それぞれのアイリーン・アドラー

-グラナダ版、ロシア版、BBC版におけるthe woman-



少し前に、かねてより噂に聞いていたロシア版のホームズ物「シャーロック・ホームズとワトソン」で、「ボヘミアの醜聞」の入ったエピソードを観た。その後、それだけ録画しそこねていたグラナダ版の「ボヘミアの醜聞」を無事に録画することができたので、久々に見てみた。ワタシはこのグラナダ版の「ボヘミアの醜聞」がけっこう好きなのだけど、ロシア版もかなりマッタリとしたテンポで淡い作りながら悪くはなかった。そして、BBCの現代版「「A Scandal in Belgravia(べルグレイヴィアの醜聞)」。これについては既にもう、さんざんあれこれと記事を書いたけれども、勿論とても好きである。それぞれのドラマに登場するアイリーン・アドラーはそれぞれに味わい深い。今回は、この3人のアイリーン・アドラーについて。
最近、本当に久々にグラナダ版の「ボヘミアの醜聞」を見て、ヒロインの名がイレーネ・アドラー(スペルはIrene Adler)と発音されていることに気づいた。アイリーンでもイレーネでも、どちらでもOKなのだろうけれど、この呼び方は、本人がアイリーンと呼んで、と思ったらアイリーンで、イレーネの方が女神みたいでいい感じ、と思えばイレーネになるのだろうか(笑)どうなんだろうか。英語圏でも場所によって習慣的な呼び方が異なるのか、ちょっと興味深い。ちなみに、アイリーン(イレーネ)・アドラーは原作ではアメリカ人という設定である。

グラナダ版では、冒頭、面白い事件がなく退屈すると、ホームズはドラッグという悪癖に惑溺する傾向があることを明示するシーンがある。ホームズの悪癖について、ワトソンは機会あるごとにやめさせようとしており、「またやってるのか。今夜はモルヒネか?それともコカインか」と呆れつつ訊くと、ホームズが「コカインは7%の溶液(7 per sent solution)に溶くのがいい。君に強力に推薦するよ」と答えるシーンがある。この「Seven Per Cent Solution」というのは、70年代に作られたホームズ物映画のタイトルにもなっている。ちなみに、原作の「ボヘミアの醜聞」には、この会話はない。
ホームズはこの時はクスリをやってはおらず、ワトソンを引っ掛けてからかっただけだったのだが、興味を惹く事件がなくなって退屈し、精神的に停滞状態になると、いつクスリに手を出してもおかしくない状況になる事は察せられる。今回はボヘミア王からの依頼が舞い込んだので、ホームズはクスリを使わないで済んだわけである。また、このエピソードでは、ジェレミー・ブレットのホームズが二度も変装して現れるシーンがあって、その変装っぷりも含めて楽しめる。


悪癖を断たないと、いまに偉大な頭脳もダメになるぞ、と必死に説教をするワトソン

エピソードの初めに、イレーネ・アドラー(グラナダ版ではイレーネまたはイレーナと発音されているので準拠する)の屋敷に、ある夜、盗賊が入ったが、拳銃を持ったイレーネが冷静かつ大胆に賊を追い払う。この時、壁にかかったイレーネの肖像画を盗賊が切り裂くのだが、この肖像画はクリムトの「ソニア・クニプスの肖像」という絵のパクリで、顔の部分だけをイレーネ・アドラーにしてある。19世紀末ということで同時代ではあるし、クリムトの描いた女性の肖像画をイレーネの肖像画のイメージとして借用してきたのだろう。


画面内の絵は、「ソニア・クニプスの肖像」をもじったと思われるアドラーの肖像

グラナダ版でイレーネ・アドラーを演じるのはゲイル・ハニカット。些か鼻の形がよくないのが難だけれども、全体の雰囲気や、目の表情が役に合っていたと思う。アイリーン(イレーネ)・アドラーというのは、アルトのオペラ歌手だっただけあって、華やかで美しく、優美にも見える女性で、見るからにヴァンプというのではない。知性と教養があり、品もあるが、折々、予想外の大胆な行動に出たりもする、他人の意表を衝く女である。ホームズの変装とその意図を見抜き、男装をしてベイカー街に現れ、ホームズとすれ違いざまに「こんばんは、ホームズさん」と挨拶をして去るという茶目ッ気で舌を出しておき、翌日は問題の写真を持ってあっさりと新婚の相手と旅だってしまい、変装と芝居で自分を騙して写真の在り処を察知したホームズに一矢報いる。ボヘミア王と撮った写真は万一の護身用に持っていくが、代わりに別の写真を残す、と言って、自分の肖像写真を置いていく。ホームズに、女ながらに見事だ、と思わせる女である。女の魅力をあれこれと持ちつつも、女の枠を超えた女でもある。ホームズは並外れた女の思い出に、報酬としてボヘミア王から彼女の肖像写真を譲り受ける。


ゲイル・ハニカットのイレーネ・アドラー

ボヘミア王は、彼女がもはや写真を脅迫に使う気がないと知って、身分さえつりあえば王妃にふさわしい女だったのに、と言う。ホームズは王が言うのとは逆の意味で「確かにあの人は陛下とは棲む世界が違ったようですな」と言う。この言葉に、彼女はあなたのような凡愚な男にはふさわしくないでしょう、という底意があるのは言うまでもない。
名だたる探偵の裏をかく機敏さや聡明さを持ち、時に男装して町を歩く女、イレーネ・アドラーがヨーロピアンではなく、アメリカンという設定であるというところに、アメリカが好きだったらしい原作者の思い入れがあるのかどうか…。


チップではなく記念に、とイレーネから渡されたコインを大事に記念としてとっておくホームズ

ゲイル・ハニカットは、どこやらキリっとした佇まいもあって、イレーネ・アドラーとしてはOKだと思う。「男が命がけになる顔」かどうかはともかくも、役に求められるものはきちんと出していた気がする。イレーネ・アドラーを間近に観た時に、変装したホームズが暫し、ぼうっと見つめてしまうシーンも微笑ましい。ホームズとしてはかなり珍しいシーンである。


暫し茫然と"the woman"をみつめる変装中のホームズ

***
ロシア版の「シャーロック・ホームズとワトソン」では、9話目に「ボヘミアの醜聞」が入っている。このロシア版のホームズ・ドラマシリーズは、1979年から1986年にかけて旧ソ連で製作されたもの。グラナダ版よりも早い時期に冷戦時代のソ連で作られたホームズ物という特異なシリーズだが、作りはしっかりしている。セリフはロシア語なのだが、固有名詞などは英語読みになっているのも面白い。ロシア語の地のセリフの中に、「ミスター・ホームズ」とか、「ドクター・ワトソン」、「ミセス・ハドソン」、「インスペクター・レストレード」などの固有名詞が敬称付きで英語でそのまま入ってくるのが、些か摩訶不思議の観がある。ホームズを演じるのはロシアの名優ワシーリー・リヴァーノフ。グラナダ版のジェレミー・ブレットと較べると、小柄でかなり愛嬌のある塩から声のホームズ、という感じだが、ちんまりと整った顔立ちでパイプを咥えた表情などがサマになっている。


ロシア版ホームズのワシーリー・リヴァーノフ


221Bで依頼人の話を聞くホームズ(左)とワトソン

このロシア版は1つのエピソードに2つ分のお話が入っていて、ロケ地などを選んでとても丁寧に19世紀末から20世紀初頭のロンドンを再現しようと試みている。映像はキレイで丹念に作っているが、テンポがとてもマッタリしているので、それが滑稽味を生みもするし、時に少し苛々させられるところもある。
相棒のワトソンを演じるヴィターリー・ソローミンは、軍医あがりの若いワトソンをとぼけた味わいで演じていて、お坊ちゃん風味が漂うワトソンになっている。


おぼっちゃん風味のワトソン(右)とロシア版のレストレード警部(左)

ここでは、しゃっちょこばったボヘミア王の依頼を受けたホームズが、浮浪者に化けて彼女の住いを偵察にいき、玄関から出てきたイレーネ(アイリーン)・アドラーに一目で魅せられてしまうシーンが可愛らしい。ハトマメな表情でイレーネの姿をじっと見つめる。
ちなみにこのロシア版でも、ヒロインの名をイレーネ(またはエレーナ)・アドラーと発音している。
ロシア版では、イレーネ・アドラーは殆どのシーンでスローモーションで動きが捉えられており、ホームズの唯一無二の「夢の女」であるということを、スローモーションで表現しようとしたかのようだが、ちょっとくどい。ロシアは美人が多い事でも有名で(確かに一般の人でもびっくりするような美人がゴロゴロいる)、ソチ五輪でも色々なところでロシア美人が画面によく映っていたけれども、ここでイレーネ・アドラーを演じている女優は飛びぬけた美人という感じではない。



痩せ型で長身だが、顔も長く、常に大きな帽子を被って、スローモーションでふらふらと歩き廻っているだけのような感じで、男装をしてホームズに声をかけるシーン以外はこれといって演じどころもない感じになっていたが、ホームズがこの女性にいたく心を掴まれ、ボヘミア王から譲り受けた彼女の写真は、ホームズによって常に部屋の中で置き場所を変えて大事に飾られているという設定になっており、イレーネ・アドラーがホームズにとって非常に特別な女性であるということを、かなりストレートに表現していた。このロシア版でのホームズは、殆どイレーネに一目惚れという感じである。


イレーネ・アドラーの美しさに魅せられている、ハトマメな表情のホームズ キュート

そして最後に、BBC「Sherlock」におけるアイリーン・アドラーについて。
原作では、アルトのオペラ歌手であり、王侯貴族の愛人だったりもした女性という設定のアイリーン(イレーネ)・アドラーだが、BBCの現代版では、SMプレイの女王サマとしてムチをふるい、常にセックススキャンダルの渦中に身を置くバイセクシャルの女性という、文字通りスキャンダラスな設定になっている。現代においては、そのぐらいに味付けしないとインパクトが薄くなってしまうだろうし、このへんの「意訳」の度合いはモファット&ゲイティスがお得意とするところだ。ちなみに、BBC版のアイリーンは特にアメリカ人かどうかは明示されなかった気がする。

「Sherlock」におけるアイリーンは、王侯貴族も顧客に持っているが、特に上品な雰囲気ではない。かといって下品でもないのだが、いわゆる高級娼婦そのもの、という感じである。ララ・パルヴァーのアイリーン・アドラーは、挑戦的なコケットリーを持つ女性として魅力的に描かれている。ララ=アイリーンは、いまどき珍しいような、古風な感じに結い上げた髪型をしていて、それが19世紀末の残影を現代にかすかに残しているようにも見えた。



そんなララ・パルヴァーのアイリーンを見た時に脳裏に思い浮かべたのは、クリムトの「ユディットⅠ」だった。ブルネットの髪に薄く開いた唇、スレンダーな体付きに恍惚とした色気を漂わせ、小脇に敵将の首を抱えたユディットは、エラの張った顔の輪郭なども、ララのアイリーン・アドラーとイメージがどこやら被るのである。クリムトの描く肖像画はグラナダ版のアドラーの肖像のベースとして使われていると思われるので、不思議なところでクリムト繋がりだな、とワタシはニヤリとした。
ちなみに、ワタシが「Sherlock」の「A Scandal in Belgravia」を初めて観た時には、グラナダ版でアイリーン(イレーネ)・アドラーの肖像画のベースとして、クリムトの絵を使っているというのはすっかり忘れていた。というか、以前観た時には気付いていなかった。



現代版のアイリーン・アドラーは、何より「女の謎」という命題が強調されていたと思う。いつもは対象人物を一目見ただけで、その人間の生活や職業、家族構成などモロモロの事柄を見抜いてしまうシャーロックが、いきなり素っ裸で現れたアイリーンについては、得意の観察がいっこうに働かず、何も思い浮かべる事ができなかったというところにも、この女の謎めいたキャラクターが象徴されている。その謎の女に圧倒されたシャーロックは、クライマックスまでは、女にいいように翻弄される。コケにされたまま幕引きになる一歩手前まで行く。
だからこそシャーロックが、アイリーンの彼に対する強い関心を見抜き(Love is a dangerous disadvantage)、アイリーンのパスコードを見破った鮮やかなドンデン返しは、ストーリーテリングとしても見事な効果を上げていた。




***
グラナダ版、ロシア版、BBC版全てに共通するのは、シャーロック・ホームズがバイオリンを弾きながら彼女について物思うシーンがあるという点だ。
ふとバイオリンを手から離して、暖炉の前で一人しみじみ思いにふけるジェレミー=ホームズのグラナダ版のラストは忘れがたいし、「あの女」は生きているのか、死んだのか、逃がしたのかどうなのか、視聴者に謎をなげかけて、彼女の使っていた携帯を無理に貰って引き出しの中にしまい、一人思い出し笑いのような笑いを浮かべるBBCのシャーロックも印象深い。
ロシア版は…まぁ、ご愛嬌というところだろうか。


"the woman"を想いつつ、バイオリンを奏でるシャーロック・ホームズ

3人のホームズの中で、誰が一番、心の奥底に、深くあの女(ひと)の面影を抱いているのかは、観る者がそれぞれに感じとればいいことだろう。
それにしても、シャーロック・ホームズがその脳裏に面影を宿し続ける唯一人の女性であるなんて、アイリーン(イレーネ)・アドラーは、なんとも果報な女である。

コメント

  • 2014/02/26 (Wed) 19:11

    kikiさん、こんばんは!
    3人のアイリーン・アドラーそれぞれドラマの雰囲気にマッチしていましたね。
    ゲイル・ハニカットは’70年代洋画雑誌のグラビアでよく見かけていたような(笑
    グラナダ版では確かに上品なアイリーンでした。これはこれで素敵かな。ロシア版のアイリーンの場面はさすがに私もイライラしました。もっとお顔のアップを!そしてゆらゆら揺れるのはやめて!って。演じた女優さんはのちにイスラエルに行ったという噂があるのでもしかしらジューイッシュなのかしら?
    それにしても、ジェレミーとワシーリーのあのポカン顔は甲乙つけがたい可愛さがありますな。となると我らが「Sherlock」のカンバーバッチには、こういう我を忘れた顔というのは見た事無いような。

    kikiさん、以前wowowやミステリーチャンネルでやってたアメリカドラマ「グルメ探偵 ネロ・ウルフ」見てらっしゃった?私は前からレックス・スタウトの原作が好きで読んでたのね。で、W・S・ベアリング=グールドの「シャーロック・ホームズ ガス燈に浮かぶその生涯」を読んだ時、へえっ!?と思った。滝の後の3年の間、アイリーンとモンテネグロでの秘密の恋愛の結果産まれたのがなんとネロ・ウルフという設定になっていて。荒唐無稽だけど、私的にはなかなか面白く思われました。ホームズは劇団員としてアメリカで巡業してる(勿論設定)から、変装やお芝居がうまいのも納得って感じだし。何と言っても映像の中ではほとんど物を口にしないホームズの落し子がグルメの巨漢というところに思わず「むははは」と笑ってしまいました。

    「Sherlock」のゲイティスやモファットもロシア版好きだそうだし、ベアリング=グールドの影響も受けてると思うよ。だからアイリーンももう少しひねりがあるかな〜と思ってたんですが。そうそう、ワシーリーとカンバーバッチとロバート・ダウニー・Jrが共演するロシア製のパロディ版がyoutubeで見られるよ。それぞれの特徴つかんでてオモシロ〜イですよ!
    「Russian Sherlock Holmes Parody(English subtitles)」で出てきます。

  • 2014/02/26 (Wed) 23:06

    ジェーンさん
    「ネロ・ウルフ」という探偵物があったのは知ってます。主人公が巨漢でよく食べるという設定なのも、番宣とかで言っていたので知っていますが、何を隠そう、ワタシはでぶっちょがよく食べるというのが嫌でして。視覚的にも暑くるし過ぎるというか…ね。そんなわけで食わず嫌いで見てないんですわ。そんな出生の秘密を抱えていたとはビックリでした。何かで、ホームズとアドラーがひっそりと恋愛関係になって、子供が出来ていた、という設定のスピンオフがあると聞いた事があったけれど、それでしたのねん。しかしまぁ、ホームズの息子があんなデブで大食いのわけはないような…(笑)
    でアイリーン・アドラーに話を戻すと、そういえばバッチ君だけ見惚れてポカン顔にはなってませんでしたね。でも、彼にしては珍しくしゃべりだしに噛んだりする場面もあって、ふふふ、という感じではありました。

    ご推薦のパロディ物、見てみましたわよ。インバネスコートにパイプを咥えた古典的なホームズの声のあの塩からっぷりは、ロシアのホームズのパロディだからなんですね。声は似てたな。パロディ・ホームズが何かといえば「elementary!」としわがれ声で叫ぶのがちょっとツボでした。パロディ・シャーロックも出てきて、ダウニーJrのホームズのパロディも出てきて盛りだくさんでしたが、見ていて思ったのは、ロシア人てなんでこんなにシャーロック・ホームズが好きなんだろうか???という事でした。別に好きでもいいんだけど、なんでだろうなぁ、奇妙といえば奇妙だなぁという違和感が拭いがたくあったりしてね。それはさておき、楽しめました。サンクス。

  • 2014/03/06 (Thu) 23:42

    kikiさん!またお邪魔いたします。
    何故、ロシア人はシャーロック・ホームズが好きなのか?つらつらと考えまするに

    ①ロシアとイギリスにはある種の親和性があるのでは?ヴィクトリア女王のファーストネームは、アレクサンドリナと言ってロシアのアレクサンドル1世にちなんでいます。もっともミドルネームのヴィクトリアはドイツ名だし、もともと現在のウィンザー家はドイツ系なのでドイツとは強い関係性があるわけですが。この三か国っていろいろな因縁がありますよね。

    ②旧ソ連時代、ロシアの人々は帝政ロシアが懐かしかったのではないかと思います。公言はできないけど。失うと人はそれが恋しい。で、今なお存続する大英帝国に帝政時代の絢爛豪華さを感じ古き良き時代へのノスタルジーがあるのでは?

    ③シャーロック・ホームズの活躍ぶりは、帝政時代にも旧ソ時代にもなかった自由闊達さがある。

    ④旧ソ時代、映画テレビドラマは当局からの規制があったけれど古典ともいえるシャーロック・ホームズは作る事が容易であった。

    等々、思い当たりました。けれどこれ現代人の考察はないわね。今から考えます(笑)。

    以前書き込んだとおもいますが、新作のロシア版シャーロック・ホームズ。完成前にワトソン役の俳優さんが急死したりと心配されたんですが、昨年11月に無事放送されました。「Russia1」では、放映直後から公式サイトで全編upしてくれるのですが、去年はとてもネットをみる状況にはなかったのでやっと最近になって見ています。
    もちろん字幕はなし。なのでロシア語超初心者のわたしにはセリフはわかりません。ですが、原作があるもにってほんとにいいよね。大まかにはわかります。で、これが結構面白い。出だしはワトソンが主役な感じがします。ガイ・リッチー版に似ているような所もありますが、ひねりがあってシャーロックが眼鏡の弱っちいオタクみたいなの。パイプでなくシガレットを吸ってるし。その設定の理由もおいおいわかるんだけど。ワトソンは強くて、なんとハドソン夫人と同衾してる!(結婚したみたい)。
    8話あります。就寝前のひと時、見るようにしてるのですが必ず途中で寝てしまいます。なので、気になる回をピックアップして見るという邪道な鑑賞方法をとってます。で、今回のアイリーン・アドラー(キャスト表みるとイレーンとなってます)は・・・若いシャーロックとエッフェル塔建築中のパリの屋根の下ラブシーンもあったりとこのお二人新作ロシア版ではしっかりと恋愛しているようですよ。

  • 2014/03/08 (Sat) 00:36

    ジェーンさん
    ロシアとイギリスの親和性ね。まぁ、ロマノフ王朝とイギリスのウィンザー王家は親戚関係だったりするし、心情的にも繋がりはあるんでしょうね。そのへんから、帝政ロシア時代とビクトリア朝の時代を重ねているというのも、確かにありそうな事かもですね。旧ソ連時代にホームズ物が作れたのは、古典として扱われたからだというのも、そうかもしれないと思います。
    今また新作のホームズ物をロシアで作ってるんですか?ふぅん。本当に好きですね。ロシア語でニョロニョロしゃべってるやつをネットで観たんですか。ジェーンさんも、よくよくロシア版がお好きなのねん。そして新作ロシア版では、いろいろと独自の新解釈で細部をアレンジしてるんですね。パリでラブシーンなんて、随分ロマンチックなことになってるもんですね。ふふふ。

  • 2016/03/09 (Wed) 07:43
    はじめまして

    グラナダホームズファンで、アイリーン・アドラーの肖像画の原画?を探していた者です。
    kikiさんの記事のおかげでようやくすっきりすることができました。

    ありがとうございました。

    ホームズはまだグラナダシリーズしか見たことがありませんが、いろいろと見比べるのも楽しそうですね。
    また、何かを教えていただきにお邪魔するかもしれません。
    その時はよろしくお願いします。

  • 2016/03/09 (Wed) 09:09
    追伸です

    アイリーン・アドラーの肖像画について、こちらで教しえていただいたことを他のブログを運営している方にもお知らせしてかまわないのでしょうか?

    自分でブログをやっていないこともあって、ブログ間の仁義?がわからないものですから、お手数ですが教えてやってください。

  • 2016/03/09 (Wed) 21:32
    Re: はじめまして

    さきさん こんばんは。
    グラナダ版がお好きなんですね。なんだかんだ言っても、正統派ではあれがベストであることは変わらないと思います。
    ロシア人がホームズ好きで、本文中で紹介したシリーズ以外に、最近でも新しくビクトリア朝ではあるけれども、ホームズがかなり若返った感じで展開されたシリーズがあり、ロシアはロシアでやたらに熱くホームズ物を作っているようです。ロシア人とホームズって、あまり結びつかない感じではありますが…。

    グラナダ版のアイリーンの肖像画の元の絵についての考察ですが、誰がみても一目瞭然なことではありますし、別にお話しいただいて構いませんよ。無問題です(笑)

  • 2016/03/10 (Thu) 18:00
    ありがとうございます

    グラナダの特にシリーズ初期は本当にすばらしいなあ、と思います。

    わたしも実在する絵をアレンジ?して、ホームズの運命を暗示しているらしい場面を見つけたりして楽しんでいます。

    ロシアの人達はそんなにホームズが大好きなんですか。
    ロシアのことはちっとも知らないわたしが言うのもなんですが、不思議な感じがします。
    でも、日本もホームズが翻訳出版された世界で一番早い国のひとつなんだそうですね?
    そのこともなんだか同じように不思議な気持ちがします。


  • 2016/03/12 (Sat) 18:15
    Re: ありがとうございます

    > ロシアの人達はそんなにホームズが大好きなんですか。

    そうなんですって。意外ですよね。なんでかしらん。でもまぁ、確かに欧州から見れば。早くから日本でやたらに人気があるという方が不思議な気がするかもですね。グラナダ版より先にホームズ物のTVシリーズがロシアで作られたというところは、本場の中国より先に日本が「西遊記」のTVシリーズを作ったのと同じような感じなのかしらん、なんて思ったりしてね(笑)

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