いつも手元に筋肉王子



今年は9月の後半にやや遅めの夏休みをとり、旅行をして戻ってくると、家に「プリンス・オブ・ペルシャ」DVDが届いていた。ちょうどその頃かなぁとは思っていたけれど、旅行を楽しんで帰って来たら、ひっそりと筋肉王子も待っていてくれた、というのは二重に嬉しい事だった。
最近は映画のDVD化が加速度的に早まっているので、いつもは「あら、もう出るんだ、へぇ~、早過ぎない~」ぐらいにしか思わないのだけど、筋肉王子に関してはこのDVD化早めの傾向は有難かった。なんたってこれをヒマさえあれば劇場に観にいっていたのは7月のこと。2ヶ月の我慢でもう逢えるなんて、むほほ。ゴキゲンでございます。



本編は何度も観たので特典映像のメイキングフィルムを観てみた。これもYoutubeとかで部分的に見かけた事はあるが、Youtubeのは抜粋だったので、このつどはセットや衣装の裏方さんの話など興味深かった。(本当はもっと長いメイキングなのだろうけど、容量の関係で編集されていると思う)衣装や小道具はモロッコの現地スタッフが安価でハイレベルな技術を駆使して手仕事で仕上げていて、その出来栄えの見事さにデザイナーたちも舌を捲いていた。モロッコの人って手先が器用で仕事が丁寧らしい。合間あいまに王子の扮装でインタビューに答えるジェイキーも、「モロッコはとてもエキゾティックで美しい国で、人はみんな親切で働き者なんだ」と言っていた。本編ではペルシャの王子が真っ青な目では面妖なので、照明の工夫や全体にかかったオレンジ系のフィルターで、なるべく目がブラウンアイズに見えるように撮られていたが(でも時折、抑えようもなく青く映っちゃっているけど)、本編以外ではその必要もないので、長髪に青い目でゴキゲンにインタビューに答えていた。



また、モロッコに建てた壮大なセットと同じものを、ロンドンのパインウッドスタジオ(例の007専用だった広いスタジオ)を借りて、王宮などのセットを建てこんで撮影したらしい。へぇ~、筋肉王子は007スタジオでも撮影されたのねん。このスタジオを借りるだけでもけっこうお金がかかりそうだが、メイキングをみていて、確かに半端じゃない額の金をかけて作ったんだなぁ、というのがまざまざと感じられた。まぁ、一番お金がかかったのはモロッコの砂漠でのロケには間違いないけれど。スタッフも多いが、異国の砂漠に大量のエキストラを連れていってCGでないモブシーンなどを撮っているので、恐ろしいほどのコストがかかっただろうことは想像にかたくない。


007スタジオにもいくつものセットを組んで撮影

モロッコの砂漠にもオープンセットを設営

砂漠だから水のペットボトルも潤沢に用意されねばならず、40度の砂漠で熱中症にならないために、とにかく水、いつでも水、という感じだったらしい。そのペットボトルの消費量は天文学的な数字に及ぶ~ともあれ、映画にそんなお金をかけられるのは今のところ、やはりアメリカ以外にはないでしょうねぇ。ジェイキーの甲冑風の衣装も、本皮で手縫いで仕上げられているとかで、まぁ、とにかくあらゆる部分に湯水のようにお金を注いで作られている、という感じだった。


この甲冑も本皮製らしい

監督のマイク・ニューウェルもインタビューに答えていたが終始ハイなご様子。そうでしょうねぇ。イメージした事が全て躊躇なくそのまま映像化できる技術と潤沢な予算があり、アクションを含めてイメージした通りに動ける主演俳優がいたら、監督はもうゴキゲンでしょう。ワタシが監督だって口笛吹きたくなっちゃうよ、こりゃ。ブラッカイマー作品としては大ヒットではなかったものの、中ヒットはかまして、この莫大な予算はちゃんとペイした「プリンス・オブ・ペルシャ」。(続く「魔法使いの弟子」よりはずっと稼いだんだから。うふふん(ワタシ的には当たり前だけど))


クランクアップでヘチャ子さん(ジェマ)と並んで記念撮影

***
ビッグバジェットの大作に主演するというチャレンジを終えたジェイキーの次回作はロマコメで全米では11月公開。ジェイキーは女とみれば声をかけ、手を出す、ちょっとチャラ男っぽい医薬品メーカーのセールスマンを演じている。そんなチャラ男がマジになった相手は…というようなお話のようだけど、チャラ男のジェイキーなんて想像しただけでニヤニヤしちゃいますよ、ワタシ的には。


最終的には純愛男なのだろうが、当初はチャラ男で登場するジェイキー 楽しみなり

今後のラインナップを見ると、本当に多彩な役柄に挑戦しようという意思が見て取れる。早世したヒースの分もいろんな役にチャレンジして、俳優人生を楽しんで欲しいですね。全米11月公開のラブコメは日本でも年内に公開してくれると、今年は一挙3本のジェイキー出演作を観られる事になって、3年分の空白をきっちり埋めた、という感じになるのだろうけど、はてさて、どうなりますかね。年明けの公開もありうるけど、師走公開ぐらいでお願いしたいな。

コメント

  • 2010/09/23 (Thu) 20:49

    こんばんは。
    公開中のドリームワークスアニメ「ヒックとドラゴン」主人公のヒック君の顔なんですが、切なさを刺激する大きな目と長めの鼻のバランス、あれ?「遠い空の向こうに」くらいのジェイクさんに大変似てるなあと観てる途中で思いました。(赤毛+グリーンアイでしたし、異論も多いにあるでしょうが…)
    繊細で頭がよくて勇気ある主人公のキャラ造形に、デザイナーさんたちはかなり参考にしたのではかと推察しました。何より「主人公顔」ですしね、この方。

    • なおすけ #JimX2zP.
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    • 編集
  • 2010/09/23 (Thu) 23:08

    なおすけさん、こんばんは。
    「ヒックとドラゴン」は未見だったのだけど、ちょっとスチールを見てみました。なるほどね、ジェイクと面差しが似てますね。主人公顔というのは言い得て妙という感じ。ワタシはジェイクを「ブロークバックマウンテン」で初めて観たんですが、その時カウボーイスタイルだったこともあり、「トイストーリー」のウッディに似てるなぁと思ったのが第一印象です。ヒックの方が可愛くてより似てる感じですね。ジェイクの顔って、愛嬌と哀愁が双方あってキュートで好ましい顔立ちだと思います。

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