Series2とSeries3、およびモリーの純情その2

-「Sherlock」Series3をDVDで再見-



年明け早々にEP1がUKで放映され、5日にEP2、12日にはEP3の放映も終わって、DVD(UK版)が発売され、それも1週間後には手元に届いた「Sherlock」Series3。
ワタシは、Series3を見ていると、何故かどうしてもSeries2を見たくなる。見るとやはり、Series2のEP1、EP3はつくづく素晴らしい出来だったと思わざるをえない。3つのSeriesのうち、現在までの最高峰はSeries2で間違いないだろう。しかし、モファット&ゲイティスといえども、あんな凄いものを毎回繰り出す事はできない。だから余計にSeries2は輝かしく見えるのだけれども…。
ワタシはネットの恩恵で、Series2の時と同様、ほぼリアルタイムでDVDが届く前にSeries3を観てしまったのだけれど、DVDが来たので英語のサブタイトルを出しつつ再見してみた。すると、時間を置いて再度観たせいか、当初はイマイチな気がしたEP1が好ましく感じられてきて、やっと本来の軌道に戻ったと感じたEP3は、出来はいいけれども、シャーロックが何かとても痛々しく、見ていて辛い気持ちになってしまったりした。

Series2のEP1、EP3には観終えた後もずっと尾を引く謎が仕掛けられてあり、尽きせぬ魅力に満ちていた。2年たった今でも満ちている。それは、シャーロックやワトソン君などの他に、アイリーン・アドラーとジム・モリアーティというキャラクターの魅力がとても大きかったからだろう。この二人それぞれに、陰翳に富んだ魅力的なキャラの創造に成功したので、ひときわ魅力的なエピソードが作り出せたのではないかと思う。





Series3は全体に、ポスト・モリアーティの苦闘、という感じが漂ってくるシリーズだ。EP3でシャーロックと直接対決する恐喝王チャールズ・オーガスタス・マグナッセンは、「知的で高潔そうに見えて人として卑しい」という興味深いキャラで、ラース・ミケルセンの好演もあってインパクトが強かったけれども、Series3のみのNemesisで後を引かないキャラであるようだし、3本を通してのSeries全体の完成度としては、やはりSeries2が現在までのベストだと思う。 


特異なキャラクターを見事に体現していたラース・ミケルセン

Series2はEP1とEP3の突出したクオリティにより、「Sherlock」人気を不動のものにしただけあって、他の追随を許さないものがある。Series2は特別なのだ。新しいSeriesが出来るたびに、これと毎回比較していたら失望することが多くなってしまう気がする。

***
Series3をDVDでさくっと再見してみて、全体を通して最も印象に残ったのは、EP1のモリーとシャーロックのシーンだった。
2年も黙って死んだフリをしていた事でワトソン君を怒らせて、探偵稼業に協力してもらえなくなったシャーロックは、代わりの助手としてモリーを呼びつけて捜査を手伝わせるのだが、ワトソン君の代わりはいない事を、モリーもシャーロックも暗黙のうちに感じることになる。そんなある日、クライアントの住いに行っての帰りに、シャーロックはモリーに感謝の念を伝える。



 君のしてくれたことに感謝している とシャーロック。

 私は好きでやってるんだから、いいのよ とモリー。

 そうじゃない(2年前のことだ)、とシャーロック。

 モリアーティはミスをした。見誤ったんだ。
 奴が僕にとって、まるきり重要じゃないと判断した人物は、
 僕にとって最も重要な人物だった。…君が全てを可能にしてくれたんだ。
 でも、あんなマネは二度とはできない。…だろ?

 私にとっては、素敵な日だったわ。

ところで、とシャーロックは、微かな笑みを浮かべてモリーをみつめる。

 おめでとう。

指に光る指輪を見つめつつ、モリーは早口で訥々と言い訳のように話しだす。

 彼は職場じゃなくて、友達の紹介で出会ったの。よくある出会いよね…。
 いい人で、犬を飼ってるの。週末には二人でパブに行ったり…。
 彼のご両親や友達や親戚にも会ったのよ…。
 ええと…私ったら、何言ってるのかしら…。

 君には最高に幸せになってほしい。モリー・フーパー。
 君はそうなるべきなんだ

とシャーロック。

 結局のところ、君が惚れる男はソシオパス(社会病質者)
 ばかりじゃないってことがハッキリしたわけだな。

 そう?

 そうさ。

その後、シャーロックは慈しみのこもった表情でモリーの頬にキスをし、
小雪のちらつき始めた夕暮れの戸外に出ていく。
モリーは、シャーロックが戸外に出てしまってから、彼の背中に向けて呟く。

 たぶん、(ソシオパスが)私のタイプなのよ…



今回の3つのエピソードを通じて、ワタシはこのシーンが一番好きだ。最初に観た時から、ちょっと切なくて良いシーンだなと思ったけれども、エピソードを3本全部観て、少し時間がたってから再度見直してみて、ワタシ的に今回の一番のお気に入りシーンはここだと思うようになった。EP3の迷宮のようなマインド・パレスのシーンをさしおいての第1位。
ここでは「Sherlock」シリーズのファンが愛好する、モリーの「健気なモリー」っぷりを再びしんみりと観賞できる。



普段はそっけない男が、ふいに優しい顔をして、優しい事を言う。いつもは身勝手で冷たい相手だけに、優しい言葉は聞く方の心に沁みいるが、追ってもどうなるものでもないだけに、余計に切なさは募るのである。一生懸命、他の男に気持ちを振り向けようとしているのに、ふいに情けをかけるなんて罪作り以外の何ものでもない。罪作りのソシオパス。




小雪のちらつく戸外に出る罪作りなソシオパス


遠ざかっていく後ろ姿 夕暮れ ちらつく小雪 涙目のモリーの小さな溜息… 

EP2ではワトソン君の結婚式に婚約者トムとラブラブで出席したモリーだったが、EP3では早くも破局した事が明らかになった。(再びドラッグに手を出した事で、シャーロックに平手打ちを食らわしたモリーに、婚約が流れた事は残念だが、指輪をはめた手で叩かれなくて助かった、とシャーロックが言う)



再び身近なところにシャーロックが戻ってきてしまうと、モリーの女心はグラグラ揺れて、あのヌボーっとした婚約者とは上手くいかなくなってしまったのかもしれない。しかし、シャーロックにとってモリーは重要な存在であるとはいえ、女性として重要だというわけではないのだろうし、いかにモリーがシャーロックを好きでも、彼が女としてのモリーを受け入れるようになるとは考えにくいので、モリーは、ともすればドラッグに惑溺しやすいシャーロックを肉親のようにスパルタ式に叱ったりしつつ、実らぬ片恋を続けていくことになるのかもしれない。時折、シャーロックとの間にドラマティックなシーンを生み出しつつも…。

でも、Series3を観ていてふと感じたのは、夫婦仲がうまく行っていなさそうなレストラードが、何となくモリーに関心を持っているのではないか、という事だ。最終的には、この二人が付き合うようになったり、そのうちにゴールインしたりするのではないかとワタシは推察しているのだけど。ふふふ、どうだろうか。
シャーロックは望み薄だけど、レストラードは悪くないんじゃない?モリー。どうかしらん、間抜けだけど人の良いグレッグで手を打ってみては。


とてもお似合いな感じがするんだけど いかが?

この先のSeries4、5では、モリーとシャーロックの関係性がどうなっていくのかわからないが、モリーのキャラはSeriesを追うごとに、どんどん変化していっている気がする。Series1ではモゴモゴしているだけで内気なモサい理系女子という感じだったが、Series2ではルックスもちょっと可愛くなり、意外なまでの鋭い洞察力を持ち、シャーロックに対しての秘めた思いの強さも感じさせた。Series3では、頭に来ると、いきなり有無を言わさず激しい平手打ちをシャーロックに食らわす面もある事が分かった。おとなしそうに見えるが内面は激しいのだ。
次のSeriesでは、キャラにどんな肉付けをされて出てくるのか分らないけれども、モリーはSeries2ぐらいな感じが頃合なので、あまり進化(変化?)させすぎないように匙加減に気をつけてほしいと思ったりしている。

またSeries3のEP1では、221Bでシャーロックとマイクロフトがボードゲームをしながら子供じみた言い合いをするシーンもお気に入りだ。Series2を観た時に、この兄弟のいがみ合いは、子どものころからの他愛もない事の積み重ねなのではないかと思ったのだけれど、どうやらそれで正解のようだ。EP3ではシャーロックの擬似ガールフレンドのジャニーンが、マイクロフトをマイク、シャーロックをシャール、と呼ぶシーンが出てくるが、これはガイ・リッチーの映画版「シャーロック・ホームズ」において、マイクロフトをマイキー、シャーロックをシャーリーと互いに呼び合っていた事に対する「Sherlock」シリーズからの目配せかな、とニンマリした。


Oh, bugger!

そして、「時には政府そのもの」の隠然たる権力を持ちつつ、孤独を愛する謎の私生活を送るマイクロフトは、実はゲイだったりするのではないかと思ってしまうのは、マーク・ゲイティス演じるマイクロフトの動作が時折、微妙にオネエっぽかったりするからなのだけど、それは素のゲイティスの素質的傾向が反映されているだけなのか、裏の設定としてそういう事があるからなのか、ちょっと興味がある。



この先のシリーズでその辺が少し明らかになったりするのか、全く謎のままにしておくのか、ワタシ的にひそかなチェックポイントでもある。

コメント

  • 2014/01/30 (Thu) 14:30

    Hello!
    私も「Sherlock」はSeries2が良かったと思うわ。なぜシャーロック・ホームズってこんなにも人を虜にするのか?このシリーズまず初回の「ピンク色の研究」で、なんだなんだコレ!面白〜い、と惹き付けられ「ベルグレービアの醜聞」でクライマックスがきて「ライヘンバッハ・ヒーロー」でクリフハンガーとたった6本で3年半も世界中を騒がせてたんだもの。そして、2014年。お正月そうそう早朝からBBC見てたら風邪ひいてまだ直らないよ〜、シャーロック風邪かしら?

    今回のSeries。う〜ん、EP3の放送直後から英のメディアでは絶賛の嵐だったみたいだけど(確かに衝撃的展開だった)時を置いてみると、kikiさん仰るようにシャーロックが可哀想だったかな〜って思う。EP1からメアリーの存在がちょっとウザいと思ってたので何か有るとは思ってたけどアサシンだったのは意外でしたよ★そのうえシャーロックを撃つとは!(そのシャーロックがマグを撃つとは!)その後の展開も前2回のSeriesみたいにすこーんと腑に落ちない。ジョンが許したのも解せないし飛行機乗る前のあのハグも違和感ありまくりです。でも、この違和感でまた2年引っ張るのでしょうね。我々は待つしかないですな。

    「マインド・パレス」ね。Series2のEP2「バスかヴィルの犬(ハウンド)」に出て来た時とちょっと定義が変わってる?あの時は『記憶の宮殿』って感じ(吹き替えでは『精神の宮殿』と言ってた)だったけど今回は正に『心の宮殿』ってことかしら。西洋のヒーロー物ってスターウォーズやバットマン、スパイダーマンにしてもダークサイドとか心の闇ってとこに焦点あてるのが多いよね。でも私は、もっと謎解きに焦点をあてて本歌取りじゃないけど原作を大事にしつつ尚且つスタイリッシュな「Sherlock」がいいな。
    しかし・・・原作がそもそも問題あり(コカイン使用場面子どもの頃読んでビックリした!)で、コナン・ドイルも後年心霊術とかオカルトに走ったわけだからスピリチュアルな方向に行っても仕方ないのかな?

    「バスカヴィルの犬(ハウンド)」は、原作があんまり好きではなかったので軽〜くみてたけど、決まり過ぎてる「ベルグレービア」とかだんだん暗くなる「ライヘンバッハ」より繰り返し見てしまってます。息抜きに良いのよ〜。あのヘンリー・ナイト邸が素敵だし。古いお屋敷に増築(改築?)したコンテンポラリーなキッチンとリビング!!「Sherlock」に出て来た建築・インテリアの中で一番好きかも。で、今では原作も面白く感じます。

    さてと、ラース・ミケルセンさん怖かった〜。弟のマッツ君より10センチも背が高いなんて。ドラマで見てた時全然気がつかなかったですよ。暖炉の前であんな事しちゃイケマセン(怒)でも、あっさり逝ってしまいましたね。原作どおりか。

    さてさて、メアリーがメアリー・モースタンじゃないなら一体誰?それからモリーとシャーロックの小雪の別れの場面、私も印象に残りました。モリーどうなっちゃうの?kikiさんの予想案外当たったりして。そうだといいなと思っている私です。

  • 2014/01/31 (Fri) 02:32

    ジェーンさん
    風邪がなかなか治らないざますの? もしかして、かなり蒲柳の質でいらっしゃるのかしらん。お大事にね。
    「Sherlock3」のEP3は、今回の3本の中では一番、肝のエピソードで出来も良かったからUKでの大反響も頷けなくはないけれども、UKではもう国民的人気番組という感じになってるのかしらんね。何をやっても大騒ぎで、何でも諸手をあげてOK!みたいな。宗教に近いような。放映されるだけで有難い、みたいな(笑)
    で、やっぱりSeries2は総合的なアベレージが高いですよね。で、EP1とEP3の事ばかり言ってるけど、ワタシも「The Hounds of Baskerville」は好きですよ。ほっとするものね。3本のうち1本はこういうノリで作るという方針なんだろうと思うけど、微笑ましいシーンも多かったし、気分転換にいい感じよね。Series2までは全てが程良い感じなのね。行き過ぎになる手前で留まっているというか。Series3のEP3になると、ちょっとオーバー・ランかなという感じもするのね。ワタシはメアリーについてウザイとまでは思わなかったけれども、マーティンのパートナーを引っ張り出してくるからには、ドラマティックな役を与えないと、みたいな気合が入っちゃったのかしらね。また、アマンダ・アビントンがちと老けすぎてて、ただのオバチャンにしか見えないから余計に目立ち過ぎると面妖なのね。

    ワタシは「マインド・パレス」は面白いと思いますわ。シャーロック・ホームズというのは原作でも、退屈するとドラッグに走ったり、あれこれとフクザツな面を持っているキャラクターだし、いいんじゃないかしら。そういう面が「マインド・パレス」においてフロイト的に表現されても。あれはあれで面白い試みかな、と。ただ、お話として、あまりにクリフハンガー・エンディングにこだわるあまり、ムリヤリなサプライズを用意するとか、話を妙な方向に捻じ曲げるとか、がエスカレートしていくとSeriesを追うごとに、このドラマから気持ちが離れてしまったりするかも…という懸念はあります。やりすぎ注意よね。

    ラース・ミケルセン。キャラの構築力が凄かったですね。手を拭いたティッシュをそのまま床に落としたり、コップの水で指先を洗って、その場でピッピと指を弾いて滴を飛ばしたり…。動作の端々に嫌な奴って感じがよく出てましたわ。

    モリーとレストラード。なんとなくよさげでしょ?レストラードが離婚でもしたら、色々と動き出すかも、ですわね。ふほほ。さりげなくウォッチしましょう。

  • 2014/01/31 (Fri) 09:58

    ドーブリウートラ!
    きゃ〜、「蒲柳の質」なんて言ったら竹久夢二描くところの美(少)女を思い出しちゃうじゃありませんか(笑)。私が夢二式美人かどうかは置いといて、確かにお医者さんにはよく通っています。さすがkikiさん、ご明察☆ そして風邪のお気遣いありがとうございます。

    ホームズ繋がりという事でここに書き込みますが、例の「ロシア版シャーロック・ホームズ」ご覧になりました?全編見て私的には大満足でした。やっぱり美女ぞろいでしたわ。アイリーン・アドラーは回想シーンに登場ということで出番が少なくおまけに遠目でスローモーションな動き?しかしてないようなので、もうちょっと見せてくれ〜と思いましたが。グラナダ版のゲイル・ハニカットがお上品すぎてアイリーンのイメージとちょっと違っていたのですが、ロシア版はそれらしい感じがしました。

    とにかく『緋色の研究』から『最後の挨拶』まで通して描いてあるのがすごいです!!5話で11回と変則的ですが、映像化しにくいと言われたグラナダ版にもない「技師の親指」や隠遁生活してるホームズを見られて楽しいよ。何と言ってもワシーリーとヴィターリーのコンビがかわいくて面白い。

    勿論グラナダ版も大好きで映像での「聖典」だと思ってます。あ〜、いろんなホームズを鑑賞できて幸せだな。

  • 2014/02/01 (Sat) 14:30

    ジェーンさん
    ロシア版ホームズ、何話か観てみましたよ。確かにね。ホームズとワトソンをそれぞれ演じている俳優たちのケミストリーは伝わってきましたよ。以降、ずっと友達付き合いをしてたらしいですね。女優の美人度も高いかもですね。ワタシは例の恐喝王ミルヴァートンの回に出てきて、彼を撃ち殺す黒いフード付きのマントを羽織った女性が一番キレイだったな、という印象かな。それか「第2の血痕」の奥様役の女優かな。アイリーン・アドラーは美人度はさほどでもなかったような…。でも、雰囲気は出てましたね。凄いスローモーションで、彼女の姿にシャーロックが鷲掴まれた様子を表してましたね(笑)
    ロシア版、確かにロケ地などの雰囲気も19世紀末っぽい雰囲気を出していたし、家具や内装などもいい雰囲気で映像がキレイだったなと思いますわ。大体ひとつの回に2話分ぐらいのエピソードが入ってるんですね。原作に忠実というけれども、エピソード自体は順不同という感じもありやなしやで…。とても丁寧に作られているんだけれど、ワタシ的には、どうもあのマッタリしすぎたテンポがちょっと間延びしてる感があったかな。そこに独特のユーモアがあるといえばあるんだろうけれども…。確かに引退後の、サセックスの田舎で養蜂をしているホームズまで描いているのは珍しいざますわね。

    「Sherlock」に話を戻すと、EP3で擬似ガールフレンドのジャニーンが、サセックスにゴージャスなコテージを買っちゃったのに、と言うシーンがありますね。蜂が沢山いるのよ、なんてね。あれってリタイア後にホームズがサセックスで養蜂をしながら暮らした、という事を踏まえたセリフなのね、とニヤニヤしましたわ。ジャニーンが売りに出したコテージをシャーロックがひそかに買っておいたりしてね。

  • 2014/02/01 (Sat) 18:05

    kikiさん こんにちは

    モリーとグレッグ・・いいかも・・・いいですね!
    「あの女」でないと、シャーロックとは「恋愛という危険な橋」は渡れないと思うのです。もし、モリーの想いが叶っても、破局は目に見えている。

    でも、ワトソン同様、シャーロックのバックには、モリーがいる・・そんな存在感をシリーズを重ねるごとに醸し出した、モリー、さすが。
    海外TVにはまっています、NCISのアビー、クリマイのJJ、CSI・NYのリンジー、最初は添え物的可愛子ちゃん(アビーは異色ですが)が、シーズンを重ねるごとに面変わりしていく。モリーもそのタイプだったのですね。
    ロンドンの、冒頭のシーンと音楽、「シャーロック」大好きです!(髪の毛はダークで、長髪。幾らバッチ君でも、変えてはいけませんぞ(笑))

    • ジェード・ランジェイ #-
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  • 2014/02/02 (Sun) 08:12

    ジェード・ランジェイさん
    モリーとグレッグ、よさげでしょ? Series3ではさりげにレストラードの「お一人様」っぷりが醸し出されていた気がするので、案外、次のSeriesではそういう展開もありかな、と思ったりしてますのよ。
    シャーロックの心の奥底にずっと生き続ける女アイリーン・アドラー。彼女はやはり彼にとって、特別な"the woman"であり続けるんでしょね。モリーは妹とか、イトコの女の子とか、そういうスタンスのような気がしますわね。
    クリミナル・マインドのJJ、ワタシも好きですよ。賢いし、目に快いものね。でも最初の頃と較べるとドラマの中で存在感が増すごとに、彼女も微妙に体型に貫禄がついてきているという感じも…。
    ワタシも「Sherlock」は彼のヘアスタイル共々好きですが、過熱人気に押されて奇をてらうような展開になっていかなければいいな、とちと懸念しています。ケレン味があまり強くなりすぎてもね…。あまり毎回、強烈に盛り上げようとしないで、原作にあるストーリーを少し膨らませて現代風味にして、シャーロックがキッチリと推理して事件を解明する、というオーソドックスなエピソードも増やした方がいいと思います。最近、グラナダ版見るとホっとするのよね。やっぱり出来がいいな、クラシカルなホームズ物としてはグラナダ版が最高峰だな、と再認識してます。

  • 2014/02/02 (Sun) 16:02

    kikiさん
    もひとつトリビアを。ベネディクト・カンバーバッチの誕生日は7月19日でしたよね。ロシアンシャーロックのワシーリー・リヴァーノフは1935年7月19日生まれです。What a coincidence!

    それから、「Sherlock」Series3はNHKのBSプレミアムで5月に放送決定となった模様。やればできるじゃんNHK☆ ポアロも早く出しておくれ!!

  • 2014/02/02 (Sun) 22:30

    ジェーンさん
    それは確かに不思議な偶然ですわね。ふふふ。それにしても、ロシア版がとてもお好きなのね。

    5月に「Sherlock」Series3をBSプレミアムで放映するというのはチェックしてましたわ。徐々に早くなっては来てますね(笑)話題作だし、早く放映してくれという要求が多いんでしょね。でも3月とかは無理なのね。吹替え版要らないんだけど…。 ポワロはいつになるのかな。夏か秋ですかしらんね。

  • 2014/02/15 (Sat) 19:15

    Kikiさま、

    ほぼはじめまして!(もしかしたら随分前にコメントしているかもしれません)

    レストラード・モリーに朗報です!
    既にお知りかもしれませんが、レストラードは離婚しました。
    BBCショップで販売されているS1~3の限定ボックスセットの特典に
    Mrs. Hudsonの手紙があるのですが、その最後にレストラード警部は離婚された、と書かれていました。
    S4以降にモリーとのロマンスが描かれることもあるかもしれませんね!

  • 2014/02/15 (Sat) 20:15

    myumyuさん

    やはりレストラードは離婚していたんですね? なんか凄くお一人様臭が出てましたよね今回のSeriesでは(笑)そういう伏線があったわけですわね。いろんなところで、ちらちらとサイドストーリーを進めてますねぇ。
    それなら、S4以降にレストラードがモリーと接近することも有り得ますわね。ふほほ。ひそかに期待しましょう。

  • 2014/06/30 (Mon) 16:54

    こんにちは。
    ようやくSherlock関連の記事を読み終えまして、やっと今年の記事にコメントすることができます。(といっても、半年近くも遅れていますが;)
    それぞれが深く掘り下げられていて、実に読みごたえがある御考察でした。


    モリーのひたむきな想い、切なさは、S1からずっと通底していますね。
    本当に視聴者に共感を与える、というかモリーには最初からずっと感情移入しまくりでした。

    このE1のシーンの直前、シャーロックは階段を下りながら「チップスを食べに。」とモリーに言っていますよね。
    「いい店がある。店主がいつもおまけしてくれる」と。
    それから「シャーロック。今日はどういうつもり……?」と続くのですが、上記のセリフを聞いて「これから二人でチップスを食べに行くんだ」と最初は思っていました。

    S1ではモリーが勇気を奮って「もしよかったら、終わった後にコーヒーでも」と言ったのに、シャーロックは「コーヒーは2階に。砂糖は2個(だったかな~?この回は録画し忘れで自信ない;)」とさり気なくスルーしたこともありましたね。
    今回ついに…と思ったのも束の間、くだんのしっとりとした会話となり……
    ちらつく雪の中、反対方向に歩いていく二人。
    モリーの鼻をすする音が涙を誘います。


    ジョンの結婚式でも、あの元婚約者がシャーロックのことを「クレイジーだ」とかぼそっと言った途端に、足を思いっきり踏んだが蹴ったかしたようでしたし、二次会でもダンスをしながらしきりにシャーロックの姿を探していたのが印象的でした。

    でもシャーロックがモリアーティの裏をかく計画を練る以前から、本当に最初から彼女のことを信頼していたのかは甚だ疑問です。「君には幸せになってほしい」というのは本心から出た言葉でしょうが。

    レストラード警部は確かに好さそうですけれども、常識人という点では多分先のトムと変わらないわけですので、モリーが彼を(というかシャーロック以外の人を)どこまで好きになれるかどうかにかかっているような。


    kiki様が仰っていたとおり、カンバーバッチ氏の、特に狭い室内での何気ない所作などジェレミー・ブレットのホームズ像を彷彿とさせますね。交互に見たくなるというのも頷けます。(このグラナダ版も以前は全然録画していなかったので、この5月あたりから録画して見ています)

    全然タイプは違いますが、この「Sharlock」の前フリのように4月に放送されていた、三谷幸喜氏脚本の人形劇のホームズ物、また来月にも放送するようなので見るつもりです。(こちらはさらに若く、高校生で寮が舞台という設定)
    そういえば大昔には、やはりNHKでアニメ、しかもホームズもワトソンも皆ワンちゃんというのもありました。
    名作というのは様々な形で愛されるのですね。

  • 2014/07/01 (Tue) 22:30

    Debbyさん 随分っじっくりと読んでいただいてありがとうございます。

    モリーのキャラを好きな人、「Sherlock」ファンには多いですよね。
    S1のEP1で、勇気を出してシャーロックをコーヒーに誘ったのに、ああ、コーヒーね。ミルク抜きで砂糖2つ、みたいに流された時に、モリーが「…オーケー」と小さく答えましたね。あの「…オーケー」でモリーが何となく気に入っちゃった人って、かなり多いと思います。ワタシもその一人。あの「…オーケー」は必殺の一言でした。

    基本的にモリーのスタンスは変わっていないんだとは思うけれども、S3ではエピソードによって、あるいはそのシチュエーションによって、キャラがころころ変わりすぎな感じがしました。脚本家が状況によって好き勝手にモリーのキャラをいじくり回している感じで、ちょっとね…という印象でした。

    確かにね。シャーロックがあの猛烈な無関心とつれなさを示しつつ、モリーを最初から信頼していた、なんていうのは嘘も方便というか、マイクロフトと計画を立てて、モリーをそこに引き込む必要が出て来た時に口からでまかせ出放題で出て来たセリフかな、という気がしますわね(笑)

    レストラードはアブノーマルな人じゃないから、モリーの好みじゃないというのは、確かにね。そうかも。レストラードが玉砕する裏エピソードが、本筋のストーリーの裏でちょろっと描かれても面白いかもですね。

    三谷幸喜の人形劇のホームズ物って知りませんでした。そんなのあったんだ。
    確かに名作というのは、いろんな形で繰り返し愛されていくものなんですね。

  • 2014/08/21 (Thu) 22:46

    初めまして。

    モファット達は原作に出てこない役を重要なレギュラーとして置く事をタブーとする予定だったのが、パイロット版やEP1のモリーを見てすぐそのルールを撤回したという記事を見ました。
    余程気に入ってるのかどんどん重要なキャラクターになっていきますね。かくいう私もお気に入りですが。

  • 2014/08/22 (Fri) 22:20

    kkbさん こんばんは。

    なるほど。当初は原作に出て来ないレギュラーを創作しない方針だったのが、それは撤回したんですね。
    モリーはいい具合にドラマのテイストにハマっているし、現代版として、いい脇キャラだなと思っていますが、噂の段階ではありますが、ホームズ家にもう一人息子がいるという設定にして、マイクロフトとシャーロック以外にホームズ家の息子を出す、とかまで行くと、ちょっとどうかねぇ…という気はするんですよね。脇キャラのモリーと、原作にないホームズ家の息子を創作するのとは、また少しニュアンスが違う事のように感じます。まぁ、本当に3人目の息子が登場するのかどうか分からないですが、この調子だとどんどん何でもアリになっていきそうで、微妙にイヤな予感がしなくもないかな、と(笑)モリーは大成功だったと思いますけども。

  • 2014/10/04 (Sat) 17:10

    初めて投稿させて頂きます。
    Benedict&Sherlock addicted歴早3年以上経ちます。アチコチ拝見していた所、こちらにたどり着きました。
    大分以前の記事今更ですが読ませて頂き色々な点で同感やら納得やら思うところも多くつい書かせて頂きました。
    待ちに待ったS3を観て以来既に9か月位経ちますが、未だにモヤモヤが収まらない所なのです。 期待が大きすぎた事もあるのかもしれませんが、この先どう方向付ける気なのか心配です。
    Moffatさん達はあくまでも正典に忠実にと言う当初の方針から
    外れて来た様な気がします。特にシャーロックのキャラクターの変え方、正典にないキャラクター(モリーは取りあえず成功していると思いますが)の創作、シャーロックの両親の登場etc.それぞれ好みはあるかとは思いますが、私個人の意見としてはS4では方向修正をして欲しいと思っています。
    シャーロックに関して話し出すと止まらなくなる悪い癖があります(汗)お許し下さいませ。
    お付き合い頂ければ嬉しいのですが。

  • 2014/10/05 (Sun) 18:49

    Tabbyさん 初めまして。
    最初のシリーズが日本で放映されてからだと、3年以上になりますよね。ワタシは最初のシリーズを、まずは2011年のBSの放映で観て、「お!」と思い、2012年のシリーズ2で大盛り上がりとなり、ワタシ的にはその時が最も「Sherlock」にアディクトしていた時期でした。今回のシリーズ3はねぇ…。何か残念な進路変更でした。シリーズ3を観て以降、ワタシのシャーロック熱は急速に冷めました。今後も見続けるかどうかは、次のシリーズの出来とテイスト如何に掛っていますが、どうも、望まない方向にまっしぐらに進んで行きそうで厭な予感がしています。そんなわけで、ワタシは現在、シリーズ2の直後ほどにはシャーロックに関心がありませんが、気が向いた時にコメントを書き込みに来ていただく事は問題ありませんので、いつでもどうぞ。

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