先端医療が未来を拓く 

-ステキングな山中先生の快挙と日本の明日-



京大の山中先生がノーベル医学生理学賞を受賞したというニュースは、ろくでもないニュースばかりだった日本に一筋の金色の光をもたらした。それは、実に久々に、日本の先行きを照らすであろう「希望の光」でもあった。
今回の山中先生の受賞は、色々な意味で画期的な事だったのではないだろうか。何しろノーベル賞って、殊に理数系の賞などは何十年も前の研究や論文を、もう爺さんになった名誉教授が貰ったりすることが多く、なんでそんなに大昔の事を今ごろ?と思ってしまう事もままある。でも、今回の山中先生は50歳になったばかり。現役バリバリの研究者で、受賞した研究も、未来に向ってどんどん発展していく現在進行形の研究である。

これからの医療を劇的に変えるだろうと言われている人工多能性幹細胞(iPS細胞)。再生医療の分野への応用が真っ先に期待されているが、患者自身の細胞からiPS細胞を作り出し、そのiPS細胞を特定の細胞へ分化誘導することで、従来は採取が困難であった組織の細胞を得ることができ、今まで治療法のなかった難病に対して、その病因・発症メカニズムを研究したり、患者自身の細胞を用いて、薬剤の効果・毒性を評価することが可能となることから、今までにない全く新しい医学分野を開拓する可能性をも秘めている。(wikipediaより)

というわけで、それまでの幹細胞と違って受精卵などを使わずに作れるため、倫理的な問題もクリアできるし、自分の細胞から作った臓器や器官であれば、拒絶反応も起きない。それまでの懸案を払拭できる希望の細胞なのである。
ただ、臨床に応用するには、まだ幾つかの問題はあるらしいけれど、山中先生とそのチームは切実に治療を待っている患者のために、必ずや新しい扉を開くに違いない。再生医療の夜明けは近い。



山中先生の研究にスポットが当る事による素晴らしい波及効果は他にもある。それはiPS細胞を安定供給、また培養するための装置を開発することで、めり込んでいた日本の製造業が息を吹きかえす可能性が出てきた、という事だ。
川崎重工が細胞の培養を均一に行える装置を開発し、またSONYは、iPS細胞の元になる細胞だけを選り分け、すみやかにiPS細胞を生成するための細胞分析装置を開発したとか。この秋にも大学や製薬会社向けに売り出すらしい。いいじゃないですか、SONY!ブルーレイの技術を先端医療装置に生かすなんて、いかにもSONYらしくて嬉しくなった。

ワタシは自分ではSONY製品を1つも持っていないくせに、何故かSONYの凋落には耐えられない気持ちになってしまう人間である。それは何故かというと盛田昭夫という人のファンだからで、彼が井深大と作ったSONYが凋落していくのを見るのは忍びないのである。



確かに、世界のSONYも今はかつての勢いはない。でも、SONYはいまだに日本のエレクトロニクス産業の顔だと思う。そのSONYが、某国のサムスンとかに買収されるのでは?なんてアホな噂があったりすると、もう心配でいてもたってもいられない。SONYがサムスンに買われるなんて事があってはならない。そんなのは絶対にダメである。だから、新たな分野でいち早く、SONYが新しい装置をこれまでの技術を応用して造っている、という事実には久々に嬉しくなった。暫く停滞していたけれど、これで活路が開けるかもしれない。
とにもかくにも、頑張れSONY!!

日本政府も再生医療を日本の新たな産業の柱にして、日本経済を再生させようとしているらしい。iPS細胞の研究には国の後押しで資金が提供されるわけで、これまで研究費の捻出に苦労してきた山中先生にとって、このへんも朗報だろう。もっと早くそうしてくれてたらもっと早く物事が進んだかもしれないけれど。それは言わないのがオトナの知性である。


お医者さんである奥様と 雰囲気のいい山中夫妻

そんなわけで、色々な意味で日本の明日を担う「希望の研究」を牽引する山中先生であるが、先生はその人柄もチャーミィで、とてもステキングな人なのだな、という事は、短いニュース映像を通しても伝わってくる。当初は、端正なマスクで、パっと見には知的でクールな雰囲気だし、京大で研究室を主宰しているとなれば、絵に描いたような象牙の塔の住人(言い替えると朴念仁)じゃないかと思いきや、先生はユーモアを解するお茶目な性格で、研究だけでなく柔道やマラソンなどにも励んでいるという、実に偏りのないエリートである。しかも研究者としては謙虚で真摯。資金のバックアップが乏しい事には大いに不満もあったはずだけれど、日本という国が取った賞です、と穏やかに受賞について語るなど、いや~、出来ていらっしゃる。実にもう、素晴らしいの一言である。そんなお人柄の上に、端正なハンサムマンだなんて、山中先生ったらノーベル賞もののステキングである。

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ところで、ハルキは文学賞を受賞するのか、どうなのか。
…どうかなぁ。ハルキとノーベル賞ってなんだかねぇ…う~ん。

コメント

  • 2012/10/14 (Sun) 23:17

    山中先生、素敵ですよね。知力、体力、そして整った容姿を持ってるだけでなく、人間的な魅力も半端ないですよね。
    そんな山中先生の奥さんはやっぱり素晴らしい方。

    わたし、実は同じ学年になるのですが、彼らが眩しいです。
    彼らは日本の誇りです。

    一方、山中先生の偉業に湧いてる日本国民に冷水を浴びせるような愚行を働いた
    森口某は許せません。あの人は何がしたかったのでしょうか?


    そしてソニーも日本の誇りであり続けてほしいとわたしも思います。

    • ようちゃん #-
    • URL
    • 編集
  • 2012/10/15 (Mon) 00:23

    ようちゃんも山中先生の受賞について記事UPしてましたね。山中先生は久々の日本製ステキングですわ。奥様もね、よく似合っている感じの人でしたね。 山中先生はようちゃんと同学年なんですか。同世代の星なのねん。確かにこういう人として爽やかな感じの人は、隣国のCにもKにも居ないんじゃないかと思います。
    あの変な事件は、本当に忌々しいですね。折角のめでたい気分に泥を塗られたようで不愉快ですが、まぁ、山中先生はあまり拘泥せずに孜々として研究に励まれることでしょう。
    SONYもね。リストラとかこのところ凋落気味ですが、これを契機にかつての輝きを取り戻してほしいです。甦れ、SONY!

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