「ありふれた奇跡」 第6話

先週はあまりの事にあきれ果て、見放そうかと思ったが、今週はまた、やや持ち直したようだ。
オヤジ二人のとほほな秘密が「女装」というのはご愛嬌だったけれど、
(杜夫は案外似合っていた。一徳さんは怪物状態)
その後の展開たるや、もう…。
このドラマ、あまり前面に陣内孝則をフィーチュアし過ぎるとダメだなという気がする。そこで、今回は警官役の塩見三省をかませてシーンを中和するという作戦に出た。この人居た方がいいでしょうね。陣内君じゃもたないわ。




今日はついに加奈の過去が明かされたわけだけど、推察のつく過去ではあった。意外性なし。
ただ、その流れで、本日のテーマは「子供」というところを経巡った。
そのテーマのお陰で、出てくると面白い脇の人々が味を出していた。
左官のセンパイ役の松重 豊とか、翔太母のキムラ緑子などで、
この人らをもっと出すと面白くなると思う。あまり意味なく出してもナンだけど。
特に、緑子サンの飛ばしっぷりはなかなかだった。
いや?しかし、自分の母親がこんなんだったら物悲しい気持ちになるでしょうねぇ…。

周囲が漠然と、無意識のうちにも、孫やひ孫の誕生を当然のこととして
本能的に期待している状況で、自分もできれば子供が欲しいと思いつつ、
子供の出来ない女に惚れてしまった翔太。 こりゃ、なかなかややこしい状況。しかも、彼女はエキセントリックだし。 周囲には自分が悪者にならなきゃだし。

子供がいること=幸せ なんて雑駁な捉えかたは乱暴に過ぎるけれど、
子供が欲しい人が子供に恵まれないという事はしんどい事でしょうね。
二人揃って子供が欲しくないなら無問題だが、そうでもないと、ちと、厄介。

一時期、子供のいない共稼ぎの夫婦はあっちにもこっちにも沢山いたが、
少子高齢化が叫ばれて久しい昨今、少し風向きが変わってきたように思う。
小児科も減り、産婦人科も減っている中で、子供を持とうという人が徐々に
増えてきているような気がするのだけど、気のせいかしらん。
老人ばかり増えて、子供を含む若人が年々減っていく社会なんて、
やはりオソロシイって気もする。

でも、男の繁殖能力は年々に衰えていく宿命にあるらしい。
少し前に、NHKの番組で男と女を科学する、というようなテーマで何夜か連続で放送していたが、確かデンマークあたりでは、自然に受精して子供が出来る確率が非常に低いんだとか。精子が劣化して動きが非常に鈍っているとかで、医学的な後押しがなければ、子供が生まれにくくなっているらしいのだ。そんなわけで、人口受精みたいな事が日常になっていくと、ますます自然に受精しにくい状況が加速していくという悪循環。これはデンマークだけの事ではなく、そのうちにジワジワと色んな国に広がっていくのだろう。おまけに男を作るY遺伝子は消滅しかかっているとかで、まさに「男は滅び行く種族」なのである。しかし、女だけでは子供が作れない以上、男が滅びるということは、人類滅亡のカウントダウンが始まった、という事でもある。

地球的規模で細りゆくさだめの中で、今更一人や二人、子供作ったってしょうがないよ、という感じもしなくもないけれど、そう捨て鉢になっちゃってもね。滅びの過程で突然変異種が登場したりもするのが生物界ってもんですし。

結局、このドラマの「奇跡」は加奈ちゃんのご懐妊ということで締めくくりになるのかな?などと思いつつ、加奈に振り回されっぱなしの翔太に、この情けなさはまさしく「滅び行く種族だなぁ」と憐憫など湧いてしまったkikiでございます。

コメント

  • 2009/02/13 (Fri) 07:50

    杜夫と一徳が顔見知りだった先々週、一体どこで?と謎だったけど、それが先週こんな形で答えが出て!杜夫は色々過去ドラマでやってるから女装は板についておりますわよん。
    いゃ~、加奈といい、加奈ママといい、この家の女衆は観ててイラっときますの、ワタクシ。来週はじいちゃん&ばあちゃんの対面ですな。じぃちゃん「ボケてる!ボケてる!」と薫ばぁちゃんのこと言ってたけど、会ったらきっと…むっふふ。

    • 吾唯足知 #uqr/pqJA
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  • 2009/02/14 (Sat) 10:43

    吾さん、ワタシも加奈とその母にはイラっときますわ。殊に母の方ね。演じている戸田女史が苦手なもんで余計にウザ度100%かも。加奈の方は山田氏が昔から好んで書く、美人だけどエキセントリックというタイプだよね。きっとそういうタイプが好きなんでしょうね。「かわいいからっていけないよ」度が回数を追うごとに増しているわね。
    そうね、来週は井川じいちゃんが八千草婆ちゃんにホの字でロレロレってことになるんでしょね。むほほほほほ。

  • 2009/02/14 (Sat) 13:53

    連続コメント失礼します。

    杜夫&一徳の女装画像がトップに表示されていてのけぞりました(笑)

    杜夫宅に訪れた一徳に向かって杜夫がつい感極まって「シルヴァーナさん!(→この源氏名ってシルヴァーナ・マンガーノからとったんでしょうかね)」と叫んだときの一徳の表情にもうヤられました。このドラマ、井川比佐志と風間杜夫、岸部一徳(+塩見三省)といったオジサンたちが出てくると無敵な感じがします。

    あと、当初のぎこちなさぶりが大分改善されてきたためか、仲間由紀恵のイタい感じがいい感じに浮き彫りになってきてますね。加瀬亮とのコンビもぎこちないなりに進展しているところが観ていて楽しいです。


  • 2009/02/15 (Sun) 09:53

    yukazoさん、こちらにもありがとうございます。
    このツーショットはやっぱり出しておかないとね!杜夫が思わず叫んだ「シルヴァーナさん!」はやっぱりマンガーノのシルヴァーナさん、なんでしょうね、きっと。ほんと、味わい深いおじさん達が登場するとよくなりますね。このドラマ。最初はキャラ付けのハッキリしていなかった杜夫のキャラが確立してくるに従って、舞台役者の本領発揮で、杜夫が山田脚本に凄く乗ってきているので、いい感じになってきました。モワっとした一徳さんと、シャキシャキした杜夫のコンビもいい具合です。井川のおとっつぁんとのいかにも下町風な親子のかけあいもいいですね。
    さぁて、加瀬 亮の翔太は、美人だけど厄介な女と、双方の家族同士もひっからまってきてる中、どうやって収まるところに収まっていくんでしょうね。うふふふふ。

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