My Botanical Life -2014 early summer-

-カラーの復活とアジサイの季節-



梅雨入りしてしまいましたねぇ。びしゃびしゃと雨が降りまくって休日だというのに出かける気にもなりませんが、ベランダの草花たちにとっては、適度なシャワーを浴びられて気分が良さそうな気配です。
今年はなんだか春先から忙しくてバタバタしているうちに、はや6月に突入。ベランダの草花も、5月にバラが一度に2輪咲いて(1輪咲きなので2輪同時に咲くのは珍しいけど、冬の間にエネルギーが溜まっていたのかも)、現在は徐々にアジサイが育ち、クチナシのつぼみが大きくなってきています。中でも一番嬉しかったのは、カラーの復活。去年の春に買ったピンクのカラーが、昨年秋の嵐に吹き晒されて無惨に枯れ果て、ご臨終になっていたのだけど、今年春が来ると、またにょきにょきと土の中から茎が伸びてきて、去年よりも背が高くなり、大きな青い葉を伸ばし、ピンクの花も咲きました。てっきり死んだと思っていただけに、この再生には驚くやら嬉しいやら…。これだからベランダーはやめられませんのよね。


1輪咲きなのだけど、冬を越えて2輪同時に咲いたバラ

昨年の晩秋に取り寄せた藤の苗は、今年の春には間に合わなかったのか何なのか、さっぱり咲かず、泣かず飛ばずという感じだったけれども、枯れ枝なりに少しずつ成長している様子もあり、来年こそは準備が整ったら藤色の花がふさふさと風に揺られるありさまを自宅で眺められるのでは、と期待していますが、さてさて、どうなるもんでございましょうか。

まぁ、藤は来年に期待ということで、今回のお題はカラー。
昨春、神代植物公園近くの花屋さんで偶然見つけて買ったピンクのカラー。


昨年春、買ったばかりの時期のピンクのカラー

ピンクはけっこうレアだと思うので、かなりお気に入りだったんざますが、昨年10月頃の嵐にやられ、すっかりメタぼろになって枯れ、死に果てていたカラーの鉢。今年、別の鉢に少し土が足りなかったので、ご臨終だと思っていたカラーの鉢から土を少しよそへ分けようかとスコップで土を掘り始めたら、土の中に何やら発泡スチロールみたいな白い細い茎がにょろにょろと何本も生えてきてるじゃありませんか。あれ!?これは地下茎なの? ってことは、カラーはご臨終になどなっていず、秋から冬にかけて一休みしていただけなわけで、ご健在だったのでした。なんと。


今年、思いがけず蘇ったカラー 少し色が淡くなったかな

とにかく生存している事が判明したので、慌てて土を戻し、肥料と水をやっておくと、日ならずして若い緑の茎が地表に出てきました。あっという間にすくすくと丈が伸び、葉が茂り、さきっちょがピンク色の茎が何本か伸びて来て、ピンクのカラーが蘇った次第。一度は死んだと思っていたものがどっこい生きていて、時が来て、また鮮やかに花咲く姿を見るのは実に心楽しく、ワンダーな気分になるもんでございます。

そして一回り大きく育ったクチナシも、今年また沢山の莟をつけており、これらが開き始めたらベランダはクチナシの甘い香りで満たされることになりましょう。クチナシは白くて甘い香りがナイスなのだけど、白くて美しい時間は短く、あっという間に黄色くなってきて、端が茶色になってめくれたりしてくると、もうご臨終。枯れ際が汚いのがクチナシの難点ざますわね。クチナシの乙女盛りは短いんでございます。



忘れちゃいけないユリも、すくすくと鉢の中で茎を伸ばしています。去年より更に丈が高くなった感じ。沢山咲いてちょうだいな。



というわけで、今年もワタクシのベランダは、殆ど勝手に咲いてくるといって過言ではない花達の自然のサイクルに恵まれて、もうじき花盛りになりそうです。買って来た時にはブルーだったガクアジサイも、植え替えをした翌年からはピンクがかった花が咲くようになりました。土の違いか、何かのバランスが変わったのか、ブルーが気に入って買って来たけれども、もうブルーには戻らなさそうな…。まぁ、すくすく伸びて咲いてくれれば別に何色でもよろしくってですけれどね。ピンクも可愛いしね。



今年は慌ただしく過ごしているうちに、アサガオの種まきがいつもより1ヶ月も遅れてしまってどうなることかと思ったけれども、蒔いて1週間を過ぎた頃、ちゃんと双葉が出てきました。よしよし。



さて。
ここ数年、とみに植物をベランダで愛でる傾向が増して、ベランダーのはしくれに加わったワタクシなんざますが、ひと月ほど前、「ベランダー」というネーミングとその定義を生み出した、いとうせいこうの著書「ボタニカル・ライフ 植物生活」をドラマ化した「植物男子ベランダー」なるものがBSプレミアムで放映されている事に気づいたワタクシ。せいこう氏が自らをモデルにしたとおぼしき主人公ベランダーに扮するのは田口トモロヲ。ははは。いかにもな感じです。



ドラマをちょろっと観てみると、特に筋らしい筋はなく、オタッキーで屁理屈屋のベランダー氏は、ああだこうだと独り言を言いつつ、多肉植物だのなんだのと様々な植物の飼育に挑戦しているようですが、ワタシはまぁ、普通に花咲いたら綺麗で嬉しいな、という花の鉢だけで沢山ですわ。でも、「都会のベランダー」の楽しみというのはこのレアなドラマの中からもちゃんと伝わってきます。



周囲をビルに囲まれた都会のまっただ中のベランダの鉢植えにもちゃんと季節が巡って来て、時期がくれば勝手に花が咲くという事に、毎年素直に感動を覚えるのがベランダーの喜び。とにかく、ある程度の日当りと風通しさえあれば、あとは適当に水をやっておけば、植物って自分たちのサイクルに則って、毎年ちゃんと花を咲かせるんですのよね。晩秋から冬にかけて、ご臨終になったと思っていても、春がくればまた瑞々しい緑の茎や葉が茂り、ちゃんと花が咲く。この死んだフリの冬を経て花が再び咲く春を一度経験してしまうと、もうベランダーはやめられません。

これから秋まで次々に花が咲いて、ワタシのベランダはにぎわうのだけど、夏から秋にかけて、また新しい鉢をあれこれと増やしちゃおうかなぁ。ふほ。

コメント

  • 2014/07/24 (Thu) 16:28

    kikiさん、こんちは!

    いろいろ?!あって、最近ロム専してました。
    カラーや藤の復活には元気づけられましたよ。私は忙しさにかまけて、チューリップが終わった晩春にクレマチスを二株ダメにしてしまい落ち込んでいたから、芽吹いた藤の葉っぱと淡いピンクのカラーに癒されました、サンキュ☆

    今年の神代植物公園のレポートも楽しく読みました。7、8年前に深大寺に行ったのですが時間がなくて泣く泣く公園散策はあきらめた思い出が〜。この公園でお花のお世話(たしか薔薇)をされてる知り合いにいつでもご案内しますよ!と言われてかれこれ4年・・・いつになったら行けるやら。あ、深大寺では私めも勿論お蕎麦いただきました。えーと、確か「湧水」ってお店の外席でした。初夏だったので気持ちよかったです。お味も満足でした。

    石楠花の写真がチラリとありましたね。そういえば新春に「Sherlock」の新シリーズ見た後ポワロの最終シリーズも観てしまいました(意外とせっかちなもので)。

    4話のうち“Dead Man‘s Folly”の舞台が、 クリスティの邸宅だったグリーンウェイハウスだったの。今はナショナル・トラストの所有になってるけど自分の書いた小説を自分のお屋敷で撮影できるなんて。やっぱりアガサはすごいなと。で、このお家のお庭をポワロがちょくちょく徘徊(笑)するのですが、印象に残ったのが群生の石楠花たち。いろんな種類のピンクの石楠花が背景に出てきます。このお花の季節を狙ってロケーションしたのかしら?

    さて、話をベランダに戻して。咲きましたのよ!!うちのカサブランカちゃん。大輪の18個が見事に花開いてくれました。4個の球根を植えた後、2月頃から芽が出てどんどん伸びだして120cmもの丈になりました。スカシユリ(朱、ピンク、黄色)の後お花が無くなったベランダ(除くペチュニア)は寂しくて忙しさもあってあんまりかまってあげられなかったの。だから咲いてくれてありがとう、って感じです。先週16日に咲き出して今8個残っています。ふと気がつくと見入っていますね。いや魅入っている、かな?ハハハ、確かにベランダーはやめられませんね。またの通信楽しみにしています。

  • 2014/07/24 (Thu) 22:59

    ジェーンさん 毎日暑いざんすね。お元気でしたか?

    深大寺にも行かれた事があるんですね。お蕎麦が美味しいのは、あの周辺の独特の静けさや、雰囲気にも理由があるのかもですね。そして神代植物公園は、四季を問わず、いつ行ってもそれぞれの季節の良さがありますよね。でもやっぱり春と秋がいいわけだけど、夏も緑が綺麗でいいですね。あそこは石楠花の種類も多いんですが、ポワロの新作の中にも、石楠花の庭を歩くシーンが出てくるんですね。もうポワロ最終シリーズ見られたざますか。早いですね。ワタシはポワロについては、NHKで放映するまでおもむろに待ちますわ。アガサの家でロケした映像があるとはお宝ですね。放映が楽しみです。いつになるのか分からないけど(笑)今年中にはやってくれるでしょう。

    ジェーンさんのところのカサブランカ、凄いですね。18輪も咲いたんですか。それはそれは。球根4個一挙に植えたものが咲き出すとけっこう壮観ですね。めでたしめでたし!
    うちは去年の晩秋に植えたロビーナの球根が、オレンジのすかしユリの後で大きな花を咲かせまして、随分長らくベランダでしんしんと香ってました。ワタシは1種類につき、1個しか球根を買わないので、せいぜい咲いても1本から3輪咲くのが関の山なんですが、来年は同じ種類の球根をもうちょっと増やして植えてみようかしらん。ちなみに、去年の球根からも芽は出たんですが、5月中の忙しい時に水やりを1日2日抜かしたら、あまり育たないうちにご臨終になってしまいましたのよ。今年はお休みの年なのかも。
    そして、根元から新たな葉っぱがどんどん湧いて来た藤の枯れ枝ですが、ついに枯れ枝からも葉っぱが芽吹いてきましたのよ。こりゃ、来年はおおいに期待できそうです。ベランダに藤の房を下げる事ができるか、来年の春が楽しみです。今はまた、アサガオのツルが日々伸びるのを楽しく眺めています。今年は植えるのがひと月遅れたのでまだ花が咲くとこまで行ってませんが、8月に入れば咲きだすでしょう。
    咲くと思ったのに咲かなかったり、死んだと思っていたら若い葉っぱが出て来たり、予想外の事があれこれと起きるからベランダーは面白いですよね。やめられません。

  • 2014/07/27 (Sun) 15:32

    kikiさん、こんにちは!

    訂正します。

    18個→18輪
     8個→ 8輪

    なんだか最近国語の能力が落ちちゃって・・・(泣)。

    それと、ポワロの最終シリーズは4話じゃなくて5話でした。立て続けに見ちゃったので幾つ見たのかもよく把握してなかったみたい。さて、9月にNHKbsで放送されますね。シリーズ放映前にスペシャル番組があるみたいで、これも楽しみです。
    5月に放映された「Sherlock」のシリーズ3。見てみたらなんと!面白かったです。時間がそうさせたのか最初見た時のメアリーへの嫌悪感やカンバーバッチの両親出演の違和感が無くなってマインド・パレスの演出もすんなり入ってきました。私って意外とtoleranceな人間かな?(笑)

  • 2014/07/27 (Sun) 21:36

    ジェーンさん

    ポワロの最終シリーズ、9月にはプレミアムで放映されるんですね。デヴィッド・スーシェがポワロゆかりの場所を訪ねるなどのスペシャル番組もあるそうで、楽しみざます。クリスティ女史のお宅がロケに使われているエピソードは、じっくりと鑑賞しないとね(笑)
    「Sherlock」S3、再見したら面白かったですか?多分、一度見てそういうものだと分かっていたので、二度目は寛容な気持ちでフラットに楽しむ事ができたからじゃないですかしらね。ワタシはプレミアムで放映されたのも一応ざっくりと見ましたが、やはりS2と比べてなんだかなぁ、という感じは拭えなかったですわ。頑固者(笑)

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