英国ドラマのちょっと気になる男たち



ミステリーだのサスペンスだのに関しては英国のドラマも海外ドラマチャンネルで流れる率が高い。けっこう面白いので、時折観ているのだけど、そういうドラマに登場する俳優たちの中に、日本では一般的にはさほどの知名度ではないけれども(海外ドラマ好きの方はよくご存知でしょうね)、ワタシ的に何となくいい感じの人というのが数人いる。今回は、そういうちょっと地味だけどけっこうイケメンな俳優たちについて。
AXNミステリーとFOX CRIMEは英国製のミステリー・ドラマがよく流れているチャンネルである。FOX CRIMEでは主に「Spooks」シリーズだが、AXNミステリーは英国に限らず欧州のあちこちの国の刑事物を放映しているのでなかなか興味深い。ワタシは英国物が好きなので、中でも、「ダルジール警視」、「法医学捜査班 silent witness」(現在は放映していない)、「時空刑事1973 LIFE ON MARS」あたりがお気に入りである。


「ダルジール警視」

「ダルジール警視(Dalziel & Pascoe)」(実際にはダルジールとは発音していないようだけど、日本ではダルジールという表記で行くらしい)は、1996年からBBC1で制作され、2007年まで11年にわたって人気を保った長寿番組。叩きあげでブルドッグのような風貌のダルジール警視と、その部下でインテリでハンサムなパスコー警部補のコンビが事件を解決する、という刑事もので、ダルジール警視を演じるウォーレン・クラークはクライヴ・オーウェンの「グリーン・フィンガーズ」で囚人に園芸を許可する刑務所の所長なども演じていた。このブル顔のダルジール警視も味わい深いのだけど、彼の部下のハンサムマン、パスコー警部補を演じるコリン・ブキャナンがなかなかイケメンである。



この人は1997年にアガサ・クリスティ原作ミステリーのドラマ化「蒼ざめた馬」にも出ている。このドラマには彼に恋するタカビーな令嬢役で「Spooks」のロス役の印象が強いハーマイオニー・ノリスが共演していたのでちょっとビックリした。ハンサムマンのコリン・ブキャナンだが、ダルジール警視に付き合ってパスコー役をやっているうちに老けちゃったな、という印象もある。最新シリーズではかなりオッサン風味になってきて、ダルジール警視と、あまり差が無いんじゃ…と思ったリして(笑)


長らくやっているうちにオッサンになってしまったパスコー(右)

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お次は検死医たちのドラマ「法医学捜査班 silent witness」で、これも1996年からスタートして現在も継続中の大人気シリーズ。ワタシのお気に入りは、このシリーズでハリー・カニンガムという頑固でクールな法医学者を演じるトム・ウォード。痩身長躯で、いかにも頭の切れそうな、いかにも理数系に強そうな風貌をしている。クールなハンサムマン。


クールでシャープな印象のトム・ウォード

ちなみにこの人はベネディクト・カンバーバッチがホーキング博士の青年期を演じた「Hawking」(2004年)で友人の物理学者ロジャー・ペンローズを演じていた。天才物理学者とか、クールな法医学者とか、そういうのがとても似合うタイプなのである。「Hawking」は、ある日突如発症し、徐々に重くなってくる障害を抱えつつも、めげず、歪まずに研究生活を続けるスティーヴン・ホーキングの若き日を演じるバッチ君の名演が注目されたドラマではあるのだけれど、トム・ウォードもいかにもな役でなかなか良かったと思う。「法医学捜査班 silent witness」はついこの前まで新シリーズが放映されていたので暫くお休みだろうと思うのだけど、また放送されるのを楽しみにしたいと思う。


若きホーキングを演じたバッチ君 かわゆい


庭で講義するペンローズ ハンサムである

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最後は「時空刑事1973 LIFE ON MARS」のジョン・シム。ジョン・シムは肉体的にも非力な感じで、外見的にはタイプではないのだが、「時空刑事」はかなり面白い。やはり面白いドラマはBBCが制作している率が高いのである。



2006年のある日、交通事故に遭って病院に担ぎ込まれたサム・タイラー刑事が目を覚ますと、そこは1973年の世界だった。何故、自分は突如1973年にスリップしてしまったのか、どうすれば元に戻れるのか暗中模索しながらも、周囲の無知蒙昧な同僚と日々闘いつつ、何とか科学捜査を根付かせようと奮闘しながら事件を解決していく。職場ではオタクのオカマ野郎とあざけられつつも、頭脳派の実力を徐々に知らしめていくサム・タイラー。ジョン・シムのために書かれたような役で、まさにピッタンコのハマリ役だと思う。危険な現場に踏みいる為に銃を携帯する事になった時、銃なんてビデオゲームでしか撃った事ないよ、とサムはぼやきつつ、ダーティ・ハリーのマグナムを手にしたりする。「プレステじゃハイスコアだ!」と気合を入れて。
このドラマは以前にも放映されていたのだろうと思うけれど、ワタシは今回初めて観るので、毎回の事件と共に、彼が何故30年もタイムスリップしてしまったのか、また事故に遭った際に聴いていたデヴィッド・ボウイの「Life On Mars」はどう関ってくるのか、等など驚愕の謎解きに期待したい。



尚、このジョン・シム主演のBBCドラマで「ステート・オブ・プレイ」も昨今、放映されたのだが、何と日本語吹替え版のみで、どうもこの吹替え版は出来が悪く、声が妙に浮いていて、ずっと聞いているのがしんどかったので、けっこう楽しみにしていたのに1エピソードも満足に観ないでしまった。…やれやれ。字幕にしてちょうだいな、お願いだから。吹替えの声に違和感があると気持ち悪くて見ていられないのである。



ちなみにこの「ステート・オブ・プレイ」というのは、のちにアメリカに舞台を変更してハリウッドで映画化され「消されたヘッドライン」という邦題で公開された。ジョン・シムの役はラッセル・クロウが演じているが、随分体重も違えば印象も異なる敏腕記者である。(笑)
BBC版の「ステート・オブ・プレイ」には、ブレイク前のジェームズ・マカヴォイや、若手女性記者役でケリー・マクドナルドも出演している。議員役には大佐役者のデヴィッド・モリッシー。映画でヘレン・ミレンが演じていた編集長役は本家ではビル・ナイが演じている。吹替えでなければじっくりと録画しておいて観るところだったのだけど、吹替えに耐えられずに見られなかったので、仕方なく、この前放映されていた「消されたヘッドライン」を録画しておいて後日観賞し、どういう内容であるのかを確認した。字幕放送をしてくれないと、余計な手間がかかってしまうのである。


セント・バーナード犬みたいなラッセル・クロウ


ジョン・シムのマカフリー記者

というわけで、英国俳優はあまり派手じゃないのだけど、何となく好きだ、という人が多いワタクシ。そして改めてBBCのドラマは面白いものが多いと実感。とにかく今は、これまで一度も観た事がなかったので「時空刑事1973 LIFE ON MARS」を最終回までチェックしていこうかな、と思っているkikiでございます。

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