縁とか運とかつりあいとか…



スターとそのつれあいというのはけっこう興味深い。俳優とモデル、俳優同士、歌手と俳優などのスター同志、女優と監督、俳優と元女優など、組合せは様々だが、目下、写真を目にするたびにもっとも釣合いが取れていて理想的だなぁとワタシが思うのはコリン・ファース夫妻。



今の奥さんはコリンにとって二度目の奥さんらしいが、イタリア人で映画プロデューサーだというこの美人で知的で上品な長身の奥さんは、コリン・ファースととてもよく似合っている。雰囲気やクラス感などが理想的につりあっているという感じ。二人が一緒にいるときの姿に隠しようもなく幸せが滲んでいていい。実際にもとても仲がいい夫婦らしいけれど、この奥さんと結婚してから、いい仕事がジャンジャン廻ってきている気配のあるコリン。つれあいとの良い縁が仕事運を運んできたりするという事も往々にしてあるような気がする。なんにせよ、釣合いのとれたカップルを見るのは目に快い。

お互いの持ち味や釣合いという点でピッタリなカップルには、他にジョニー・デップとヴァネッサ・パラディ、暑苦しいけどハビエル・バルデムとペネロペ・クルス、地味だけどリーヴ・シュライバーとナオミ・ワッツ(この二人の子供は超かわいい)、どうでもいいけどオーランド・ブルームとミランダ・カー、美しくないけどティム・バートンとヘレナ・ボナム=カーターなどもいる。(他にももっといるだろうけど、とりあえずこのへんで)








雰囲気も格もつりあっているが、ワタシ的に見ているだけでゲンナリしてイヤな気分になるカップルにブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、マイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズがいる。もうこのへんは、目に入りそうになると雑誌なら素早くページをめくるし、TVなら即チャンネル変更である。単体でもそれぞれアクが強いのに、二人揃う事で脂っこい存在感が余計に増殖され、しかも"自分たちにウットリ"な空気を色濃く放出している(殊に女の方が)ので、余計にアンタッチャブルなものを感じる。 



…あぁ、いやだ。とっとと次に行きましょう。


一昔前までは、スターになって周囲に様々な女が群がり出すと、苦労時代を支えた古女房をポイ捨てして、若い新しい奥さんを貰ってやにさがる、というスター俳優も多かったが、昨今はブリリアントな自分とあまり釣りあっているという感じでもない妻をずっと大事にして脇目も振らないという俳優もけっこう居る。その最たるものがヒュー・ジャックマン。ジャックマンの奥さんはどっかりしたおばさん体型の元女優(まだ女優~)なのだが、「世界一セクシーな男」の妻という雰囲気ではない。が、そんな奥さんと養子二人をこよなく愛するジャックマン。私生活はごく普通の暮らしを楽しみつつ、公の場に出たら燦々と輝くスター俳優になる、という理想的なパターンを維持し続けている。ジャックマンの奥さんがニコール・キッドマンみたいなタイプだったら、見ている方も疲れるかもしれない。きっと生活していても疲れることだろう。スター俳優の妻は、自分は輝かなくても夫を輝かせる事ができればそれでいいのである。



同様に、元女優(まだ女優~)だが今はそこいらのおばさんという感じの妻をとても大事にしている俳優にクライヴ・オーウェンがいる。クライヴの奥さんはかなり地味だ。スーパーで買い物をしている主婦に、こういうおばさんはいくらでもいるだろう。子供もあまりキュートではないが、クライヴ・オーウェンが家族を大事にしている気配は伝わってくる。こういう地味で平凡な家族の中にいて、家族のモッサリした雰囲気に飲まれず、自分だけパリっとした旬な状態をキープできるものだろうか、という気もするのだが、仕事が適宜入っていれば、そのへんは大丈夫なのかもしれない。2年以上ブランクが空いて家族との生活に埋没すると、モサっとしちゃったりしてね(笑)



ジャックマンもオーウェンも、奥さんとはソウルメイトなんだろうなぁ、という感じがする。内面がその人であり続けてくれればよいのであって、容姿が若い頃とどう変ろうともなんら影響しないのだろう。それだけ深いところで支え合っている関係であるともいえる。いずれにせよ、誘惑には事欠かない世界にあって、地味めの妻を大事にしている男前の夫、というのはなかなかステキなありようだと思う。

体格のいい奥さんをこよなく愛する男としてはピアース・ブロスナンがいる。ブロスナンの奥さんは豊満という言葉ではカバーしきれないぐらいにたっぷりと大きな女性なのだが、彼は世間が揶揄するそのたっぷりした体型を含めて奥さんを愛しているそうで、それを何かで読んだワタシは、それまでただの薄っぺらいチャラ男だと思っていたブロスナンをかなり見直したのだった。まぁ、確かにブロスナンの奥さんは体格がよすぎるキライはあるが、女性美に満ち溢れた肉体の持ち主、と言えないこともない。プリミティヴな女性美、という感じもなきにしもあらずで、ブロスナンの気持ちも分かる気がする。



上記の古女房をこよなく愛する三人の俳優が、いずれもアメリカ人じゃないのは偶然なのかどうなのか…。

その一方で、双方がブリリアントなカップルというのもやっぱり捨てがたいものがあるわけで、スクリーン上でもロマンティックで、実際にも相性最高だったスター同志の伝説的カップルといえば、クラーク・ゲイブルとキャロル・ロンバード、ハンフリー・ボガートとローレン・バコールがいる。彼らは観客が夢見たとおりの理想のカップルで、スクリーン上でも特別なオーラを放ち、私生活上でも生涯最高のロマンスが燃え上がった。まさに made for each other な組合せの最たるもので、これぞハリウッド・ロマンスという感じである。(特にゲイブルとロンバードは晴れて結婚していくばくもない時期に、幸福の絶頂での妻の事故死という悲劇によって更に伝説のロマンスになったのだが、一人残された方は堪らない。物語のような人生というのもけっこう辛い)





いま、この二組のようなカップルとなると、なれそめ的に、共演から燃え上がったブラピ×アンジーという事になるのかもしれないが、うぅ~ん、チッチッチ。どうもこのカップルは頂けないのよね…。ま、ブランジェリーナはさくっと脇に置いて、この先、あぁその組合せはいかにも素敵よ、お似合いよ、納得だわ…と思えるような黄金のカップルがスクリーンから登場するのかどうか、期待するでもなく、しないでもないという微かな興味をもって見守っているkikiでございます。

コメント

  • 2010/11/07 (Sun) 02:12

    ジョニー・デップとヴァネッサのカップルは、いいですよね~。あんなに荒れてたジョニーがここまで穏やかになろうとは、思いもしませんでした。ヴァネッサとの出会いは彼にとって運命だったんでしょうね。
    ちなみに、ピアース・ブロスナンは2番目の奥様です。再婚して10年はたったのかしら・・・?最初の奥様は病気で亡くなられて(007の「ユア・アイズ・オンリー」のボンドガールでした)、しばらくは独身を通していたと記憶してます。それにしても、2番目の奥様、初めて観ましたが・・・恰幅の良い方ですね・・・。

    そして、キャロル・ロンバートとクラーク・ゲイブル、ローレン・バコールとボギーのカップルは素敵ですよね!ゲイブルは可哀想だけど・・・(キャロルが生きていれば、ゲイブルはあんなに結婚・離婚を繰り返さなかったんじゃないかと)。

  • 2010/11/07 (Sun) 10:09

    mayumiさん。オーバードーズなどでいつ何があっても不思議じゃなかったであろうデップがいまやハッピーなお父さんですものね、出会いとか相性というのはつくづく不思議なものだと思います。人を立ち直らせもするし、ダメにもするしね。
    ブロスナンの奥さんは二度目でしたか。でも意外やブロスナンは添い遂げ型なんですね。最初の奥さんは死別とのことで、浮気や離婚じゃないのだし。今の奥さんは20kg痩せたらかなりの美人なんだと思いますが、ダイエットはしないでしょうね。確かに大きいけど、豊かさを感じさせてなかなかのモンだと思います。
    ゲイブルにとってロンバードは三番目の奥さんではありますが、確かに彼女が生きてたらゲイブルにその後の二度の結婚はなかったでしょうね。バコールもうんと年上だったボギーが50代で癌で逝ってしまったので、気の毒にも幼い子供を抱えて若い身空で未亡人。その後ジェイソン・ロバーズと結婚したけど離婚してしまったし。ボギーがあと15年ぐらい生きてたらバコールは再婚しなかったかもしれませんね。

  • 2010/11/11 (Thu) 19:51
    3本目

    kikiさん。ひつこくごめんね~。面白い記事一杯だったので、ついつい!
    ほんとコリンの奥様素敵ね~。イタリア人なんですね。
    私もアンジー&ブラピは苦手!二人は俳優というよりセレブ演じてる方が
    似合ってるよね。なんかこう打算的で。しかも、年下のアンジーの方が
    したたかで計算高くて、絶対尻に敷いてそう。
    ヒューもクライブもピアースもきっと人間的にもいい人なんでしょうね。
    誘惑は山のようにあると思うけど、ちゃんと家庭生活を続けていけるというのは、
    有名人の彼らの方もちゃーんと努力してるからのような気が。
    私は、ユアン夫婦もけっこう好きでした。年上のおフランス人の
    人でしたよね~。子供けっこう大きくなってるんだろうなぁ。

  • 2010/11/11 (Thu) 23:37

    acineさん。沢山コメントありがとう~。とっても嬉しくってよん。
    コリンと今の奥さんはとてもお似合いだと思うわ。観てて目に気持ちのいいカップルよね。しっくりと似合ってて。
    ワタシ、アンジーの尻に敷かれるまではブラピは好きでも嫌いでもなかったのだけど、あのクチビル女と一緒になってからはすっかり嫌いになってしまいましたわ。ゲッソリ。何か観ててウンザリする二人よね。
    ヒュー、クライブ、ピアースは職業として俳優をやっているけれども、セレブだとかいう意識じゃないのだろうな、という感じですね。演じている時以外は普通の感覚で、普通の男でいよう、というような気配を感じます。誘惑を振り払える彼らは立派だけど、居心地のいい家庭を作れる奥さんもよほど相性がいいんだろうな、とも思いますわね。ユアンね~。ユアン夫妻も入れようかな、と思ったんだけど、彼には去年ぐらいからチラホラとラブアフェアの噂もあったりして、奥さん一筋でもなさげな気配もあるので今回は外しておきました。ふほ。

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