ちゃんが好演しているのに、全くもう!という映画になってしまっているのだけれど、お星様のような桂木洋子(のち黛敏郎夫人)は確かに、脱続超凡的に可愛い。浮世を離れた笑顔である。その母親で、地味で苦労三昧の蛭田の妻に北林谷栄。あまりに地味だったのでうっかり見過ごすところだった。



このクリスマスの夜に蛭田と敏ちゃん演じる画家が飲むシーンで、バーの客として左卜全が登場。思いっきり卜全らしさを発揮しているのが微笑ましい(卜全が歌い出して「蛍の光」の大合唱になる)。
昔の映画を見ているとクリスマスの浮かれっぷりというのは尋常ならざるものがある。昭和20年代~30年代前半の日本と日本人には、殊にそういう傾向が強かったのだろう。みな紙で作った帽子を被り、ケーキの包みをぶら下げて歩き、町角のあちこちでクラッカーを鳴らし、街も人も夜遅くまで浮かれて騒いでいたらしい。昔はクリスマスというと異常にはしゃいだ、というのは向田邦子のエッセイなどにも時折描写されている。戦争が終わったという解放感と、アメリカ文化への迎合気分がないまぜになっていたものだろうか。

本作は、映画としては、なんだかなぁ、なユルい出来なのだけど、脇を固める俳優たちが多彩な顔ぶれで手堅く仕事をしていることや、昔の東京の様子や、全体を包む時代色など、主題と関係ないところに興味を惹かれる作品。(もちろんその中心は若くてステキングな敏ちゃんであるのは言うまでもないけれど)都電の線路の脇を敏ちゃんがバイクで走っていくシーンの、他にひとっこ一人居ない広い道路や、銀座らしい町角の様子、蛭田弁護士の住むどぶ池に近い長屋の一角などの風景。未舗装道路が沢山あった時代の東京の様子が窺える。
俳優陣は、子持ちで画家のモデル(主としてヌードモデルらしい)をしている女を千石規子が演じていて、いつものように生活感を出している。(余談だがいつもこの人を見ていると、林芙美子ってこういう感じだったんじゃなかろうか、と思ってしまう)敏ちゃんとのコンビネーションも良く、実際にも仲が良かったのかな~と思いたくなるほど微笑ましい感じの会話シーンがいくつかある。


敏ちゃんと千石規子 花形満のような敏ちゃんの前髪を見よ

新聞記者役で千秋実が1シーン登場。ちょっとヒネた文芸部の記者、という感じを巧く出している。前述した酔客役の左卜全や、雑誌社の社長の小沢栄(栄太郎)、パパラッチの三井弘次、木こり役の高堂国典に上田吉二郎など、とにかくいい俳優が大した事のない役でちょこちょこっと出てくる。


          千秋実(左)と三井弘次

スキャンダルをでっちあげられたとして、あやしげな雑誌社を訴えた若い画家と声楽家の裁判は茶番劇となり、蛭田の改心で幕となるが、雑誌に書かれた時点では何もなくても、ひと騒動終わって一段落したら、結局画家と声楽家は付き合い始めちゃうんじゃないのぉ~という感じではある。


瓢箪からコマ になりそうな二人

蛭田がやけに前面に出て来て、途中からは誰が主役よ~という感じになってしまう作品なのだけど、敏ちゃんファンは、バイクに乗る若い敏ちゃんを観ているだけでOK、というか、敏ちゃん以外にさほど見どころはない作品なので、若いステキングな敏ちゃんの姿を思うさま堪能する作品といえるかもしれない。ユニークな新進画家という設定も、若い敏ちゃんにとてもハマっていた。

コメント

  • 2010/08/14 (Sat) 01:42

    kikiさん、これはほんとにもうステキング敏ちゃんを堪能する作品ですね!「きゃ~」という黄色い歓声があちこちで聞かれそうな(わたしとkikiさんだけかしら・・)。
    その後三十郎なんかを演じることが分かっているので、ワタシ的にはこの敏ちゃんの画家っぷりはえらく腕っ節が強そうで世間一般が画家に対して抱くイメージとはかけ離れた感じで「ぷぷっ」という具合なんですけど、そんなことは勿論どうでもよくて、ただひたすらに敏ちゃんのハンサムマンぶりを楽しめる作品ですね。
    可愛らしいシーンが満載ですね。千石規子とケーキ食べるとこと、フケが落ちそうなくらいに髪をかきむしる敏ちゃんの皿をすっと引く千石さん。旅館のシーンで、どてらの袖からちょろりとのぞく肌着、あれがどうしてもラクダ色をしてそうに思えてなりません。「そんな些細なことはどうでもいいんだぜい」と言わんばかりの爽やかすぎる敏ちゃんの笑顔、ああクラクラしますね(笑)。バイクをかっ飛ばすところも(しかしゴーグルはずっと頭にのっけたままで、目に装着しませんね。飾り??)クリスマスツリーを届けて「サンタクロースです!」って名乗るお茶目なところも、オルガンのシーンも挙げていくとキリがないほどにラブリーで愛すべき敏ちゃんが満載ですね。字も上手でしたね。笑い声にも張りがあってこの頃の敏ちゃんの笑いっぷりとその声がわたしはかなりツボです。ウザキャラの志村弁護士のダメダメぶりも「あいたた」って感じですけど、憎めない愛すべきキャラです。ふふふ。
    黒澤映画を見続けていて自分なりに気付いたんですけど、黒澤さんて自分がなりたい理想の人間像というものを敏ちゃんを通じて自分が演じていたのではないかというような気がしてきました。敏ちゃんという逸材を得たことによってあれもこれもやりたいっていうふうにどんどん想像は膨らみ創造していったのではなかったのかなあと。この青江青年画家の熱血ぶりなんかは監督そのもののような気がしまして。
    世間では言い尽くされていることですが、やっぱり黒澤×三船コンビってどっちが欠けてもダメなんだなあと実感。黒澤作品以外でも敏ちゃんはいい作品があるけども、わたしはやっぱり何度も繰り返し見るのは黒澤作品のそれなんですよねえ。お互いがお互いに巡り会えてほんとによかった(涙)。

  • 2010/08/14 (Sat) 09:00

    ミナリコさん。映画自体の出来がユルいので、本作はとにかく若い敏ちゃんを観賞するのみって感じにならざるを得ないのだけど、そんな中でもところどころ見どころもあったりして捨て難い映画でもありますね。画家って別に青白い繊細そうなタイプばかりではなく、こういう感じの画家っていうのもけっこう居そうな気がします。ワタシは敏ちゃんの画家って違和感無かったですわ。周辺に美大を出たアマチュア画家が数人居て、繊細系でなくガッツリ系の人も居るので、違和感無かったのかもしれません。それに、うちの父も趣味で絵を描く人で、若い頃バイクに乗ってあちこち旅行のついでに写生をしてたんですが、その頃の写真を見ると、雰囲気的にこの映画の敏ちゃんっぽいんですよ。服装や雰囲気がね。そういえば黒澤は若い頃、画家になりたかったらしいので、この青江青年にはなりたかった自分を投影しているキライもありそうですね。で、黒澤と敏ちゃんのコンビについてですが、ワタシは敏ちゃんは全面OKなのだけど、黒澤については部分OKなんですのよね。基本的にはあまり好きではないのだけど、全盛期の作品の何本かについては、やはり素晴らしいと認めざるを得ない、という感じ。それもこれも敏ちゃんが常に200%以上の力を出して頑張っていたお陰ですけれど。娯楽作品の作家としての黒澤は一流だと思います。でもヘンに観念に流されるとね。大失敗するのね。わりに底の浅いヒューマニズムとかに酔うじゃない?幼稚っぽい感じで。ワタシはそういう青臭いところや、大上段に振りかぶってしまうところがどうにも好きになれないんですね。一時期の天皇っぷりもなんだかなぁという感じだったし。勝新との影武者騒動とか大人げないわねって感じでね。顔つきがキライなせいもあるかな。鉤鼻で口角が下がってて、あまりいい人相とは言えないですよね。顔だちってやはり人柄をどこか表しているような気がするので、好きになれない顔だちの人というのは、性質的にもあまり好みじゃない事が多いです。まぁ、そんなこんなでワタシは黒澤にはかなり引きつつ対している、という感じなのだけど、敏ちゃんと黒澤のコンビというのは、どっちが欠けてもあの黄金の作品群は生まれなかったので、確かに世紀のコンビですわね。黒澤以上に敏ちゃんを巧く使いこなした監督が居なかったのも事実。なんのかのと言っても「赤ひげ」以降の黒澤作品からは生彩が消えて蛇足に過ぎなくなったのは、作家としてのプライムが去った事と敏ちゃんとのコンビが終了した事が原因でしょうね。敏ちゃんについてはちらほらと黒澤作品以外にも好きな作品はあるのでもっと他の監督とのコンビで現代劇があれば良かったなぁと思うんですが、確かに彼の出演作の最良のものは黒澤作品であるのは間違いないですわ。今、日本映画専門チャンネルで毎月2本づつ黒澤作品を放映してるので、「赤ひげ」までは折々敏ちゃん出演作について書いていこうと思ってます。観たい作品は秋~冬の放映なので、ちょっと待ち遠しいんだけれどね(笑)

  • 2010/08/15 (Sun) 00:19

    kikiさん。わたしは自分自身が黒澤監督が、というかその作風が好きか嫌いかっていうとよく分からないんですよ。たまたま見た黒澤映画で三船敏郎という俳優を初めて見てあれよあれよという間にファンになり、恋は盲目ですので(?)、冷静に黒澤映画を見れてないんですねえ(笑)。kikiさんのように敏ちゃんファンでも冷静な批評眼を持てるということがわたしにとっては尊敬に値します。
    黒澤映画がわたしの邦画への開眼の幕開けでしたので、そういった意味においても特別な存在かもしれません。監督が言いたかったこと、表現したかったこと、またその手法なんかについての出来栄えに関してはわたしは正直その良し悪しが分からないんですけど、黒澤作品のなかで200%以上の活躍を見せてくれる敏ちゃんさえ見れればなんでもよし!という単純さです(笑)。
    日本映画専門チャンネル、今月のもう一本は「羅生門」ですね。着々と敏ちゃんカテゴリーが増えていらっしゃるので、これはもう黒澤・三船作品全評をされることを願っておりまするよ。kikiさんが見たい作品って何かなあ。楽しみにしてますね。盲目ファンのわたしではありますが「悪い奴ほどよく眠る」は見た回数がいちばん少ないです。敏ちゃん演じる西という男が江守徹に見えて仕方ありません(笑)。そしてなんとなくkikiさんは嫌いかも・・と想像するのですが「生きものの記録」はわたしは意外と好きなんです。

  • 2010/08/15 (Sun) 09:09

    なるほどね。ミナリコさんは黒澤+敏ちゃんで日本映画に目覚めちゃったので、彼らのコンビ作はとにかくOK、オールOKって感じなんですね。そこから入るとそうかもしれませんね。ワタシはどういうわけか子供の頃から洋邦問わず古い映画が好きで、機会あるごとに色々な作品を観てきたので黒澤で目覚めたってわけじゃないのと、傾向として青臭く力んでいるものを生理的に好かない、という事もあって、そういう面の強く出た黒澤作品というのはどうもダメなんですね。黒澤については敏ちゃんとのコンビ作の限られた数本の作品は非常に好きだけれども、それ以外はあまり興味がなく、まして「赤ひげ」以降は論外なので、DVDを買おうと思った事もありません。まぁ、でも今回の日映専チャンネルのようにハイビジョンで特集などという場合には、気に入った作品は捕獲したり、ずっと昔に観たきりだった作品を再見するチャンスなので有効活用しようと思っています。でも、黒澤・三船作品全評についてはご期待に添えないかも(笑)書こうという気にならないと書けないし、書きたくないのに書くと書かない方が良かったような事になってしまいがちなので。ふほほ。自分が書きたいと思ったものについてだけ書く、という感じになると思います。そしてお察しの通り「生きものの記録」は苦手ですわ。というより未見なんですのよ。敏ちゃん愛が足りないかしらん…。ごめんね、敏ちゃん。

  • 2010/08/16 (Mon) 00:19

    kikiさんは間違いなく敏ちゃん愛にあふれてますよ!!愛があるからこそ厳しい意見も述べられるというもの(笑)。他人の弱いところや足りないところをきちんとダメ出しできるというのは愛情の証に他なりませぬよ!!今後見ないかもしれないけども、まだ未見の作品が存在するというのがある意味羨ましいです、ふふふ。
    「『赤ひげ』以降は論外」ということは「赤ひげ」もkikiさん的にはダメなのですね。かなり説教臭さがプンプンしてますかね(笑)。敏ちゃんとのコンビを解消してからの作品はほとんど未見なんですが、そんな中でも今気になるのは「どですかでん」です。クドカンが本作イチオシだったので「ふ~ん」とちょっと気になっております。

  • 2010/08/16 (Mon) 07:21

    あはは。「赤ひげ」の後、と書くべきでしたね。(突っ込まれるかしらと思っていたけど、やはり突っ込みが入りましたね)とりあえず「赤ひげ」までは従来の黒澤映画で、それ以後が余生という切り分けなのだけど、ワタシ的に「赤ひげ」は分水嶺的な作品という感じなんですわ。なんかコンビの終焉という空気がたち込めていて、敏ちゃんの出番も他の主演物に較べるとあまり多くないしね。「どですかでん」は確かにクドカンが好きそうな映画ではありますね。タイトルは江ノ電の音でしたね。「赤ひげ」の後では、「どですかでん」と「デルス・ウザーラ」あたりはちょっと観ておこうかな、という気もしているんだけど、観なくてもいいやというのがいつも勝ってしまってね。「影武者」以降の5作品は「まあだだよ」以外は一応一度は観たけれど1本も良いと思えません。が、「乱」で高笑いをする植木さんだけは再度観ておこうかな、という気はしています。そのシーンだけね。(笑)

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