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「ありふれた奇跡」 第3話



先週のギコギコっぷりから少し持ち直さないとキツいぞよ、と思っていたら、
今回あたりから仲間嬢がいい具合に山田節に乗り始めたし、
なんといっても今回は加瀬 亮がみせてくれた。
それまで普通にしゃべっていて、過去の傷口と向き合わねばならない状況を余儀なくされるやふと言葉を失って虚空に固まる、その緊迫感。彼の脳内で様々な事がフラッシュバックしている様子が見えるようだった。それにしても、仲間嬢の加奈も、自分の秘密は黙っておいて、人のだけ根掘り葉掘り聞こうとするとはいけませんねぇ。可愛いからっていけないよ、そういうのは。ルール違反よ、チッチッチ というわけで山田節と俳優たち、その3回目。

段々しんどい状況がフラッシュバックしてきて、発作のような症状がおきる様子が、さすがな加瀬 亮。これはねぇ、横でこんな状態になられたら、だっこしてあげたくなりましょうよ。加奈でなくとも。加奈と翔太は、そのあたりから一段階、少しだけ近しくなる。その距離感が少し縮まったのが双方嬉しい。そんな翔太の無意識のリアクションを爺ちゃん(井川比佐志)はちゃんと判定し、加奈はおばあちゃん(八千草薫)に甘える。確かに、八千草さんと仲間嬢は祖母と孫として、いい組み合わせだ。雰囲気が近い。そして、ますます井川爺ちゃんと加瀬の翔太は阿吽の呼吸になっている。
そこへ今回は、ムッツリスケベなだけかと思っていた翔太の父(風間杜夫)がかなり存在を主張しており、老父と倅の緊密な阿吽の中に介在しようとする。今更無理だって、おとっつぁん。わかりもしないのに、急に翔太の様子を気にかけたりして、おとっつぁん。浮いてますよ。



この翔太の父を演じる風間杜夫は久々だが、やはり安定して見ていられる。

「いい!そういうことはいい!!」
「元気!おまえは元気。それでいい」
「行っちゃう、行っちゃう。勤務中」

杜夫、ノリノリだ。

一線を引こうとしたり、接近しようとしたりの加奈に振り回されて、翔太は喜んでいるわけだが、恋愛に臆病になっているあたりは、無論のこと加奈の古傷と関わってくる部分だろう。妻子持ちと不倫とか?(若い娘が不倫体質というのはネクラモトさんのオハコだ)

加奈が「男とか女とか、考えたくないの」なんて、もって廻った事を言い出して距離を置かなければ、実際、すぐにも付き合いだしちゃってなんら障壁なしという感じになるところだろうけど、二人が会うのは同じ過去をもつ同士の「会合」だとか言って、自殺未遂のアル中男(陣内孝則)を殊更、「会合」に引き込んでみたり、その負け犬中年のお守を翔太にさせたり、加奈ちゃん、またしても。
可愛いからっていけないよ、そういうのは。チッチッチ!である。



今回は、仲間嬢演じる加奈のキャラの、「可愛いからっていけないよ」っぷりが
かなりハイライトされていた。
「…好きかもしれない、翔太のこと」
「今度、翔太さんの家を見に行ってもいい?」

メンヘル美人は意識的にも無意識的にも、男を振り回すのだ。
チッチッチ。 相手が優しいからって、いけないねぇ、ベイビー。

二人が夕焼け時に語らう高台のロケ場所は、どこかしらん。
池上本門寺じゃないかと思ったけれど、違うかしらん。
ここで営業マン時代のトラウマを語りながら、思いだす屈辱にいつしか涙が頬を伝う翔太。何を言われても怒れない卑屈な精神状態になった自分に強烈な自己嫌悪を感じたのだ。ここらへんも流れの中で、加瀬 亮、ほんとに上手い。本領発揮。



営業は、性に合っている人には毎日がゲームみたいで楽しいものらしいけれど、性格的に合わないと営業ほどキツイ仕事もなかろうなぁと思ったりする。知合いの天性の営業マンS君は、「自分の考えていった論法通りに会話が進んでさ、お客さんが、納得してスポンと落としどころに入ってくれるのを観るときのカタルシスったらないぜ。俺、別にお客さんの為にならないものは薦めてないからね」と明るい顔で言っていた。営業マンがみんなこういう具合に確信に満ちてて、売れる人ばかりなら世話はない。

翔太のおっかさんを演じているキムラ緑子さんて、これで初めて観たが、
目元が加瀬 亮と似ている気配でこれまた小味なキャスティング。
劇団系の人のニオイが強くする。うまくて個性がある。

今回は全編に山田節が冴え、俳優の芝居もうまくそれに乗り、演出もそれを盛り上げていた印象。加奈も翔太もつつしみ深く、一見普通そうでいて、何かの拍子に「あ、これはヤバイよ」という面がバーっと突出してくるあたり、やはり山田太一、さすがのキャラ構築ですかね。

さぁてさて、加奈本人と加奈宅の事情あれこれは次回以降おいおいに、でしょね。今回は一徳さん登場せず。次の次あたり、なにかダダーンときそうだなぁ。ふふふふ。

コメント

  • 2009/01/24 (Sat) 01:12

    kikiさんは一徳の動向が気になるご様子ですね(笑)。一徳イストとして、私も勿論気になりますけど。

    確かに第三話では仲間由紀恵の演技が大分落ち着いてきて、見やすくなってました。加瀬亮も、ここ最近、テレビドラマに出ている若手俳優の中では出色といってもいい演技でしたね。テンションぶち切れのシーンも良かったですが、仲間由紀恵にハグされたのを思い出してお風呂でムフフ~となってたシーンが可愛らしくてよかったです。次回以降が楽しみになりました。

  • 2009/01/24 (Sat) 10:25

    お風呂のシーン、かわゆかったですね。あのシーンを見てて、加瀬 亮は脳に障害のある人を演じても、きっとピカ1だろうなぁとか、ふと思ったりして(笑)凄いリアル感を出しそうな…。
    yukazoさんは一徳イスト(ははは、これ、いい響きですね)ですのか。ワタシは一徳イストまでは行かぬけれど、あの1回目の様子を見ては一徳さんの動向は気にならざるを得ません。でも、今回はそれまでロクなキャラのついてなかった翔太父(杜夫)にちゃんとキャラの肉付けがされてきて、良かったと思います。あのままじゃ杜夫も気の毒だなぁと思っていたので(笑)

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