ワタシの好きな美魔女たち



今週半ばには桜も8分咲きになり、空の色も空気もしっかり春が来ているなぁと思う今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。
ワタシはといえば、ここのところ2週間ばかり非常に忙しくて何をする暇もなく、ブログの更新など全く論外という感じだったのだけど、どうにか一段落したので久々に一筆。
さて。
皆さん、「美魔女」というと、どういう人を思い浮かべるだろうか。マスコミの選定はとかく下世話な人選に偏る傾向があるような気がするが、ワタシのイメージする「美魔女」は年齢を超越した美女、および、美しくて魔女っぽいムードを持つ女性という2種類である。


本当の本物はそう何人も居ないのだけれど、ワタシとしては日本における究極の美魔女(年齢を超越した美女)として、岸恵子と岩下志麻を挙げたいと思う。
岸恵子は今年で84歳、岩下志麻は75歳になるが、若い頃から美人で、いまでも昔のイメージや姿と全く変わらず美人であり続けている、というのは、実にもうあっぱれの一言である。

この二人に共通しているのは、若い頃からスレンダーで無駄肉がないタイプである、ということと、整形など一切していないであろうこと(変にいじくると却って加齢とともに崩れてきて、彼女たちのような年齢になって昔と変わらぬ美貌を保つことは出来ないにちがいない)その皮膚の美しさ、張り、くっきりとした輪郭を保った弛みのない状態は実に驚嘆すべき不老ぶりであるが、基本的に痩せ型長身で、昔からずっと一定の体重をキープし、太った事がないので皮膚の弛みがないのかもしれない。元々、皮膚の質がいいのかもしれないし、たゆまぬ努力でマッサージを続け、もちろん素晴らしい基礎化粧品も使っているのだと思うけれども、その根底にあるのは強い「意志の力」だろうと思う。それは「美人の誇り」である。ずっと第一線の美人で生きてきたのに、少し歳を取ったぐらいで簡単に老けてたまるか、というプライドである。かてて加えて、70歳を超えて、20歳以上若い外見を保ち続ける原動力は、そもそも老けにくい体質であるという事に加えてマインドが若いということが重要な要素だと思う。脳が若いのである。だからずっと現役なのだ。現役でいることの緊張感が老いのつけこむ隙を与えないのだろう。



その上、この二人には「必死感」がない。上記のようなことを書くと、目の色を変えて必死に取り組んでいるように感じるかもしれないが、この二人からは余裕を感じる。気負わず自然にやっているのだろうと思う。二人とも肩に力が入っていない感じである。顔のマッサージや体のストレッチや食生活のケアは誰でもすることだし、彼女たちも女優として当然のように自然にこなしているのだろうが、「死に物狂いで若さをキープしている」という青筋を立てた雰囲気はないのである。二人とも自然体で爽やかなのだ。そこが凄いのである。
別に実年齢を超越して異様に若ければいいというわけでもないが、老けにくい体質なら、若いままで、とことん行かれるところまで行ってほしいと思う。彼女たちにはある種の「人間の可能性」を感じる。そのまま突き抜けていって欲しい。Go ahead make my day である。



岸恵子の若さについては、「パンとスープとネコ日和」の中で触れたので、ここでは繰り返さないけれども、80代前半だと思うと、その姿や顔、柔軟なものの考え方や、生涯現役を志向する生き方は本当に凄いと思う。骨や筋肉も衰えていないんだと思うけれど、歯も自前なのだろう。入れ歯になった人は「さしすせそ」の発音が不自然になるのでわかるのだが、セリフ回しの滑舌も全く変わっていないところを見ると、多分、入れ歯とは無縁なのだと思われる。CMの文句じゃないけれども、「花の命はけっこう長い」と感嘆せざるをえない。岸恵子といえば「パリのおばさま」であるが、イブ・シャンピと離婚してからは、パリと東京を行き来して、女優として活動してきた。


これで80代ですよ 人間というのはすごいものである

ワタシが思い浮かべる彼女の代表的な出演作は、小津の「早春」、市川崑の「おとうと」「黒い十人の女」「細雪」、豊田四郎の「雪国」、斎藤耕一の「約束」などが印象深い。ついでに一応「君の名は」も加えておきますかね…。
「約束」は役者デビュー間もないショーケンとの共演作。若いショーケンの魅力が強烈に光っていたが、岸恵子は若い男に想われても不思議ではない年上の女の役でぴったりだった。
市川崑に、ミスキャストだけど山本富士子の代役で頼む、と依頼されたという「細雪」の長女・鶴子役は、ミスキャストどころか非常にはまり役だったと思う。山本富士子であれば世間のイメージ通りの配役だったと思うが、あの「細雪」は岸恵子が鶴子を演じたことが作品の成功に一役買っていると思う。「早春」の奔放なOLも良かったし、「黒い十人の女」の愛人役も女盛りの艶を閃かせて素晴らしかった。



昨今は都内にお住まいのようで、パリに住む娘さん一家とは離れて暮らしているようだが、自分が生涯仕事を続けたいと思っているからには仕方がないことだ、と腹をくくっておられるようだ。83歳(今年、誕生日が来ると84歳)になって、女優として現役で、単身で暮らして、自分をきちんとマネージメントしている。そういう緊張感が岸恵子を「老婆」にしないのだろう。岸恵子は90代になってようやく世間一般の60代後半ぐらいに見えるようになるのだろうか。見届けたい。

年齢的に岸恵子を追う形で美魔女街道を悠然と歩んでいるのが岩下志麻である。
ワタシはこの岩下志麻という人がとても好きだ。猛烈な役柄が多いけれども、素顔は、ド近眼でおっとりしていて、運動音痴で、すごく可愛い人なんじゃないかと想像される。それと、この人は理数系に強く、外見から受ける印象通りに頭のいい人だ、という事も魅力である。女優にならなければ医者を目指していたかもしれなかったらしく、高校生の時になまじ主席だったために、順位を落とすまいと勉強しすぎて体を壊し、休学せざるをえなくなってしまったというエピソードがある。大学は成城大学に入ったが、女優として売れっ子になりすぎて通えなくなり、中退せざるをえなかったとか。何かの映画で、数学の教師役を演じた時、授業のシーンで黒板に書いた問題を、実際に全部解くことができたという。さすがである。数学が苦手なワタシは、こういうエピソードを聞くだけでも「ビバ!お志麻さん」な気分になる。



東京都中央区の生まれ。お志麻さんはパリパリの東京っ子である。父は新劇俳優の野々村潔。父の縁で、NHKのドラマにバイト感覚で出演したことから女優への道を進むことになり、岸恵子が結婚でフランスに去った後の松竹を担う看板女優になった。滑り込みで日本映画と松竹の黄金期に間に合ったわけである。
岸恵子と岩下志麻にはいくつか共通点がある。長身でスレンダーな体型、松竹育ちの女優であること、「雪国」の駒子を演じていること、着物も洋服も似合うこと、映画監督と結婚したこと(岸恵子は離婚)、娘が一人いること、そして、変わらぬ容姿を保ち続けていること、である。

「雪国」については、最近、岩下志麻の伝記「岩下志麻という人生」(立花珠樹著 共同通信社)を読んでいて、ああ、やっぱり!と思ったことがあった。それは、交通事故で急逝しなければ、お志麻さんの駒子に対する島村を演じることになっていたのは佐田啓二だった、ということである。きっとそうだったにちがいないと、ワタシは松竹版「雪国」の記事の中で書いたけれども、やはりそうだったようである。監督は無類の佐田啓二遣いの大庭秀雄である。キャスティングしないわけがないのだ。しかし、突如亡くなってしまったので島村役は木村 功に変更された。ワタシとしては佐田啓二で見たかったところではあるけれども、もちろん、木村 功も良かったと思う。木村 功は男から見た場合、こうした方が魅力的に見える、という視点でポイント、ポイントで有益なアドバイスをしてくれた、とお志麻さんは感謝していた。また、この伝記によると、佐田啓二はイメージ通りに紳士だったそうで、岩下志麻が19歳のときに共演作でキスシーンがあり、佐田啓二はお志麻さんに年齢を尋ねたあと、「それじゃ唇をつけちゃ可哀想だね」と言い、カメラに背を向ける形で、唇をつけずにキスシーンを済ませてくれたそうである。(佐田啓二なら唇をつけられてもいい思い出になったんじゃなかろうか、とも思うけれども…)


はなれ瞽女おりん 無垢な魂を持つ瞽女を演じて光っていた 映画自体も素晴らしかった

ワタシが岩下志麻というと思い浮かぶ作品は、「雪国」の他に、「五瓣の椿」「心中天網島」「影の車」「鬼畜」「はなれ瞽女おりん」「疑惑」などである。ご本人の自選10本(「古都」「秋刀魚の味」「五瓣の椿」「雪国」「心中天網島」「婉という女 」「はなれ瞽女おりん」「鬼畜」「鑓の権三」「極道の妻たち」)といくつかかぶるが、一番意外だったのは、お志麻さん本人があの「極道の妻たち」の姐さん役を気に入っておられる、ということである。ご本人が楽しんで演じておられて、何年も何本も続き、ヒットしたんだから、まぁ別にいいんだけど、当時、こんなのに出なくても…とも思ったし、お志麻さんのイメージがこれで固定されたら不本意だなぁ、とも思っていた。
まさか、ご本人が気に入っているとは思わなかったのだが、代表作の1つに自選するとはビックリだった。でも、そこがまたお志麻さんのいいところかもしれない。


ワタシ的にはフィルモグラフィとしてどんなもんざんしょうか…という気もするシリーズだが、ご本人がよければOKである

前出の伝記に、「鬼畜」の話が来た時、相手役が緒形拳だと聞いて俄然、出る気になったが、拳さんがあまり乗り気ではないというので、直接電話をかけて「やりましょうよ」とハッパをかけたというエピソードが楽しかった。緒形拳が受けなければ自分も降りようと思っていたという。結果、緒形拳の代表作にもなったし、お志麻さんの代表作にもなった。緒形拳も岩下志麻も出なかったとしたら、「鬼畜」はどういうキャスティングになっていたのだろうか。企画自体が流れただろうか。

TVドラマでは「さよならお竜さん」と、「早春スケッチブック」が印象に残っている。大河ドラマで「草燃える」というのもあったっけ。北条政子の役だった。「早春〜」の方はこの前、日映専で放映していたので時折懐かしく見たが、「さよならお竜さん」はなかなか再見する機会がない。確か、ある程度の年齢になっても処女なのでお竜さんと呼ばれているOLが恋愛を知り、人生の苦味も知る、というような連続ドラマだったと思うけれど、もう一度見てみたいドラマである。

お志麻さんは、新劇俳優の娘であるにもかかわらず、舞台には興味がないという。映画で育った女優なので、やはり最後も映画で締めくくりたいという気持ちが強いらしい。さもありなん。お志麻さんは自分が全力投球できる役と企画が来るのを待っているのだ。
しかし、日本というのは、そういう意味ではつまらない国で、女優は若くないと使えないという風潮がまだまだ残っている。若さの枠が20代から30代まで広がったけれども、40代以降、女優が主演でやっていくのはけっこう難しい状態であることは変わりないようだ。それでもお志麻さんは40代後半から50代後半にかけて「極妻」で主演を張っていたのだからさすがというべきかもしれないし、その年齢で、それなりに華のある主役を演じられたということで、お志麻さんは「極妻」を代表作の1つに挙げているのかもしれない。お志麻さんがフランスの女優だったら、彼女の容姿や雰囲気にふさわしい役がもっと巡ってきたはずである。60代後半から70代になっても、一律に「お婆さん」ではなく、女性としてロマンティックな役、年輪を経た女性にしか演じられないドラマティックな役がある筈なのに、日本ではなかなかそういう題材では映画が撮れない。映画というのはとにかく金がかかるので、岩下志麻のような大女優であっても、70代ともなると、なかなか主演で素晴らしい企画というのは出てこないし、あっても通らないのかもしれない。お志麻さんがフランスの女優じゃなくて残念だ、とつくづく思う。カトリーヌ・ドヌーヴなんてドッカリおばさんになってもけっこう主演映画を撮ってるというのに…。ドヌーヴよりずっと容姿を保っているお志麻さんが、あんなに存在感があり、しかも若々しく、瑞々しく、素晴らしい女優だというのに、ある程度以上の年齢になったら、なかなかこれという主演映画を撮ることができないというのは実に日本映画の状況は情けない限りである。日本だって、もっと大人文化になっていい筈である。
1ファンとして、お志麻さんが、彼女が願った通りの役で、映画女優としての最後の花を咲かせる日が来ることを切に祈ってやまない。妥協せずに輝いてほしいと思う。

さて。海外に目を向けると、昨今、ワタシが「おぉ、これはすごい」と感じた美魔女は、マデリーン・ストウである。
彼女を最初に見たのは、「12モンキーズ」だったか「バッド・ガールズ」だったか忘れたけれども、綺麗だな、ということだけは覚えていた。90年代半ばの話である。その後しばらく活動しなかったのか、お見かけしなくなっていたが、昨今は大ヒットドラマ「リベンジ」のビクトリア役で再ブレイクした感じである。


マデリーン・ストウ 50代の輝き

何年か前に、その「リベンジ」でノミネートされたのか、ゴールデン・グローブか何かの授賞式中継で姿を見て、おー!マデリーン・ストウ、久し振りに見たけど全然衰えてないねぇ。相変わらず美人だなぁと感心したのだが、その時はワタシはまだ「リベンジ」は見ていなかった。今年に入って、ビデオ・オンデマンドに無料でシーズン1〜3まで入ってきたので、なんとなく見始めたのだけど、波乱万丈のストーリー展開で、確かにこれは後を引くねぇ、ということと、マデリーン・ストウの美魔女っぷりを眺めるのが楽しみになってしまった。


見始めたら止まらない「リベンジ」

とにもかくにも「リベンジ」は、いっとき流行ったシドニー・シェルダン物のようなストーリー展開(シドニー・シェルダンではなく、「モンテクリスト伯」の現代版アレンジみたいなもののようだけど)に加えて、出演している女優たちが若いのから熟女まで、揃いも揃ってウェイビーなロングヘアに、ボディラインにピタピタと張り付いたノースリーブのワンピースまたはドレスで登場するのである。(あの衣装を着こなすのは大変だと思う。常に背筋をそらしてピーっと立ち、1ミリの贅肉も付けてはならないのだ。何しろ猛烈にボディコンシャスだから)復讐に燃えるヒロインを演じるエミリー・ヴァンキャンプは勿論よく似合っていたが、50代のマデリーン・ストウの美貌と存在感が若手の女優たちに引けを取らないどころか、時折は圧倒していたりするのがアッパレだった。


とにかく、常に衣装はこのパターン …大変だったと思う

このドラマの彼女はまさに「黒髪の美女」の典型で、「リベンジ」の大人気、大成功の理由の3〜4割はマデリーン・ストウの美貌と存在感と演技にあったと言っても過言ではないと思う。少なくとも、ワタシがついつい「リベンジ」を見てしまった理由の最たるものは、マデリーン・ストウの美魔女っぷりを堪能する、という事にあったのは間違いない。もう1つはユニセックスな魅力を振りまくIT長者のノーラン・ロスを演じるガブリエル・マンがなかなか良かったからである。
それにしても、アメリカにこの手の、本当の美魔女(整形妖怪とかではない本物の美女)が登場するとは思わなかった。日本人は大体、年齢よりは若いし、湿潤な気候から肌荒れもしにくいが、アメリカは乾燥がすごいので肌を綺麗に保つのは並大抵ではなさそうだし、年齢を経ると日焼けと乾燥でシワとかシミが強烈な人が多いというイメージである。(勿論、個人差はあるだろうけど、イメージとして)
マデリーン・ストウが50代になっても、30代の頃よりも美貌が輝いているのは、整形などしなかったからだろうし、「リベンジ」では、役柄的にゴージャスで、常に光り輝いて見えるように衣装も化粧もヘアスタイルも照明も計算し尽くされていたからでもあるだろうし、何より、実際は幸せな結婚生活を送っているから、というのもあるのかもしれない。


ゴージャスな黒髪の美女 それこそがマデリーン・ストウである

あの美貌なら男をとっかえひっかえして、カラフルな人生を歩んでいても不思議はないけれども、マデリーン・ストウは82年に結婚し、そのまま結婚生活を温和に継続しているようである。子供は二人いて、ご主人も俳優だがそんなにビッグネームではない。私生活は割に地味だけど幸せなのだろうな、という気がする。
「リベンジ」が強烈だったので、次にどういう仕事を選ぶかが注目されるけれども、マデリーン・ストウには暫くゴージャス路線で行って欲しい気がする。やはりドラマティックなサスペンスのヒロインがいいかもしれない。次回作が楽しみである。

さて。
最後に美しくて魔女のような雰囲気のある女性という意味での「美魔女」としては、やはりワタシはご贔屓のエヴァ・グリーンを挙げたいと思う。



エヴァについては「エヴァ・グリーンはever green」に一通り書いたので、そちらを読んでいただければと思うけれども、この人の持つ空気感は本当に独特である。彼女にしか演じられないジャンル、役柄というものを確立したと言っていいと思う。待ちに待った「Penny Dreadful」のシーズン2がやっとWOWOWで放映されるので、それも楽しみである。

というわけで、今回は、ワタシの大好きな美魔女たちについてあれこれと語ってみました。

コメント

  • 2016/04/03 (Sun) 21:14

    kikiさん、こんにちは。
    今日、日曜日は我が家の近くの芝公園から増上寺、そして日比谷公園まで花見がてら散歩致しました。
    霧雨がところどころ降ったりしましたが、今週末を逃すとゆっくり満開を見れないと思い。
    雨でもシートや折りたたみテーブルを持ち運び、宴会三昧の人々がいましたが、そういった感じを横目にさらっと。
    桜の木の下に美魔女が歩いてたら心奪われたりしたかもしれませんが、岸恵子やお志麻さんみたいな人は…いませんな、なかなか。苦笑

    昨年かな、美魔女的女優というかファムファタル的な魅力のエバ・グリーンをkikiさんが記事になさってたので、欧米ではこの三白眼の女優をお気に入りだと存じ上げてました。
    しかし、ここでマデリーン・ストウを持ってこられるとは。
    わたくしも彼女の変わらぬ色気というか魅惑的な芳香漂う女らしさ、老いぬ乙女の可愛らしさが好きです。
    あんまり主張しないところが知性も感じます。
    エバ・グリーンと同じ三白眼のシャーロット・ランプリングも私的には美魔女ですが(彼女も70か)は、こちらは若い頃の水蜜桃のような危ない魅力と線の細さ、戯曲サロメから抜け出したようなファムファタルな雰囲気が強すぎて、中年以降は美魔女というより、単なる目つきの悪いオバサンになってしまったかなと思う今日このごろ。

    日本女優美魔女だと、kikiさんの感性、良くわかる気が致します。
    メディア率が岸恵子やお志麻さんより高めの吉永小百合なんかも、もうおばあちゃんのお歳で周囲より若いんだろうけど、美魔女じゃないんですよね。母ちゃん役、やり過ぎるのは良くない。いや、山田洋次作品に出過ぎるのは良くない(?)
    うふふ。
    やはり、美魔女は知性が伴わないといけませんね。
    人情よりも。

    • sanctuary #V0sVL5lk
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  • 2016/04/04 (Mon) 08:40

    sanctuary さん
    天気が悪い中を花見散歩に行かれたんですね。
    sanctuaryさんは港区にお住まいですのねん。いいですね。
    ワタシはここ数年で家の近所はもとより、都内の桜はけっこうあちこち観に行ったので、今年は殊更どこかに観に行くという事はしませんでした。街を歩いていて自然に目に入る桜で十分かな、という気分です。

    エヴァ・グリーンはあまりお好きじゃないご様子ですね(笑)まぁ彼女については好みが分かれるところではあるでしょうね。三白眼系ね。確かに。シャーロット・ランプリングの系統ではあるんですよね。ランプリングさんは加齢に従って眼瞼下垂の傾向が出てきたんじゃないかという気がしますね。で、余計に目つきがね…。

    マデリーン・ストウ、いいですよね。彼女は声と話し方もしっとりしていて、それが「リベンジ」での役柄にも合っていたかなと思います。そう。ガンガン前に出て自己主張するような部分がないですよね、この人。程が良くて知性を感じます。

    日本では何と言っても「美魔女」系では岸恵子と岩下志麻の二人にとどめを刺すと思うんですよね。吉永小百合はただ単に好みじゃない、という事もあるのだけど、なんか子犬みたいな顔つきでね。日本人の大好きなぶりっ子系の元祖ですが、どうも…ね。
    美魔女には、クールな知性が欠かせない要素かな、と思いますわ。
    八千草薫は小百合と同じようなチャイルドウーマン系でも、好きな女優なんですが、さしもの八千草薫も最近やはりおばあさんになってきたな、と感じますね。多分、岸恵子とか同じ年ぐらいだと思うんだけど。そう考えるとやはり岸恵子はすごいなと思うんですよね。きっと岩下志麻も80代になった時に、岸恵子以上に不変の若さを保っているんじゃないかという気がしています。

  • 2016/04/04 (Mon) 10:11

    エヴァ・グリーンが嫌いなワケではないんです。
    彼女はあくまでも私的にはフォトジェニックな存在で、映像より静止画的な美しさと美魔女的な妖しさを持つ女性で、造形的には時代を超えた美がそこにある気が致します。
    ただし、あえていうなら名前が…。
    (これは彼女のイメージをより確信的に強くしてる)
    エヴァ・グリーン(ずーと・みどり)って、私の中では彼女のカラーイメージが深森の緑色なんですね。苦笑
    今回のフィギュアスケート世界大会の米代表グレイシー・ゴールド(ゆうがな・きん)選手も同じで、実際に金髪の美しい髪の持ち主。
    馬鹿らしい話なんですが、ネームイメージがそのまま彼女たちのイメージによりハクをつけている。良いも悪いも。
    米歌詞マドンナ(せいぼ)みたいに、あからさまに見た目と言動と、そして名前のギャップに開きがあると逆に面白いのですが、そのまんま東じゃなかった…そのまんまのイメージだとかえって印象に多様性がなくなる。
    エヴァ・グリーンを多様性のない演技だと言ってるワケではないのです。
    きっと本物の美魔女とは別で、本人は印象とは違う人柄なんでしょう。
    彼女が70,80になった時を見たい。
    美魔女の条件はやはり一旦刻まれたシワが70,80を過ぎて、脂っこい若い頃から中年時とは違う瑞々しい肌の滑らかさ、薄く柔らかな肌質がシワを押し出して形成される外見的な造形と、これまた若い頃の欲や幼い知性が熟成されて出来た内面的なものが奇跡的に合致して維持し続けた状態なんじゃないかな~って思うわけです。
    所作や生活習慣、食事や睡眠、基礎化粧品や運動、趣味や周囲の人々の影響ももちろん関係してくるでしょうけど。
    でも、これらの条件を努力して勝ち取るワケでもなく、性質的に自然と身につけた者が美魔女へとなって、三年に一歳、いや五年に一歳ぐらいの感覚で歳をとり、若々しくいられるのではないかと思います。
    あ、あと名前とイメージも、ね、重要かな~。苦笑
    いつも長文失礼。ついつい…。

    • sanctuary #V0sVL5lk
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    • 編集
  • 2016/04/04 (Mon) 19:57
    断然、志麻姉さんです

    kiki さんこんにちは.

    断然、岩下志麻さんです.
    書かれているすべての映画を観たわけではありませんが、ボクの一番は "はなれ瞽女おりん" だなぁ.
    テーマも暗く今の時代にはちょっとマッチしないんだけれど、今観ても彼女の魅力が溢れています.
    こういう人が本当の女優さんなんだなぁ、っていつも思っています.

    ちなみに海の向こうの人では ・・・・・・・

    ケイト・ブランシェット ですか (笑)

  • 2016/04/06 (Wed) 08:08

    sanctuary さん

    エヴァちゃんの名前が出来過ぎで引っかかる、ということなんですね。グレーシー・ゴールドの例えはわかりやすいですね。(笑)sanctuary さんも、何か色々と難しいこだわりをもっておられまするね。
    エヴァちゃんの名前は芸名とかではなくて本名なので、たまたまそういう名前だった、という事だと思います。ワタシはあまり気になりません。本名といえば岩下志麻も本名(結婚前の旧姓)ですが、いい名前ですよね。語呂もいいし、いかにもあの人の名前らしい感じで、命名者のセンスがいいな、と思います。
    余談ながら、エヴァちゃんは双子の片割れらしいんですが、ああいう女性が世の中にもう一人いる、というのは不思議な気がしますねぇ。雰囲気が異なったりするのかな。興味深い。ちなみにもう一人の方は女優になっていないようで一般人だから、どういう雰囲気の人なのか分かりません。

    そうそう、美魔女はその年齢を超越した若さを努力して勝ち取るわけではない、というところがミソです。
    さらーっとしていて、ゆっくりと年を取っている、という感じなのが真骨頂ですね。

  • 2016/04/06 (Wed) 08:11
    Re: 断然、志麻姉さんです

    la_belle_epoqueさん

    お志麻さん派ですね。いいですよねー、あの人。
    日本の男子はどちらかといえば、万人受けする無難なさゆり好きが多いような気がするんですが、お志麻さんが良い!という男性は目が高い、という印象を持っています。

    ケイト・ブランシェットねー。そうですね。彼女は時折モロに魔女っぽいですが(笑)

  • 2016/09/16 (Fri) 19:11
    No title

    KIKIさん

    初めまして。

    つい先日、こちらのブログにたどり着き、
    過去の記事まで遡って、興味深く一気に読ませていただきました。
    当方弱冠24になるヤマトオトコ(笑)です。


    どうしてもコメントをさせていただきたい気持ちになり、
    こちらに投稿を失礼させていただきます。


    一気にKIKIさんのブログを読み耽る中で、
    心底から私が共鳴したKIKIさんのお言葉が多数あったのですが、
    その中でも「ああ!そうなんですよ、そうなんですよ。」と、1人勝手に震える思いをして拝読したのが、およそ9年前に書かれた、ドヌーヴの「昼顔」についての記事の中にあった、
    「ワタシが密かに日本のドヌーヴだと思っている岩下志麻女史、、、」
    というものです。


    私の全く個人的な意見として、"女優としての美"の極致にいるのが岩下志麻とカトリーヌ・ドヌーヴです。
    (グレタ・ガルボについてはその美しさにおいて、上記の二人を凌駕するものだと思うのですが、個人的に私の中でガルボは"女優として"というフィールドから離れた所、または超越した所にいます。)


    志麻さんとドヌーヴの、その美貌と持ち合わせる雰囲気は言わずもがな、演技の振り幅や役のはまり方が、この二人には似通ったものがあると思っていて、ものによっては「実はとんでもない大根女優なのでは・・・」と不安にさせられながら、結局は全てチャラにしてしまう美貌によってやられ、、、。
    べつのものでは身震いする程に「さすが!!!」と、唸らせられる。
    スター俳優・女優は往々にしてそういうものだとは思いますが、内容や演技が吹き飛びかけても全く問題がないのは、この二人です。
    はい、顔が好みなんですね、簡単に言えば(^◇^;)笑


    ただKIKIさんの美魔女という定義から言うと、残念ながらやはりドヌーヴは除外されてしまいますね。笑
    KIKIさんのお言葉をお借りすれば、すっかり"ドッカリ"してしまったドヌーヴ。
    昔のインタビュー映像の仕草や話し方をみると、何故か自然と"カトリーヌ"と呼びたくなるのに、今は"ドヌーヴ"と言う名前が私の頭の中で完全に先行してしまうのは、そのドッカリ具合が起因しているのは間違いないと思います。笑
    その点志麻さんはまさに美魔女。変わらぬ美貌と雰囲気。
    なのに、KIKIさんが言及されている通り、日本とフランスではやはり土壌が違いますね。
    ドヌーヴはコンスタントに映画に出続け今でもよく話題になります。
    岩下志麻という女優を、ここ十数年全く活かすことができずにただ無駄にし続けてきたというだけで、日本映画界の罪は重いと思います。。。




    一人で熱くなって、長文を書き込んでしまい大変失礼しました。
    身近に私の岩下志麻愛とカトリーヌドヌーヴ愛を、受け止めて話をしてくれる人が一人もいないので、つい興奮してしまいました。


    この二人とは関係ない記事の中でも、夏目漱石の"こころ"に関する記事など、挙げればキリがないほど、共感する記事が多くありました。
    是非これからも楽しみにブログを拝見させていただきたいと思います。


    失礼します。




    • Petitom #4JTWmynY
    • URL
    • 編集
  • 2016/09/18 (Sun) 10:13
    Re: No title

    Petitom さん はじめまして。
    一気読みしていただいたんですね。けっこうな数の記事だったと思うんですが、ありがとうございます。
    それにしても、24歳で岩下志麻&カトリーヌ・ドヌーヴが好みとはお目が高いですね。一般的な日本の20代の男性だったら、もっとチョロンチョロンしたところ(身近で手頃なタイプ)に目がいくというか、お志麻さんやドヌーヴみたいな大人でクラス感のある美女の中の美女には興味が向かないんじゃないかと思いますが、ナイスですね。いいご趣味だと思いますが、同世代の人はそういうテイストじゃないから話が合う人は少ないでしょうね。

    >岩下志麻という女優を、ここ十数年全く活かすことができずにただ無駄にし続けてきたというだけで、日本映画界の罪は重いと思います。。。

    そうなんですよ。岩下志麻がフランス女優だったらここ15年ぐらいの間に、もっと代表作が生まれた筈です。日本のガキ向け文化では、大人の女優を主演で活かすことができないんですよね、残念ながら。子供向けなチャラチャラした企画ばかりがまかり通って。日本はそういう点で、もうちょっとヨーロッパ的な大人文化の方向に進化してほしいと思うんですけどね…。
    お志麻さんはあくまで映画にこだわっておられるけど、ドラマとかでもいいんじゃないかという気もするんですよね。NHKかWOWOWあたりで質の高いドラマが企画されたらそれに出てもいいんじゃないかと。ドラマの方が製作費的に可能性が高いですしね。そこから映画につなげていくという道もあるんじゃないかと思ったりするんですが…。そういうドラマの企画もでてこないようだと、日本は本当にダメだと思います。

    このブログは映画やドラマが中心ではありますが、読書感想やら旅行記やら、あれこれと入っています。昨今はテニス記事も混ざってきていますが(笑)、気が向いた時に、いろいろと読んでいただけると嬉しいです。また、いつでもコメントしてください。

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