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80年代的英国俳優の今昔



さてさて、UKドラマを見ていると、時折、知った顔がちょっと老けて出演してたりするのに出くわすんですね。
ゲストや脇で出てきて、あら、これはあの彼じゃないの。 …あら~・・・、という感じで。
今、BSプレミアムで放映中だから最初に引き合いに出すと、「Sherlock」のルパート・グレイヴスなどはまさにその筆頭。顔はそのままなのだけど、やはりしっかりとオッサンになっていて、「ふぅん、こういうオッサンになったのか」などと、昨年レストラード警部で久々に見た時に、淡い感慨もなきにしもあらずでした。

ルパート・グレイヴスは前にも書いたけれども、「ア・ハンドフル・オブ・ダスト」のツバメ役と、「眺めのいい部屋」の弟役に強い印象が残ってます。殊に後者の弟役は、それなりにお坊ちゃんぽくて、それなりに姉さん思いの僕ちゃんで、キュートでナイスでした。「モーリス」のアレック役は、ちょっとその役には線が細すぎるような印象だったかな。それにしても、ワタシの中では「眺めのいい部屋」ってそんなに昔だという気がしないんだけど、ルパート・グレイヴスの変貌ぶりを見ると、それなりに歳月が経過してるんだねぇ、なんてビックリしちゃったりしてね。あのへんの世代の中で一番童顔だったのに、もしかして一番老けちゃったのかしらん…ルパート・グレイヴス。童顔は極めて若いうちだけが華で、年を取ると顔だちの子供っぽさと、それでも確実に年は取っているという事との落差が大きいので、中年から壮年はあまりしっくりこないという感じがします。完全にお爺さんになりきってしまうと童顔が再び生きて、「可愛いお爺さん」という地平に着地するのだろうと思うけれど。


ルパート・グレイヴスの今昔 浦島太郎を見るような…。いつの間にやらオッサンになっていた


「眺めのいい部屋」で、ボナム=カーターの弟役 いまだにこの役の印象が強い

ヘレナ・ボナム=カーターは、顔形はさほど変化してないのだけど、イメージが随分変わったかな、という印象。ジュリアン・サンズはねぇ…なんといったものか…。昨今ではダニエル・クレイグの「ドラゴン・タトゥの女」に、若い頃のヘンリック・ヴァンゲル役でセリフもなく登場してました。この人は滑りだしは順調だったのだけど、途中から変わった役やトホホな役が振られる事が多くなった気がしますね。


ジュリアン・サンズの今昔 金髪はやはり頭髪に顕著に歳月が出る模様 

モーリス組で、最も見かける機会が多いのはハリウッドに渡って「色男だけどダメ男」としてポジションを築いたヒュー・グラントですね。アメリカでのブレイクは日本でのブレイクから7~8年後なので、ハリウッドでヒュー・グラントが売れ出したときには、いまごろ何?と言う感じでもあったのだけど、まぁ、それでも売れ出した頃は90年代半ばだし、まだまだ若かったですね。「フォー・ウェディング」とかね。その後、00年代初頭の「ブリジット・ジョーンズの日記」、「アバウト・ア・ボーイ」、「ラブ・アクチュアリー」のあたりがピークかな。昨今ではやはり、ちょっと年取ってきたわねぇ、という印象ではありますね。何か全体に顔のパーツも下垂してきたというか(笑) この人は、UKではお耽美系で売り出したのだけど、アメリカに渡ってから長持ちしそうなアイデンティティを獲得した感じですね。


ヒュー・グラントの今昔 やはり昨今ついに顔面がなだれ始めている気配が…

モーリス組での最後は、タイトル・ロールのモーリスを演じたブロンドのジェームズ・ウィルビー。彼も脇役で頑張ってますね。昨今、色々な英国ドラマで時折見かけるけれど、小悪党役が増えたな、という印象。小悪党だけど、頭も度胸もイマイチな情けない男、などにも扮してますね。若い頃は、何も色がついていなくて、素直そうで「いい人」しか演じられそうもない感じだったのが、年を重ねていくうちにズルイ奴とか、何か企んでいる奴とか(でも目算が外れちゃうんだけど)、嫌な奴とかを演じるようになっている気配。「モーリス」の頃には何はともあれ、その天然の金髪だけは眩かったジェームズ・ウィルビーですが、絹糸のような細い金髪は、抜け易いのよねぇ、残念なことに。で、やはりウィルビーの金髪も額から頭頂部がかなり減ってきている気配。顔の印象や体型などはあまり変わらないかな、とも思うけれども、モーリス=ウィルビーには、やはり頭髪にもっとも顕著に歳月が顕れているかも、ですわね。


ジェームズ・ウィルビーの今昔 やはり頭髪に来ている

コリン・ファースは昨今も大活躍ゆえ、今さら何をか言わんやですが、彼は「アナザー・カントリー」の時よりも、やはり「高慢と偏見」のダーシーが一番ですねぇ。ついこの前も久々にちょっと観てみたけど、やはりあの時以上にコリン・ファースがハンサムだった時は無かったように思います。実にもう生涯最高のハンサムマンぶりがきらんきらんと輝いてました。でも、美貌のピークが去ってもいい具合に年輪を重ね、素敵な奥さんと再婚し、仕事にも恵まれて、今は実にもう、人も羨むハッピーMAX状態ですね。80年代の印象では、コリンがこんなに大成するとは思わなかったけど、今やドッカーンと高みに昇られて、英国王までも演じるなど、名実ともに英国俳優の筆頭になった感じ。実に祝着至極です。


コリン・ファースの今昔 …うふふ

で、コリン・ファースと同世代というと、ルパート・エヴェレットもいますが、この人は、まぁ、なんというか、独自のラインを歩んでますね。割に華々しくデビューしてから、いくばくもなくゲイをカムアウトして干され、廻り道をしてしまったようですが、どうにか戻ってきて以降はマイペースで彼らしい仕事をしていっている様子。体型は変わらないけれども、昨今はお爺さんになった時の顔が、既に想像できる感じ。それにしても「淑女殺人事件」のホームズ役は変だったなぁ。顔も雰囲気も凄く奇妙だった。 この人は「理想の結婚」の独身貴族(比喩でなく、文字通りの独身でプレイボーイの貴族)役が良かったです。まだルックスもあまり変化してなかったし。 まぁ、ああいうのばっかりやってるわけにもいかないだろうけれど…。


「理想の結婚」


ルパート・エヴェレットの今昔 …うまく年を重ねるというのは難しい


***
余談ですが、8月に新シリーズが放映になるので前景気を煽る為に、最近「法医学捜査班 silent witness」を帯放送しているようなので、初期の頃はどんなかしらん、と、ふと留守録してみたら、なんと、ちょうどバッチ君ことベネディクト・カンバーバッチがちょろっとゲスト出演している回だったりして。やはり愛かしら、これは。ふふ。
この回はトム・ウォードとバッチ君の2ショットシーンなんかもあって、ワタシ的には思わぬ余禄という感じでした。たまたま録画したのは2002年のシーズンなので10年前。バッチ君も若いし、トム・ウォードも凄く若い(特にヘアスタイルが)。このエピソードでのバッチ君は、尻軽なモテモテ女子学生に真剣に片思いして尽くすが相手にされない学生の役で登場。バッチ君は女子に声をかけては「あなたとは行かない」なんてお断りを喰らっちゃう非モテ男子の役で、そんなちょっとトホホな感じも可愛かったりして。


2002年のバッチ君 無垢な少年のような感じ


トム・ウォード(背中)とバーで会話するシーン


2002年のトム・ウォード 殊にヘアスタイルが若い

ところが彼が片思いしてた尻軽女子大生がキャンパス内で変死体で発見されたからさぁ大変、というお話。ちなみに、バッチ君と10年以上付き合っていた元彼女(この時は交際中かな)の女優も、脇役の女子学生でちょこっと出演してました。バッチ君は本命の彼女にも相手にされず、この女子学生にもお断りを喰らっちゃったりする役。…実にとほほ。

というわけで、トム・ウォードは最近も相変わらず、「法医学捜査班 silent witness」にハリー・カニンガム医師として出演を続けており、今が男ざかりなので、10年前よりナイスな感じになってます。一方のバッチ君の大ブレイクは皆さん、ご存知の通り。 
それぞれのキャリア。それぞれの10年。


トム・ウォード近影 この気難しそうな雰囲気がナイス


ご存知SHを演じるバッチ君

この先、さらにまた10年流れたところで、今回ピックアップした英国俳優たちが、またどのような変化を見せているのか、ちょっと楽しみなような怖いような…。それにしてもワタシも毎年、新しい贔屓俳優が増えるので、もう、あれこれとチェックが大変です。 
ま、それも楽しいんだけれどね。 ふほほ。


コメント

  • 2012/07/20 (Fri) 23:07

    kikiさん、ロシアからこんにちは。

    「Sherlock」のレストラードがルーパート・グレイヴスだと気づいた時に思い浮かんだのは、やはり「モーリス」と「眺めのいい部屋」でした。「眺めのいい部屋」では良家の屈託ないお坊ちゃんの感じがよく出ていてチャーミングでしたね。風貌が「ギルバート・グレイプ」の頃のかわいいディカプリオに似ているような。今の白髪まじりでお腹も出ててるけど童顔というギャップは、シャーロックに振り回されるレストラードの雰囲気に何となく合ってる感じがして悪くないです。

    コリン・ファース、王道を歩んでますね。私には「真珠の耳飾りの少女」でのフェルメールが結構印象が強いのですが、あまり大御所になりすぎないで、ああいう寡黙な中にもじわ〜んといやらしい、もとい、激しい内面を秘めた大人の恋愛的なものでの彼の演技が見てみたい気がします。

    そういえば、以前レスでkikiさんがロシア版ホームズ映画があると触れていたので、「へえ〜」と思い調べてみたら、ソ連時代の1980年前後に何作か制作されたようですね。大変よくできていて、主演のワシーリー・リヴァーノフはその演技でイギリスから叙勲されたとか。ちなみに7月19日はバッチ君の36回目の誕生日だそうですが、ロシアの「Sherlock」ファンサイトを見ていたら、その日はリヴァーノフの誕生日でもあるそうで・・あはは、ちょっとトリビアでした(^ ^) ロシア版ホームズ、今度見てみようと思います。

  • 2012/07/21 (Sat) 10:52

    annaさん こんにちは。 ロシアの夏はいかがですか?

    ルパート・グレイヴス、確かに頼りなくて人の良さそうなレストラード警部という21世紀版のキャラにはよく合ってますよね。あのぽわんとした雰囲気がちょっと癒し系でもあるような。でも久々に見た時は「眺めのいい部屋」から間がスポーンと飛んでたので、あらまぁ、あっという間に白髪のオッサンなのね~、と些かビックリしましたわ。

    コリンは昨今、急に大物になってしまいましたね。でも「真珠の耳飾りの少女」みたいな作品にも、今後も出ていくんじゃないですかしらん。この人はそういう感じがします。ワタシもあのフェルメールは好きですわ。むっつりと憂鬱そうな顔にロングヘアがよく似合っててナイスでした。芸術家らしい雰囲気もよく出てましたね。秘めた情熱というのは、コリンの十八番のひとつじゃないかと思います。

    ロシア版ホームズ、出来がいいんですね?ふぅーん。日本にいると、さすがにロシア版のホームズ映画を観る機会はないので想像の域を出ませんが、きっと鷲か鷹みたいな風貌の長身痩躯の鋭い印象の人でしょうね。しかも、その主演の俳優さんの誕生日がバッチ君と一緒なんて、偶然にしても面白いですね。夏生まれのホームズ…ふふふ。 ロシア版のホームズ映画、ご覧になったら感想をちょこっとお知らせください。

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