ムーラン・ジュビリー再び



ここ最近の当ブログの「ベランダ通信」を読まれた方は、ワタシの紅いバラ、ムーラン・ジュビリーが、病原菌に侵されてなかなか咲かなくなっていた事をご存知かもしれませぬ。とにかく、昨年の今頃、うっかり通販で買ったブルームーンに病気を持ち込まれたのか、それまで何年も順調に花を咲かせてきた四季咲きのムーラン・ジュビリーが弱り、昨年の7月以降さっぱり花が咲かなくなっていたのだけど、このほど1年ぶりに咲きましたのよ。それはもう、得体の知れない病に臥せって瀕死の状態だった姫様が見違えるように回復したのを見るような気分、とでも申しましょうかしら。
ベランダーは毎年なにかしらの植物に鮮やかな復活劇を見せてもらえるのだけど、今年は真打ち、深紅のムーラン・ジュビリーにとびきり鮮やかな復活劇を見せてもらいました。
梅雨時期というのはバラの病気が蔓延しやすい時期らしく、昨年、ちょうど梅雨時期に病気にかかり易い品種であるブルームーンを購入したところ、そのブルームーン自体もひと月ぐらいで不調に陥ったばかりでなく、それまで元気そのもので、春先から晩秋まで四季咲きの開花期にフルに花を咲かせてきた紅いムーラン・ジュビリーも菌をうつされたか、絶不調に陥ってしまったんざますわね。


ブルームーン 咲くと爽やかな柑橘系の香りがしてウットリなのだが病気に弱いのが玉に瑕


菌をうつされたか、ムーラン・ジュビリーがこんな有様に…

ずっと枯れていたわけでもなく、殺菌処理をしたあとは暫く元気になり、葉を繁らせはするのだけど、葉ばかり繁って一向に蕾みは出て来ず、そのうちに秋が深まり、冬に至るに従って葉も病葉(わくらば)ばかりになり、遂にはすっかりご臨終かというような姿に…。



これはもう終わったな…仕方がないから静かに瞑らせよう、と今年の2月の終り頃、無念ながらも処分しようかと鉢を見ると、枯れた幹から青い茎がぽちっと出て来ているじゃありませんの。「あ!生きてる」 そう、どっこい生きてたんですのよね。
驚いたり、喜んだりしつつも、とにかく久々に栄養剤をやり、水をやり、様子を見ていると、どんどん青い茎が伸び、葉を繁らせ、冬から春に向けて、ジュビリーが元気になっていくんざますわね。その茎の伸び具合や、若い瑞々しい葉の色を見ていると、これは莟が出てくるぞ、とワタシは確信しましたねぇ。するとどうよ。案の定、ある日、ぽちっと小さな莟が葉の先に出てきましたのよ。ひゃっほう!と思ったけど、ちゃんと大きくなって花開くまで油断はならぬし、あまりチヤホヤと水や栄養をやりすぎても廃れてしまうので、日々成長を確認しつつも、あまりいろいろやりすぎないように気をつけて来ましたのよ。その甲斐あってか、すくすく大きくなってきて、昨今、遂に1年ぶりに深紅の花が咲きました。
いっときは、あまりの窶れようにてっきりお隠れになったかと思いましたわよ、姫。よくぞご無事でお目覚めに。


本当に久々に莟が


徐々に育ってついに花びらが姿を現し



死の淵から1年ぶりの復活を遂げました

本当に植物って不思議です。どう見ても死んだとしか思われぬぐらいに枯れ果てて無惨な姿になっていても、根っこが生きていれば、しかるべき時期が来ると、鮮やかに甦ってくるんですのよね。毎年、ワタシを魅了する植物の不死鳥性が、お気に入りの紅いバラによって今年もまた発揮されたんざますわ。いや〜、実にアメイジングかつ、喜びひとしおの今日このごろです。

紅いムーラン・ジュビリーが咲かなくなったのと前後して、病原のブルームーンも咲かなくなってしまいました。今年の3月初めに、ちょっと勢いよく葉を伸ばし、莟も久々につけて復活の兆しをみせたのだけど、茎に力がなく、いつの間にかへたれて蕾みも大きくならずにしおったれてご臨終になってしまったので、弱った枝や茎は切って、暫く様子を見ています。
でも、ムーラン・ジュビリーで分かったように、これもしかるべき時期がくれば自ら甦ってくる筈なので、今は静かに休ませてやろうと思っています。今年の秋か、来年の春には、再びレモンのような香りのする薄紫の花を咲かせてくれることでしょう。


今はこんな有様だけど…来年の復活に期待していてよ

で、今年の5月初めまでは、バラが2種類とも不調だったので、新しい鉢を購入したんざますわ。鮮やかなオレンジ色のバラ、マンダリーナ・コルダレーナ。麗しのマンダリーナは、古河庭園内の園芸の露店で買いました。


古河庭園の春のバラ祭り バラも凄いが人出も猛烈だった…


美しいのはバラばかりでもない

その時、春のバラが盛りだった古河庭園はあちこちに派手な大ぶりのバラが咲き乱れておりましたが、あまりの百花繚乱ぶりに食傷したのか、派手な赤だのピンクだののバラにはあまり心を惹かれなかったワタクシが、庭園内の店先に並んでいたバラの鉢の中で一目見て気に入ったのが、この明るいオレンジのバラ、マンダリーナ・コルダレーナでした。いきいきとしてフレッシュでコケティッシュでもあるイタリアのお嬢さん、て感じのバラでしょ?ふほほ。
ワタシが購入した鉢は莟が沢山ついていて、しかもオレンジだけじゃなくて白っぽい花も咲く2色の鉢だったので、ちょっと(かなり?)得した気分でした。


麗しのマンダリーナ



マンダリーナ・コルダレーナは春と秋の2回楽しめるらしいので、病気に気をつけつつ、毎年キレイに咲かせていこう、と思っています。

さてさて。これらのバラ以外にも、我がベランダのオールスターズは概ね今年も健在で、ピンクのカラーも優雅に咲いたし、クチナシも白い美しい花をいくつも咲かせ、馥郁と香っております。例年通り五月の連休に種を蒔いた朝顔も、元気に蔓を伸ばしている最中です。ただ、今年不調だったのはアジサイ。去年、あまりにもガンガンと沢山咲きすぎたせいなのか、今年は茎は何本も伸びているのに花は1つしか咲きませんでした。というか、ガクアジサイは、中央の小さなぽちぽちが全部花なので、それで数えたら1つだけってことでもないのだけど、それにしても、ここまで少なかったのは今年初です。もうこの鉢に植えて4年は経つと思われるので、そろそろ植え替えをして新しい土に入れ換えてやらねばって事なのかもしれませんわね。


紫陽花 今年はこれだけでオシマイだった


クチナシ 今年も大変によい香り


優雅なカラー


朝顔 日ごとにぐんぐんと成長中

ワタシのベランダの植物たちも、8割はすくすくと元気に花を咲かせ、葉を繁らせておりますが、中には元気でないものもちらほらあります。でも、まぁ、何しろ植物は不死鳥性を持っているので、根っこさえ元気ならば、時がくればしっかりと鮮やかに甦るだろうので、あまり心配はしていません。なんと言っても今年は1年ぶりにワタシのベランダの姫君、ムーラン・ジュビリーが甦ったので、この復活はまさにベランダー冥利に尽きる、とご満悦のkikiでございますのよ。ふほ。

コメント

  • 2015/06/22 (Mon) 00:45

    kikiさん

    Congratulations! ムーラン姫の復活ヨカッタヨカッタです。目に飛び込んできた姫のgorgeousなお姿はディズニーの「美女と野獣」の薔薇を連想しましたわ。

    本当に“うちの植物ちゃん”が身罷りそうになると気分も塞ぎがちになったり、思わぬ復活を遂げてくれると天にも昇るほど嬉しいってよくわかるな〜。「植物は不死鳥性を持っている…」よく読むとすごいシュール(笑)kikiさんの文章からは歓喜とほとばしる愛情を感じます。まさに“Sense of Wonder”ですね。

    マンダリーナ・コルダーナちゃんは、面白い色合いですね。このお花はだんだんと色が変化するのでしょうか?私、オレンジ色って好きなのですよ。ちょっと、そうこんな白やベージュがかった色とのコラボというか・・・。クチナシも真っ白でキレイ、カラーも元気そうで何よりです。写真も良く撮れてますね、Wonderful、腕上げました?いつも心を癒してくれるBeautifulなベランダ通信451・・・Thank you so much☆

  • 2015/06/22 (Mon) 21:49

    おっほっほ。
    ワタシったら、大抵の人にはどうでもいい事なのに喜び過ぎってもんでしょうね。でも昨年の後半から今年の2月初めまで、ほんとに不調で死にかけてたような感じでもあったので、今回の復活はひとしお嬉しい気分なのざますわ。

    マンダリーナ・コルダレーナは面白いバラですよね。黄色っぽいオレンジ色がメインぽいんですが、ワタシのはオフホワイトっぽい色のも咲きました。でもこの白い方は、巻きがきついのか開き切らないうちにヘタってくるんですわ。いろんな花がありますわね。

    写真の腕、上がったかしらん。むほほほほ。素直にお褒めの言葉を受け取って喜んでおきまする。

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