映画の中の印象深いブロンド



前から折に触れて書いてはいますが、ワタシはブロンドの艶というものが好きでして。男性はブロンドよりダークヘアの方が個人的には好みではありますが、それとは別に、ブロンドが似合って印象的だなぁと思う俳優も勿論、居りますのね。ひと口にブロンドと言っても色艶、質感など様々ですが、今回は映画の中に登場した印象的なブロンドについて、本物、偽者、性別を問わず、思いつくままにピックアップしてみました。
まずはやはり、近年、鮮明な映像で再見して、非常にストライキングだった「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール。この人は本来の髪はブロンドではないようだけど、とにかく金色の絹糸のような髪がツヤツヤと砂漠の中でも闇夜でも輝いていて、その冴え冴えとした青い瞳ともども非常に印象的だった。白い衣装にもよく映えて、いやはや、魔的なまでに美しかったですことよ。






これも染めたブロンドなれども、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」および「ジョー・ブラックをよろしく」あたりのブラッド・ピット。ワタシはブラピのファンだったことはないのだけれど、この頃のブラピについては、明るいブロンドがよく似合う顔だなぁと思って観ていた記憶がある。ブラピが明るいブロンドにしていたのは、いつ頃までだったろうかしらん。
…いずれにせよ、今は昔の物語だ。




「アイランド」のスカーレット・ヨハンソン。本来は暗めのブロンドだったと思うのだけど、本作では思いっきり明るくして、殆どプラチナ・ブロンドに近い状態で登場。それがやけに似合っていたので印象に残っている。明るいブロンドの髪が派手なアクションや風に靡いて揺れるのがゴージャス感アリ。皮ジャン姿なども似合っていて、本作のスカヨハはキュートでセクシーだけど色気に走りすぎていず、程が良かったので好印象。この映画ではユアンとのコンビネーションも良かった。



「ダイヤルM」のグウィネス・パルトロウ。ブロンドのショートヘアがなかなか良い感じだった。ブロンドって特に何もしなくてもサマになるからいいよねぇ、などと思って見ていた。この映画のグウィネス・パルトロウの髪を観ていると、暫くぶりにショートヘアにしようかなぁ、などと思ったりするのだけど、ショートにすると、こまめに美容院に行かねばならないのでちょっと面倒なんですのよね…。




ブロンドのショートヘアで良い感じといえば、「普通じゃない」のキャメロン・ディアスも○。昨今はもう、スジスジのシワシワでアップがきつい状態から逃れられないキャメロンさんだけど(あまつさえ鍛えだして妙に逞しくなってきちゃってるし…)、97年ごろはフォトジェニックでいい感じだった。あのナイスボディに、顔もシワがなく水分が行き届いて、無造作なブロンドのショートヘアが実にキュートだった。




少し古いところで「鳥」のティッピ・ヘドレン。ティッピはナチュラル・ブロンドなのか、偽ブロンドなのか知らないけれども、確実にブルネットよりもブロンドが似合うタイプで、代表作であるヒッチ作品2本でもブロンド美人として登場するのだけれど、「マーニー」の時よりも、「鳥」の方がより魅力的に撮られていてブロンドもツヤツヤ。「鳥」は一般的にはパニック映画なのだけれど、ワタシ的には素敵なティッピを観賞するための作品なんざます。細身の体にイディス・ヘッドのシックな衣装。タイトスカートから延びた綺麗な脚。歩幅が開かないのでちょこちょことハイヒールで歩く姿がやけに澄ましててコケティッシュ。街の小僧に口笛を吹かれたりしてね。






天下無敵の天然ブロンドでは、「ぼくのエリ 200歳の少女」のオスカー少年役カーレ・ヘーデプラント。殆どプラチナに近い天然のブロンドだけに希少価値高し。水密桃のような肌にブルー・グリーンの瞳、年齢の割に背が高く、手足が細くて長い。モロにイメージ通りの北欧ルックスで映画を盛り上げた。




前にもピックアップしたけれども、天然ブロンドという点で、その色が非常に綺麗なので「モーリス」、「ハンドフル・オブ・ダスト」のジェームズ・ウィルビー。俳優としては殆ど魅力を感じないのだけど、その天然のブロンドだけはいつ見ても綺麗だと思う。




天然ブロンドとしては、やはりロバート・レッドフォードを落としてはなりますまい。今や肌はボロボロのダンボールのようになり、髪はもう何色なんだか分らないけれども、60年代や70年代のこの人の映画を観ると、無造作に額に垂れ懸かる天然ブロンドの前髪というのは、それなりに威力があるなぁ、などと思ったりもする。クセのない髪でブロンドがいい感じに似合ってた。



明るいブロンドではなく、砂色系のブロンドでは、やはりダニエル・クレイグを挙げておきましょう。(スティーヴ・マックィーンも同じく砂色系ブロンド)初の金髪ボンドという事で衝撃のブレイクを果たしたダニエルだけど、砂色のせいかブロンドだけについて言えばさほどのインパクトはないような気もする。この人は明るい水色の目と砂色の金髪の取りあわせがミソでしょうね。




暗い蜂蜜色のブロンドというと、やはりビヨルン・アンドレセンも落としてはなりますまい。この秋、テアトルシネマでニュープリントでリバイバル上映される予定の「ベニスに死す」の予告編で久々にタッジオを観たのだけれど、タッジオの場合は明るいブロンドでないのが良いのね、と改めて思った次第。全体には暗めのウェイビーな髪の中に、ところどころ明るい毛が混ざってくるのが顔や雰囲気に合っているのかも。タッジオがキッと正面を切ってこちらを見ているチラシを貰って帰ろうと思ってたら、ウカウカしてる間に1枚もなくなってしまった。映画が作られてからもう40年。しかし、映画の中の美少年は変わらぬインパクトで永遠に観客を魅了し続けるのであった。…納得。




末尾に入れておくと、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカの長いブロンドのウェイブ・ヘアも印象的だった。



というわけで、あれこれと観た映画の中に登場した、印象的なブロンドをいくつかピックアップしてみました。

コメント

  • 2011/07/24 (Sun) 00:06

    kikiさん
    男優の金髪で私が思い出すのはブレードランナーのルトガーハウアーとか昔ナポレオンソロというテレビシリーズにでてたソロ(ロバーロボーン)の相棒役のデビッドマッカラム(ブロンソンの奥様のジルアイアランドの元旦那さん)とか、ですねえ。なんとなくエキセントリックなイメージです。でもビョルンアンドレセンはほんとに美少年ですこと。

  • 2011/07/24 (Sun) 14:46

    ああー、はいはい。ルトガー・ハウアーに、ナポレオン・ソロね。確かに。
    二人ともかなり白っぽい、プラチナブロンドって感じでしたね。印象が強いですね。
    ビョルン・アンドレセンはやっぱり綺麗ですね。この映画の、この時期だけなんでしょうが
    綺麗です。リバイバル上映にはまた大入り満員が予想されます。昨今はDVDの方が
    映像が綺麗なので劇場で再度観る意味はどこにあるのかな、と思いつつ、行こうか
    どうしようか、ちょっと迷ってますわ。ふほ。

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