愛しの紅茶



ワタシは、日本茶でも中国茶でも茉莉花茶でも蓮茶でも紅茶でも、
とにかくお茶が好きでして。

たまにマッタリしたものが飲みたい冬の夜などには
ココアなんぞも飲みますし(フォションのココアが美味しかったな)
日曜の朝は簡単なサンドイッチを作って、そのお供はコーヒーだったりもします。
(ちなみにコーヒーはハワイのロイヤルコナが好きでそれオンリー)



でも日常、大量に間断なく消費しているのはお茶ですね。
お茶以外に飲むのはトマトジュースと牛乳かな。
ミネラルウォーターも出来るだけ飲むようにしています。

自宅では、夏は麦茶が定番ですが、それでも暖かい緑茶は欠かせない。
緑茶に飽きると紅茶、蓮茶、凍頂烏龍茶などの出番ですわね。中でも
緑茶以外で何かお茶が飲みたい、という気分の時は、ひとまず紅茶の出番です。

紅茶も色々と飲んでみましたが、結局のところ
味はダージリンにアッサム、香りはアールグレイというところに落ち着きました。
やっぱり美味しいものね。
忘れ難いのは数年前、奈良へ旅をして寺社の観覧に大競歩状態になり、夕方
ヘロヘロになってたどり着いた奈良ホテルのティールームで飲んだアッサム。
しっかりと濃く、味わいと香りが深く、
疲れ果てた体にしみいりました。美味しかったなぁ。

アールグレイは、というと…。
香港のペニンシュラで飲んだのも美味しかったし、あれこれ
美味しかったとは思うけれど、思い出すのはパリのルボンマルシェ
で買った、ラグラン・エピスリー・ド・パリのアールグレイですね。
ラグラン・エピスリー・ド・パリはパリの老舗デパート、ルボンマルシェ
の食品館のことで、そこのオリジナル商品のブランド名でもあるんでしょね。

あれはよい香りだった。随分前なので美味しかったという記憶だけが
残っていて、味は今ワタシが求めているような味だったのかどうか
どうも自信がないのだけど、その折の旅行で、パリではフォションも
買ったし、ロンドンではハロッズやフォートナム&メイソン、ウェッジウッドなど
定番的なものは全部買って飲んでみたものの、ルボンマルシェの紅茶が
一番香ばしくて美味しかったという記憶アリ。
でもこれ、日本じゃ手に入らない感じです。どこかで買えるのかしら。
おパリまで行かなきゃダメなのかしら、やっぱり。 ふうぅ…。

その後、こうばしいアールグレイを求めて、マリアージュ・フレールだの
ロイヤル・ドルトンだのと慫慂してみたのだけれど、
どう~も記憶の中のルボンマルシェの紅茶の方が美味しく思われてならず…。
多分、もうかなり昔の事なので、記憶の美化作用が起こって
実際よりも記憶の中で素晴らしくなっちゃってるんだろうとは思うのだけど。
缶のデザインもなんとなく好きでしたね。黒地にシブい金でクレオパトラとかの
肖像が描かれてあったりして。紅茶の種類ごとに肖像画が違うのだけど
アールグレイの缶の肖像は、やはりグレイ伯爵、なんでしょうかしらね。
でも、ちょっと違うような気もするんだけど…これは、誰?


中身はとっくに消費したけれども、缶はキープしてありますのよ

思うに、ワタシはイングリッシュ・ティーよりもフランスの「Thé」の方が好みらしい。なんとなく美味しいな、と思った茶葉はフランスのブランドのものばかりだったりするんざます。

お茶を現す単語の綴りも、ヨーロッパはTで始まり、アジアではCで始まるらしい。
Tのお茶か、Cのお茶かで、属する文化圏が分かる、というような事が沢木耕太郎の「深夜特急」に書いてあった気がしますが、うろ覚えなので要確認(笑)



あれこれ試してみた中で、ちょっと香ばしかったのはべノアの紅茶。
アールグレイとダージリンのブレンド・ティーでべノアでは一番人気らしい。
う~ん。でも混ぜられるよりも、個別に味わいたいのよね。
というわけで、なかなか微妙に好みにフィットしないので、
クスミ・ティーなぞも試してみました。



クスミティの創始者はクスミチョフというロシア人。ロシアン・ティなんですね。
クスミチョフ氏は革命でロシアのお茶文化が廃れたのでフランスに亡命して茶商を再開。お店は現在に至る、というわけで、缶がオシャレで香りのよいクスミ・ティ。
日本では「DEAN & DELUCA」など、ごく限られた食品店で扱っている様子。



というわけで最寄りの「DEAN & DELUCA」へ。
ハムやチーズやパンのよい香りがたちこめてますわね。
今度ここにワインを買いにこようかねぇ、と思いつつ、今日の目的はクスミ。



他のお茶には目もくれず、ベルガモット風味のお茶を2つ、お試しサイズの25g缶で購入。本命アールグレイともうひとつは「アナスタシア」…名前もよろしくてじゃないかしら。何やらひっそりと奥ゆかしげな香りがしましてよ。

というわけで、帰宅して食後にアールグレイを淹れてみました。
う~ん、悪くはないけど、やはり求めてる味じゃないような…。
求めている味より、いくぶん軽いような…。
…あぁ、何を求めているのかワタシは…。



そして心は再び、ルボンマルシェの紅茶へとさまよい出すわけで。
こんなに屋上屋を重ねる感じで「香ばしかった」記憶だけが分厚く堆積すると
実際、久々に飲んでみたら「アレ!?こんな味???」って事になりかねない。
というか、絶対にそうなりますね。こういう場合。
だから、今後パリに行くことがあっても、ルボンマルシェ食品館で
アールグレイを買わぬこと。 それがワタシの紅茶愛ってこと、かも、です。

…とか言ってもこの場合、やっぱり買って飲んで確認してみないと、ですわよね(笑)

コメント

  • 2015/06/15 (Mon) 22:48

    こんばんは!

    おぉ〜、待ってましたよ!kikiさんの紅茶談義。お茶好きと睨んでましたので(笑)
    このトピック読んだらほんとお紅茶が飲みたくなり、時間も午前中だったので、ひとりイレブンジズしちゃいました。最近はまってるハロッズのダージリンギエーレを淹れて、つかの間ですがゆっくりと。。。すっきりした味わいでちょうど梅雨時の今にぴったりだと思います。ちなみにカップはウェッジウッドのフロレンティーターコイズで(ってもうガチ定番)

    紅茶って茶葉の味はもちろん、その周辺のポットやカップとかお菓子だとかの所謂アフタヌーンティーの世界に憧れ続けるワタシ。お菓子と陶磁器大好き人間の私は三度の食事がアフタヌーンティーだといいのに、なんて思ってしまいます(馬鹿!)

    kikiさんはおフランス派なのね。私はやっぱりイングリッシュティー。海外はキンリョク(筋力&金力)が無くてなかなか行けないので、もっぱら通販で手に入れてます。今みたいに気軽にネットショッピングできなかった頃は直接デパートに発注してました。そういえば、缶のデザインも年々変わってしまって。ハロッズ本店の外観イラストが素敵だったNo14とかお高いウバが入った真っ赤な缶等々、あぁ〜とって置けば良かった!F&Mの濃い緑の缶も今は昔・・・諸行無常ですね。

    ミルクティーが好きなのでブレンドが好み。でやっぱりハロッズのNo14が定番です(笑)No18も好きでした。あ、でもアールグレイも大好きです。いろいろ試したけどこれはおフランスが良いな。マリアージュ・フレールのシルバーチップが美味しかった。香りといえば、F&Mのラプサンスーチョンが印象的でした。

    記憶の美化作用ってありますよね。20数年前、ウィリアムズソノマで買ったアプリコットジャムが超弩級に美味しくて、その後その記憶の為往生しました。ルボンマルシェのそのお紅茶、私もいただいてみたいな。

    コーヒーは(ハワイのロイヤルコナ美味しいですね)昔はすごいこだわりがあったのですが、今は全然気にしない、毎朝カフェオレを飲みますけど。何故かしら?本阿弥光悦が晩年は良い品(陶磁器)はすべて手放してその辺の雑器を使っていたって話があって、イイハナシダナーって思っちゃう私。最後は紅茶も陶磁器も「なんでも良いよ」となれるかな?

  • 2015/06/16 (Tue) 22:58

    ジェーンさん
    お茶好きとバレてましたか(笑)ふふふ。
    私は紅茶に限らずお茶は全般に好きですが、紅茶では最近アッサムが好きかなぁ。色々なブランドのアッサムを飲んで楽しんでますわ。
    ジェーンさんも紅茶お好きなんざますのねー。ハロッズの茶葉にウエッジウッドのカップですか。王道ざますねぇ(笑)

    ちゃんとお菓子も美味しいものを揃えて優雅にアフタヌーンティーを楽しむというのが望ましいあり方だろうとは思うんですが、ワタシは甘いものはなくてもあまり差し支えない人間なので、お茶だけ楽しむという事が多いですかねぇ。あまり優雅じゃないかもなり。

    そうですね。ワタシが美味しいと思う茶葉はおフランスものが多いんざますわ。なんでかしらね。アッサムとかダージリンはイギリスものが美味しいと思いますが、フレーバー・ティーはおフランスものの方が美味しいような気がしています。
    フレーバー系が好きなので、コーヒーもロイヤルコナが好きなんですのよね。というか、ただ単に王道のコーヒー党じゃないというだけかも。

    ルボンマルシェのお茶、思い入れは強いのだけど、味はねぇ。あまりにも記憶の中で美化しているっぽいので、今度飲んだら拍子抜けしそうで、ちっと怖いざますわ。

    そうね。最後は紅茶も陶磁器もなんでもいいよ、という感じになるんだと思いますわ。というか、ワタシは既に今の時点でこだわってない時もある、というか、さくっと飲みたい時にはカップも茶葉も特にこだわってない事も多いざますわ。たとえば、惜しげ無く使える良さもあって、日東紅茶のアッサムとかも愛飲してましてよ〜ん。ふほほ。

  • 2015/06/19 (Fri) 17:15

    kikiさん

    あら、私も日東紅茶は愛飲してますよ!ティーバッグで。忙しい時やブランド物が切れた時(=金欠病)など。近くのスーパーマーケットにも置いてあるリプトンの廉価版?ミントグリーン色の缶もよく飲みます。今見たら棚の中にはこのリプトンの空き缶がゴロゴロしてました。それに、急いでる時は計量カップを使ったり(正確にお湯の量が入れられるので)と、その時々の環境に合わせて淹れてます。

    それから、イギリス式アフタヌーンティーが好きな私ですが、これがTVの紹介番組なんかでいかにもおハイソなのが出てくると「ふふん」といった感じでチャンネル変えます。(除く映画・ドラマ)私も、一体何を求めているのでしょうかね(笑)

    ところで、kikiさんはハーブティーはお好き?昨年から体調が良くない時、カモミールを良く飲んでいます。またまたいろいろ試したのですが、原産国がドイツとかクロアチアなど大陸ものが多かったですよ。個人的好みからいうとクロアチア産のが美味しかったかな。

  • 2015/06/21 (Sun) 20:22

    ジェーンさん
    そうそう。その時の状況とかで、いろんなお茶を飲み分ける、という感じですわね。リーズナブルな茶葉もそれはそれで美味しいし、こだわって購入したものはそれなりに香り高いし、ね。でもいつもいつもきちんとしたカップにいい茶葉の紅茶を淹れて…なんてやっていても疲れるので、サクサクっと飲みたい時には、マグカップに濃いめのアッサムをたっぷりと入れて飲んだりもしますわ。

    ハーブティーねー。たまに高原とかに旅行に行ったりして、そこで朝食のあとで飲んだりするハーブティーは美味しいと思うんですが、いつもいつも飲みたいか、というとそうでもないのね。ハーブティーってちょっと酸っぱいじゃないですの。ワタシは酸味というのが、どうもイマイチ苦手なんざますわ。ごくたま〜に飲むと美味しい、と思うけど、普段は殆ど飲まないのがハーブティーかも、ですわ。

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