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Sherlock 「The Reichenbach Fall」

-同類の相克-



改めて観ると、このSeries2の第3話目は作劇術が非常に巧みだ。冒頭から中盤までは、いつものノリで笑いをさえ取りつつ進むのだが、後半に入って状況が余談を許さなくなってきてから終盤の屋上のハルマゲドンまで息もつかせぬ怒涛の展開で畳みかける。その間にちりばめられたシャーロックを巡る人間模様。衝撃の墜落を目の当たりにして、傷心を癒す術もないワトソンの涙、そしてあのラストまで、緩急自在でストライキングでありつつ、エモーショナルなシーンも過不足なく織り込み、見事なドラマを構成していた。

前半はかなり軽快に笑いを取るシーンが続く。数々の事件を解決し、感謝のプレゼントを貰い、インターポールで指名手配の犯罪者を捕まえて、レストラード警部からも「感謝の印」に、鹿撃ち帽を進呈されるシャーロック。どうしていつもこの帽子を被った写真ばかりが新聞に載るんだ!、どっちが前なんだ、この帽子は!なんで耳当てなんかついてるんだ!と文句を言うシーンも笑える。それはもう鹿撃ち帽じゃなくてシャーロック・ホームズの帽子なんだよ、とかなだめていたワトソンだが、自分が"Confirmed bachelor John Watson"と書かれているのにゲンナリしてプリプリし始めたので、シャーロックが、新聞は僕についてあれこれ書いているのに、何で君が怒るんだ?と突っ込むのも可笑しい。

また、シャーロックとワトソン君のシーンでは、容疑者扱いされたシャーロックにつきあったワトソンが、二人で手錠のまま夜の街を逃げ回るシーンで、シャーロックは走りながら手錠の鎖を手首をくるりくるりと2回廻して巻き取り、"Take my hand "とワトソンの手を握る。その後、裏道を逃げているうちにいつしか手を離し、壁際で身をひそめた時には、ワトソン君はシャーロックのコートの袖の端をつまんでいる。シャーロックはワトソンの手を握ってもOKなのだが、ワトソン君は手を触れるなら女性の方がいい、というタチなので、二次的手段として袖を摘んでいるのだろう。このへんの二人の違いもちょっと面白かった。シャーロックは、大抵の人間とは一定の距離をおく、というタイプだろうのに、ワトソン君については最初からOKだったように見えるが、それは何故だったのだろうか。一目でその人柄を見抜いたからか。漠然と癒しを感じたからか…。とにかく、緊急事態とはいえ手を繋いで走ってもOKなどという相手は、シャーロックにとってこの世にワトソン君ただ一人だろうと思われる。



ロンドン塔、イングランド銀行、ペントンビル刑務所の3つの警戒厳重な場所を同時に破ったモリアーティが逮捕され、裁判にかけられることになり、その検察側証人としてシャーロックが召喚されるシーンも、いかにも人を喰っていて面目躍如である。マスコミ対策としてかなり身なりに気をつかうワトソン君。彼は法廷に向かう車の中で、「いいか?答弁は簡潔に手短かにして、絶対に賢しらぶるんじゃないぜ」と小姑のように注意を与えるのだが、シャーロックは「僕はいつもの僕でいくさ」と、てんから受け付けない。これらのシーンの背後で流れてくるのはニーナ・シモンの"Sinner man"。妙にきょとーんとしたつぶらな目を虚空に据えたモリアーティが法廷に連れ出される場面によく合っている。



裁判所の男子トイレで、ミーハー・ファンを装って近づく特ダネ狙いの女性記者ライリー(猛烈にお尻が大きい)を、一目で記者と喝破したシャーロックが "You repel me" とニベもなくしりぞけるシーンも良い。(後に、癪なことに、この "You repel me" をリターンされてしまったりするのだけど…)この時の、小賢しい相手を軽蔑しきった冷ややかな様子はシャーロックの真骨頂だ。トイレを出ようとするシャーロックに追いすがるライリーが「あなたとジョン・ワトソンはプラトニックですか?」などと質問を浴びせるのも笑える。



法廷でのシャーロックは、ワトソンの忠告の甲斐もなく、検察官に「そんな質問の仕方じゃダメだ」とダメ出しをしたり、陪審員がどういう職業で、どういう人物かなどを観察して披露するという、いつものやつを法廷でもかますなど、やりたい放題である。ジム・モリアーティはどういう人物か、と訊かれて「モリアーティは人じゃない。蜘蛛だ。蜘蛛の巣の中心に居て犯罪という幾千もの蜘蛛の糸を操り、人々を踊らせている」と答えるのが印象的である。それを、そうそう、その通りだよ、という顔で聞いているモリアーティの不敵な笑顔。

その後、無罪放免になったモリアーティが221Bにやってきて、シャーロックが準備していたお茶を淹れるシーンは前半のハイライトだろう。このシーンではシャーロックのシャツが妙にパツパツな雰囲気で、椅子に座る時にもジャケットのボタンを外していたので、衣装がタイトで呼吸困難になる、とぼやいていたバッチ君の記事を思いだして、なるほどね、と思った。ジャケットはともかく、シャツはかなり窮屈そうである。


確かにちょっとパツパツ感が…

モリアーティは落ち着き払って、シャーロックを呑んでかかっている。モリアーティを相手にすると、シャーロックは微妙に押し込まれている感じがある。ヴァイオリンの弓でシャーロックが指し示した側のワトソン君の椅子には座らず、日頃シャーロックが愛用しているほうの椅子に腰掛けるモリアーティ。そして、どんなドアでも開けてしまう(どんなセキュリティも破ってしまう)キーコードを自分が持っている事が分かったから、情報機関やらテロ集団やら、あっちこっちから引っ張りダコでねぇ。突然モテモテさ、と嘯く。モリアーティを演じるアンドリュー・スコットは、基本的には目のくるっとした童顔なのだが、童顔の人間が狂気を帯びた時の怖さのようなものをアリアリと漂わせていて圧巻である。法廷で、女性捜査官にズボンのポケットからガムを取り出させて舌の上に乗せさせるシーンでも、粘着質な、爬虫類的な気色の悪さが全開だった。


"Every fairy tale needs a good old-fashoned villain"

金にも力にも興味がないとしたら、何のためにこんな事をやってるんだ、と問うシャーロックに、「我々の間の最終的な問題を解決するためだよ」を身を乗り出すモリアーティ。「ナゾナゾは好かない」と椅子を立つシャーロックに、モリアーティは"Because I owe you a fall, Sherlock. ...I owe you."と捨て台詞を残して去る。

この fall は文字通りの墜落の他に失墜という意味も含んでいると思われる。盗まれたターナーの名画「ライヘンバッハの滝」を取り戻し、ライヘンバッハ・ヒーローとしてマスコミにもてはやされているシャーロックが汚名にまみれた果てに自ら転落死すること、それは名声赫々たるライヘンバッハ・ヒーローの失墜である。つまりそれが 「The Reichenbach Fall」というタイトルのこのエピソードでの意味付けなのだ。
原作者ドイルは、ホームズ物ではない作品を書きたくて、手っ取り早く連載を終わらせるために、「最後の事件」で、些か強引にスイスの滝まで話を持って行き、ホームズとモリアーティが組み合ったまま滝壺に落ちた(らしい)、などという乱暴な筋書きで連載を終わらせようとしたが、そんな事ではファンが納得せず、世の熱望に押されて再び筆を取り、ホームズは死んだと思われたがどっこい生きていた、というちょっとムリヤリな展開で連載を続けるハメになった。モファット&ゲイティスが、彼等らしい工夫と捻りを利かせて造り出した21世紀の宿命の対決は、人間ドラマとしてもサスペンスとしても、まさに間然するところのない作品に仕上ったと思う。草葉の陰で、自分がうっちゃったように作ったホームズを葬る為の筋書きを、120年のちに見事なドラマに昇華させてくれたことを、アーサー・コナン・ドイルはさぞかし喜んでいることだろう。少し面食らっているかもしれない。



モリアーティとシャーロックは、互いに自分たちは似た者同志だと自覚している。二人は同じ根から生い育った異なる植物なのか、それとも、よく似ているが実は全く別種の植物なのか…。ともあれ、二人は1枚の写真のネガとポジのような存在である。思えば、シャーロックがその存在に全く気づかないうちから、モリアーティはシャーロックに注目していた。そして、ゲームを仕掛けてきた。何か刺激的な事がないと忽ち退屈してしまう性質が、周波数の極めて近い相手を本能的に探り当てたのだろう。同等の能力を持つ好敵手と競う事で、死よりも懼れる退屈から逃れられるという事に興奮しつつ…。


屋上の "Stayin' alive"

それにしても、モリアーティと"Stayin' alive"の取りあわせの妙はどうだろうか。実に意表を衝く選曲である。タイトルの意味が第一なのだろうが、その微妙な古くさ加減といい、曲のインパクトといい、実に絶妙といっていい。

「僕はずっと気晴らしを探して生きてきた。君は最高の気晴らしだったよ、シャーロック。だが、それも終わった。君を打ち負かした。あっさりと、あまりにもあっけなく、簡単にね」

そしてシャーロックがモリアーティの秘密のバイナリー・コードだと思っていたのは、バッハのパルティータ第1番のリズムを刻んでいただけだ、とモリアーティは嘲笑う。(Thank you, Johann Sebastian Bach.)

ダメだ、ダメだ。そんなの簡単すぎるよ。ダメだね。
そんなところにキーはないんだよ、アホ!

そのキーにはなんら意味はない。全くの無意味だ。
本気でそんなもんで
世界を破滅させられるとでも思ったのか?
ガックリだよ、シャーロック。君にはガーックリだ。
凡人のシャーロック。


そしてモリアーティは、屋上からダイブしなければ、お前の友達が死ぬことになる、と告げる。シャーロックの友達であるとモリアーティが見做す3人の中にレストラード警部が入っていたのは、ちと意外な人選ではあるけれども、ファーストネームをつい最近まで知らなかった警部も大事な友達のうちに入っていたのだね、シャーロック…。

君の死だけが、狙撃を中止させることができる、さぁ、跳べ、というモリアーティに、一度はビルの縁に立ったものの、「いや。死ぬ必要はない。君に中止命令を出させればいいだけだ」とシャーロックが反撃に出ると、モリアーティはムリムリ、と首を振る。



僕がそんな事をすると思うか?
君の兄貴や、他の王様の馬どもがよってたかって僕にさせられなかった事を、君がさせられると思うのか?

だが僕は兄とは違う。忘れたか?
僕は君なんだ。喜んでなんでもする。火あぶりだろうと何だろうと、普通の人々が望まない事をなんでも喜んでする。君が僕と地獄で握手することを望むなら、喜んでそうしよう。

いぃ~や、お前は大口を叩いている。お前は凡人だ。お前は天使の側さ。

…僕が天使の側にいたとしても、僕が天使だなどとは一秒たりとも考えるな。

このセリフはさすがに利いたのか、モリアーティは目をぱちぱちさせてシャーロックを見上げる。この、瞳に星でもまたたきそうな、昔のアイドルみたいなぱっちんぱっちんした瞬きぶりにご注目。


まじまじとシャーロックの目をみつめるモリアーティ ライバルの瞳の奥に何を看て取ったのか…

そうだな、君は天使じゃない。君は一般ピープルじゃない。君は僕だ。
ありがとう、シャーロック・ホームズ…

と握手を求めたモリアーティは、必殺の奥の手を繰り出して、シャーロックにダイブを強迫するのである。
思えば、唐突に果ての果てまで容易にふっと突き抜けてしまうこの狂気が、シャーロックが潜在恐怖のようにモリアーティの存在を怖れ、どこかで常に心の中で圧迫感を受けてきたゆえんかもしれない。似た者同志の二人には互いの考えが手に取るように分っただろう。そしてチェスの名手が何手先までも読んで勝負を進めるように、二人は知力を尽くしてきたのだ。どちらが相手を読み切ったのか。モリアーティの行動は、シャーロックの予想の範囲だったのか。そしてモリアーティはシャーロックの奥の手を読んでいたのか、どうなのか…。
ともあれ、シャーロックが「落下する」以外に狙撃者を止める方法は無くなった。 
そしてシャーロックは…。

というわけで、このSeries2では、第1話でも第3話でも、「死の偽装」という事が頻繁に行われたわけであるが、シャーロックがどういうトリックを用いてモリアーティの部下を欺いたのか興味は尽きないし、また、これほど盛んに「死の偽装」が行われると、目の前で血を噴出して倒れたとしても、…本当に死んだの?と疑り深くなってしまうわけで、モリアーティもあのままおとなしく一巻の終わり、とはどうも思われないのである。でも原作に従うならば、滝でモリアーティは死に、その後は彼の残党を掃討することにホームズは暫くエネルギーを費やす事になるのだけれど…。

Series2でこれまでにも増して大きく存在がフィーチュアされたキャラに、兄のマイクロフトがいる。第1話でもけっこう重要な役廻りだったが、第3話でも弟の運命に関与している。例の、誰もが欲しがる秘密のキーコードを訊きだす為に、マイクロフトはモリアーティを捉え、尋問するのだが、モリアーティは勿論全く白状などしない。マイクロフトが直接体面した時に、シャーロックの半生を話すならコードを教えてもいい、と交換条件を出したモリアーティに、国益優先のマイクロフトは「史上最悪の犯罪者」だと認識しているにも関らず、自分しか知らないシャーロックの半生について話してしまうのである。これを知ったワトソンは、
「シャーロックの最近のアドレスブックを見た事がありますか?あるのは二人の名前だけ。僕のと、あんたのだけです。そして、モリアーティは僕からこれらの情報を入手したわけじゃない」
「しかも、ライリー記者がモリアーティの指示で書いた記事にはひとつ大きなウソがある。シャーロックが詐欺師だって事だ。だが、世間はすぐにこの嘘を受け入れてしまうだろう。真実よりも慰めになるからだ」
「モリアーティはシャーロックを破滅させようとしてるんだ。あんたは、そんな奴に最強の武器を与えてしまったんですよ」



済まない…と謝るマイクロフトだが、ワトソンは呆れ果ててディオゲネス・クラブを去る。しかし、あれだけシャーロックの身を案じてきた兄が、最悪の犯罪者と知っていながら、弟に相談もなく彼の事を話すだろうか。この兄弟はいがみ合っているようでも、肝心なところでは結束しているので、ひそかに打ち合わせて行った事ではなかろうか、という気がするのだけれど…。



だとすると、ワトソンはホームズ兄弟にタッグで見事に騙されたわけで、全てを知った時のショックはどう吸収されるのか、今からそれが気懸かりではある。まぁ、あまりにもタチの悪い犯罪者を相手にしてしまったので、他に方法はなかったのかもしれないが、目の前で親友に「全ては新聞に書かれたとおりだ、僕はニセモノだった。モリアーティも僕が造り上げた架空の人物だ」と泣きながら告げられ、「この電話は僕の遺書だ。さようなら、ジョン」などと別れの言葉を残してビルの屋上から飛び降りられたら、大抵の人はおかしくなってしまうに違いない。ワトソン君はけっこう強靭だとシャーロックは踏んでいたのかもしれないが、それでも、これはきわどいイチかバチかの賭けである。悪くすれば精神的に廃人になってしまうかもしれないのだ。今度こそ本物の、生涯抜け出せない重症のトラウマに…。




ハドソンさんとシャーロックの墓参りに行ったワトソンは、墓の前で一人になると、黒い墓石に語りかける。

君は以前、自分はヒーローなんかじゃないと言った。
僕は君が人間であるとさえ思わなかった時期もあった。
でもこれだけは言わせてくれ。
君は人として、最高にいい奴だった。
そして、もっとも人間らしい人間だった。

何故君があんなウソを言ったのか、僕には分らないし納得できない。


そして墓石に手を添えて言う。

僕はとても孤独だった。君にはとても感謝している。

と告げて立ち去りかけ、抑え切れずに引き返す。

頼む。僕のためにもう一度だけ奇跡をおこしてくれ、シャーロック。もう一度だけ。
死んでちゃダメだ。
頼むから、僕のために、こんなのは止めてくれないか…。



深いため息とともに涙にくれながら、しかし、ワトソン君は軍人なので、あるところでキッパリと涙を拭うと、ひとつ頷き、回れ右をして墓標の前を去る。軍人はぐっと我慢である。いつまでもメソメソするわけにはいかないのだ。かくして、ワトソン君はあるところで涙を拭って立ち去るのだが、ワタシはこのシーンを見ると、毎度どうしても涙が滲んでしまう。

久方ぶりにセラピストを訪れ、親友のシャーロックが死んだ、と切れ切れに言うシーンでは、マーティン・フリーマンの顔がいつもに輪をかけて更にワンちゃんぽく映っているので、主人を亡くしたワンちゃんが途方に暮れているのを見るようで切なくなって困る。

ワタシは、このドラマで随所に現れる、「ワトソン君は軍人である」という部分の描かれ方を何となく好ましく思っている。意外にも射撃の名手だったり、モールス信号が読めたり、墓石を前に涙しても、あるポイントで涙を収め、めめしく感傷に溺れなかったり…。しかし、彼の傷は深い。致命的なまでに深い。この深い傷を癒す事はできるのか…。彼がどうにもならぬほどに損なわれてしまわぬうちに、シャーロックは親友をトラウマから救い出す事ができるのか(あの衝撃は容易な事では払拭されないとは思うけれど…)。Series3の第1話を楽しみに待ちたいと思う。

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コメント

  • 2012/02/16 (Thu) 08:16

    やっとここまで辿り着きました。おもしろかった~!あれよあれよと言う間に裁判から病院の屋上へのガチンコ勝負につながってあのエンディング。おまけにkikiさんの詳細な記事を読んで堪能ですわ。モリアーティは本当に死んだのか(あれを偽装するのは難しそうだけど)、シャーロックはどうやって?とか疑問は確かに尽きませんが、それをまた考えるのも楽しいですねん。
    モリアーティは本当に不気味さ全開で、気持ち悪かったですが役者冥利に尽きる当たり役になるでしょうねええ。
    ワトソン君は本当にかわいそうだけれど、なんとか立ち直って欲しいです。軍人さんだから、その辺りは大丈夫なのかな。それにモリーも良かったし、文句無しに楽しかったなあ。
    次のシリーズはまだしばらく来ないんでしたっけね、待ち遠しいですね。

    そういえば、余談ですがSherlock関係の記事を読んでいたら、Belgraviaの彼女は最終シリーズのMI-5で主要メンバーになってるみたいですね。ハリーが降格してその上司になるとかってあったなあ。こっちもちょっと見てみたいわ。

  • 2012/02/17 (Fri) 07:10

    Sophieさん
    「滝」まで遂にご覧になったざますか。これ、凄かったですよね。ほんとに面白かった。シャーロックはどんどんモリアーティの意図したところにはめこまれていく感じなんだけど、ある程度計算して奴が望む方向に向かっていったという感じもしますね、最後の最後に裏をかくために。
    モリアーティはさすがに死んだのかもしれないけど、あれだけのライバルを葬っちゃ勿体ない気もしますが、シャーロックがあそこまでやったのにモリアーティが生きていたんじゃ、全てがあまりに徒労過ぎるので、やはりあそこで彼は逝ったのかもしれませんわね。
    シャーロックがどうやって偽装したのか知りたいわ。どうやったのかしらん。あの自転車に乗って背後からワトソン君をつっころばす若造は、変装したモリーじゃないかと思ってるんですけどね。さてさて、どういう謎解きがなされるのか、楽しみですね。
    アンドリュー・スコットはモリアーティ役で決定打を出したって感じですね。ノリに乗ってるものね。幾らでもアドリブで演技が出てくるって感じですね。なりきってるのね。楽しそうでした。モリーも、兄ちゃんも、それぞれに味わいがありましたね。ワトソン君は221Bを出るとか言っていたけど、どうしていくんですかねぇ。気懸かりなことでございます。
    次はいつごろになるんでしょねぇ。まぁ、半年以上先な事は間違いないだろうけど、早ければ年内、スケジュールによっては来年て感じなのかな。まぁ、そうそうこれだけのクォリティでバンバン繰り出してはいかれないものね。主演二人も売れっ子状態だし…。

    "Dominatrix"ララ・パルヴァーがSpooksの最終シーズンに出てたの?へぇ~、そうなんだ。そして遂にハリーも降格しちゃったのねー。あまりに部下を死なすから…。ハリーもムチ打たれたりして(笑) まぁSpooksはそのうちFOX CRIMEで放映するのを気長に待とうかなって感じですが、放映されたら観てみなくちゃですわね。

  • 2012/02/17 (Fri) 13:45

    こんにちは。kikiさんのこの記事、「滝」の日本語感想ブログではダントツ素晴らしいです(もちろんほかの記事も全部読み応えあっていつも楽しみにしています)。アップありがとうございます。2は、「滝」が圧倒的インパクトですね!「just for me」で泣けます。マーティンは、お墓の前の演技はもちろん、生きてたアイリーンとの再会シーン(友情、嫉妬、ないまぜみたいな・・)もとても良かったです。非常にうまい役者さんだと思います。偽装をどうやってやってのけたのか、考えるのも楽しいですね。シャーロックは、事によったらモリアーティ殺害の完全犯罪をもくろんでいたのかも・・とかモリー、マイクロフト、ホームレスの皆さん(うち一人が自転車でぶつかった?)を巻き込んでの計画を練ったのかとか、モリアーティの死が報道されてないしワトソンもそれを知らないようだからあれはやっぱりモリアーティの死体かなとか、すべてを知ってるマイクロフトは母親だけには教えて、身内だけの葬儀にしたんだろうかとか。3が待たれますが、安直なトリックや展開では視聴者が失望するでしょうから、脚本書くのも大変でしょうねえ。まあ、するめのようなドラマなので3放映まで何度も見て楽しめそうです。

  • 2012/02/17 (Fri) 22:04

    rosarindさん
    記事、楽しんでいただいて何よりです。ワタシは不精で殆どよそのブログに行かないし、他の人の記事も読まないので、他の人がどんな感想や解釈をしているのか分らないんですが、まぁ、このエピソードはこれまでに見た映画やTVドラマの中でも他の追随を許さないクォリティなので、凄かった、という感想だけはどなたも共通してるかもですね(笑)Series2ではワトソン君がシャーロックに対してけっこう言いたい事を言うようになっていて、それも面白かったです。たとえば「滝」では、裁判のあとで「おい、その何が起きているか『僕等には分かってる顔』をやめろよ」「分かってるじゃないか」「いや、僕には分らない。だから君のその『僕等には分かってる顔』はマジでウザい」というシーンにはニヤニヤしました。そして、あのモリアーティの術中にはまったとみせかけて屋上の対決に持って行ったのは、モリアーティ抹殺のための完全犯罪を狙ったからでは?、というのは斬新な着眼点ですねぇ。まぁ、でもお互い命ギリギリの、生き残ってもどこかに大きくダメージを負うような厳しい戦いだったので、シャーロックも自分かモリアーティどちらかの死は覚悟してたでしょうね。とにかく最終的に相手より一手先まで読んだ方が勝負を制するわけですから。命がけの知恵比べですね。
    あの自転車君はホームレスかもですね。モリアーティの遺体はひそかにマイクロフトの政府機関が回収したのかな。そして、どういう形でシャーロックが戻ってくるのか…。
    いずれにしても、ここまでクォリティが上がってしまうと、もう下げるわけにはいかないから、次からこれまでにも増して本当に苦しいと思います。創造の茨の道ですね。きっと次も期待を裏切らない出来栄えのシリーズを繰り出してくれることと信じてますけども(笑)
    次シリーズのエピソードのどれかで、ワトソン君と不仲の姉が初登場したりするのも面白いかもですね。

  • 2012/04/17 (Tue) 13:45

    はじめまして!
    kikiさんのblog、いつも楽しく読ませてもらっています。

    Sherlockシリーズ2もホントに楽しかったです!
    特にこの「滝」はシリーズ3への期待を高めるものでしたね〜
    最後のジョンのセリフには泣けました。きっとシリーズ3で涙返せー!ってなると思いますが(^^)ジョンを守るためだったから仕方ないですね。

    私はkikiさんの、マイクロフトとシャーロックが"ひそかに打ち合わせて行った事ではなかろうか"という意見に同感でした。原作でも、唯一マイクロフトだけには生存を打ち明けていたとありますし、そもそもシャーロックと同じレベルの頭脳を持つ兄が、いくら国益の為とはいえそれだけの為に弟を売るということはしないのでは?それに話せばこうなることくらい分かっていたのでは?と思うので、もっと大きな目的があってあえてそうしたのだと思います。いや、そう願っています(笑)シャーロックもそれを分かっていたので"ワトソンはホームズ兄弟にタッグで見事に騙された"のではないかと私も思います。それでマイクロフトがジョンに"sorry"と言ったとき、いろんな意味(騙してごめん的な)が込もっている気がしました。違うかもしれませんが。。。

    いずれにしても、シリーズ3でのシャーロック生還にマイクロフトが関わってくるのは確かだと思います。どんな形で生還を果たすのか今から楽しみでしょうがありません!!!ジョンは気絶するんですかね〜(^^)楽しみです♪

  • 2012/04/17 (Tue) 23:26

    mimiさん はじめまして。
    楽しんでいただいて何よりです。
    Series2、本当に面白かったですね。久々にドラマ世界を堪能した傑作でした。
    あの「滝」のラストから、どのぐらい経ってシャーロックは221Bに戻ってくるのか、Series3はどういう出だしになるのか、いろいろと想像は出来ますが、いつも想像を上回ってくるので、とにかく楽しみに待ちたいと思います。
    順当に考えれば「空き家の冒険」あたりをベースに、シャーロックの帰還がつづられるだろうと思うんですが、勿論、原作をそのまま使う事はないだろうので、部分的にエッセンスを取り入れつつ、という感じになるのかな、とかね。
    シャーロックの死の偽装とその後の潜伏には、マイクロフトが関与していることはほぼ鉄板だと思います。兄は弟に情報部員が使うような隠れ家を提供してたりしてね。(笑) となるといっときは兄弟でワトソン君を騙し、猛烈なショックも与えたわけですが、あの悪知恵の廻るモリアーティを相手に、誰も死傷せずにどうかこうか生き残るには他に方法はなかっただろうので、ワトソン君には理解、納得してもらうよりしょうがないわけですが、二人の再会はどういう風に描かれるのか興味深々ですわね。(21世紀のワトソン君は気絶はしないだろうとは思うけど…わかりません)
    ともあれ、Series3の冒頭は、暗い顔で毎日を送っているワトソン君あたりから始まるんじゃないかと推察。ふふふ。楽しみに待ちましょう。きっと来年だろうけど。(笑)

  • 2012/05/06 (Sun) 18:21

    こんにちは。
    モリアーティ、最高によかったですね・・。あの不気味さ、なかなか他の俳優さんでは出ないんでは・・・。ロンドン塔で王冠をかぶって、“No Rush”って言うところが好きです。
    どうして、モリアーティがシャーロックに執着したかは、やはりkikiさんのおっしゃる通り、同類だからでしょう・・・。ネガとポジ。うん、言い得て妙です。そして、これが動機の中で多くを占めると思うのは「嫉妬」ですかね・・・。同じ種類の人間なのに、自分を同じように苦むべき同類のはずなのに、シャーロックのまわりにはいつも彼を愛する人がいる・・・。るその事にたいする単純な「嫉妬」。series2の1話でシャーロックを訪ねたモリアーティが、「君にはワトソンがいる・・・。」みたいなことを言いますが、これってモリアーティには許せないコトなんでしょう。シャーッロクも自分のように孤独の中で苦しまなければいけないっていう思い込みが、あそこまでシャーロックに執着させてしまう・・。彼を徹底的に追いつめて、ワトソン君の信頼すら揺るがせようとする。レストラード警部に関しては「ああ、モリアーティは頭がいい・・・。」とわりと冷静に構えていられたシャーロックもワトソン君の信頼を損ねようと画策された時には、頭から火を吹いて怒ってましたねぇ・・・。愛を感じたのは私だけじゃない?・・・かな。(^^;)
    シャーロックやモリアーティのように頭良すぎるって、本人たちにとっちゃ不幸でしょうね。世の中、退屈すぎるようにしか映らないでしょうし・・・。なにより、それによって「死」に魅入られがち・・。series1の1話でシャーロックがシリアル・キラーの誘いに乗ってクスリを口に入れようとしますが、あれも一種シャーロックにとって「甘美な誘い」だったように私には見えました。
    モリアーティも、死にたかったんじゃないかな・・・。ただ一人では死にたくはない。同類のシャーロックを同じ地獄に引きずり込みたい・・。だから彼からすべてをうばって自殺させようとしたのかな・・・。ただ、シャーロックに自分と同類だってことを認めてもらって納得したっていうか、気が済んだっていうか・・・。それでああいう最期になったような気がします。あれは偽装じゃないでしょう・・・。
    現代版モリアーティはああいう終わり方でいいと思います。彼のシーンは音楽の使い方が絶妙ですごく楽しかったです。あまり知らなかった役者さんだったので、今後注目しよーっと♡

  • 2012/05/06 (Sun) 23:51
    Re: タイトルなし

    fragil egg さん
    モリアーティは同類であるシャーロックに「嫉妬」を感じた、というのはありそうですね。そうそう。確かに、「君にはジョンがいる」と言うシーンがありますね。ワトソン君みたいなソウルメイトはそうそう出てくるものじゃないわけだし。
    モリアーティは死にたかったのかどうかワタシには分かりませんが、まぁ、確かにあそこで死んだ事は間違いないでしょうね。彼がシャーロックの目の中に何を見て取ったのか、ちょっと興味深いですが、そこも特にこの先、説明はしないでしょうね。謎のままでいいかもしれません。
    シャーロックがシリアル・キラーの誘いに乗ってクスリを口に入れようとしたのは、甘美な死の誘いだった、というよりも、やはり自分の推理が当っているかどうか確かめたくて仕方がない、命がけでも確かめないわけにはいかない、というサガなんじゃないでしょうかしらん。死の誘惑、とは違うような印象をワタシは受けました。

    アンドリュー・スコット。モリアーティは凄かったですね。彼はオタクな犯罪者とか、ストーカーとかの役にもハマリそうな感じです。そういう特殊な役でなければ、童顔なので、気弱なボクとか気の良い男の役とかもOKですね。モリアーティ以上の当り役というのはなかなか難しいでしょうが、目立つところに出たのでチャンスも増えそうですね。

  • 2012/05/07 (Mon) 00:21

    kikiさん 
    うーん、そういわれればそうですねぇ・・・。自分の推理をどーしても確かめたくなる心境、わかる気がします。そのあとで、ワトソン君にも似たようなコト言われてましたね。「どうして僕がそうするって思った?」というシャーロックに「君はバカだから・・・。」っていうシーン、好きなシーンの1つです。シャーロックにむかって「バカ」って言える人って、そうそういませんから・・・。

  • 2012/05/08 (Tue) 00:10
    Re: タイトルなし

    fragil egg さん
    そうですね。ワトソン君には何を言われても、わりにすんなりと受け入れちゃってますね。まぁ、シャーロックの方もワガママ言い放題だけど。「バカだからさ」と言われて嬉しそうにニンマリしてしまうのもワトソン君に言われたからですわね。ワトソン君、さすがシャーロックの調教師。

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