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うちのバラが咲きまして



カラ梅雨があけたかと思えばゲリラ豪雨に曝されたりと、なにかと天候不順な今年の夏ですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ワタシは案外、暑さに強いのか毎年夏バテをした事がありませんで。暑いのは嫌いなんだけど、暑さ負けはしないらしい(笑)
そんなワタシのベランダも、夏を迎えてますます元気に花と緑が育っております。
朝顔とゴーヤがぐんぐんと蔓を伸ばして葉を繁らせ、この春買った1輪咲きのバラが二度目の開花を迎え、また最後に残ったユリが一輪咲きました。
さて、最後のユリは何だったでせうか?ふほふほ。 
とまぁ、今回はチェンジ・オブ・ペースということで、ベランダ通信でいってみたいと思います。
いとうせいこう氏によれば、庭で草花を育ててガーデニング楽しむ人をガーデナーというなら、ベランダに鉢を置いてガーデニングを楽しむ人をベランダーというそうな。ワタシもここ数年でベランダーの末席に加わった、という感じでせうかね。まぁ、とにかく土のないベランダにも葉は茂り、花は咲き、実は成り、季節は確実に巡っていくのでございます。
手をかけ、気にかければ、植物はかならずそれに応えるわけで、日々刻々と成長し変化します。だから、やりすぎに用心しつつも、毎朝、如雨露を持ってベランダに出るのが楽しみなんですのよね。

で、以前からバラを一鉢買おうと思っていたワタシ。この春に四季咲きのハイブリッド・ティー・ローズの苗を買いました。咲いていたのを買ってきて暫く楽しみ、花が終わったら茎を半分ほど切っておくと再び咲く、というので、その通りにしておくと切った茎から横に新しい若い茎がすぐに生えてくるんですねぇ。年中楽しめるように四季咲きの苗を買ったんだけど、本当にすぐに新しい茎が出てくるんだねぇ、と感心しちゃってね。


茎を切っておくと横から新しく生えてくる


若い茎から出た蕾

バラは以前、実家で母が蔓バラを育ててまして、年々蔓が伸びて垣根一杯に咲いて見事でした。ただ、蔓バラは蔓が延びるのでマンションのベランダには不向き。しかも実家の蔓バラは香りが無かったんですね。いやしくもバラたるもの、香りがないなんてつまらな過ぎる。だからワタシは一輪咲きで香りのある大輪の四季咲きの苗を買おうと思ってました。


母の蔓バラ

で、お誂え向きの苗があったので買ってきたわけですが、一度咲き終った茎を切って、新しい茎が伸びてきて、そこに蕾が出て、それが大きくなってぽわっと咲いたのを見て、何だかとても満足しました。ふぅん、本当に何度も咲くのだね、なんてね。つぼみから赤い花びらが覗くようになってきた頃につぼみを触ってみると、指先にほのかにバニラのような香りがついたりしてね。うちのは「ムーラン・ジュビリー」というハイブリッド・ティー・ローズで、仄かな香りとピンクがかった赤い花色がマッチしてなかなか風情があるんざますわ。
一輪だけ咲く、というところが、好ましいポイントでして。
一輪咲き大輪のバラというのは、何と言うか、星の王子さまが自分の故郷の星で大事に水をやっていたワガママなバラっぽいというか、または「美女と野獣」に出てくる野獣の命運を握るバラっぽいというか…ね。ふほほ。



このバラが二度目の開花を迎えるのと同じ頃に、オリエンタル・リリーの最後の一輪が花開きました。最後に残っていたのは、王道、「カサブランカ」でした。
さすがカサブランカ。咲く時期まで大トリなり。




ユリとバラ 暫く二人で揃い踏み  …いいじゃないか(←井之頭五郎風)

紫陽花にも感じるし、今回の四季咲きのバラにも感じますが、ワタシが草花の何に惹かれるかというと、季節が終わって枯れても、花が終わって茎を切っても、時期がくると再び瑞々しく再生する、というところに尽きるかもしれません。何度見ても、この植物の再生能力はアメイジングで、眺めていると知らず知らずのうちに顔がほころんでしまい、ほほぉ…とついつい感心してしまうんですね。古い茎から出た新しい茎から、若葉色の葉や蕾が出てくる様子を見ていると、何故か「インセプション」のデカプーのセリフ、「一緒に飛んで、若い姿でまた逢おう」というのが脳裏に浮かんできたりしてね。

で、ユリとバラがひとわたり咲いて(バラは今、3回目の再生プロセスにさしかかってますが)、いま開花を楽しみに待っているのは朝顔。夏の真打ち、朝顔です。
前にも書いたけれど、今年の朝顔はタキイから種を寄りよせた桔梗咲きを楽しむ予定で、5月の連休中に蒔いた種が芽を出し、蔓を伸ばして、かなり旺盛に葉を繁らせています。よく見るとちょびちょびと小さな蕾も出てきました。おおー、もうじき、桔梗咲きと5年振りの対面です。

桔梗咲きは、一般的な朝顔に較べると茎も細くて、当初はヒヨヒヨした感じだったのですが、適宜バラやユリにやるついでに肥料をやっていたせいか、先に行くにつれて蔓が太くなり、葉も大きくなって、かなり元気に伸びてきました。思ったよりも勢いがよく、蔓が縦横に延びて行く様を眺めていたら、メトロポリタン美術館蔵の鈴木基一(きいつ)の「朝顔図屏風」が思い浮かび、そうだ、なるべく縦横に蔓を這わせて、基一の朝顔みたいに元気でエネルギーに満ちた感じにしてみよう、なんてニンマリとしたワタクシ。

この前、日曜美術館でもやっていたけれど、鈴木基一は江戸時代後期の画家で、江戸琳派の巨匠・酒井抱一の弟子にして琳派最後の絵師と呼ばれる個性派の奇才ですね。キイツというその名の読み方もナイス。何か英国の詩人みたいでね。師匠の抱一の絵は、どこか儚げで物寂しい趣があるのが特徴ですが、基一はそんな師匠の死後、師とは異なる道を行き、自分のスタイルを確立しますが、あまりに個性的なので異端視され、作品は殆ど海外に流出してしまったとか。その斬新で思いきった構図や巧みな色使いは、現代でも新しさを感じるセンスが閃いていて、だから狭い日本の中よりも、むしろNYのメトロポリタン美術館に展示されている方がにつかわしい屏風なんだろうな、と彼の晩年の畢生の大作「朝顔図屏風」を見ていて思ったりしました。ナマで見たら凄い迫力のある絵なんだろうなぁ。ザワっ!とくるようなストライキングなショックを受けそう。朝咲いてすぐに萎れる儚い「朝顔」ではなくて、まさに「Morning glory」という雰囲気の絵かもしれませぬね。
金箔の地に、ベルベットのような質感を持つ、眼にしみるような青一色の朝顔、というのがまた、ね。


朝顔図屏風 右

朝顔図屏風 左

鈴木基一は伊藤若冲などと同じく、自分の生きた時代から遥かに抜きん出てしまったセンスの持ち主で、だから150年ぐらいたってようよう時代が彼らに追いついてくる、という事になったんでしょうね。どうにか彼らに追いついた時代に生きてて良かったざます。

だから、今年は桔梗咲きの朝顔を、この基一の「朝顔図」みたいに元気に奔流のように咲かせてみよう、というのがワタシの密かな基一へのオマージュ。現在のところはまだ葉っぱだけなので、こんな感じだけど、


朝顔図っぽくなるかと、ちと写真を横回転させてますが…

花が咲いたらなかなかなんじゃないかしらん。 ふふふのふ。


元気にすくすく伸びて、日々、葉を繁らせる朝顔 小さな小さな蕾もでてきた


ワタシの桔梗咲きは、奔流のように力強く咲く基一的な「Morning glory」になるのか。
ふふふ、楽しみです。

そして最後に、ゴーヤのグリーン・カーテンは完成しました。実によく日差しを遮っております。
部屋の中はグリーンのシェイドがかかったようなトーンになり、目にも緑が涼しく、体感温度も何もしないよりは確実に涼しいと思います。蒸し暑い日はドライを廻すけれども、去年よりは自宅が過ごし易い状態になっている感じ。


繁りに繁ったゴーヤの葉 2ヶ月でプチ・ジャングル

そして、適宜、水をやっているだけであとは何もしていないのに勝手に黄色い花が咲き、勝手に受粉して実が成ってきました。これもすくすく育っている感じ。ワタシはゴーヤの実はちと苦手なので、あと5cmぐらい大きくなったらゴーヤ好きの友人たちにおすそ分けしようと思ってます。みんな、ゴーヤ・チャンプルで生ビール飲んでちょうだいな。


こんな感じでリビングの窓辺は緑一色 目にも体にも涼しいざます


いつの間にか、勝手に育ってぶら下がっております ほんと世話いらず


…というわけで今回は、真夏のkiki的ベランダ通信でした。

コメント

  • 2013/08/07 (Wed) 15:27

    こんちは!
    How Beautiful!なんて、ぴゃおりゃん!凄くクラシーバ!
    今回も素敵なお花達ですね。夏バテ気味の私には緑のカーテンは涼しげで見ているだけで癒されますわ。てっきりkikiさんは百合族かと思いきや薔薇族でもあったのね。「百合と薔薇」。。。ってなんだか誤解を受けそうでごめんなさい(笑)薔薇が好きでない人ってそういないわよね。私もバラ大好き。だからメアドは薔薇にちなんだ名前を使ってます。お母様の蔓バラもお見事です!やっぱりkikiさんは親譲りのGreen thumbの持ち主であったわけね☆

    ああ、カサブランカや カサブランカや。ほんと漱石先生がみたら泣いて喜ばれた事でしょう!桔梗咲きの朝顔も其一の「Morning Glory」みたいになるの期待してま~す。

    ひとつ質問が。ゴーヤーは以前作ったことあります。ベランダの手すりにネットを張ったのだけど、kikiさんのはリビングのサッシの前にジャングル状態ですね。家の中に緑の木陰(葉陰?)があるって素敵!ここ陽が当たるのですか?私もこんな風に作ってみたいのだけどうちはリビングの窓には日が射し込まないので、できるかな?

    そうそう、今年もやってきました「サンタフェの日」。前日の2日から注目してました。雲はあったけどお天気は良くて午後1時31分に玄関に射し込みました。うん?でもイマイチ違和感が。壁を伝わる前にいきなり玄関だったの。で、翌3日は、ちゃんと壁を伝って玄関に。でも光が弱いせいか(雲がと思いきやPM2.5の値も高いからか?)残念ながら“サンタフェ”って感じではなかったです。4日は大雨で見られず。光源(住宅の天窓)をみると何故か3日は輝いていたけど2日はそれは見えなかった。これからも要観察ってところですな。
    で、今年の結論・・・8月2日、3日には太陽光が玄関まで届く!でした。
    (なんだか皆に触れ回っていたら神秘性が薄れてしまったようなw。。。トホホ)



  • 2013/08/07 (Wed) 22:29

    ジェーンさん
    花をお褒めいただいてありがとうごわす。うれしゅうございまするわ。そうなんざます。ワタシはユリ族でもあり、バラ族でもあるんでざます。…ってここだけ読んだ人は一体ナニモノかと思うかも。(笑)そして、ゴーヤのグリーン・カーテン写真で些かなりとも涼しい気分になっていただけたなら、祝着至極ですことよ。
    バラをあまり好きじゃないって人もたまにはいますわね。ワタシは大好きってわけでもないけど、まぁ、ふつうに好きですね。次はラベンダー色のバラが欲しいなと思っていて、スターリングシルバーの苗を入手したいと目論んでます。
    で、カサブランカ。本音を言うと、もうちょっと変わった種類のユリだったら面白かったと思ったんだけど、まぁ、よい香りがしたからよしとしますわ。骨に堪えるほど匂う白い百合ということで、漱石先生も喜んでくれるかしらん。ふほ。
    おー。ジェーンさんもゴーヤを育てられたことがおありですのね。そうです。うちのはリビングのサッシの外側にどーっと日よけになるようにしました。うちは日当たりは殊に午前中が良いという感じです。朝日が強烈に入ってくるんで防ぎたくてね。ゴーヤは水だけやってたら勝手に育ったという感じなので特にノウハウもないんですが、生命力が強いから大抵の場合はにょろにょろ蔓が伸びて繁るのでは?勝手に成った実も、もう食べごろで、一応炒め物にして試食してみました。そこそこ美味しかったですわ。友にあげねば。

    そして、今年もジェーンさんにサンタフェの日が訪れたんですね?ふふふ。ジェーンさんの歳時記の1つですね。今年は動きがイマイチだったんですかしら。でもそれも観察日記につけねば、ですね。曇る日もありゃ照る日もあるということで。(笑)

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