初詣 2015

-海と富士山と江の島と-



ここ数年は都内の穴場に初詣に行っていたワタクシなれど、今年は趣向を変えて、近県に足を伸ばしてみようということで江島神社へ。ワタシ的には随分久々の江の島、友に至っては初の江島神社ということで、快晴の青空のもと、いざ湘南へ。



そちら方面への初詣といえば、江の島の手前には鎌倉という、年がら年中、人が押し寄せる一大観光地があって、鶴岡八幡宮などは見るのもゲンナリするほどの大混雑は間違いないところ。大昔、鶴岡八幡宮にも初詣に行った事はあるけれども、鎌倉は土日やGWや年末年始でなくても、とにかくいつでも観光客が絶えないところなので、年末年始などはあまりの人出で罰ゲームの様相を呈しますわね。だから対象外。でも、今年はどこか景色のいいところに初詣に行きたいなと思っていて、おぅ、あそこはどうかしら、と思いついたのが江島神社。随分昔に行ったきり忘れていたけれど、なかなかいい感じなんですのよね、江島神社。多少混んでも鶴岡八幡宮ほどには混むまいし。何より天気が良ければ海は真っ青だし、雲がなければ富士山もくっきり。昔から変わらない江の島の参道の土産物屋の風情も懐かしいし、というわけで行ってきましたよ、江島神社へ。



空も海も真っ青でほとんど風もなかったこの日、江の島に渡る橋の右手には、青い空に生える富士山の白い姿がくっきりと、かなり近く見えました。こいつは春から縁起がいいよ。いやいや、それにしても素晴らしい景色です。だからこの日は富士山撮影大会みたいなことにもなったりして。



江の島に渡ると、狭い参道は人の頭で一杯。印象として穴場だし、もっと空いているだろうといい気な予想を立てていたのだけど、さすがに正月ともなれば、江島神社もそれなりに大混雑ですわね。湘南界隈の人はここに初詣に来るのかな。江島神社は、一番下が辺津宮、中段のあたりに位置するのが中津宮、一番上にあるのが奥津宮と、三姉妹の女神が祀られております。両側に土産物屋のひしめく参道をどうにか抜けて神社の石段にさしかかると、もっと混雑は顕著になり、なかなか前に進まぬことに…。



江島神社の玄関口ともいうべき、一番下に位置する辺津宮(へつみや)の狭い境内に入れる人数が限られるため、石段の下から賽銭箱の前まで行くのに、じわじわと牛歩で石段を進んで、やはり1時間かかりましたわね。でも、いつしか順番が来て、お参りを終えてほっと一息。友は甘酒を買ってほっこり。石段の上に立ってじわじわと待っていると、それなりに足から冷えちゃうものね。



そこから上へは、やはりなつかしのエスカーで行きましょう、というわけで、エスカーを乗り継いで上に登りました。微妙にキレイにはなっているのでリニューアルしているのだろうけれど、エスカーはワタシが子供の頃に乗った時と殆ど変わっていない印象でした。江ノ島は子供の頃からよく来たところなので、なんだか郷愁をそそられるワタクシ。我が家は伊豆に家族旅行に行くことが多かったので、行きか帰りには、よく江の島に立ち寄ったんですね。伊豆の旅行絡みじゃなくても、父は家族で食事に行くのが大好きで、土曜の夜にはほぼ毎週、車で外食に出ておりましたのね。都内は勿論のこと、第三京浜を走って横浜の中華街へも頻繁に行きましたが、横浜を超えて、平塚あたりのステーキハウスに行く事も多く、横浜から湘南界隈は家族でよく行った場所でした。子供の頃のある大晦日、横浜で家族で食事をしてから、ドライブがてら初詣に行こうということで、夜中に江島神社に行った事がありました。殆ど人が居ず、灯りも消えた神社はしーんとして神秘的で、石段を登り切ったところにあった龍神の彫刻が強いインパクトで脳裏に刻まれています。エスカーはもう止まっていたので、階段で一番上まで行きました。初詣以外なら、その後も何度か江の島には行っていますが、初詣で江の島に行くのは、もしかするとそれ以来かも。


ヨットハーバーもありますのよん

一番上までいくと、植物園とか展望台とかあるんですが、展望台に登らなくても、この日は本当にいいお天気だったので、青い海原の向こうに、午後の日差しの中、淡い水色に色を変えた富士山がぴゅーっとそそりたつさまを眺めました。とんびが♪ぴーひょろろと啼きながら高く低く広い空を飛んでいて、時折ホバーリングしている姿はいかにも気持ちがよさそうでした。とんびを景色にいれて写真を撮りたいと思って狙ったのだけど、ホバーリングしていたと思ったら、さっと飛んで行ってしまったりして、なかなか捕まえるのが難しいんですわね。


江ノ島の頂上から見る富士山 展望台に登らなくてもけっこういい感じです

シーキャンドルという名の展望台 2002年にリニューアルしてこの姿に

江の島に来たらやはり、岩屋方面へは行ってみませんとね。でも、岩屋方面に向かいつつ、そろそろ遅めのランチをしたためなくては…というわけで、海鮮系の食堂を覗きながら石段を上がったり下がったりして進み、この日は「江之島亭」でしらす三昧御膳+江の島ビールで舌鼓。江之島亭からは勿論、湘南海岸と富士山がばっちりと見えるんざます。だから席は絶対に窓際じゃないとね。というわけで、窓際に座るためにちょっと待ったけれども、待った甲斐はありました。今、生のしらすは禁漁の時期なので釜揚げしらすしか食べられなかったのですが、ほふほふ、美味しかったですことよん。




しらす三昧御膳 文字通りしらす三昧

江の島ビール 軽やかでさわやかでフルーティな味わい

しらす三昧に舌鼓を打っている間にも冬の日は傾いて、はや夕日の気配に。


江之島亭から眺める富士山と海

岩屋まで降りていると、また階段を上って戻るのが大変なので、途中までで足を止めて、しばし、夕日を受けた富士山のシルエットを堪能。江の島って、こんなに時間ごとに色を変える富士山を楽しめる場所だったんですねぇ。贅沢なり。




淡い夕焼け空のなか、ついにとんびも捉えたぞよ

下まで折り切らずに岩屋からの道を引き返し、階段の上りにハヘハヘと顎を出しつつも、下りの階段にさしかかる頃には、冬の日は暮れて江の島もイルミネーションが瞬き始めました。まぁ、湘南という場所がらカップルや若い観光客が多いので、あれこれと集客の工夫には頑張ってるなぁ、という感じ。古い由緒正しい神社があっても、イルミネーションも今風にやっとくよ!って雰囲気。なんだかんだとやっております。江の島。







かなり日が暮れて、月がこうこうと空に照りだしても、富士山の背景には夕日の名残があって、まだそのシルエットはくっきりと見えました。朝から晩まで富士山のふところに抱かれた島、それが江の島なんだねぇ、という感じの富士山ざんまいの一日でした。



真っ青な海と空と富士山に恵まれた晴れ晴れ気分の初詣に、ご機嫌のkikiでござるのでした。

コメント

  • 2015/01/06 (Tue) 10:27

    (遅ればせながら)新年、あけましておめでとうございます。
    大変ご無沙汰しております。
    わたくし、大晦日から三ヶ日まで風邪をこじらせ、ようやく初詣には5日に済ませました。しかも、日本橋の小さな福徳神社。笑

    江島神社、よいですね。
    江ノ島なんか夏のイメージしかない(と言ってももうずっと行ってないけれども)しかなくて、こんなに初詣に参拝する人がいるなんてびっくり。
    人気なのですね。

    旧年中は大変お世話になりました。
    kikiさんの楽しい映画評を毎回拝読させて頂くのが、ひとつの楽しみでした。
    今年は良い映画ありますかね~。
    おっとそういえばこの前、なにかで次の007ボンドに黒人俳優が候補に上がってるという話を伺いました。
    なにかとコントラバーシャルな話題で、これはもうイアン・フレミングの設定は完全無視。ま、選ばれたら選ばれたで、それなりに娯楽映画的には新鮮なキャストではありますが。
    まずはラスト演技を飾るダニエル作品が待ち遠しいですよね。


    2015年も宜しくお願い致します。

  • 2015/01/06 (Tue) 20:05

    sanctuaryさん お久しぶりです。
    今年もよろしくお願いいたしまする。

    大晦日から3日まで風邪を召されていたとは、大変でしたね。師走は急に寒くなったりしたので風邪やインフルエンザに罹った人が多かったみたいですね。
    で、初詣ですが、日本橋の小さな神社も味わい深そうじゃないですか。ふふふ。
    江島神社はお天気さえ良ければ、かなり気分転換になると思いますよ。海と空と富士山以外に、さざえの壷焼を食べるだけじゃなく、新鮮なひもの類を買って帰る楽しみなどもあるので、なんか一挙何得もできる感じのお参りですわ。
    そして映画。封切りの新作を全く見に行かないつもりではないんですが、とにもかくにも見たい映画が殆ど無くてね…。食指が動けば行きますよ。まぁ新作じゃなくても、未見だったものをCSなどで見て、面白ければ記事を書きますのでお楽しみに。
    ダニエルの次のボンドはブラック系ですか。そういえばチラっとそんな記事を読んだ気もしますね。ダニエルもちょっとヒゲ生やすとゴッホみたいになっちゃうし、どんどん年もとって来てるから、次あたりが引き時かもですね。
    ということで、今年も引き続きおつきあいのほど、お願いいたします。

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