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宴のあとの雑感

−4×100mリレー銀メダル〜閉会式 東京で会いましょう−



オリンピックが終わってしまって、なんだか淋しいですねぇ。(まぁ、パラリンピックはまだこれからですけれども…)それにしても、今回ほど熱心に観戦した五輪もなかったように思います。それまではアテネ五輪がワタシの燃え上り度No.1五輪だったのだけど、リオはアテネを上回りましたわ。このワタシが、五輪期間中は映画も海外ドラマも全然見てなかったですものね。それどころじゃなくて(笑)
またもオリンピック記事ですみませんが、これにて五輪関係の締めくくり。

今回はまた、ラスト間近に陸上短距離で日本チームに目を瞠るような花火が打ち上がりましたね。長距離ならともかく、短距離というのは本当に快挙。しかも、ボルトの最後の五輪の最後のレースで、アンカーのケンブリッジがボルトの隣を走るなんてねぇ。出来過ぎ。4×100mリレーの4人の若者たちが見事に有終の美を飾ってくれたこともありますが(走りも良かったけど、登場の時の侍ポーズも良かったよ。ナイスアイディア!)、リオ五輪を見ている間ほど、日本人であることを誇りに思ったことはなかったかもしれません。(ワタシも単純だなぁ…)でもそれが、率直な偽らざる感想です。



ワタシ、日本人であることが誇らしかったですわ。卑下もしないけど、そうそう誇らしくも感じた事はない事柄なれども、この五輪の期間中は、日々そういう気持ちが大きくなっていきました。今回の日本選手団、本当によく頑張られましたわね。実にもう、赫赫たる成果を挙げられました。薬にも頼らず。アメニモマケズ。あっぱれ!
他のスポーツ大国と比べて、さほど潤沢に予算があるわけでもなく、体格的にも小さく、恵まれた環境というわけでもない競技も多い中、金12 銀8 銅21は本当に立派という以外にない結果ですわね。
おまけに、今回はドラマがテンコ盛り。

勢いのある萩野の金とベテラン金藤の涙の金の光る競泳に始まって、体操の悲願の団体優勝、内村とオレグさんの名勝負伝説が生まれた個人総合、柔道男子の全階級でのメダル獲得、ラグビーの頑張り、卓球の活躍(殊に男子は水谷の獅子奮迅の大活躍めでたし)、バドミントンの隆盛、テニスの盛り上がり(コリコリ、デルポ、おめでとう!)、女子レスリングでは、4連覇をかけた2人の女王、伊調馨と吉田沙保里のくっきりとした明暗(伊調馨、麗子像にも似ているが、まさに侍って顔つきでシビレた)と、若手の台頭。


伊調馨 …カッコいいねぇ ぜひ伊調先生に国民栄誉賞を!ついでに野村忠宏にも

男子レスリングだって今回は気合入ってました。57kg級の樋口黎選手なんか、無理やり銀メダルにさせられちゃった観もある無念な銀だったけれど、東京で金の方がより輝くよ。期待してます。
また、シンクロが、ナニワのおばちゃん井村コーチの鬼のしごきに耐えて、メダル種目に復帰したり、これまでメダルなんか獲った事もなかったカヌー(カナディアンシングル)で羽根田選手が銅メダルを獲得したのはサプライズでした。競歩もちょっとゴタついたけど銅メダル確定で良かったよかった。いつの間にか強い競技が増えたのも素晴らしや。そして、ラストを締めくくったのは4×100mリレーの銀メダル。日本人が短距離種目で世界と勝負できる日が来るなんてねぇ…。これがまた個人種目じゃなく、リレーってのがいかにも日本人的。決め手はチームワークとバトンの技術なんて、もういかにも、あまりにも日本的。この種目ではなぜか昔から奮闘できた理由もわかる気がしますわね。ともあれ、素晴らしい瞬間でした。陸上のトラック競技の銀メダルは重みと価値が違いますわね。そうそう日本人が獲れる種目じゃないんだもの。輝かしかったわ。4年後には4人のうち2人ぐらいが9秒台の選手になったら、ひときわ輝く金メダルは間違いなしかも、ですわね。


これが寿がずにいらりょうか

こんなにもいつも以上に頑張った上に、日本には選手村の外で問題を起こすような輩は一人も居らず(ライアン・ロクテみたいな勘違い野郎は、いかにもアメリカって感じでもありますが…)、そういう面でも、日本人はそんな事しない、というのは共通認識であり、日本人は基本的に日本人を信頼してるのだよね、と改めて思ったりしたざます。

で、閉会式の日本のパフォーマンスは椎名林檎が音楽監督、MIKIKOが演出と振付を担当したということですが、あのビデオ部分は某大手広告代理店の制作なんでしょね、きっと。ビデオはスピーディかつスリリングに東京のランドマークと得意競技がコラボしていて、とてもよく出来ていたけど、ワタシ的にはアニメやゲームやサンリオのキャラは要らなかったわ。全然要らないわ。でも全世界的にポケモンGOが大ヒットしているご時世を踏まえれば、その手のサブカル系キャラをガンガン登場させて、いわゆる「Cool Japan」(苦)とかいう方向に持っていかないわけにはいかぬのでしょうね。…やんぬるかな。


「君が代」と日の丸の演出は非常に良かったと思う

安倍マリオについてはねぇ…。なんと申しましょうか。赤いキャスケットを被って土管の中から登場した安倍マリオは、マリオというより、毛沢東みたいにしか見えなかったですわ。奇想天外な登場までをビデオで見せておいて、ちょろっと現場に現れるという演出手法自体は、ロンドン五輪の時に英国女王の登場シーンで、もう使われているわけで目新しくもなんともないしね…。ワタシにはなんだかなぁ…としか思えなかった安倍マリオですが、海外では、案外好意的に受け止められたようなので、まぁ、よしとしておきますか(笑)



日本のパフォーマンスは、ワタシ的には「君が代」と、会場にだんだん日の丸が現れてきて、それが東日本大震災への世界中からの支援へのお礼になり、そして東京のPVに繋がるあたりがナイスでした。この閉会式の「君が代」は作曲家の三宅純氏がアレンジを手がけたそうですが、映画「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」の主題歌「謡」(川井憲次)にとても印象が近いなと感じましたわ。セグウェイに乗ってスルスルと移動する白いロボットのような少女たちも、どことなく攻殻機動隊チックだったような…(笑)



でも、「君が代」のアレンジは非常にナイスでしたねぇ。これまでに聞いた「君が代」の中でも出色の出来でした。
リオ五輪から使われた音源では、表彰式で流れる「君が代」のテンポが少しゆっくり過ぎるという説もあるようだけれど、ワタシはあのぐらいのテンポの方が厳かでよろしくてじゃないかしら、と思いましたわ。閉会式の「君が代」もかなりゆったりとしたテンポで、だから余計にあのコーラスが映えたのだろうし。万葉歌のようなムードと、あのテンポがよく合ってました。素晴らしかったざます。「君が代」は歌詞の内容も、天皇の御代が、小さな石がやがて大きな巌となり、さらには苔が生えるまで幾千年も続くことを願う、という穏やかで悠揚迫らざるものだから、ゆったりとしたテンポが合うのだと思います。楽曲的にも、世界の国歌の中でもかなり上の部に属するものであろうと思います。歌詞の内容的にも英国の「God save the Queen」と双璧の名曲じゃないかしらん。右とか左とか関係なく、「君が代」を聴くと何やら胸に疼くものを感じてしまうのは、日本人の血なんでしょうね。理屈ぬきに、じんわりと沁み入るんですのよね。

日本のパフォーマンスは、途中の部分はちょっと脇へ置いておいて、東京五輪エンブレムから「See you in Tokyo !」のメッセージが出るクライマックスなども非常に良かったですね。
そうそう、そうなのよ。まさに東京って、富士山が見えて、東京タワーがそびえる(ついでにスカイツリーもそびえている)、とても夜景の綺麗な街なのよ。ワタシがいつも実感している東京がよく現されていたざます。ナイスでした。

4年後はこれをもっと発展させるのか、少し異なる方向性を持たせるのか、いずれにしても開会式も閉会式も、割に見せるものを作ってくれそうで、ちょっと安心。

とにもかくにも、リオ五輪があまりにも忘れがたい五輪になったので、東京にも期待しないわけにはいかない感じになりましたわね。何か子供の頃以来久々に、「わぁ、オリンピックって楽しいな」という気分になりましたわ。ほんと、こんな感覚は久しぶりでした。

東京五輪反対派だったkiki、ちっと転向しちゃったの巻。
これは政府の政策に乗せられたからでも何でもなく、選手たちの活躍にシンプルに感動したからなんですわね。リオでの彼らのまばゆいほどの大活躍がなかったら、「冗談じゃないわよ東京で五輪なんて。危惧した通りのご難続きだし、おかげで東京湾の花火も暫くなくなっちゃうじゃないのよ!」などと思いっぱなしだったことでしょう。

いずれにしても、4年後がやっぱり楽しみになってきました。無駄な経費はガンガン削ってスマートに、でも、必要なところにはきちんと予算を配分して、誰の心にも「素晴らしかった!」と深く刻まれるような五輪になりますように。

ここのところ、先行きが明るいという印象がない(全般に明るい未来を描けない感じの)日本だった気がするのだけど、数年先に人々が夢見る何かがある、というのは、確かに悪くない事なのかもですね。

コメント

  • 2016/08/25 (Thu) 22:42

    kikiさん、こんばんは。
    わたくしもすっかり五輪燃え尽き症候群です。
    あっという間の17日間でした。
    閉会式を観ながらもう全競技終わったんだ…と少し悲しい気持ちに。
    しかし、この度のニッポンは萩野が早々と金を獲ったおかげで上手くメダルリレーが繋がったように思います。
    今まで日本は前半の競技でなかなかメダル獲れずにメダル獲得が単発でしたが、開幕2日目ぐらいで金が獲れたのが後続する異なる競技にてリズミカルにメダル獲得へ向かわせたのだと思います。
    いろんなジャンルで日本人が活躍するのを観て、わたくしもkikiさんと同じくこの17日間はナショナリズム感がグッと熱く込み上げる週間でした。
    伊さんはやはり国民栄誉賞授与の方向のようですね。その前に野村忠宏に獲らせるべきだと思うが…。
    個人的には柔道と100mリレー、水泳、カヌー、バドミントンなどが興奮しました。
    逆にフェンシングやマラソンなどは肩透かしを喰らった気分でした。まあ、前大会や過去が成績良くても、毎回良い結果が出るワケではないが。
    開催国ブラジルはお国スポーツであるサッカーで金獲ったし、あれはあれで良かった良かった。
    次回の五輪の闘いはすでに始まってますね。20歳になったばかりの白井(体操)くんも次は24歳。今、中学生の人々も加え、トウキョー五輪はどんな大会になるのでしょう。
    わたくしはこの老朽化した東京の街を何かのキッカケでリペアしビルドアップしてくれるなら東京五輪もありかなと思っておりましたし、小学生の頃から愛読書がギネスブックだったわたくしは「記録」という意味でドラマと美と国の威信を競い合う最高の舞台のひとつオリンピックは毎回できるだけ注目し、ただ日本人のみならず様々な国々のエピソードなどを含め、隅々まで鑑賞するのが好きでしたから、これから4年間楽しみが出来て嬉しいです。
    日本の「見せ方」「おもてなし」がどんなセンスで誰が手がけるか、わたくしもちょっとはそこに加担出来たら?そう願っております。

    • Sanctuary #V0sVL5lk
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  • 2016/08/27 (Sat) 12:36

    Sanctuaryさん
    五輪燃え尽き症候群ですよねぇ。いや〜、何か夢のような17日間でしたわ。
    今回の五輪は、日本勢はアテネの時と同じようなノリだったと思います。まず水泳で金を取り、柔道で金を取り、という感じで全体に勢いが乗ってくるんですね。体操もがんばったし。前半、中盤、後半と途切れ目なく何かしらで盛り上がっていたので、バランスも良かったですわね。日本の選手だけじゃなくて、海外の選手も見ていると面白いし。

    伊調先生は国民栄誉賞をもらうべきでしょう。ついでと言っちゃなんですが、軽量級とはいえ柔道で三連覇もただごとならない業績なんだから、野村忠宏七段にも是非、栄誉賞をあげてほしいです。遅ればせだけど、W受賞ってことにはならぬのかしらね。
    どうもこの国民栄誉賞というのは選考の経緯が曖昧でしっくりこないところはあるのだけど。

    ブラジルもサッカーで最終的には金メダル獲れて良かったけど、最初は一体どうしたんだこりゃ!って感じでした。ネイマールも批判にさらされて辛かったっぽいですね。まぁ、最終的にはいい形で締めくくれて何よりざんした。

    東京は老朽化してますかね。ワタシはあまりそんなイメージもないんだけど、どこの都市でもこんなもんでは? でも、インフラなんかは最先端でバッチリとした設備をして、建物や町並みは古くてもよいものはなるべく残す、というのが理想形かなと思います。なんでもかんでもツルピカに新しければいいってもんでもないですしね(笑)

  • 2016/09/01 (Thu) 23:33

    続けざまのコメントですm(_ _)m

    東京五輪。
    どっちでもいい派だったわたしでしたが、なんだか良いじゃない?と思えてきました、わたしも♪
    せっかくだもの、ボランティアか何かで参加して、死ぬまで語れる思い出作りをしたいな、などど思いはじめました。
    素晴らしいニッポンを、みんな知ってちょうだいよ、と前向きな気持ちになってきました。
    難しいとは思うけど、日本、一丸となって良さをアピールできたらいいですね。いい奴も悪い奴も、1つになれたら素晴らしいことだと思います。

    胸が膨らんだところでリオを振り返りますと、まずカヌー。選手もさることながら、あの競技の施設は人口ですよね。あんなにどーどーと水を絶えず流して、いったいどうやって作ったんだろう?水の量、ハンパなくない⁈と、作る技術を凄いと思いました。
    それからリレー♪やったね♪
    各国の登場シーン。4人揃ってキメポーズで、チームワーク見せる国と、意味も無く素通りしちゃう国と、色々でしたね。観てる方としては、やったるアピールしてもらった方が盛り上がりませんでしたか?
    サラーっと通り過ぎちゃうと、オイオイオイ。一芸欲しがっちゃいました。
    そこは競技じゃないけれど。煽られて盛り上がったのは確かです。
    それから、トラックの1万メートルなどの中距離?(素人には十分長距離(>_<))
    もう何周も回ったというのに、ラストの鐘聞くやいなや、たった今走り出したかのようなペースに!どうしてあんなに力を振り絞れるのか、細い体の不思議を思いました。
    それでも差が付くのは、持ってる心臓の強さなのか、なんなのか、、、人体の不思議です。
    サッカーもブラジルが優勝して良かったと思ったし、、、
    吉田沙保里は、悔しかったろうなと。
    マットに伏せて起き上がれない吉田沙保里の皮膚の白さに、無念が滲んで見えました。

    kikiさんの仰るように、真剣な人々のいろんなドラマを観せてもらえた五輪でした。

    毛沢東。笑




  • 2016/09/03 (Sat) 11:42

    edyさん こちらにもありがとうございます。
    ねー。なんとなく東京五輪なんてやめてよ、まったくもう!とか思ってたんだけど、あんなに選手たちのモチベーションに影響してるのに反対するというのはナシだわな、という気分になりますよね。リオでの選手たちの頑張りが、五輪反対派をもなびかせるというわけで、スポーツの力は偉大ですわ。

    そうそう。あのカヌーの人工的な施設は、なかなか大変ですよね。あれだけでもかなりお金がかかりそう(笑)

    リレーは頑張りましたよねぇ、ほんと。4年後には9秒台が何人いるかな。日本チーム。1走の慶應ボーイは9秒台出しそうな気がしてるんですけどね。頑張れ!

    吉田沙保里は東京五輪まで現役続行らしいですが、どうしても東京で勝って有終の美を飾ろう!という事でモチベーションが湧いたんでしょうね。吉と出るか凶と出るかわかりませんが、目標が定まったのはよかったかもですね。

    リオでこんなに盛り上がったんだから、東京なんかどれだけ盛り上がるか分かりませんわね。何か面白いボランティア活動があれば、これは参加するべし!ですわね。ただ、問題は7月後半から8月にかけての東京の暑さです。冷夏にでもなればいいけど、通常どおりの暑い夏だったら、選手も見物客も熱中症で病院送り続出でしょうね。マラソンは夜、夜景の綺麗なところを走ることにすべきだろうと思います。日中なんて、マジで人死にが出るわ(笑)

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