トム・ハーディ大売出し&ドロン特集情報



インデペンデント系の映画でちょこちょこといい味を出してきたトム・ハーディ
「インセプション」でビッグバジェットの大作に出演を果たし、ついにブレイクチャンスを鷲掴んだご様子。今後の出演作は目白押しで、マックG監督の新作にサム・ワーシントンに代わって主演することになったのを皮切りに、「マッドマックス4」にマックス役で出演する他、またまた代役で(マイケル・ファスベンダーが降りたらしい)「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」に出演が決定したとか。いや?、売れ出しましたね。うふふ。ご同慶のいたり。
「マッドマックス4」というのは確かにハマリそうな役ではあるが、そのへんはワタクシ的にはどうでもいい感じ。マックGの新作「This Means War」はシャクレアゴことリース・ウィザースプーンも出るらしい。トム君、シャクレに遊ばれないようにくれぐれもご用心。トムはスパイ役だが、映画はスピーディなアクションも絡むご陽気なロマコメって感じだろうか。これはマックGの演出はともかく、ヒロインがシャクレアゴじゃちょっと見る気がしない。で、ワタシが最も期待するのはジョン・ル・カレ原作の古典的なスパイもの「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」である。コリン・ファースやレイフ・ファインズが共演するとなれば、余計に期待せざるを得ないってもんですね。あぁ、楽しみなり。撮影もこれからだし、公開は来年か、さ来年だろうけれど、期待して待ちましょう。


「レイヤーケーキ」でのトム・ハーディ(右) ダニエル・クレイグ(左)と

出演作中一番ハンサムに映っているが、いかんせん目立たない役だった


「ロックンローラ」のトム・ハーディ

ハンサム・ボブという役名だけあって、ジェラルド・バトラー(左)を喰って目立っていた


「レイヤーケーキ」、「ロックンローラ」双方に登場するロシア人俳優ドラガン・ミカノヴィッチ この2本は出演者も雰囲気もなんとなく被っている

トム・ハーディ「レイヤーケーキ」で小さくホップ、「ロックンローラ」で軽くステップ、「インセプション」でジャンプして、遂にさんさんと陽の当る場所に踊り出た、という感じ。今年で33歳とまだ若いし、背はあまり高くないが、役によって多彩なキャラクターを演じ分ける演技派でもあり、アクション系もいけるし、コメディもソツなくこなしそうだという事で、この先、大ブレイクの予感もヒシヒシ。予定されていた役者が降りて、棚ボタ的に当りそうな作品への出演チャンスが立て続けに巡ってくるというのは、人生が波に乗り始めた証拠ってもんですね。ここはチャンスをグワッシと掴んで大波に乗ってほしいもの。そして、面白い企画を一杯受け取れる俳優に、ますますなっていって欲しいもんだと思いますル。


さて、もうひとつのお題は、
国内初のアラン・ドロン特集上映企画アラン・ドロン生誕75周年記念映画祭」が10月23日から新宿K's cinemaで開催されるとか。今回の特集内容は60年代の出演作5本を上映するというもので、「黒いチューリップ」(63)、「若者のすべて」(60)、「地下室のメロディー」(63)、「世にも怪奇な物語」(67)(私信:ジョディさん、「世にも怪奇な物語」が上映されますよ。新宿だけどこの機会に頑張ってご覧になっては?)、「あの胸にもういちど」(68)がそのラインナップ。



この中では大昔にTV放映を観たきりで黒装束とか双子とかいう設定をおぼろげに覚えているだけの「黒いチューリップ」がワタクシ的にはターゲットかな。日本ではおよそ46年ぶりの劇場公開になるというから驚き。他の作品はけっこう何度か見ているし、手元にあるものも多いので特に劇場で見なくてもいい、という感じざます。それにしても、60?70年代に一世を風靡し、本国よりも日本での人気が熱烈だったアラン・ドロン作品の日本での特集上映が今回初だというのもちょっと驚きだった。
アラン・ドロンというと、70年代の末だったのか80年代の初めごろだったのか、ドロンが来日して、TV局のスタジオにドロン・ファンの女性を100人ぐらい集めた中で質疑応答をする、という番組があったのをまだ覚えているのだけど(ゴールデンタイムにそんな番組が企画・放映されただけでもその頃の日本でのドロン人気が窺われる)、ドロンはフランスの研ナオコことミレーユ・ダルクと付き合っていた頃で「心は一人の女性のものでも、体は全ての女性のものです」というような事を言ってスタジオをいろんな意味でどよめかせていた。ダーバンのCMもまだやっていた頃だったような気がする。
ダーバン、それは現代を生きる男のエレガンス…ぷは?懐かしい。むせ返りそう。
***
それはそうと、今回の特集は60年代の出演作ということなのに、あぁ、「サムライ」(67年)はなぜにどうしてラインナップから洩れているのか。いつになったら観られるのか…。 まだまだお預けは続くらしい。 道のりは長い。

コメント

  • 2010/09/14 (Tue) 23:19

    おぉ! 「世にも怪奇~」が上映されるなんて~!?
    kikiさん、貴重な情報ありがとうございますー♪
    久しぶりに新宿まで出掛けてみますかねぇ。

    「黒いチューリップ」は前にも書きましたけど、私が最初に見たドロンです。去年か一昨年あたりにムービープラスとかで放映してませんでしたっけ? 途中ちょこちょこって見た記憶が。同じマスクもので「ゾロ」に比べると、こっちの方が断然若くて綺麗ではありますけど~ってkikiさんはゾロお好きでしたね、失礼!
    このポスターの「若者のすべて」、ヴィスコンティですもんね、スクリーンで観たら尚よろし、なんでしょうね。

    トム・ハーディの「マッドマックス4」はどーでもよろし・・・ですよね(笑) 私は結構好きなんです、このシリーズ。2は面白いですよ、3は×でしたけど(決してメル・ギブソンファンというのではないんですけどね)。この新作ちょっと興味あります。
    サム・ワーシントンは「ターミネーター4」でマックG監督と一緒に仕事してますよね。そーすると交代劇には何かあった・・・?(ニヤリ)




  • 2010/09/15 (Wed) 01:36

    ジョディさん。「世にも怪奇~」はドロンの出演するエピソードだけじゃなく、他の2本もそれぞれ見応えがあって面白いから久々に新宿まで行く価値はあるかも、ですね。ついでに高島屋でお買い物でも(笑)ワタシ的には「あの胸にもう一度」もお勧めですが。
    そういえば「黒いチューリップ」はムービープラスで流してた事ありましたね。でもドロン出演作の中では関心が薄い方の作品なのでスルーしちゃったんですね。「ゾロ」は子供の頃に劇場で観た記憶があるのでなんだか忘れ難いんですよ。「若者のすべて」はもういいか、と思ったけど劇場で観られるチャンスだからこれも抑えておこうかな。どうしようかな。

    「マッドマックス」シリーズお好きなんですね。ワタシも大昔に1と2は観た記憶があります。1はインパクトありました。でもワタシ、メル・ギブソンがどうもダメでして。最近、本性がバレて壊滅状態にイメージダウンですが、そもそもいけ好かないのでやっぱりね、と思っただけでした。トム・ハーディのマックスはどういう感じになるんでしょうね。サム・ワーシントンとマックGは何かあったんですかしらん。でもサムよりはトムの方が映画としては面白くなりそうです。シャクレは脇へおいといて、ね(笑)

  • 2010/09/16 (Thu) 00:16

    kikiさん、ちょっぴりご無沙汰でした。
    アラン・ドロンに関してひとこと。BSで放送された「シシリアン」「暗黒街のふたり」を最近見ました。正直それまでさほど興味をそそる俳優ではなかったんです。「太陽がいっぱい」と「若者のすべて」くらいしか見たことなくて、これは20代の頃の作品ですよね。あまりの美しさにビックリ仰天でしたけど、勝手にアランドロンのピークはここだ!と決めてかかってました。なので、これ以降の作品には惹かれることもなかったんですけれども・・・でも、上の二作品、30代半ばから後半くらいのドロンちゃんを拝見して、あれ、なんだかかっこいいみたい、と開眼。顔の造作だけでなく、なんていうか身のこなしとか醸し出す雰囲気とか。いえ、熱烈なファンになったわけではないけれど、それまでの自分の勝手な思い込みを反省したのでした。日本で異常に人気があったというのもとっても分かりますね。
    kikiさんが見たくてたまらないという「サムライ」も30代の頃の作品ですね。これはまたとってもかっこいいドロンちゃんが見れるのでしょうね。わたしも気になってきました(笑)。

  • 2010/09/16 (Thu) 23:23

    ミナリコさん、どうもどうも。
    中年になってからのシブいドロンに味わいを見出されましたのねん。ワタシが子供だった頃は中年期のドロンの作品が次々に封切られた頃で、ホームタウンに3番館があったので母が大のドロン・ファンだった我が家では結構家族で連れだって「ゾロ」や「ル・ジタン」「フリック・ストーリー」「ブーメランのように」などを、その3番館で封切り時に観たんですわ。ドロンは70年代までは日本でも非常に人気があったので、ダーバンとマツダ・カペラのCMは長くやってましたね。子供の頃を思い出すとそのへんのドロンのCMもよく思い出します。記事中に書いているTV番組などもその頃だったと思います。だからワタシは中年期のドロンから知ったわけで、若い頃の作品は大人になってから遡って少しずつ観た、という感じですね。若い頃はひたすらに二枚目ぶりが目立つわけですが、中年以降は哀愁と孤独が一段と増して、「いやおうなく宿命に生きる男」の翳りみたいなのを演じて光ってました。足を抜いても元の世界に引き戻されていく男、とかね。「ル・ジタン」や「ブーメランのように」などそのへんのラインで懐かしいです。30代~40代初めの頃のドロンも良いんですよ。「サムライ」は30代前半で、まだ若くてキレイでありつつ中年期のドロンのカラーが出始めるあたりの分水嶺的な作品という感じかな。独特の持ち味のある映画だったと思います。とにかくもう一度観たいなぁ。それと、この前のBSのドロン特集で「ビッグ・ガン」の録画を忘れてしまって…ちと痛恨です。

  • 2010/09/19 (Sun) 17:05

    私もドロンが来日して「心は一人の女性のものだけれど、体は・・・」と言った番組、覚えています。ドロンが大好きだったのです。kikiさんがおっしゃるように「足を抜いても元の世界に引き戻される」役を演じるドロン、「いやおうなく宿命に生きる男」のドロンに哀愁を感じてメロメロでした。
    ところでフランスの研ナオコ、言えてる!!!その頃はミレーユ・ダルクとすごく良い関係を築いてましたよね。ドロンが外で何をしても文句も言わず、家の中の事は彼好みに完璧にこなし、控えめで・・・そういう女性がやっぱり良いのだろう、外見はともかく(失礼)と思っていました。私的には外見だけで言えば前妻のナタリー・ドロンの顔が好きですが。そんなミレーユとでもやはり永遠には関係は続かないのですね。老境に入ったドロンも相変わらず素敵です。もうメロメロじゃないけど。

  • 2010/09/19 (Sun) 23:25

    Rikoさん、Rikoさんもあの番組、見ておられたざますね?きゃ~!何か嬉しい感じ。あの頃のドロンは、堅気になったのに再び暗黒街に引き戻されていく男などをよく演じてましたね。哀愁好きに訴えかけるオーラを出してました。Rikoさんも哀愁派ですものね、ふふふ。ミレーユ・ダルクとけっこう長かったのだけどいつの間にか終わってしまいましたね。ナタリー・ドロンは美人だけど男顔というのか、ドロンの妹といっても通るくらいに顔が似ていたと思います。その前はロミー・シュナイダーになるのかな。(間にもっと色々挟まってそうですが)彼女はドロンに振られたのがショックでずっとそこから抜け出せなかったみたいですね…罪な奴。ドロンは老境に入っても、ドロンのまま老いた、という感じではあります。禿げなかったしね。すっかり爺さんになったなぁ、と思いつつもやはりドロンであるな、と。75歳にしては体もガッチリして健康で元気そうですね。男前なだけじゃなく、基本的に物凄く頑健な人なんでしょうね。長生きしそう。でももうメロメロにはなれないけど、ね(笑)ワタシは「あの胸にもう一度」のドロンがメロメロ系としてはポイントが高いです。あまりにも悪魔のようで素敵すぎ。

  • 2011/01/11 (Tue) 14:22

    前の記事にすんません。

    トム・ハーディでビビビと来てしまい、つい書き込みです。
    「嵐が丘」2009年イギリステレビムービー版で彼はヒースクリフ演じてますが、観られましたか?最初、超違和感があったのですが、観てみると彼があまりに麗しくて、それなりに楽しんでしまいました。ヒースクリフの野性味とか絶望感というものはあまり感じなくて、なんか猟奇的なことをやらかしそうなトムちゃんヒースクリフでしたが、こういうのもたまには良いと思えました。

    ドロン・・最近ですが「恋ひとすじに」を観たんですね。それからはロミー・シュナイダーの人生をめちゃくちゃにしたのはコイツだなぁ~と思うようになりましたよ。世間知らずの女優の心を引っ掻き回して悪いヤツです。ドロン様、めっちゃ好きですよ。幼少時は「アランドロンのゾロ」が私の王子様でしたから。
    ロミーは恋愛で運を下げるタイプですね。ドロンは女を肥しにするタイプ。雑草は強しです。

    • mogomogo #/qAnB.XI
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    • 編集
  • 2011/01/11 (Tue) 22:47

    mogomogoさん。こちらにもありがとうございます。
    トム・ハーディお好きですの?なんとなくいい感じですよね、彼は。今年はよりガツーンと出てきそうな気配です。で、彼がヒースクリフを演じている「嵐が丘」があるとは知りませんでした。ふぅん。ヒースクリフのイメージはないけど、案外ハマってたわけですね?そのうちどこかで見られるかしらん。

    ドロンね~。彼こそはその陰翳の濃い私生活を含め、清濁併せ呑むというか、かなり後ろ暗い部分も含めて表も裏も彼の魅力のうちですよね。それに、あの若い頃の顔や姿の美しい事ときたら。やはり今見ても、そうそうドロン以上のハンサムマンは出てきませんわね。

    >ロミーは恋愛で運を下げるタイプですね。ドロンは女を肥しにするタイプ。雑草は強し
    まさにしかり、ですね。ドロンは女性をたらしこんだばかりでなく、多分、両刀使いだったと思うし、出合うもの全てを肥やしにしてスキャンダルさえも餌にして大をなしたってところがドロンらしくていいと思います。罪なところが魅力ですわね。ふほ。

  • 2011/01/12 (Wed) 00:12

    「嵐が丘」LaLa TVで18日にも放映します。
    ティモシー・ダルトンのヒースクリフが私は1番好き。えらい酷評されてますが、世界中を敵に回しても、私のナンバーワンヒースクリフはダルトン様です(大袈裟)
    ちなみに私が好きなイギリス俳優は、コリン・ファース、デイビッド・シューリス、ティモシー・ダルトン。この三人に口説かれたらなんでも捨てる覚悟です。

    • mogomogo #/qAnB.XI
    • URL
    • 編集
  • 2011/01/12 (Wed) 07:31

    mogomogoさん。そういうBBC系のドラマはLaLa TVで放映しそうな感じだなぁと思ってましたが、実は契約チャンネルのセットからいつの間にかLaLaが抜けてしまってて今は見られないんですのよね。ティモシー・ダルトンもヒースクリフやってますね。ダルトンというと、ワタシは「アガサ」のつれない夫役が印象深いです。コリン・ファースはワタシも好きですよ。大好きッてわけじゃないけど何となく好きですね。デイビッド・シューリスがお好きっていうのはレアなとこ衝いてますね(笑)

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