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暑いんだけど、面白い 夏の四国路

-香川編-



ワタクシ、この夏は早めに休みを取って四国の上半分に行ってきました。夏の四国は暑いかも、とは思ったんだけど、前に香川と徳島にちょこっと行ったきりで愛媛や高知は未踏ゾーン。ワタシは愛媛の松山に行ってみたかったし、今回は高知までは廻れないので上半分ということで、香川と愛媛を旅してきました。
まずは飛行機でびょーんと羽田から香川の高松空港へ。いやぁ、飛行機は便利だね。チェックインも30分ぐらい前までにQRコードでさくさくスイスイ。羽田までもバスなら早いし、京都より向こう側なら新幹線より飛行機の方がいいざます。早いし楽ちん。着くとすぐに高松駅方面へのバスが出るというので乗って駅前へ。今回の旅は、駅に行くと電車がすぐに来る、待つ間もなくバスや市電がすぐに来る、という感じで非常にタイミングが良かったざます。これも日頃の行いか(笑)

香川といえば金毘羅さんと、うどんですわね。前回もその2つだったけど、季節は晩秋で時刻も夕方から夜だったので、あちこち廻ってうどんを食べてから金毘羅参りをする頃にはすっかり日が暮れて、昇りきった本宮の横から街の灯りを眺めたりしました。涼しかったので、思っていたほど疲労困憊せずに上まで昇れましたが、まだ5時半とか6時ぐらいだったのにとっぷりと暮れて、お守り売り場も参道の店も閉まってしまい、途中どこにも脇目をふらず、ひたすら昇って夜景を眺めて降りてきた、という感じでした。


前回は境内入り口の大門のあたりで既に日が暮れ落ちて…

すっかり暗くなったので、上の方まで行ってもこんな感じだった

が、うって代わって今回は、真夏の真昼に大汗をかきつつの金毘羅参りとて、あまりの暑さにあの石段を到底上まで昇りきれず。1/3ぐらいの厩のあたりでリタイアしたんですが、厩の中にちゃんと神馬が飼われている、というのも、今回初めて知りました。前回は暗くて厩があることにも気づかなかったしね。馬は白い道産子と、茶のサラブレッドが2頭で、若い道産子が爺ちゃんサラブレッドに懐いていて、鼻先で甘えているのが可愛かったざます。


金毘羅さんの神馬たち

ワタクシらは暑さのため上に行くのをやめて大門まで引き返し、あまりの暑さに頭痛がしてきたところでふと見ると、大門の脇で甘酒を売っておられる。夏季限定の冷やした甘酒というのに心惹かれて飲んでみたところ、すっきりとした甘さで美味でした。ワタシは生姜を入れてもらったんですが、甘酒と生姜って合うんざますわ。ここで甘酒を飲みつつ一休みして元気復活。


甘酒屋さんの縁台から

しょうが入りのつめたい甘酒 美味

しかし金毘羅さんは、かなり空いてて人影も殆どなかったんですね。混雑がイヤなので祭りの時期を避けた旅だったせいで観光客がいなかったんだろうけれど、金毘羅に限らず高松市内も人が少なく、店も夜9時を過ぎると軒並み閉まってしまい、高松も琴平も、うっすらと寂びれ感が漂っていた気配ではありました。


夏休みの時期ではあるのに、参拝客は少なめだった金毘羅さん

でも、ワタシは金毘羅さんの参道で、前にここに来た時から気になっていた店がありましてね。
それは老舗の造り酒屋さんの資料館「金陵の郷」。江戸時代から金刀比羅宮の御神酒を造っている蔵元の資料館です。ここでお酒も売っているし、利き酒もさせてくれるんですわね。前回は中庭のくすのき広場などを見物して、お酒は買わずに帰ったのだけど、今回は、どうせ行くならここで何かお酒を買いたいな、と思ってましたのね。


金陵の郷

で、友と、ぷらっと店に足を踏み入れたら、目に飛び込んできたのがゆず酒。ゆず酒なんて他で見かけないし、何より夏向きで美味しそうだなと思っていたら、お店の方が、すかさず「試飲してみられますか?」と声をかけてくれました。ええ、そりゃもう、是非にも試飲させていただきますとも。
というわけで、小さなグラスにソーダ割で戴いたゆず酒。壜のふたを空けるやいなや鼻腔を包む濃厚なゆずの香り。惜しげもなく、ふんだんにゆずを使って作っているという事が伝わってくる芳醇なゆずの香りにまずウットリ。お味はもう、推して知るべし。これは夏の宵に一息入れるには持って来いの果実酒だ、というわけで即、買い決定。その他、そこでしか買えないという吟醸酒も買い、宅急便で東京に送ってもらうことにしてご満悦。 いやいやいや。お酒は蔵元で買うに限るざますわね。


届いたゆず酒 湯上がりにソーダ割でちびちびと ふふふ 大変にケッコウです

今回は、うどんにこだわる旅ではないので、金毘羅さんの参道でよさげな店に入って、さくっと讃岐うどんを食しました。香川はうどん県なので、どこで食べてもそこそこ美味しいうどんが食べられますわね。



また、金毘羅さんの参道の土産物屋さんで、なぜか近隣の徳島のご当地キューピー、「すだちキューピー」が1個だけ残っていたので、レアさとかわゆさに思わず買ってしまひました。何を隠そうアテクシ、妙にご当地キューピーに弱くってね。数年前に日光で「華厳の滝キューピー」なるものを見てから、どこに行ってもご当地キューピーが何となく気になるようになってしまって…。でも、いつもは購入までには至らなかったんですが、今回はすだちキューピーのキュートさについ手が出てしまいましたのよね。 妙にツボをついてくるすだちキューピー。(ワタシはけしてキャラクターグッズ好きとかコレクターとかではないんざますが…)今張のバリィさんグッズなどもあったんだけど、今回はご当地キューピーに軍配でした。



で、うどんも食べたし、金毘羅も行ったし、あとは夕食までの間に高松市内でちょこっと見物という事なら栗林公園かねぇ、というわけで、さして興味もなく行ってみたざますが、ここで思いがけないほっこりとした時間を過ごす事ができました。


栗林公園の箱松 独特の枝振り


池の底に一面に苔が張っているので水は見事に深緑一色になっている

夏に日本庭園などに行っても、春と違って花もなく、緑一色であまり見るべきものはない、というのは金沢の兼六園に夏に行って以来の感想ですが、栗林公園には、池に面して歴代藩主が愛したという「掬月亭」という建物があり、入館料とは別に料金を払えば、ここで池を渡ってくる風を楽しみつつ、お抹茶とお菓子で休憩できるんですね。


「掬月亭」

この「掬月亭」、最高でした。歴代藩主が愛した建物がそのままに残されていて、冷房も何もないのに、池の水に面しているせいか、障子を全て開けはなっているせいか、四方八方からそよそよと涼しい風が吹いてきて、それまで庭園内の道を日に照りつけられて歩いてきた暑さがウソのように、天然の風が座敷を静かに吹き抜けていく涼しさがとても心地が良いんですのよね。




広々とした座敷を吹き抜ける風は天然エアコンの快適さ

とにもかくにも、非常に気持ちよく寛ぐ場所だった




一番見晴らしのいい、池に面した敷居際には、どこから来たのか外人さんのカップルが心地良さそうに景色を眺めて涼んでましたが、ワタシ達がその座敷に入ると、カップルはさりげに立ち上がって移動していきました。お邪魔しちゃったかしらん。でも、けっこう長いこと二人の世界に浸っていたから頃合だったわよね。素敵な場所はみんなで共有しなくっちゃね。


この水面を涼しい風が漣をたてつつ、さわさわさわーっと渡ってくる ビルが見えなければ気分は殿様

池の中を泳ぐ鯉や亀、中ノ島に降り立つ鷺などを眺めつつ、氷を浮かしたお抹茶を味わいながら、どこかで鳴っている風鈴の音を聞きつつ涼んでいるだけでも、かなりの癒し効果がありました。畳に根が生えて、動きたくなくなりそうなほどに癒される空間でしたわよ。栗林公園に行かれたら、是非「掬月亭」でお茶を喫して憩われることをお薦めいたしましてよん。


栗林公園 さすがになかなかでざました

高松に着いてからは、金毘羅さんにも栗林公園にも、琴平電鉄琴平線という小さな黄色い電車で移動しました。これがまた、上手いぐあいに駅に着くと電車がすぐにやってくるというタイミングで、なんだかサクサクと移動できましたのね。


コトコト琴電

栗林公園の「掬月亭」でかなりゆっくりとホッコリした後、再び琴平線に乗ってホテル近くの駅で下車。ひとまずホテルにチェックインして、1日の汗をシャワーで流し、一休みしてから、友のガイドブックに載っていた店「酒菜 都由」まで徒歩でブラブラと向うことに。

ホテルから歩いて20分ぐらいの繁華街の中にあるお店で、アーケード街の中を暫く行って、脇道へ折れるという感じ。一応、ホテルから予約を入れておいたので、カウンターの席を用意しておいてくれました。ラッキー。
こういうお店では、テーブルよりもカウンター席に座りたいってもんですわね。

最初に、お通しとともに小さなグラスの果実酒が出されたあたりから、お、この店は当りだな、と思ったのだけど、その後、生ビールを飲んで、そのまろやかな美味しさに唸ったワタクシ達。キリンだったかエビスだったか、地ビールとかではなく、どこにでも置いてあるビールなのだけど、グラスの冷やし方、ビールの冷やし方、注ぎ方に何かコツでもあるのか、その咽喉越しのまろやかだった事はえもいわれぬばかり。格別に美味しかったざます。友もワタシもとにかく感嘆し、ごくごくと飲んではほぉ~、と満足の溜息。夜に入っても蒸し暑い日だったので、ホテルから歩いて来たあとで、ビールのうまさがひとしお沁み渡りましたねぇ。



お酒も地酒の金陵の他、有名どころがいくつか揃っていたし、刺身、煮魚など魚ものは元より、茄子の揚げだしやら、馬刺しやら、とにかく注文するもの全て当りで、本当に何を食べても美味しかったざます。時期的にまだOKだったので、大好きなホタルイカの沖漬けも賞味しました。むろん、これも美味でざました。


お造りと手前左はホタルイカ沖漬け

料理を盛る器も素敵な焼物ばかりだし、日本酒を頼むと、お酒は素敵なガラスの徳利に入れて、切り子細工のグラスを持ってきてくれるんですわね。これがまた、夏の宵においしい日本酒を美味しい肴でちびちびと楽しみたいという気分にベストマッチなんざます。料理のいい店は器にも拘っているもの。何を食べても飲んでも美味しくて、本当にハッピーでした。






夜は炭水化物を避ける主義のワタクシなれども、つい誘惑に勝てずにシメを鮭茶漬けにしてしまったんですが、鮭茶もさっぱりとして、シメにふさわしい味わいでした。このお店での食事が今回の旅で一番美味しかったですねぇ。…本当に忘れがたい。



でも、満腹になって店を出てプラプラと歩くと、21時を廻っていくらでもないというのに、もう、殆どの店はシャッターが閉まり、JRの駅も近い、市の中心部の繁華街だというのに、店も閉まり、人もさして出歩いていない状態で、どこの地方都市でもそんなに夜が早いところは無かった気がするので、高松、大丈夫かな、とも思いましたわね。大丈夫ですか?

ともあれ、今回の四国旅の本命は松山のほうで、琴平や高松は二度目でもあり、なんとなくオマケ、という気分で行ったんざますが、「金陵の郷」のゆず酒といい、栗林公園「掬月亭」の癒しのそよ風といい、満足この上なく舌鼓を打たせてくれた「酒菜 都由」といい、なかなかに美味しい実がいっぱい詰まっておりました。うどん県・香川なれども、うどんだけでは無いんでざます。ゆめゆめ侮るなかれ。

高松駅のキオスクには、うどん県文具のシリーズがあれこれと置いてあって、これがまた、なかなか面白いセンス。うどん県キャラの「観光課係長」がいい味出してますわね。お土産用にも自分用にも、面白いのでいくつか買いました。うどん県、侮りがたし。



…というわけで、それなりに楽しかった香川県高松から特急に乗って、お次は愛媛県松山へ。
初の松山、期待度大。 続きは次回。

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