「Sherlock Series3 His last Vow」

-"Clair de la Lune" "Mind Palace" "resurrection"-



2年も待ったSeries3だが、EP1は面白くない事はないけれども、なんだか変なノリだと首を捻り、次なるEP2は捻った首が元に戻らなくなるほど、従来の「Sherlock」とは遠いところで妙な具合に浮いてしまっていて、もはや番外編として流してしまうよりなかったのだが、EP3は、さすがにスティーヴン・モファット。緩みに緩み、軌道がズレてどこかに漂っていきそうになっていたドラマをビシっと元のラインに引き戻し、更なる深みを提示した仕上がりになっていた。(…ホッ)というわけで、今回はEP3のザックリの感想を。
spoiler alert: 観るまで何も知りたくない方は読んではいけません。
最終3話目で、やっと「Sherlock」に期待していたクオリティのエピソードが観られた。ラース・ミケルセン演じるチャールズ・オーガスタス・マグナッセンは非常に魅力的なNemesis(宿敵)としてエピソードを引き締め、実にゾクゾクした。それにしても、Series3で気合を入れて作られたエピソードはこれ1本だけではなかろうか。2年も間が空いたんだから、3本ともこのぐらいのテンションとクオリティで頑張って欲しかったと思う。あのEP2には脱力した。幾らなんでも脱線しすぎだろうと呆れてしまうが、まぁ、終わりよければ全てよし、とするしかない。



今回は全ての焦点がEP3に向けられていて、墜落の謎解きとシャーロックの帰還、ワトソン君の赦しがテーマのEP1にもEP3への伏線は張られていたし、EP2は完全にEP3の前振りのようなものなので、EP2単独での存在感は猛烈に軽い。力点が3本目に激しく偏っているのは仕方がないのかもしれないが、もうちょっとSeries中の作品は全体を通してトーンやカラーが均一であって欲しいと思う。EP2はとっぱずれ過ぎである。今回、EP3を観て改めて認識した事だが、このドラマの魅惑の世界観を作り出しているのは、やはりスティーヴン・モファットのペンなのである。彼のイマジネーションなくして「Sherlock」の世界は成り立たないのだ。

モファットの作り出す敵役はキャラクター設定が陰翳に富み、しかもセクシーであることが特徴だ。それは暑苦しいセクシーではなく、ヒンヤリとした、いかにもヨーロッパ的な隠微なセクシーさである。隠微で危険なのだ。Series2のEP1「A Scandal in Belgravia」でのアイリーン・アドラーもそうだし、今回の「His last Vow」でのチャールズ・オーガスタス・マグナッセンもそうである。メディア界の大立者であるという表の顔の裏に、マムシか蛭のような恐喝王としての顔を潜ませているマグナッセン。それを190cm超の長身痩躯、薄いブルーの瞳がひときわicyなラース・ミケルセンが淡々とクールに演じて、非常にハマっている。ムードがよく出ている。シャーロック以上に脂や汗や無駄毛とは無縁な感じのマグナッセンだが、その知的でヒンヤリとした学者のような佇まいの裏に、表情も変えずに突如野卑な真似をする面も持っている。つと立って他人の家の暖炉に小便をかけたり、夫に浮気されている初老の女の頬をなぶる様に下から上に舐め上げたりする。恐喝対象への仕込みを考えつつ、手駒に使う女の写真を愛撫するように、その写真に唇をあてる…。



冒頭、マグナッセンは首相との頻繁な会合について公聴会(多分)に呼ばれて質問されているのだが、首相との関係を追及してくるレディ・スモールウッドの弱点が夫であることを独自のデータベースから察知したマグナッセンは、未成年の小娘と浮気をしている夫の秘密をネタにレディ・スモールウッドを脅し、いたぶる。そのやり方が、非常に爬虫類的というか、枯れかけた女の弱点を衝く様子に侮蔑と皮肉がなみなみとこめられている。初老の女を愚弄するマグナッセンはヒンヤリとサディスティックである。夫の愛人の小娘がつけている香水 “Clair de la Lune” をつけて醒めた夫の愛を取り戻そうとあがく初老のスモールウッドに、「“Clair de la Lune”か…あなたにはちと若向けな香水だ」とマグナッセンは女の老いに塩を擦りこむ。
かくして、マグナッセンに愚弄され、夫の女遊びの為に恐喝を受けたレディ・スモールウッドがシャーロックに解決を依頼した事が、今回の発端である。



マグナッセンがかけている繊細な縁なしメガネは、対面している相手のデータがレンズの内側に表示されるようになっている彼の恐喝ツール(Portable Appledore)だと、シャーロックは思うのだが、そうではないことが大詰めで分る。このマグナッセンのデータベースを通して、主要キャラクターについての情報が視聴者にも齎されるところが、モファットの遊び心であり、サービス精神でもある。それは例えば、ハドソンさんの弱点がマリファナであるとか、マイクロフトの勤務先が、やはりというか捻りなしというかM.I.6である事とか、彼の弱点(泣き所)はジャンキーの探偵である弟のシャーロックであるとか、ワトソン君の弱点が妻のメアリーであるという事が分ったりする。

そこで、シャーロックについてのデータはどうかというと、職業はコンサルタント探偵、ポルノの好みはノーマル、兄はマイクロフト・ホームズでM.I.6、財政状態は不明、弱点は意外や沢山ある。いわく、ジョン・ワトソン、アイリーン・アドラー、ジム・モリアーティ、レッド・ベアード(子供の時に飼っていた犬の名)、バスカーヴィルのHOUNDS、そして阿片…(のちにモルヒネも追加される)。これらがグルグルと回転しているのを見ながら、マグナッセンは目を細め、「弱点が多いな」と笑う。

そう。意外に弱点の多いシャーロック。そして、やはりアイリーン・アドラーは弱点だったのか。ふふふ。また、兄マイクロフトの弱点は、跳ね返りでドラッグに溺れ易い弟のシャーロックなのである。兄は常に弟を心配している。一方通行ながら常に切々と弟に愛情を注いでいるのだ。弱点とは、それがその人間の泣き所であり、失えないものであるということを指すなら、シャーロックにとってワトソン君は何があろうと失えない存在だが、ワトソン君にとっては、今やシャーロックよりも妻のメアリーの方が、何があっても失えない存在になっているのかもしれない。


泣き所は多い それがどうした

そのメアリーは危険で後ろ暗い過去を抱えた女だったというサプライズが仕掛けられていたのだが、メアリーについての伏線はEP1から既にちらちらと仕掛けられていた。例えば、メアリーと最初に会った時に、シャーロックはメアリーを観察して「近眼」とか「パートタイムナース」とか「守護者」とかのキーワードを脳裏に走らせるのだが、その中に「幻滅した(disillusioned)」というキーワードも混ざっていた。また、EP2では、結婚式にメアリー側の人間は殆ど招かれていなかったり、彼女宛ての電報を送ってきたC.A.Mというイニシャルだけの人物は、チャールズ・オーガスタス・マグナッセンではないかと推察される。この秘密で一杯の後ろ暗い過去を持つ女を妻にし、高機能社会不適合者であるシャーロックを親友に持つワトソン君に、それは君がアブノーマルなものに引き寄せられる人間だからだ、とシャーロックは言う。



そんなこんなの人間関係のアヤとともに、今回非常に興味深くフィーチュアされていたのが「マインド・パレス」である。それはシャーロックの専売特許だが、マグナッセンの得意分野でもあったのだ。彼は恐ろしいまでの記憶力の持ち主で、全てをその頭の中に記憶しており、一切目に見える記録には残していないのである。彼が人を操る為に利用する対象人物の個人情報は、目に見え、手に取れる形では存在せず、全て彼の「マインド・パレス」にしまわれているのだ…。



今回のシャーロックのマインド・パレスには、なにやらフロイト的なにおいがし、カフカ的なムードも漂っている。意外な人物に撃たれて生死の境を漂う彼のマインド・パレスには、彼の少年時代や、秘められた心の傷なども薄皮を剥ぐように、部分的にフラッシュバックする。(シャーロックの少年時代を演じる少年は、残念ながらあまりシャーロック的ではないが、スティーヴン・モファットの息子らしい。さすが縁故採用推進者)


少年シャーロックを演じるのはモファットの実の息子 ちょっと丸い感じでシャーロックらしくはない

そして、兄のマイクロフトもかなりの頻度でシャーロックのマインド・パレスに現れるのである。(今回はモリーも登場するし、アンダーソンさえ出てくる)また、シャーロックの愛犬レッド・ベアードにまつわる記憶…。この犬は多分、シャーロックの少年時代に死んだのだと思われるが、どうして死ぬ事になったのかというところに、少年だったシャーロックのトラウマの根が潜んでいそうな気がする…が、それはワタシの憶測に過ぎないので、モファットがどんな答えを用意しているのかは、まだ分らない。



EP3では「マインド・パレス」のシーンが殊更に印象的だ。映像も音楽も幻想的な趣があり、深く深く、知られざるシャーロックの心の内側の奥深くに降りていく感覚がある。視聴者も画面を見ながらシャーロックのマインド・パレスの中に足を踏み入れているような気分になる。こういうマインド・パレス描写の片鱗は、あの、かなり浮き上がったEP2でもちらっと描かれていたけれども、EP3では見事な効果を生んでいる。



EP3では、本筋のマグナッセンとの対決の他にも見所がある。例えば、モリーは早くもあのボワーっとした婚約者と破局してしまったらしい。(笑)今回はモリーのキャラがまた変転して、シャキシャキと行動的で気が短く、強い女になっている。潜入捜査と称して、ホームレスの溜まり場で寝起きしていたシャーロックを、おそらくはドラッグに染まっている可能性があると判断したワトソン君がモリーに頼んで検査して貰うシーンで、シャーロックはやはり悪癖を再発させており、モリーは大勢の友達を裏切ったのに済まないの一言もないの?と言って、いきなり猛烈な平手打ちを3発もシャーロックに食らわせ、周囲を唖然とさせる。(ずっとドラッグと縁を切っていたのに、また手を出してしまったので怒っているのだ。その後、シャーロックは痛み止めのモルヒネを大量に摂取することになる)婚約がぽしゃって当り散らしたい気分なんだな、とシャーロックが言うと、モリーは非常に怖い顔をして、「黙りなさい!」とねめつける。



新たな登場人物としては、ベイカー・ストリート・イレギュラーズの主要人物としてウィギンズというホームレスの若造が、その観察眼をシャーロックに買われて、不定期に助手として加わってきそうな気配である。これは原作では浮浪児の少年なのだけれども、「Sherlock」では青年のホームレスになっている。コックニー訛りなのかどうか、ウィギンズはかなり強く訛っている。



***
このエピソードでは、シャーロックの童貞ご卒業かと思わせるようなシチュエーションがある。221Bに例のブライズメイドの彼女(ジャニーン)を連れ込んで、なかなかいい調子に盛り上がっているので、ワトソン君が唖然とするシーンがある。が、これは原作(「犯人は二人」)で、ホームズが恐喝王ミルヴァートンの家に入るために、女中をたぶらかして婚約する、という下りがあるので、それに準拠した設定だ。無論、シャーロックは恋に浮かれているわけではなく、マグナッセンの社屋の、ガードの固い彼の最上階のオフィスに侵入するため、彼の秘書をしていたジャニーンを誘惑したわけである。



シャーロック・ホームズは必要とあれば女性を誘惑することもたやすく出来るが、普段は自分の明晰さを曇らせないために女性に関心を持たないようにしている、というような原作のホームズ像を踏襲して、シャーロックも必要とあらば、極めて自然にガールフレンドをあやなす事ができるわけである。しかし、仕事に出かける彼女をキスで送り出したあと、シャーロックの顔から笑顔はすぐに消える。偽装の恋愛だという事がすぐに明らかになるシーンだ。シャーロックとジャニーンのキスシーンがあるので、熱狂的な一部のシャーロック・ファンは半狂乱になるのではないか、とUKのエンタメ系のニュース・サイトに出ていた。



ジャニーンを演じた女優は、ファンから脅迫めいたメールやツイートがある事も覚悟はしているそうで、大人気ドラマで主役と絡む女優はタイヘンである。

シャーロックは、マグナッセンのビルへ行き、婚約指輪をセキュリティカメラにかざしてジャニーンに直通エレベータの扉を開かせる。(ジャニーンの弱点は結婚願望というわけだ)

「君はマグナッセンのオフィスに侵入するためにジャニーンと付き合ったのか!」とワトソン。
「そうさ」とシャーロック。
「ジャニーンは君に惚れてるのに…」と呆れるワトソンに、シャーロックはクールに答える。
「それがヒューマン・エラーってものさ」



そうそう、それでこそシャーロックだ。

また、ホームズ兄弟がクリスマスを両親の家で過ごすシーンもあったりして、この「His Last Vow」はところどころSeries1のEP1「A Study in Pink」と繋がっている部分もある。最初の方で、ワトソン君が戦場の夢で目覚めるシーンなども繋がっている。


両親の家の庭で二人して煙草を吸って、強いママに怒られる ママ、今回のシャーロックは煙草どころじゃないですぜ

ラスト、“Appledore”と名付けられたマグナッセンの邸宅にシャーロックとワトソンは赴き、直接対決となるわけだが、このへんはやはり観てのお楽しみにしておかねばなりますまいね。“Appledore”の地下深くには、マグナッセンの秘密の書庫があり、そこには様々な人物のデータがファイリングされている、とシャーロックは考えているが、そんなものは存在しなかった事が明らかになる。ここでマグナッセンがネチネチとワトソンをいたぶり、からかって面白がるシーンがあるが、ラース・ミケルセンはマグナッセンに成りきっているな、という感じがした。
192cmのミケルセンと170cmあるかなしかのマーティンでは20cm以上の身長差があり、まるで大人と子供。マグナッセンが腰をかがめてワトソンの顔を覗きこみつつ、その顔を指で弾いていたぶるシーンはマグナッセンという男の煮ても焼いても食えない感じが滲みでている。

***
それにしても、このドラマは「死んだはずだよ、お富さん」な展開が多い(笑)あのラストについては賛否両論だと思うし、ワタシはもう「彼」は出さなくてもいいのではないかと現時点では思っている。でも、こんな事になりそうな予感も、2年前に「The Reichenbach Fall」を観た時にちらっとしたのだけど…。Did you miss me?とか言われてもねぇ。復活すれば、それなりに面白い事は間違いないと思うけれども。



彼は本当に生きていたのだろうか。そしてマグナッセンは本当に死んだのだろうか。死んだと思わせておいて、どっこい生きてました。チャンチャン!というのはこのドラマの得意技なので(もう禁じ手にしてもいいぐらいだけど)、多分、死んでいないんじゃなかろうかと思うし、思いたい。…というのは、敵役としてのマグナッセンをかなり気に入ったからで、こんな素敵なNemesisを1回だけで終わりにしてしまうなんて、あまりに勿体なさすぎるからだ。
まぁ、それは作り手の方だってひしひしと感じている事だろうので、きっとまた登場するのではなかろうかと期待しつつ、ちょっと確信もしている。

というわけで、ざっくりといった割には長くなったEP3の感想だけれども、このエピソードでは、夢幻的でミステリアスなシャーロックの"Mind Palace"の映像がとにかく必見だ。そして、シャーロックと、彼の周囲の人物の個々の想いのベクトルが織り成すアラベスクも興味深い。
英国で最もパワフルな男であるマイクロフトの泣き所は弟のシャーロックであり、そのシャーロックはジョン・ワトソンをとても愛していて、その存在が泣き所でもある。そのワトソンにとっての泣き所は妻のメアリーで、シャーロックではない。しかし、シャーロックは殆ど死にかけていても、「ワトソンに危険が迫っている」と聞かされるや否や、カっと目を見開き、友の危難を救わねばならないという闇雲な情熱が、彼に猛然と生きるための活力を絞り出させるのである。必死の力を振り絞り、彼はあの世とこの世の境目から生へと戻ってくる。ただ一人、ジョン・ワトソンのためだけに…。

ううむ。やっぱりスティーヴン・モファットの脚本は一味も二味も違う。3本とも彼が書けばいいのに、と思うけれども、そうもいかないんでしょうね(笑)

コメント

  • 2014/01/18 (Sat) 21:06

    丸2年待って、もう終わっちゃいましたね。
    EP3は確かに本来のトーンに引き戻してくれてほっとしました。特にマインド・パレスの描写は見応えがありましたね。EP2の事件解決で駆使した時とはまた違って、彼自身の素の領域は幻想的な迷路みたいな世界が縦横無尽に広がっている、そして一番奥の奥、最も足を踏み入れたくない場所には「彼」が巣食ってる、といったところを垣間見させてもらいました…確かにフロイト的ですね。ラース・ミケルセンも、あの風貌に下劣な振る舞いの組み合わせが気持ち悪くてよかったのに、これで終わりなんてもったいないなあと思いました。
    個人的には、メアリーがやり手の元スパイ?でストーリー的にもだいぶクローズアップされていて、ジョンの妻にしてはちょっと存在(設定)を大きくし過ぎのような気がするのと、シャーロックは彼女のために心肺停止にまで追い込まれ、(予想外の状況になって致し方なかったとはいえ)殺人を犯して国外へ出ざるを得なくなったのに、笑ってお別れするメアリーとか周囲の優しい雰囲気がちょっと違和感。日本人的ですかね(笑)それから病院にシャーロックの見舞いに行ったジニーンが彼を嘘つきと責めた会話で、ロシア語吹替でははっきり「僕らの関係を利用したんだ」「関係?そんなの一度もなかったじゃない」と言っていたので、シャーロックのバージンは守られているのかと(笑)原語でどうだったかわからないのではっきり言えないんですけども。
    そしてあの最後は…まああれだけ製作陣が「彼は死んだ」と繰り返していたし、どこかのインタビューでアンドリューも「一つのイメージに固定されたくないのでこういう(完全に死んだ)設定になってむしろありがたかった」というようなことを話していたし、モリアーティのイメージを利用した新たな敵の出現、というところでしょうか。
    それにしてもあまり長く待たされるとまたぞろ期待値が高くなるので、超多忙なのは承知の上で、もう少し間隔を縮めてくれればなあと思います。

  • 2014/01/19 (Sun) 00:22

    annaさん
    とりあえずはEP3が期待はずれでなくてほっと一息でしたね。まぁ、Series2は3本のうち2本もが30年に1本出るかどうかの傑作が並んでしまったので、Series3でもそのクオリティを維持するのはタイヘンだろうなぁとは思っていたんですが、シリーズを長く続ける事を想定して遊びのエピソードも混ぜ込み始めたって感じでしょうかしらね。いずれにしても1回に3本ずつしかないわけだから、全部気合入れて作ってほしいものなんですが…。
    今回は「マインド・パレス」がとてもクローズアップされてましたよね。シャーロックばかりでなく、マグナッセンも「マインドパレス」を駆使する男だったりして、とにもかくにも「マインド・パレス」のシーンは非常にインパクトが強いですね。

    メアリーがCIAのアサシンだったというのは奇想天外な設定でしたね。確かにワトソン君の妻としては存在感を大きくしすぎという感じもします。原作では、メアリー・モースタンは結婚したと思ったら割に早く亡くなってしまうかしてワトソン君は再び独身に戻ると思うので、メアリーも次のSeries4で亡くなったりするかもしれませんが…。確かにメアリーのせいで生死の境をさまようハメになったのに、君は命の恩人だ、とかシャーロックが言うのも不思議な感じではありますよね。即死するようなポイントを避けたのは確かだろうけれども。クライマックスでシャーロックがあそこまでやったのは、メアリーの為じゃなく、ひとえに大事なワトソン君の為でしょうね。飛行機に乗るまえにワトソン君と話していて、生まれてくる子供になんとか「シャーロック」という名前をつけて貰おうとするところなど、ちょっと切なくなりました。

    アンドリュー・スコットのモリアーティは本当にユニークで素晴らしかったけれども、だからこそ 「The Reichenbach Fall」であのようにその最期までキレイに完結しているのに、またどっこい生きてました、チャンチャン!で甦ってくるというのはどうかなぁ…という感じではあります。彼は死んだからもう甦らない、とモファット&ゲイティスも、A・スコットもインタビューで散々言ってきましたよね。(もう出ないかと思ってたら、Series3への登場頻度はかなりのものでしたが…)あれがこのEP3のオチのサプライズの為だったとは思いたくないですが…。モリアーティを装った新たな敵、という線はありそうですね。それにマグナッセンが撃たれるシーンも凄く引きのショットではっきりとは映していない気がするので、この復活はアリじゃないかと思ったりしてるんですが…。希望的観測すぎるかな。
    で、シャーロックのご卒業はまだか否かという点ですが、ワタシも今のところは字幕なしで観ているので、細かいところは聞き取れなかったり、流して見ちゃってたりしてますが、再度そこを注意深く聞いてみると「僕たちの関係が(タブロイド)に暴露されたな」「関係?一度でもあれば素敵だったけど」「結婚するまで待つべきだと思ったんだ」「そんなこと絶対ありえないでしょ?」という感じの会話でしょうかね。ということは、シャーロックはまだキープしてるっぽいですね(笑)本文もちょっと修正しておきました。このシーンでは、ジャニーンが病室を出る時に、「私に嘘をつく必要はなかったのに。あなたがどういう人なのか、私には分かっているんだから」と言うのが印象的でした。

    Series4については、事情が許す限り、できるだけ早く撮影に入りたい、というような事をモファットが言ってるみたいです。要は主役二人のスケジュールさえ都合がつけばってことですね。早ければ今年のクリスマスにもオン・エアか?みたいな事を書いているエンタメニュースもありましたが、さて、どうなりますことか。

  • 2014/01/19 (Sun) 12:55

    こんにちは。いつも楽しくブログを拝見しております。
    S3も終わってしまいましたね。
    今回はEP1とEP2がちょっと浮き上がった感じで賛否両論みたいですけど
    3エピソード全体で伏線がうまくちりばめられていたりして
    通して観るとちょうどいい感じなのかなとも思いました。

    マグヌッセンも一分の隙もない雰囲気でありながら下衆いところや英国に対する反感みたいな
    ものが滲み出ていて、本当に1話で退場するのはもったいない悪役キャラクターですが、
    作中でも触れられている通り単なるビジネスマンなので、シャーロックのフィールドとは
    かみあわないというか、探偵ものとしてのストーリーには今後絡みづらいかもしれないですね。
    そもそも最初何でスモールウッド女史の依頼をシャーロックが受けていたのかちょっと不思議でした。

    マイクロフトも「マグヌッセンに楯突く事は私と敵対する事と同じだ」とか強く
    言っていたのは最終的にマグヌッセンを理詰めで負かす事はできないので、
    強硬手段に訴えるしか無いということを予感していたのかなとも思います。

    でもホームズ家のパーティで、マイクロフトが唐突に東欧でのエージェントの仕事の話を
    弟にしていたり、国家機密の入ったPCを迂闊にもテーブルにほったらかしにしていたのは
    そこまで予想して弟に厄介なマグヌッセンを排除させて、でも超法規的処置で
    東欧に逃がそうという意図があったのかな、と穿った見方をして楽しんでおります(笑)

    しかし最後のクリフハンガーは、もうここまでくるとあまり驚かないですが(笑)
    原作ではモリアーティにも兄弟がいるという設定ですので、この辺が関わってくるのかな
    と妄想しております。

  • 2014/01/19 (Sun) 19:42

    Harryさん
    いつも読んでくださってありがとうございます。
    2年も待ってあっという間に終わってしまいましたねー(笑) 今回は、各々のエピソードが独立してなくて、3本セットみたいな感じですね。殊にEP2は余興であり、EP3の前振りでしたね。シャーロックの日常みたいな部分も滲んでいるので、時がたつと愛蔵版みたいな雰囲気になっていきそうですが、当初観た時は脱力しましたわ。(笑)

    マグナッセン。そうですね。自分はビジネスマンであって殺し屋じゃない。血なまぐさい事は苦手だ。君の奥さんとは違うからな、とワトソン君に言いますね。原作でも撃たれて死んでしまうし、多分もうこれきりなのかもしれないけれども、忘れた頃にまた登場してほしいな、と。あれだけの魅力的なピカレスクを構築したのに1話きりでオシマイじゃ本当に勿体ないな、と思いますが、アイリーン・アドラーのように凄くインパクトはあるけど、そのエピソード1回きりのキャラクターかな…。
    スモールウッド女史はマイクロフトとも面識があって、その繋がりで、有名なその弟のシャーロックに依頼に行ったんでしょうね。シャーロックも面白い事件がないと退屈する性質なのでマグナッセンなら相手にとって不足はないという事だったのかな、と。彼の膨大な独自データベースが格納されていると思っていた"Appledore"にも興味があったような気配でしたしね。
    マイクロフトは、その情報保有量などから時に便利に使える相手としてマグナッセンを泳がせてあるような感じで、彼を生理的に嫌っているシャーロックとは見解が異なりますね。マイクロフトが自分のラップトップを放り出しておいたのは、GPS付きなので、マグナッセンの"Appledore"に誘導させよう、というのがあったのかもしれませんね。弟に彼を始末させようとまでは考えていなかったと思いますが、マグナッセンのデータベースは欲しかったんじゃないですかしら。彼がデータベースそのものだったとはさすがのマイクロフトも考え及ばなかったんでしょう。そうそう。マイクロフトは東欧でのエージェントの話を急にシャーロックにしていましたね。撃たれたりしたから、弟を少しロンドンから遠ざけて休ませようという考えだったんじゃないかな、と思います。その後、マイクロフトにしては珍しく率直に、お前を失ったら悲嘆に暮れたろう、としみじみ言ってましたよね。兄は、年の離れた危なっかしい弟が心配で、かわいくってしょうがないんだな、と改めて分るシーンでした。

    そうですね。ラストにはもうさほど驚きはなくて、それより、チッチッチ!それは禁じ手じゃない?という気分がちっと兆しましたね。モリアーティに弟が居たんでしたっけ。では弟が出てくる線が濃厚ですね。双子の弟だったりして。で、結局は再びA・スコット登場って感じかも(笑) ありそうな筋書きですね。

  • 2014/01/20 (Mon) 15:58

    Kikiさん

    物凄い間抜けな、私です。
    皆様、EP3終わっちゃったねと・・・・・ええ~~見てませんぞ!
    何処よ、何処ですか・・・イギリスBBCですか!
    NHKのBSはまだですよね。
    わったしだけですか~~異邦人~~~さびしぃ~~~~

    • ジェード・ランジェイ #-
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  • 2014/01/20 (Mon) 22:14
    Re: タイトルなし

    ジェード・ランジェイさん
    Series3の放映が終わったのはUK及び、UKと大差ないほど放映の早い国だけです。アメリカでは19日にやっとEP1が放映されたところだし、日本での放映なんていつになるやら分りません。予約しておいたUK版のDVDが届くのも1月末です。だから、まだ観ていない人の方がずっと多いと思いますよ。ご心配なく(笑)

  • 2014/01/24 (Fri) 13:33

    国外逃亡中です
    VAでしたので、TV番組探しまくりましたが、エレメンタリーはあるのに、シャーロックがないのです!
    マルタ島でも、BBC、FOXドラマ、深夜放映~朝までなのに、ないのです。
    持参の**で、見てます(笑)
    マルタ共和国で、シャーロックに恋焦がれていますの。
    モリー、自立してますね、彼女は「あの女」にはなれませんが、「この女」として、大好きですの(笑)

    • ジェード・ランジェイ #-
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  • 2014/01/25 (Sat) 11:11
    Re: タイトルなし

    ジェード・ランジェイさん
    何はともあれ、観られて良かったですね。マルタ島でシャーロック、というのもオツかも。
    めでたし、めでたし。

  • 2014/02/22 (Sat) 20:43

    kikiさんこんばんは。
    S3E1を観て喜び勇んでコメントした、くらしなと申します。
    先週ぜんぶ観終わったんですが、言葉に詰まるといいますか、「何も言えねー」(by北島康介)でした…。
    E2の狂乱っぷりに苦笑し、E3でどう「落とし前」をつけてくれるのかとワクワクしながら観ました。
    が、E3は私の期待とはかなり違うものでした。期待外れ、ではありません。コレジャナイ感と言えばいいのでしょうか。
    メアリーの存在感にも違和感でしたが、彼女が実は最大最強のヴィランであれば、むしろ私は腑に落ちたかもしれません。
    翻って、E2の乱痴気騒ぎのほうがカンバビッチーズである私には萌えどころもたくさんあって、3話の中でいちばん楽しめたかも…。
    もちろん群を抜いた完成度のドラマであることはこのシリーズも変わりません。
    英語がわからないせいもありますが、90分間息をするのも忘れるほど画面に集中して観るドラマなど他になく、その上何度も何度も繰り返して観ても飽きることなく魅力を感じ続けるドラマも他にないです。
    でもE3は、現時点ではやはり私にとって問題作です。これから繰り返し観ていけば感想も変わってくるのかな…。
    モヤモヤが酷くて、クリフハンガーも今のところぜんぜん気になりません(笑)。

  • 2014/02/22 (Sat) 22:03

    くらしなさん こんばんは。
    とうとう3話全部観られたんですね。なるほど。「これじゃない感」ね。確かに、ビッチーズ的にちょこっとミーハーな?(失礼)萌え方をしていると、「The sign of three」は、萌え所があちこちにあるかもしれませんね。普段の、普通の青年としてのシャーロックが無造作に散りばめられてますよね。なんというか、ビートルズのアイドル時代の映画の現代版をシャーロックでやった、みたいな感じといえばいいかしらん。「His last vow」は、当初はE1,E2より良いと思ったのだけど、2,3度観るうちに、う~んという感じになってきました。異様な重さと暗さがあるし、シャーロックのあまりの自己犠牲っぷりがどうにも辛すぎるというか、行き過ぎるというかなんというか、ね…。
    「これじゃない感」といえば、ワタシはSeries3全体に渡って強くそれを感じています。どうも、Series2のあとに続くものとしてワタシが観たかったのはこれじゃないなぁ…という気がして仕方がありません。何かフィーリングが異なるんですのよねぇ…。ええ?これなの?そうかなぁ…う~む…という感じ。全体に、上手く言葉に出来ない違和感を感じたSeries3でした。だからSeries2の時には、各エピソードをあんなに何度も見直して見飽きなかったのに、Series3については、一応2、3回ずつぐらい各話を観て、ふぅん、こういうお話なのね、と自分の中で落ち着き所が決まったら、それでもう関心がなくなってしまったようで、その後さっぱり観ていません。「Sherlock」について興味がなくなってしまったわけじゃないけれども、Series3は全体にかなり微妙だったなぁ。次のSeries4でもっと違和感が広がったら、ワタシはその次はもうDVDを取り寄せてまで観ないかもしれません(笑) まぁ、まだ、分りませんけどね。

  • 2014/03/07 (Fri) 17:34

    お久しぶりです。イギリスからDVD取り寄せて、見終えてからこちら拝見しました。まったくkikiさんやほかの方に同感です〜。S2が素晴らしかっただけに、全体にちょっとがっかりしました。さすがにあのクオリティを維持するには息切れしてきた感じがしました。E3はまあまあでしたけど、シャーロックの自己犠牲が過ぎて、ジョンは妻が第一になってきて、かわいそう〜〜(泣)。あまりメアリーのキャラ好きじゃないし、あの女優さん、マーティンの奥様ですけど、ちょっと老け過ぎて、おばさんみたい。S4にも出てくるんでしょうけど、目障り(←ひどい)。彼女をクローズアップし過ぎたのが違和感の原因の一つかも?私もなんだか関心薄れつつあります。

  • 2014/03/08 (Sat) 00:58

    rosarind さん お久しぶりですね。お元気そうでなにより。DVDご覧になったんですね。そうなんですよ。今回はなんだか変ですよね。こんな妙なノリのドラマを期待して2年も待ったわけじゃないわ、と言いたくなるぐらいに、何かフィーリングが変というか、ね。妙な受け狙いもやめてほしいし、やたら縁故採用を乱発して身内で固めるようなキャスティングも興ざめです。どう考えてもシャーロックとマイクロフトの両親は出てくる必要はなかったし、それがバッチ君のリアル両親である必要もなかった。というか、シャーロックの両親を出すのはやめて欲しかったと思いますね。また、子供時代のシャーロックを演じるのはモファットの息子だそうだけど、シャーロックが子供の時にあんな丸ぽちゃのワケがないじゃないの、と思います。もっとイメージのあうふさわしい子役を、縁故のないところからきっちりと選んで欲しかったなぁ。そして、あのいい加減婆さんすぎるマーティンの嫁もねぇ…。いくらなんでも老けくたびれすぎですね。もう10歳ぐらいはせめて見た目だけでも若くないとねぇ。本当に、あの変な身内主義にはちと辟易。何か方向性を誤りだしている気配がありますね。こうあるべき、というところから、どんどん遠ざかっているような気がする。道が反れていっているな、という印象です。続けられる限りは延々と続けたいそうだけど、それがそもそも間違っている気がする。そんな馴れ合いの身内受けみたいなものを観たいわけじゃないのよね、こっちは。
    今回のようなラインで今後ずっと作っていくんだったらレベルは下がる一方だろうと予測されるし、次が正念場ですね。S4がう~む、という出来だったら、ワタシは多分、もうこのシリーズを観ないかも(笑)正しい軌道に戻れるといいんですけど、どうかなぁ。

  • 2014/05/11 (Sun) 22:34

    砂利さん
    視聴者の置いてきぼりのほうでしょうね。やはりS3にはかなりの違和感を覚えられたんですね。S1、S2のテイストを守ってもらわないとゲンナリですよねぇ。モファット&ゲイティスは視聴者無視で浮かれて暴走してる感じですね。
    思うに、S2があまりに素晴らしかったせいで、世界中でシャーロック・ブームが起きてしまい、さしものモファット&ゲイティスも普通にやっているつもりで、やっぱり乗せられちゃったというか、調子に乗っちゃったというか、舞い上がっちゃって冷静な判断力がなくなっている状態なんでしょうね。
    S3は唖然とするような出来で、なんだかなぁな内輪受けのお祭り騒ぎだったわけですが、本人達はそれがOKだと思っているので、S4も更にその路線で暴走していくんだと思われますね。噂では、ホームズ家のもう一人の兄弟として、トム・ヒドルストンを出すとか出さないとかいう話もあって、ホームズ家にもう一人兄弟がいるなんて記述、原作にあったっけ?どこまで暴走していくのよ…と、呆れはててしまいましたわ。だから、かなりの確率でS4もヘンテコな事になりそうで、かなりこのシリーズを観る気がなくなってきています。S2の出来が良すぎたので、あのクオリティを維持するのは大変だろうねぇ、と思っていたけど、こういう具合に妙な方向に曲がってくるとは想定外でしたね。このままだと、さらば、シャーロック、という気分が確定してしまいそうです。脚本家コンビには、早く目覚めて、本来の路線に戻ってほしいもんですが、どうだろうなぁ。こんなノリでバッチ君とマーティンが50代になるまで続けられても困るし、第一続けられなくなるでしょうね、面白くなくなって。
    S3の路線はだめでしょう、と思っている人もかなり多い筈なんだから、もっと冷静に視聴者の声に耳を澄まさないと、ですよね。

  • 2014/05/12 (Mon) 00:00
    涙が出そうに嬉しい同意です!

    さっそくのコメントへのご返信をありがとうございます!
    非公開の方がよいかと思ったのですが、皆様公開にされてますね。失礼いたしました。

    そうなんです。
    私、自分の英語力のせいで面白さがわかってないと思っていたのですが、ここに辿りついてほんとにほっとしました。まだ知り合いは見ていませんし、誰にも言えなかったのです。

    シリーズ2が傑作すぎて、あまりに人気になってその人気に平常心を保てないのだということは本当にそうだと思います。

    本当に傑作でしたね。
    あれを超えるドラマには、私個人では出会わないと思っています。
    あのシリアスな雰囲気を仲間内のウケ狙いでだめにされたようで辛いです。



    ジョンがおそらく泌尿器の診察中をコミカルに描きすぎていて、泌尿器科のきちんとしたドクターたちは自分のお仕事を揶揄されているようで不快に思われるだろうなとか、兵隊さんの前でピースサインでしつこく写真を撮っているのは日本人観光客を皮肉っていて、笑いものにされたみたいで、(明らかに中国系の俳優さんたちが演じられていましたが)とても悲しくて二度は見返せなかったり、ナースに手を出すドクターとしてジョンが描かれているのが抵抗があったり、秘密のタトゥーがあるような人に惹かれるってジョンの教育レベルを考えると少し違和感があったり、鉄道のところのマインドパレス映像がくどくてかえってかっこ悪かったり。
    シャーロックがいくらソシオパスだからと言って、結婚式のスピーチにあれだけ中断したらそれはもう、ちょっとどこかおかしい人だよ、とか。ジャニーンとあれだけステディな雰囲気を醸しているのに(彼シャツにショーツですよ?)シャーロックは性交渉を持ってないいいわけめいたこれこそファンダムに媚びてるセリフでリアリティがないですし、レストレードはきっとまだ苦しい立場だろうにあんな「最大警戒」とかして人員とコストの無駄なんてしたらS1E2のディモック警部が捜査費をあれだけ倹約しようとしていた世界観と合わないじゃないかとか。いくら笑いポイントでもやりすぎです。
    シャーロックの実家も親もいらない、でもトム・ヒドルストン出してくれるならもうそれでもいいかなとすら思います。モリアーティの弟として、ラスボスとしていいんじゃないでしょうか!(もはや別物なら、というなげやり半分ですがトムは素敵なので笑)


    もうS3E2.E3をそれぞれ一度しか見ていないとは思えないつっこみの数々です。

    シリーズ4が全然たのしみではなくて、あんな丸ポチャのシャーロックの子供時代とかもう二度と見たくないですし、(子役にいうことではないですが、痩せて欲しい。あと顔立ちが違うし愛せない!)ジョンのために殺人を犯してこれで対等だと思っているのだとしたら大きな間違いで、ジョンは誰にも気づかれずしましたし。壮大な二次創作を見せられたような感じを受けます。「で、本編はどこ?」と。

    メアリは聖典ではいなくなるので、ほんとにもうでなくていいんじゃないかなあと思います。

    私達ファンがいけなかったんでしょうね。
    反省をこめて。

    人に話せるって本当に救われます。
    的確なコメントに感謝です。



  • 2014/05/12 (Mon) 21:51

    砂利さん
    昨今、S4が全く楽しみではない、という印象に落ち着きましたね。
    S3の路線でもっと暴走していく事は必定って感じなので、さっぱり観る気が失せてしまいました。
    身内を次々に繰り出して制作サイドだけで大喜び、視聴者ドッチラケ、という笑えないコントみたいな状態ですね。(まぁ、喜んでいる視聴者だってけっこう居るとは思いますが…)折角出来のいいドラマだったのだけど、生きながら死んだかな、という感じになってきました。下手に当たりすぎるのも考えものです。

  • 2014/05/29 (Thu) 11:51

    S3には沈黙を守っておりました。
    ……悪口を言いたくなかったというのもあります。大好きなシリーズなので。
    私のがっかり度は半端じゃなかったです。

    砂利さんのコメントに同感です。ジャニーンと肉体関係なかった、は現実味がないですよねえ?
    私は、シャーロックヴァージン説には反対なんです。現代物なんだし、この時代あれだけ好奇心のある男が一回やってみようと思わないわけないですって!!
    そして、目的のためなら手段を選ばず女と寝てしまうシャーロックというのはありだと思ってます。
    あのビクトリア朝時代に女の子を騙して婚約してしまう男ですから、現代なら手を出すぐらいは平気ですると思ってます。

    そしてみなさんおっしゃるようにあの内輪受け、というか家族総出のキャスティングがものすごく不快です。
    マーティンの奥さんはいい人っぽいですがあまりにも老けていてビジュアルがマッチしてないし(お姉さん役なら良かったのでは)、ホームズの両親なんて私も見たくなかったです。
    彼らは他界していて財産だけはある、という設定でよかったのに…。
    できたらホームズ父にはDr.Houseのヒュー・ローリーを…と思ってましたがマイクロフトの年齢を考えると彼は若すぎますね。
    (ヒュー・ローリーとカンバーバッチは親子を演じたことがあるんですよ~。)
    子役シャーロックにいたっては似ても似つかないキャスティングのため何故こんな太った子を…と思って子役の名前を見て呆れました。今や人気作品となって制作費に困っているとも思えないのに何故こんなに血縁ばかり必要があるんだろう!?

    あ、酔っ払ったシャーロックも見たくなかった…。冷静失うホームズ、ってキャラ崩壊もいいところです。

    モリアーティーに兄だか弟だかがいる設定はたしか原作でもあったような…。
    でももういいだろ、って思います。最後、驚きどころか「やめて欲しい…」と思ってました。ネタ切れなんだな、と…。

    本当に、S1、S2とレベルが違いすぎてがっかりしました。前2シリーズは繰り返し何回も見ましたが、S3は録画だけ見てルーレイまだ開けてません…。
    私はもともとシャーロック・ホームズが好きなのでおふざけやってないで真面目にホームズ作って欲しいと祈るような思いでS4を待ってます。でもS3を待ちわびた時のような気持ちはもうないですね…。
    どんどん変な方向に行ってる気がします。

    あ、でもドラッグ中毒の男を軽くあしらうジョンは素敵でしたね。

  • 2014/05/30 (Fri) 22:25

    allyさん 半端じゃないガックリ度でしたか。まぁ、そうでしょうねぇ…。
    これだけ、それまでのラインや雰囲気をぶちこわしておいて、シャーロックのヴァージンだけはかたくなに守り通すというのも面妖ではありますね。

    家族総出には、みんなドン引きですよね。逆に言うと、制作サイド以外に一体誰が、あれはアリだと思っているのか知りたいぐらい。みんな、マーティンの嫁がだめだ、という感じみたいですけども、マーティンの嫁もそうだけれども、バッチ君の両親なんかも、マジでやめてほしい感じでしたね。何をとち狂ったんだろうなぁ、と首をひたすらにひねるばかり。あまりにS2の出来が良かったので、視聴者のほうは等比級数的に期待度が上がってしまったところへ持って来て、制作サイドはどんどん勘違いして自分たちがやったら面白いと思っている事を、みんながおもしろがると思い込んでしまったというのが実に痛い限り。もうちょっと客観性がある人たちだと思っていたのだけど、巨大な成功というのは、目を眩ませるものなんですね。
    そういえば、マーティンの姉というのは話だけで、まだ全然出て来ていないけれども、あの嫁は確かに姉とかで出て来た方が良かったかも。

    モリアーティに弟が居た、というのはあったような気もしますが、ホームズ家にもう一人男の兄弟がいた、というのはあったんだったけなぁ、と?な感じです。S4ではもう一人の兄弟が登場するとか前情報があるんだけど、この分だとがっちり出てきそうな気配濃厚。それだけじゃなく、S4では、あ〜あ、それやっちゃだめだって、と言いたくなるほどダメダメな設定のつるべ打ちかも。このシリーズのファンにとって、一番ハッピーだったのはS2を観て、その余韻を引きずりつつS3を待った2年間だったのかもしれませんね。S5ぐらいから段々だめになるんじゃないかと思っていたけど、思ったより賞味期限が短かったなぁ、という感じです。
    S1、S2でかなり盛り上がった分、S3の凋落度もかなりのものでしたね。
    やれやれです。

  • 2014/06/08 (Sun) 13:38

    はじめまして。
    SHERLOCKは娘に勧められて、4月の再放送から見てきました。(昨日の最終回に限って夫も一緒に見て、「こんなシュールなドラマなの……?」と言われてしまいました)
    まだビギナーのファンなので、皆さんのようにコアな感想を持つまでには至りませんが、ホームズ夫妻が長男と兄弟のように見えたり、メアリのほうれいせんが目立ってしまっていましたね。

    先日ブルーレイレコーダーが壊れて修理に出している間にS1とS2のDVDを借りてきて、初めて英語の音声、日本語字幕で見ている最中です。
    海外ものは皆そうでしょうが、韻や掛詞、またオリジナルのセリフよりも字幕、字幕よりも吹き替えとよりソフトな表現になっていることがわかったり、面白いですね。(皆さんのように字幕なしで見られるレベルではありませんが)

    ここで今更言うことでもありませんが、どうしてホームズ兄弟に揃いも揃って、mumではなくmummyと言わせたのか、甚だ疑問に思っています。英国人ってマイクロフトのような年になってもそう呼ぶのかしら?

    kikiさんの考察はどの記事も素晴らしく、また日常的に慣れていらっしゃるのか、文章表現が非常に豊かで卓越していますね。
    まるで一般紙のコラムを読んでいるかのようです。(もし実際にプロの物書きの方でしたら、失礼なもの言いをお許しください)
    次は原作のどのお話を持ってくるのかとか、アイリーン・アドラーは登場するのかとか、わりと普通にS4を楽しみに待っています。モリーの切ない想いも……

  • 2014/06/08 (Sun) 15:14

    Debbyさん 初めまして。
    SHERLOCK、娘さんの推薦でご覧になったんですね。シリーズ1の時から比べたら、日本での放映も随分早くなったなと思いますが、新シリーズの放映前に旧シリーズを放映して期待感を煽っているので、シリーズ1、2から続けて見られる、という感じになってたようですね。

    そうそう。マイクロフトを演じるマーク・ゲイティスが薄毛のせいもあってかなり老けているので、シャーロックを演じているバッチ君と、設定以上の年齢差がある感じがしますわね。兄というよりおじさんみたいなね(笑)そんな老けた長男が「マミー」だなんて、ねぇ。まぁそこに母親に頭の上がらない様子を汲み取ってほしい、という事なのかもしれませんが…。
    ワトソン君の嫁が老けまくりすぎ、というのは、誰が観ても動かない印象でしょうね。シリーズ3はなんだか無節操なまでの縁故採用乱発なので、役にそぐわなくてもなんでも、縁故でなんでもあり、みたいな事になってしまっているので、メアリーはフリーマンの実際のパートナーが演じているわけですが、これはどう考えてもミスキャストですね。視聴者に違和感と不快感を与えるという点でもマイナスだと思います。
    今は、そういうものだと割り切ったので吹き替えにも違和感がなくなりましたが、当初は吹き替えが苦痛でしょうがありませんでした。オリジナル版を持っていれば吹き替えもご愛嬌で受け入れられるんですけれどね(笑)
    表現は確かに、マイルドになっている感じですね。

    文章と記事をお褒めいただいてありがとうございます。ワタシの職業は物書きではありませんので、素直にお言葉を受け取らせていただきます。

    シリーズ4、楽しみにされてるんですね。ワタシはもう、半分以上は見放し気味なんですが、製作サイドがアイリーンをまた出してくるような不見識な事をやるまでに空気が読めなくなっていない事を祈っちゃいます。モリーの片恋の行方や、ワタシの読み通りにレストラードといい仲になるかどうかには、ちょっと興味を持っています。

    また、いつでも好きな時に遊びに来て、気が向いたらコメントを書いてください。

  • 2014/06/08 (Sun) 16:56

    2年は長かった・・・・あのテンションをずっと保ち続けて、BS・NHKで、
    6月に見ました!(教えて下さった方法で見ましたが、英語圏・・ただ淡いグリーンの瞳とハスキーな声音にうっとり)
    ⅢのE1は、バンジーの種の方が信憑性あり、ジョンにだけ内緒で、何故そこまで多くの人の手を借りて「死んだことにするのか」もちろん大切な人の命を守る為ですが、ぶれました。E2はシャーロックがはしゃぎすぎ、沈痛な彼は、ラスト、踊る人もなく一人で去る・・やっと孤独感滲み出る彼の本領発揮。悲劇はその後。録画にしておいたら、大雨で、前半が「シュレッダー」状態。後半45分だけ、正常に見れました。驚いたのなんのって、へ!メアリーが殺し屋!・・・産熟で亡くなった方が、もう、どんでん返しにはいつくばりましたよ。ジョンが絞り出すような声で、「何故、いつもこうなんだ」と問う姿に、シャーロックが、君が選んだからと言うシーン。やっといつものシャーロックでした。
    モリーのピンタ3連発は、シュレッダー部分に含まれていたみたいです。
    自動語句録画設定で、E3だけ、絶対に見ます。
    S4は、・・・・・メアリーが消えるなら、見てもいいかな・・・2年は
    本当に長かったですね。

    • ジェード・ランジェイ #-
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  • 2014/06/08 (Sun) 20:36

    ジェード・ランジェイさん
    結局、1月の時点では、流し観ただけで終わったわけですのねー。今回の放映でやっとしっかりと観た、ということですね。日本での放映が前より早くなって良かったですね。
    折角早くなった放映だけれども、シリーズ3はまぁ、なんだかねぇ…。これまでと毛色の異なるシリーズでしたね。これまでと違って、なんだか妙な具合に浮いている感じで。3話目はちゃんと録画できなかったんですか。それはそれは。でもまた再放送するんじゃないかしらね。
    2年の歳月は長かったですね。殊にS2とS3の隔たりはいかんともしがたい、埋めがたい溝がありますわね。ドラマの完成度が段違いすぎて。S4でメアリーは消えるかしらねぇ。産後の肥立ちが悪くて、とか時代錯誤な原因で消えたりしてね(笑)あの逞しいおばちゃんメアリーは、子どもなんかポンポン何人でも産みそうだけど…。

  • 2014/06/10 (Tue) 00:04

    kiki様、お邪魔します。
    知的で神経質で冷徹で、乾いた異常者マグナッセンを演じている
    北欧系の役者さん、どこかで見たことがある…
    と気になっていましたら、「シャネルとストラヴィンスキー」の
    ストラヴィンスキー(マッツ・ミケルセン)の実の兄さん
    (ラース・ミケルセン)だったんですね。
    どおりで、うまいわけですね。
    「ストラヴィン…」は贅沢な映画でしたね。欧州の圧倒される贅沢…
    (私この映画、劇場で見ました。)

    っと。
    話がそれました。シャーロックに戻って。
    最後は筋的には、私もなんだかなぁ…でした。
     モリアーティは、シャーロックの脳内での登場だけで充分です。
    2-3で、綺麗に完璧に、「THE END」して欲しい。
     メリーの存在も、そのままでしたしね。
    (もう一つの命があるから仕方がないか。)
    次のシリーズでは、ジョンの娘が出て来て
    ホームドラマ風になってしまうのだろうか?
    ちょっぴり危惧しています。

    • ガーデニア #-
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    • 編集
  • 2014/06/10 (Tue) 22:24

    ガーデニアさん そうそう。マグナッセン(マグヌッセン)を演じたラース・ミケルセンはマッツンことマッツ・ミケルセンの兄さんなんですわ。あまり似ていないけれども、知的でクールな雰囲気は近いものがありますね。ラースはスウェーデンの人気ミステリー「ザ・キリング」にも出演していたようです。

    マッツンは、かなり売れてますよねー。「シャネル&ストラヴィンスキー」も印象的でしたが、昨今ではTVシリーズでレクター博士を演じたりして、それも話題になってますね。
    そうそう、「シャネル&ストラヴィンスキー」はワタシも劇場に観に行きました。

    で「Sherlock」。今回のシリーズはどうにもこうにもねぇ。なんだか変な方向にズレていってしまったな、という感じでした。シリーズ3から見始めた人は違和感ないんでしょうけどね。そういうものだと思っていれば気にならないでしょうしね。

    シリーズ4はどういう事になるんでしょうねぇ。殆ど期待しないで様子をみておく、という感じかな。ワタシは(笑)

  • 2014/06/25 (Wed) 22:38

    kiki様!
    本日(6/25)発売の雑誌アンアンに、
    「シャーロック」特集が!
    いやぁ、アンアンまでもが取り上げるとは…
    ちょいとショックでした。

    • ガーデニア #-
    • URL
    • 編集
  • 2014/06/26 (Thu) 22:26


    ガーデニアさん
    アンアンが特集を組みましたか。いやはや。なにやらミーハー度も極まった観がありますが、そうやって世間的に人気が上がって行く一方、ドラマとしての質は下降線を辿っているというのが皮肉なもんですわね。大体、ブームというのはそういうものかも。世間に広く浸透するころには、ブームになり始めた頃の輝きやクオリティは変質して失われているものなのかもしれませぬね。

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