うちの睡蓮が咲きまして

−および、続・めだか盛衰記−



昨夏、憧れのビオトープを実現させるべく、睡蓮鉢、睡蓮、メダカ、水草などを買い込んで、ベランダに設置したワタクシ。(「メダカ盛衰記」参照)あれこれあったもののメダカは朱色の楊貴妃が定着し、けっこう元気に泳ぎ回っているのだけど、肝心の睡蓮は泣かず飛ばずで昨シーズンは終了。今年もどうせ葉っぱだけだろうと思っていたら…
今年は見事に咲きましたのよ。うちの睡蓮姫が。おーっほっほっほっほっほぅ。やった〜!!


毎年ちゃんと花を咲かせる色々な鉢の中、我が家のベランダで不発なのは藤と睡蓮でした。藤は今年も咲きませんでしたが、睡蓮はついに咲きましたのよ。思いがけず。



1週間前ぐらいに、何やら睡蓮鉢の水面につんとした蕾のようなものが突き出ているのを発見したワタクシ。おお、これはもしや睡蓮の蕾では!と思って、しけじけと観察したら、間違いなく睡蓮の蕾でした。
これまで何か伸びてくると必ず葉っぱだった睡蓮ですが、このつど遂に花の蕾が現れましたのよ。
特に何もしていないのだけど、メダカのフンが栄養にでもなったのかどうか、一応、ベランダでは最も日当たりのいいところに置いてあるせいなのか、苦節1年(1年じゃ苦節とは言えないけれど)、ある朝、水やりにベランダに出たら、睡蓮姫がお目覚めになっておりました。
姫、ご機嫌麗しく祝着しごくに存じますぞよ。
いや〜、 生まれながらにお美しい。



昨年は、睡蓮鉢とは名ばかりで水草ばかりが繁茂していたワタシのビオトープですが、今年、遂に睡蓮が咲いて一応の形ができたかな、という感じです。
それにしても睡蓮て、本当に未明に開いて、夕方までにはつぼむんですね。面白いなぁ。けっこう時間をかけて徐々に開いて、午前中は全開でいて、午後になると徐々に閉じていくみたいです。
毎朝、新しく生まれるみたいでいいですねぇ。ふほほ。



その麗しい睡蓮姫のまわりを、二代目赤助を筆頭にメダカたちが気持ちよさそうに泳ぎ回っていて、この睡蓮鉢は我が家の小さな楽園て感じです。
メダカについても、ここでついでに盛衰記パート2として、昨年初代赤助が亡くなった後のことを記しておこうと思います。(初代赤助、転落死の顛末は「メダカ盛衰記」をご参照ください)

暫く、2代目赤助(メス)とヒメダカ(メス)と白蔵(オス)の3匹で小さい睡蓮鉢で泳がせていたのだけど、同じ朱色の楊貴妃のオスを買ってきて、2代目赤助と娶せることにし、ヒメダカと白蔵は小さい方の睡蓮鉢でつがいにすることにしました。

そんなわけで昨年の秋、まずは2代目赤助を大きな睡蓮鉢に移そうとして、水面をよくよく見たら、何か動くものがあるんですね。本当に極細の、体長も1cmに満たないような、例えれば、抜けた睫毛のような小さくてか細いメダカの稚魚が3匹ほど、知らぬ間に孵化して、ろくに餌も与えていないのに体長6mm程度まで育っていたのでした。



これは、最初に通販で仕入れて、すぐに大量に死んでしまったメダカたちが残した置き土産だろうと思われます。我が家に来て、ごく短い間に産卵し、親は死に絶えたけれども、もっとたくさん生まれたのであろう卵から孵って、無事に稚魚になるまで育ったものが、3匹程度いたらしいんですね。
これには本当に驚きました。赤助にオスを娶せる前なので赤助の子供でないことは確かです。
ほぼ全滅した最初の20匹のどれかが、あんな短期間に卵を産んでいたなんて思いもしなかったし、ましてや稚魚が居ようなどとは全く考えもしませんでした。だから本当に、本来持っている生命力だけで生き残った3匹の稚魚だったわけです。
6mm程度まで育っていると、もう大人に食べられることもないので、稚魚たちは、赤助と、新たに買ってきた赤助の夫も共に、大きな睡蓮鉢で住まわせることにしました。
当初は何色だかわからなかった稚魚ですが、だんだん育ってくるにつれて、偶然ながら楊貴妃の稚魚であることがわかり、大きな睡蓮鉢は期せずして楊貴妃だけの鉢になりました。
3匹のサバイバーの稚魚たちは、冬を迎える頃には1cmを少し超すぐらいのサイズになり、この冬があまり寒くなかったこともあってか、無事に越冬して春を迎えました。春から夏にかけてぐんぐん育ち、もういっちょまえの大人のサイズ(赤助とその夫に比べるといくぶん小さい程度)になってきました。


あんなに小さかったのに、今や体長も2cmを超え、ほぼ一丁前の大人に

睡蓮鉢は上から見るしかないので、子供たちがオスかメスかヒレの形が見えず判別がつかないのですが、3匹のうち2匹はほんの小さな頃から仲が良く、何かといえば2匹でじゃれあっているのだけど、1匹だけいつもぽつんと離れている子供がいて、こんな小さな魚にも相性があるというのは不思議だなぁ、と毎度思います。1匹だけはぐれている感じのチビは、3匹の中で一番体が小さく、食も細いようなので少し心配ではあるのですが、なんとか生き延びていってほしいものだと思います。そして、そのうち生まれるだろう新たな稚魚が育ったら、その中から相性のいい伴侶をみつけてもらいたいものです。

赤助と娶せたオスは幸いなことに波長があったみたいで、赤助と仲良く並んで泳ぎ、何かあるとじゃれあって夫婦善哉で結構なのだけど、ヒメダカと白蔵は一向に仲良くならず、互いに水草を挟んで他人の関係を続けた果てに、今年の4月ごろ、白メダカの白蔵は病気に罹ったか、みるみる弱って細り果て、亡くなってしまいました。嫁のヒメダカの方は白蔵の倍ぐらいに太って元気一杯。すごいノミの夫婦って感じでしたが、白蔵はメスに餌を全部取られて餓死したのかなぁ、などと思いつつも、肥満したヒメダカはもう独り身を通させることにしました。また亭主を餓死か病気に追い込んでも不幸だしね(笑)

多分、サバイバーな3匹のチビたちもオスメスが混在しているだろうので、赤助夫婦とチビたちのどれかがこの夏に何度か産卵して、そこから孵化するものも出てくるのでしょう。ワタシはわざわざ卵を見つけて選り分けて別の環境に移すなどという過保護なことはせずに、自然に任せておこうと思っています。
メダカはお腹がすくと、自分が産んだ卵でも食べてしまうらしいですが、何しろ、知らなかったとはいえ、ほったらかして何もしてやらなかったのに立派に卵から孵って生き延びた3匹の稚魚を見たからには、生き残るものは残ればいいし、残れないものはそれまで、ということでいいのだ、と思っています。
今のところ、卵は産んでいるのか、無事に育っているものがありそうか、さっぱり分からないのですが、ある朝、餌やりに行ったら、何か抜けた睫毛のような小さなものが泳いでいるのを発見するかもしれない、というのは、予期せぬ喜びという感じで、ワクワクします。



今年、予期せず睡蓮が咲いたように、秋になったら、いつしか赤助たちの卵が孵って小さな小さな稚魚がチロチロ泳いでいるかもしれません。睡蓮鉢の栄枯盛衰に限らず、ベランダに出ると、花のシーズンには、毎朝、どの花が咲いたか、次はどれが咲きそうか、チェックするのが楽しみです。藤も今年は思い切って剪定して、来年こそは開花させようと思います。

ふっほっほ。 これだから、ベランダーはやめられません。

コメント

  • 2016/07/11 (Mon) 22:46
    No title

    Hi! kikiさん

    ヒャッホー!いや〜お見事。とっても美しい睡蓮姫さまですね。写真も素敵。どれもコントラストが高くて綺麗。すっごく良いです☆kikiさんちの睡蓮鉢どうなってるか気がかりだったので嬉しいお知らせでした。睡蓮とメダカの図(風情がありまするね)を見てると「おやゆび姫」を連想してしまいました。葉っぱの上のどこかにおやゆび姫が隠れているような(笑)

    メダカさんのお話もまた面白いです。昔。。。20年くらい前ハムスターを貰って飼い始めた2、3日後の朝起きてみてびっくり。子供が生まれていたんです。だから、寒さよけにとケージに掛けたタオルの繊維をせわしく引っ張り出しては巣作りしてたのね、と納得したことがありました。あ〜今の私には生き物のお世話はとてもできませんわ。

    うちのベランダは今カサブランカが真っ盛り。今年は11輪咲いてます。うち2輪は去年の球根からですが、ちょっと小さくて雄しべの色が通常より薄いです。6月の最後の週は、ピンク色が可憐なマルコポーロが咲きました。もうそろそろプルメリアの花が咲き始める頃です。

    では、kikiさんちのめだかさんたちの弥栄をお祈りしています!!(笑)

    • ジェーン #io8unDfk
    • URL
    • 編集
  • 2016/07/12 (Tue) 23:52
    Re: No title

    ジェーンさん ありがとうございまする。
    睡蓮は3日で終わってしまうので、今は花がないですが、秋までの間にまた何度か
    花芽が伸びてきて、睡蓮姫が目を覚ますのではないかと思われます。ふほほ。

    昔はハムスターとか飼っていたんですね。それなりに手がかかりそうですね。そうでもないかな。ワタシは犬とか猫とか飼いたいとは思わないし、鳥もちょっと…だし、魚も面倒なのは嫌だけど、めだかは手がかからないので、どうにかやっているんだと思います。知らないうちに卵を産んで、孵化して子供が育ってたりするしね(笑)夏から秋にかけて稚魚が湧いてくるかどうか、ちょっと楽しみです。

    おー。カサブランカですか。ゴージャスですね。いい香りが濃厚に漂っていそうです。ワタシはここ数年さぼって大輪の百合の球根は買ってきてないんですが、2年前に植えたオレンジの小ぶりな百合が、何も世話しないのに、土の中に埋めっぱなしで毎年ちゃんと咲くので、暫くそれでいいかな、と思っています。
    まずは来年、藤を咲かせなければ!

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