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クラシックホテル憧憬 「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」

-東西文化の優美なる融合-



チェンジ・オブ・ペースということで久々の「クラシックホテル憧憬」。
ワタシがこの番組に気づいたのは、「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」の放映を初めて見た時だった。その時でも既に再放送だったらしいのだが、ホテルの外観も内装もあまりに徹頭徹尾好みのホテルなので、ひたすらに眺めていて録画を忘れた為、その後3度目の放送を待っていたのに、何かと取り紛れているうちに3度目を見逃してしまい、この次の放映はあるのかしらん…と訝っていたら、いつからか日テレプラスで過去の回が不定期に放送されている事が分かった。BS日テレでは精力的に新しく取材してきたホテルを放送し、過去分は日テレプラスでさみだれ式に放送する、というスタイルになったようだ。そんなわけで、日テレプラスにより、「もう一度見たい!」と思ってから約8ヶ月ぶりで、漸く再び「メトロポール・ハノイ」を観る事ができたのだった。

ハノイには3年前に行った。暑かったけれど、なんだか楽しくて、汗をかきながらあちこちとほっつき歩いた。雑貨やリネンをあれこれと買った。そして、散策しながらふと目についたのが白亜の優美なソフィテル・メトロポール・ハノイだった。あそこでお茶でもしよう、と友と頷きあい、白いアオザイのユニフフォームが清々しいドアガールが恭しく開けてくれる扉を通って内部に入った。



外見も素敵だが、いたるところに百合や蘭や蓮が活けられたロビーも実に優美で、ワタシは一歩足を踏み入れるなり、うっとりした。その時はアーケードをひやかし、ロビーで暫し休んで、クラシックホテルのムードを少しだけ味わった。宿泊客ではないので客室はどんな感じなのだろうか、と思いつつホテルをあとにしたのだが、思いがけずこの番組でメトロポール・ハノイの旧館の客室を見る事ができたのだった。


創業(1901年)当時からそのままだという階段を昇り


ムーディな通路を進むと


こういう素敵な客室が待っている


この客室がねぇ…また、実に素敵なんですよね。本当にもう、このホテルは逐一、ワタクシの好みなんです。ええ。何もかも好み。文句なし。
旧館の客室は20年前に全室、改装されたらしいのだけど、昔の面影を壊さずに生かす、という事をテーマに改装されたらしいので、こうして映像を見ていても新しくなっちゃってガックリ、という感じはしない。趣のある素敵な部屋だ。ベッドの両脇に壁から吊るされる形でほわりとした灯りを灯す照明もセンスがいい。この照明に、東洋と西洋の融合、というこのホテルのポリシーがよく出ていると思う。洋風のカウチの上には、ベトナム得意の絹のカバーのかけられたクッションが置かれている。ベトナムというのは、こういうクッションのカバーなどが、また実に素敵なものが多いのである。



夕方から夜にかけて、徐々にロビーの照明が暗くなり、あちこちにロウソクが置かれてささやかに照明の役割を果たす、というのも、この特集で知った。夜はあちこちに置かれた小さなロウソクの灯りがほのかにほの暗いロビーを照らすのである。優雅だ。ロビーだけでなく、全館でロウソクを照明として使っているそうな。まだまだ時折は停電などもある国なので、電力消費を抑えることと、趣を出すことの一石二鳥を考えてロウソクの灯をともすのかもしれない。



夕食も、旧館内のフレンチ・レストランとイタリア料理のレストラン、新館のベトナム料理のレストランがあるらしい。ベトナムでは何を食べても美味しかったから、きっとフレンチもイタリアンも美味しいだろうと思うけれど、ワタシもやはりこのホテルに泊まったら、一度はここのベトナム・レストランでベトナム料理を食べてみると思う。ここではベトナム料理に合うという、ホテルのオリジナル赤ワインが味わえる。このホテルでしか飲めないワインだそうな。


ベトナム料理にとても合うという特別な赤ワイン


オードブル 盛り付けや器など、実にセンスがいい

料理も純然たるベトナム料理というのではなく、フランス料理との折衷のヌーベル・キュイジーヌである。鴨のローストなどが出てくるが、ソースと付け合わせがベトナム・テイストだったりするのだ。部屋の内装も西洋の様式とベトナムの様式が上手く混交して独特な優美さをかもし出しているが、それは料理でも同じである。自国の文化を大事にしながら異文化も上手く取り入れて融合させる。そのスタンスが、実にベトナムのしなやかさだと思う。



ホテルの佇まいにウットリしながらも、ワタシがこの番組で印象に残ったのは、ホテルの前で記念撮影をする、結婚式を挙げたばかりの新郎新婦がとても多いことで、彼らの一組に番組が、「ここが、かつてベトナムを支配をしていたフランスの建てた植民地時代の遺物のような欧米資本のホテルであるという事は気になりませんか?」という問いかけをしたところ、確かに戦争の事を考えると気にはなるけれども、それとクラシカルな建物が好き、という事とはまた別です。私はクラシカルなムードのフランスの建物が大好きなのです、と若い新婦の一人が答えていた。


優美なこのホテルの前で記念写真を撮影をして去って行く新婚さん

ベトナムに行った時にも感じたけれども、あれこれと悲惨な過去はあるが、過去にこだわっていつまでも恨みごとを言っていても何もいい事はないし、何一つ解決しない。ハノイの人はアメリカからの観光客を快く受け入れており、かの地ではベトナムの通貨ドンよりもUSドルの方が買い物がしやすい状態だった。いつまでもウジウジと過去にこだわらず、よいところは取り入れ、来るものは拒まず、自分達の発展のために前向きに受け止めるのである。そして、自国の文化も大事にしながら異文化とうまく組み合わせて、また新しい流れを作り出す柔軟さ、懐の深さを持っている。それがベトナムおよびベトナム人の強靭さ、しなやかさであろうと思う。そういう部分でも、ベトナム人は日本人とどこか感覚が近いのだ。過去についていつまでもウジウジと繰りごとを言わない。だが、日本の近隣には、いつまでもいつまでも、何十年がたっても国の方針で日本への恨みつらみを国民に植え付けた挙句、恥知らずな騒ぎを起しててんとして恥じない呆れた国々がある。もういい加減で少しは考え方を改め、方針を変えたらどうかと思うが、今後も全く変える気はないのかもしれない。となれば、日本も日本人も、もっとキッとして怒るべきところは、きちんと怒るべきである。黙っているとあの連中は際限もなくつけ上がってきて、始末におえないのだから。


テラスで憩う観光客たち

…とまぁ、昨今、あまりにも忌々しい事件が多いので、つい右寄りな発言をしてしまったけれども、そういう近隣の困った国々への嫌悪もあって、余計にワタシはベトナムを贔屓目に見ているのかもしれない。が、この優美なソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイは、柔軟でしなやかなベトナムのありようの象徴のように感じられる。ハノイは狭いので、この前の旅行で堪能したため、もう暫くは行かなくていいけれども、何年かたって再訪する時には、絶対にこのソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイに宿泊しよう、と心に決めている。


チェックイン・カウンターも全体に落ち着きとセンスがある カウンター背後の壁面の装飾がとても素敵だ


***
さて、「クラシックホテル憧憬」という番組は、昨年秋、BS日テレでの放映日が変更になった時に「ホテル時間旅行 クラシックホテル憧憬」というタイトルに変わった。当初は東南アジアや極東のクラシック・ホテルを取り上げる事が多かったけれども、昨今では欧米編が増えている。もう、東南アジアは網羅したからでもあろうか。それゆえに少し番組の雰囲気も変わってきているような気がする。当初はヨーロッパのホテルの特集に移ったら、きっともっと大喜びしてしまうに違いない、と思っていたワタシなのだが、どうも録画した欧米編のホテルを見ていて、この「メトロポール・ハノイ」や「セタ パレス ホテル」を見た時のような「おぉ!」という感動が感じられない。これは多分、ワタシだけの好みや感覚なのだろうけれど、この番組は東南アジアのクラシック・ホテルを取り上げている時に、もっとも生彩があったように思う。ワタシはヨーロッパと東南アジアは旅先として同じぐらいに好きだし、実際に旅に出てホテルに泊まれば、気候的な事や、ホテル周辺の環境など、ヨーロッパの方が蒸し暑い東南アジアよりも過ごし易いのではないかと思うのだけど、番組だけを見ている限り、ワタシ的には欧米編よりも、東南アジアからトルコのホテルの特集の方に強い印象が残った。
まぁ、多分それはワタシだけの感慨で、スイスのホテルやオーストリアのホテルに深い感銘を受けた人も沢山おられると思うので、一概には言えないのだけれど…。

コメント

  • 2012/09/25 (Tue) 01:20

    こんにちは! 今年の夏休みはシェムリアップに行きがてらハノイに立ち寄りましたが、その際こちらのソフィテルに5泊しました。新館だったので、内装もホワイト基調でややカジュアルモダンな感じで旧館とはだいぶ雰囲気違いますが、申し分ないサービスで良かったです。夜食に毎晩マカロンとチョコをサービスしてくれるとか、細かい気配りがあり、ここはフランス? と思うぐらい。でもこちらの写真をみると、旧館はやっぱり別格にすてきですね。敷居が高そうですが、滅多に行けないのだから、こっちにしとけば良かったかもとちょっと後悔。新館の4連泊で1泊無料キャンペーンに引っかかってしまいました。その代わり、プールが工事中で近くのヒルトンまで行かねばなりませんでした。レストランもいいですね。。。なんとなくホテルのレストランは高いのに味はイマイチという先入観もあり、ホテルでは食事はしなかったのですが、これは惜しいことしたかも。写真のテラスでカクテルは飲んだのですが、すでに酔っ払っていてよく覚えていないのですが、一杯日本円で2000円ぐらいした記憶が。お値段もフレンチな感じです。夜風は気持ち良かったですが。ぜひ旧館レポート楽しみにしています。

  • 2012/09/25 (Tue) 10:33

    お久しぶりです。「クラシックホテル憧憬」について全く同じ思いです。ヨーロッパも好きですし、ヨーロッパの方がクラシックホテルが沢山あって見ごたえもありそうなのに、最近この番組、面白くない・・・嫌だ、嫌だと思いながらも私は高湿度とクラシックホテルが結びついた感じが好きなのでしょうか?  クッションカバー、思いっきりツボです。お姉さんの持ってる蝋燭に火を灯す為のロータスの道具(何というのでしょうか?)も好み。いつかはソフィテル・レジェンド・メトロポールハノイにステイして雑貨を買う旅を!!!と思っているのですが、いつかって来るのかなぁ?
    ここの所の近隣〇国と〇国の恥知らずな騒ぎは怒りを感じるし、あきれもします。そんなに日本が嫌いなら日本からの援助も跳ね除ける気概があっても良いのでは。お金だけちゃっかり貰っておいて文句は言うわ、実力行使には出るわ・・・〇国の俳優さんなどは徹底した反日教育の為か日本が大嫌いなのに出稼ぎには来るし。洗練とは正反対の近隣某国は嫌いなのに、建築やインテリアは好きなのですよね。〇禁城なんて一週間位通いたいし、〇灘のレトロ建築郡もじっくり見たい。市内に「宮」が5つ?残っている〇ウルも興味津々。それはそれ、これはこれ、って都合が良すぎですね。おフランスのインテリアも大好きだけれど、やっぱり「クラシックホテル憧憬」は東南アジアを取り上げて頂きたいです。

  • 2012/09/25 (Tue) 21:58
    Re: タイトルなし

    Makiさん
    カンボジアとべトナムに行かれたんですね。ベトナムだけで5泊ということはけっこう長い旅行をされたのかしらん。いいですねぇ、ふふふ。そして、メトロポール・ハノイに宿泊されたとは!いいじゃないですか~。素晴らしいですね。でも、新館だったんですね。新館の部屋も番組で紹介されてました。モダンでライトな感じの部屋でしたね。それなりに悪くはないけど旧館の趣きとはやはり違いますわね。折角だから旧館の方に宿泊できればもっと素晴らしかったのに…まぁ、いいか。そういえばマカロンとチョコをサービスしてくれるみたいですね。プール工事中だったんだ。ワタシがちょっと立ち寄った時は、プールは欧米人の家族連れで賑わってましたわ。やはりあちこち計画的に改修しないとね。ワタシも普段はあまりホテルのレストランには行かず、外の店に行く方ですが、この番組はかならずホテルのレストランを紹介するんですよ。それもあるけど、ここのベトナム・レストランはよさげでした。物価の安いベトナムですが、ホテルの中はおフランスということで、あれこれといいお値段かもですね。この次ハノイを再訪したら、なにがどうでもメトロポール・ハノイの旧館に宿泊し、あちこち激写してくるつもりです。あまりベトナムが発展しないうちに行かなければ…。

  • 2012/09/25 (Tue) 22:21

    Rikoさん お久しぶり~。
    この番組について、同じ事を感じておられたんですね?ですよねぇ、何か欧米編は退屈で精彩がないのは何故ですかしらん。確かにちんまりと綺麗だけど面白くないのよねぇ。もっとワクワクして旅心をそそられるかと思ってたのに…。作り手の方も東南アジアのクラシック・ホテルの方にどことなく思い入れがあるのかもしれませんね。欧米編はそこらに山とある旅番組と変わらない感じだけど、東南アジア、および極東のホテルについては、この番組特有のテイストが感じられます。アジア編は終わったわけではないらしく、最近、ベトナム(フエ)のホテルを特集していたので、これからも適宜、アジアのホテルは入ってきそうです。だって、まだまだありそうだものね。日本のクラシック・ホテルだってあれこれあるけど、まだ取り上げてないし。
    それはそれとして、メトロポール・ハノイ。良いですよねぇ。ほんと、ナイスだわ、このホテル。あまりに好みに沿っているので「どうしてそんなに好み通りなの?」と思わず問いかけたくなってしまうぐらいです。Rikoさん、クッションカバーに目をつけられましたね?ああいうの、びっくりするほど手ごろなお値段で沢山売ってますのよ。是非とも行かなきゃよ、Rikoさん。いつかそのうち、はダメなので、なにがどうでも!と思って行動に移さぬとですわね。
    近隣の2か国についてですが、実にもう盗人猛々しいと言うか、何と言うか、ねぇ。戦後、日本がひたすらに懺悔の姿勢で、経済援助や技術援助をしてきてやったのを、当然みたいな顔で受け取っておいて、自力で経済発展してきたかのようなデカイ態度でナメた発言をかまし、スキあらば領土を掠め盗ろうとするとは言語道断。いくら挑発しても日本は怒らないと思って足元を見てるんでしょうが、ふざけるな!という感じです。5月に上海に行ったのが、ワタシ的には人生最後のC国への旅行になるだろうと思います。もう昔ほどあの国の文化に興味もなくなったし。K国に関しては昔から国民性も言葉も文字も全部嫌いなのだけど、ここ数年でもっと徹底的にキライになってしまいました。昨今ではもうアレルギーに近いです。蕁麻疹が出そう(笑)出来る限り関わり合いにならずに過ごしていきたいものだと思っています。

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